歌手 手島章斗

等身大の自分の想いを大切にする。

歌手 手島 章斗 (てしま あきと)

■プロフィール
「avex audition MAX 2013」(1万6766⼈応募)のアーティスト部⾨でグランプリ受賞し、SOLIDEMOのメンバーとしてメジャーデビュー。同年に「第56回輝く!⽇本レコード⼤賞」新⼈賞を受賞。2022年SOLIDEMOの活動が終了し、本格的にソロアーティストとしての活動を開始。OHK岡山放送にて、冠番組「えっ!?ボクがプロデューサーですか?(仮)」を担当。ミュージカルや、舞台にも出演するなど、タレントに俳優にアーティストにとマルチに活動中。

「avex aution MAX 2013」にてグランプリを受賞し、2014年に男性ボーカルグループ「SOLIDEMO」のメンバーとしてデビューし、2014年12月に「第56回 輝く!日本レコード大賞」新人賞を受賞。人気漫画「マギ」初のミュージカル『ミュージカル「マギ」迷宮組曲』、『ワールドトリガー the Stage B級ランク戦開始編』へ出演するなど、アーティストだけでなく俳優、タレントとしても幅広く活躍中の手島章斗さん。歌手としてだけではなく、俳優や地元広島県の尾道観光大使を務めるなどマルチに活躍している。今回は、ご自身のこれまでの軌跡から、2024年1月24日リリースの初のフルアルバム『Life-size』や1月13日からスタートする全国ツアー「Are you ready?!」などについてお伺いした。

■学生時代にアーティストを志すことを決意

アーティストに憧れを持ったのは、中学2〜3年生ごろです。それ以前は、いとこの影響で始めたサッカーに熱中していました。当時はSNSも全くない時代で、なおかつ広島県の尾道に住んでいたので、アーティストはテレビの中の世界という印象でした。そんな中、中学2年生の時に広島県でEXILEさんのコンサートが行われたんです。そのコンサートでアーティストや歌手としてのカッコ良さに触れたことがきっかけで、「自分も音楽・歌手の道に進もう!」と志すようになりましたね。

■発展途上でも一生懸命にやれば評価をしてくれる

高校を卒業した後、歌手を目指すために大阪に引っ越しをしました。その際にavexのアカデミーでレッスンを受けていたのですが、そこに「avex audition MAX 2013」のポスターが貼ってあったんです。たまたまそれを見かけて「受けてみよう」とオーディションに臨んだところ、アーティスト部門でグランプリを受賞することができました。
当時、自分は音楽活動を始めて半年ほどの状態でしたし、周りの方と比べても上手いとは言えなかったと思います。それでも、審査員の方々からは将来性や可能性を感じたからとおっしゃっていただきました。今思えば、荒削りの状態でも一生懸命に歌っていたことを評価してもらえたのかもと思います。

■グループからソロへ 苦悩と喜び

ソロでの活動を始める2022年以前は、「SOLIDEMO」というグループで活動していました。グループでの活動は、嬉しかったことや苦しかったことを仲間と分かち合えますし、一つの目標に対してメンバーみんなで目指せることがとても楽しかったです。
一方、ソロ活動では、「感情」や「経験」をメンバーと分かち合うことはできません。ただ、今回のアルバムに関しては、作詞、作曲を自分一人で行ったので、自分の感情や思いをそのまま等身大で表現できます。表現した想いをお客様と、より色濃く共有してライブを作り上げていけるのは、ソロならではの喜びだと思います。

■楽しむこと、そして余白を持ち続けること

歌手活動を続ける上で、大事にしているのは「楽しむこと」です。歌手はエンタメを通して楽しさを伝える仕事なので、届ける側の人間が楽しんでいなければ伝わらないと思います。どんなときでも「楽しむこと」を忘れないよう、心がけて臨んでいます。
加えて、常に「疑問」を持ち続けるようにしています。歌手として「完成されたもの」を目指してはいるのですが、裏を返せば、完成するとそれ以上の成長がなくなるし、考え方が凝り固まってしまう。そうならないためには、いろんなことに疑問を持ち続けて、新しい知識を吸収できるよう「余白」を持つようにしています。「完成」を目指すけど「完成」はしないようにする。バランスが難しいですが、そのスタンスを心掛けていきたいです。

■等身大の自分を作品にした新アルバム『Life-size』

今回のアルバム『Life-size』は全10曲の作詞作曲を僕自身が担当しました。初めての試みなので、無理に背伸びせずに等身大の自分を作品にしようと思い、『Life-size』というタイトルをつけました。すべての曲が自分の感情や考え方が詰まった作品にはなりますが、その中でもリード曲の「Just Smile」は、過去の自分と未来の理想の自分が描いた作品になっています。
「金木犀」という曲は「ルーツ」がテーマとなっているのですが、このタイトルは実家の庭に生えていた金木犀が元となっているんです。小さい頃から身近にあった植物で、ある意味、手島家の原点とも言える存在です。この金木犀が咲く時期になると自分のルーツである実家を思い出すので、「ルーツを忘れない」=「初心を忘れない」ということを重ねて「金木犀」と名付けました。
実は今回のアルバムの作詞作曲は2020年のコロナ禍からスタートしています。ライブなどもできない中で、試しに曲を作ってみようと思ったことがきっかけです。コロナ禍から作詞をしたり、舞台に出演する合間や移動の時間に作曲を続けた曲もありました。ここ数年間の楽しさや辛さといったものが詰まったアルバムなので、特別な思いがありますね。

■初のホールライブ開催を含んだ全国ツアー「Are you ready?!」

1月13日からスタートするツアーは、ソロになってから初のツアーです。その中で全て作詞作曲をしたアルバムを引っ提げて周れるのは本当に楽しみです。コロナ禍でできなかったファンのみなさんとの交流も楽しみながら、ライブをできたらなと思います。
やはりライブでは曲を聞いてほしいのはもちろんですが、みなさんと一緒にライブを作っていきたいなと考えています。僕の想いとみなさんの想いが重なったとき、さらに曲が進化する。だから、ライブ会場ではファンの方々とのキャッチボールができたらと思っています。
今年度はファンクラブの立ち上げ、舞台出演、作詞作曲など挑戦に溢れた年でしたが、そのなかでも今回のツアーは今年度最後の最大の挑戦です。ファイナル公演は神田スクエアホールです。ホールライブはソロとして初めての挑戦なので、ぜひ、多くの方に見届けてほしいと思います。

■挑戦を繰り返し、いつか武道館で

今後はこれまで挑戦してきたことのブラッシュアップをしていきたいです。作詞作曲や舞台出演はもちろん、次の挑戦に繋げていければなと考えています。最終的には武道館でのライブを目標に頑張りたいです。

■遊びも勉強も全力で挑戦!必ずヒントやキッカケが見つかる

大学時代は、人生で一番自由が多い時期だと思います。明確な夢や目標がある人は恐れず一歩踏み出して突き進んでほしいですね。夢や目標に向かっての努力や時間は叶わなかったとしても、その時の感情や経験が財産になります。夢や目標がない人は、とにかくいろんなことに挑戦してみてください。友人と遊ぶ中で、自分の特技や本気で楽しめること、「こんな場所に住んでみたい」という想いなど、色んなことに気づくと思います。これらの体験も全て財産になるので、難しいことは考えずにいろんなことに挑戦してみてください。

学生新聞オンライン2023年12月14日取材 武蔵野大学4年 西山流生

NEWS

■2024年1月24日(水)

初のフルアルバム「Life-size」リリース

全曲、作詞作曲楽曲10曲収録
https://teshima-akito.jp/

■2nd Tour「Are you ready?!」開催
▼日程
1月13日(土) 
会場/【広島】SIX ONE Live STAR
広島県広島市中区流川町8-20 エイトビル1F
OPEN/17:15
START/18:00
ADV/¥5,600

1月20日(土)
会場/【福岡】福岡BEAT STATION
福岡市中央区渡辺通4-11-4
OPEN/17:15
START/18:00
ADV/¥5,600

1月28日(日)
会場/【千葉】柏PALOOZA
千葉県柏市柏3-2-22 林ビル 2F
OPEN/17:15
START/18:00
ADV/¥5,600

2月4日(日)
会場/【宮城】誰も知らない劇場
宮城県仙台市青葉区中央2丁目5-10 桜井薬局ビル3F
OPEN/17:15
START/18:00
ADV/¥5,600

2月14日(水)
会場/【東京】SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
東京都渋谷区道玄坂2丁目29−5 6F
OPEN/17:15
START/18:00
ADV/¥5,600

2月18日(日)
会場/【大阪】ESAKA MUSE
大阪府吹田市豊津町10-15モアイビル5F
OPEN/17:15
START/18:00
ADV/¥5,600

3月2日(土)
会場/【愛知】SPADE BOX
名古屋市中区新栄2-1-9雲竜フレックスビル西館B1F
OPEN/17:15
START/18:00
ADV/¥5,600

-FINAL-
3月23日(土)
会場/【東京】KANDA SQUARE HALL
東京都千代田区神田錦町2丁目2−1

武蔵野大学4年 西山流生

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