クオールホールディングス株式会社 財務部 課長 兼 クオール株式会社 管理本部 財務部 課長 北村みゆき
数字を通じて企業を支える、挑戦を恐れない財務としてのやりがい
クオールホールディングス株式会社 財務部 課長 兼 クオール株式会社 管理本部 財務部 課長 北村みゆき(きたむらみゆき)
■プロフィール
2012年にクオール株式会社へ新卒入社。コーポレートコミュニケーション部へ配属されたのち、2015年より現在の管理本部 財務部へ異動。2018年に持株会社制となって以降は、クオール株式会社とクオールホールディングス株式会社の2社を中心に経理を管理している。
クオールホールディングス株式会社財務部課長として、主に経理を担当し会社運営を支える重要な役割を果たしている北村みゆきさん。そんな北村さんに、若手にもチャンスを与えるクオールの社風や、チームで協力して成果を形にするやりがい、今後の展望について語っていただきました。
■入社を決めた理由は、クオールの社風に惹かれて
私が就職活動をしていたのは2011年。当時は営業職での内定もいただいていたのですが、どこか違うなと感じ、引き続き、管理系の仕事を探していました。そんな時にクオールの説明会に参加し、その雰囲気に惹かれたんです。説明会の担当者がとても真摯で、印象が良かったことが決め手でした。また、クオールは医療業界に携わっており、社会貢献できる点にも共感しました。入社後はコーポレートコミュニケーション部に配属され、のちに財務部に異動しました。共にバックオフィスとして、会社の運営を支える重要な役割を担っています。財務・経理という会社の根幹に関わる仕事にやりがいを感じています。
■社員全員がひとつの方向を向いていることが、会社の強み
クオール薬局は、かかりつけ薬局として患者さまに寄り添った薬局づくりを基本としています。最近は、特に在宅医療に注力していますね。利益を追求しつつも、それだけに偏ることなく、医療機関としての使命を果たすことに重きを置いている、と一社員としても感じます。企業理念がしっかりしているため、社員一人一人がその方向性を理解し、患者さまに最善のサービスを提供できていると思います。さらに、クオールでは若手社員に多くのチャンスが与えられ、早い段階で責任ある仕事に挑戦できるのも魅力の一つです。
■業務のやりがいは、会社の動きを数字でみられること
現在、私は、主に持株会社であるクオールホールディングス株式会社と事業会社であるクオール株式会社の2社の会計を担当しています。主に経理に携わり、連結子会社約30社の実績データを吸い上げ、全社の数字をまとめて最終的に開示する役割を果たしています。会計の数字を適切にまとめ、法令や会計基準に基づきどう表現するかを検討するのが私たちの重要な仕事です。入社当初は数字に対して苦手意識がありましたが、会社全体の動きについて数字を通じて見えるようになり、次第に面白さを感じるようになりました。特に、チームで協力し合いながら、一つの形に仕上げるプロセスには大きなやりがいを感じます。
■気をつけているのは「ミスを防ぐ仕組みづくり」
私が常に心がけているのは、ミスを防ぐための仕組みづくりです。人が行う仕事にはどうしてもミスがつきものですが、それを最小限に抑えるために チェック体制を整え、できるだけ根本的な課題解決になるように対策を講じています。また、課題が発生した際には、迅速に対応することが求められます。
今後は、財務部でもDXを進め、特にペーパーレス化に取り組んでいきたいと考えています。現在はまだ経理関係の書類は紙での提出が多いのですが、それをどう改善していくかが課題です。また、財務部には若いメンバーが多いので、研修や教育の制度を整え、彼らが社会人として成長し続けられる環境を作っていきたいと思っています。
■大学生へのメッセージ
最後に、これから社会に出る大学生の皆さんにお伝えしたいのは「視野を広げ、さまざまな経験を積んでほしい」ということです。特に、異なるバックグラウンドを持つ人や年齢の違う人との交流から得られるものは大きいです。コロナ禍で思うような経験ができなかった方もいるかもしれませんが、これからはぜひ行動して、自分の五感で学び取ってください。私自身、留学をはじめとする壁にぶつかってきた経験が今の仕事に活きていますので、皆さんも恐れずにチャレンジしてほしいです。
学生新聞オンライン2024年9月7日取材 専修大学3年 増田音生
京都芸術大学1年 猪本玲菜 / 東洋大学2年 越山凛乃 / 城西国際大学1年 渡部優理恵 / 専修大学3年 増田音生
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