俳優 カルマ
100万人の名刺を武器に、少年のような心で挑む俳優道

俳優 カルマ
■プロフィール
YouTube(チャンネル登録者数は170人万超え/2026年1月時点)をメインに活動を始め、兼ねてから目標としていた活動の場所を俳優に切り替え、2023年にドラマ『波よ聞いてくれ』で俳優デビュー。
『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』『シンデレラ クロゼット』などに出演。
ドラマ『パンチドランク・ウーマン -脱獄まであと××日- 』(日本テレビ系 夜10:30〜)が放送中。
YouTube登録者数100万人超という「最強の名刺」を手に、幼少期からの夢であった俳優へと転身を遂げたカルマさん。独学で培った圧倒的な自己プロデュース力と、現状に満足せず階段を上り続けるストイックな姿勢。自由奔放な語り口の裏に秘めた、表現者としての確固たる覚悟とファンへの想いに迫る。
■メディアの世界を目指し、「100万人の名刺」で切り開いた独自の道
僕にとってメディアの世界は、幼い頃からごく当たり前の日常でした。家では常にテレビがついている家庭環境で育ったので、「大人になったら全員テレビに出るものだ」と本気で思っていたんです。それが成長するにつれて「夢」という言葉に変わっていきました。
16歳の時、その思いを形にするために上京を決意しました。バイトをしてお金を貯め、根拠のない自信だけを持って東京へ飛び出したんです。「原宿を歩けばすぐにスカウトされて、あっという間に有名になれる」そんな甘いイメージを描いていましたが、現実はそう簡単ではありませんでした。スカウトなんて全然来ない。そこから養成所に通ったり、数年間エキストラを経験したりと、理想と現実のギャップに直面する下積み時代を過ごしました。
数年間の試行錯誤を経て、「このままではダメだ」と痛感しました。ただのナルシストで終わるのではなく、自分という存在に確かな「数字」という武器を持たせたい。そう考えて始めたのがYouTubeでした。当時はまだYouTuberという言葉が出始めたばかり。これから個人のファンダム(熱心なファン層)が力を持つ時代になると確信し、俳優という本命の道へ参入するための切り札として、YouTubeという土俵を選びました。
■「作品の一部」になる喜びと、現場でのギャップ
数ある表現の形の中で、なぜ俳優だったのか。それは、一つの作品としてパッケージ化され、物語の一部になれることに魅力を感じたからです。毎週映画館に通い、ドラマを食い入るように見ていた子供の頃から、その世界で先陣を切って走りたいという想いがありました。
実際に俳優の世界に入ってみて驚いたのは、現場の熱量と緻密さです。視聴者として見ていた時はさらっと流れるようなワンシーンでも、角度を変え、テイクを重ね、一日がかりで撮ることもある。YouTubeはスピード感が命でしたが、ドラマや映画は多くのプロフェッショナルが関わり、膨大な時間と労力をかけて「最高の一瞬」を作り上げます。そのチームプレーの重要性を学んだことは、僕にとって大きな変化でした。
■「自由」でいること、そして「自分」を疑わないこと
僕が活動する上で最も大切にしているのは、「自由でいること」です。これはYouTube時代から一貫して変わっていません。自分がこうなると決めたこと、叶えると決めたことは、これまで全て形にしてきました。そこに迷いはなく、自分自身の感覚を疑わないことを、常に大切にしてきたからです。
大人になるにつれて、無意識のうちに守りに入ってしまう瞬間は誰にでもあります。それでも僕は、確固たる信念や「少年の心」のような純粋さだけは失いたくない。周囲の声よりも、自分の内側から湧いてくる感覚を信じていたいと思っています。
僕の原動力は、とてもシンプルです。ただ「好きだから」。この仕事は大変さ以上に「楽しい」という感情が勝ってしまう。だからこそ、どんな苦労もステップアップのための喜びとして受け止めることができています。
■初写真集に込めた、嘘のない「今の自分」
今回、初めての写真集『カルマ1st写真集』(仮)を出すことになりました。撮影地は僕にとって思い出深い台湾。これまでの僕が持っていた「写真はかっこよく写るもの」という固定観念は、撮影の過程で打ち砕かれました。カメラマンの方と向き合う中で、見せたい自分も、見せたくない自分も、全てをさらけ出す覚悟ができました。
お芝居の役としてではなく、カルマという一人の人間としてとしてカメラの前に立つ。そこには加工や虚飾ではない、生々しい自分の感情がこもっています。1枚1枚のセレクトにもこだわり、全体を通してストーリー性を感じてもらえるような構成にしました。将来の自分が振り返った時にも「この時の自分に嘘はなかった」と胸を張れる、そんな赤裸々な一冊になっています。
■人との関わり、そして未来へのビジョン
ドラマ『パンチドランク・ウーマン -脱獄まであと××日-』など、最近は多くの現場を経験させていただいています。豪華な共演者の方々に囲まれ、緊張感は常にありますが、撮影の場ではとにかく積極的にコミュニケーションを取るようにしています。
初対面の場では、相手をよく知らない分、距離を取ってしまうことも少なくありません。でも、勇気を出して一度蓋を開けてみれば、意外と大丈夫なもの。最初に「静かな人」というキャラが定着してしまうと、後から打ち解けるのは難しくなります。長い目で見たときに自分らしくいられるよう、最初の関わり方を大切にしています。
今はYouTubeを卒業し俳優に専念していますが、やりたいことは尽きません。今後は俳優を軸にしながら、ラジオ番組を持ちたいという夢があります。芸能の世界はどうしても「敷居」が高く、ファンとの間に一定の距離が生まれがちです。YouTube時代も投稿頻度が低く、実は距離があったのかもしれない。だからこそ、フィルターを通さない等身大の声を毎週届けられる場所に惹かれています。
■大学生へのメッセージ
正直なところ、大学に行っていない僕からすると、皆さんが羨ましくて仕方がありません。大学生活は、人生の中で最も自由な時間だと思います。変に難しく考えたり悩んだりするよりも、まずは今という時間を全力で楽しんでください。その自由な環境で得られる経験は、何物にも代えがたい宝物になるはずです。僕も、たまに作品の撮影でキャンパスにお邪魔することがあるので、その時は皆さんの輝きを眺めさせてもらいます。
学生新聞オンライン2026年1月21日取材 東洋大学 4年 太田楓華
『カルマ1st写真集』(仮)発売決定!

KADOKAWAから2026年4月3日(金)に『カルマ1st写真集』(仮)を発売が決定!
常に挑戦を続けてきたカルマが、俳優として初めての写真集を発売。
書名:カルマ1st写真集(仮)
価格:3520円(10%税込)
発売日:2026年4月3日(金)予定
仕様:A4正寸/96頁
発売・発行:株式会社KADOKAWA
発売記念イベント開催!
開催予定日:2026年4月4日(土)大阪、4月5日(日)東京
詳細は右記のリンクへ:https://lit.link/krm1st

慶應義塾大学3年 山本唯那/東洋大学4年 太田楓華/情報経営イノベーション専門職大学1年 徳原拳聖/津田塾大学3年 山下さくら


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