参議院議員 経済産業委員長 浜口 誠

高速道路の料金改革『1コイン500円定額乗り放題料金』で、より地方を明るく元気に

参議院議員 経済産業委員長 浜口 誠(はまぐち まこと)

■プロフィール
1965年 三重県松阪市生まれ 次男 血液型B型 牡牛座
1984年 三重県立松阪高校卒
1988年 筑波大学第三学群社会工学類卒
1988年 トヨタ自動車入社
1996年 トヨタ自動車労働組合執行委員(専従)
2008年 自動車総連事務局次長
2016年 参議院選挙(比例代表)初当選
2022年 参議院選挙 2期目当選
現在、参議院経済産業委員長、国民民主党政調会長

トヨタ自動車の社員や労働組合の役員を経て、参議院議員へと転身。高速道路料金引き下げや、労働者の賃上げなどの政策を提言する参議院議員・経済産業委員長の浜口誠さん。今回はそんな浜口さんに、政治家になった経緯や、政治家として力を入れていること、これから実現していきたい展望についてお話を伺った。

■学生時代頑張ったこと

大学時代は、体育会系のソフトボール部に所属し、ある程度本腰を入れて活動していたため、インカレに出場する経験もさせていただきました。現在はTX(つくばエクスプレス)が動いているので、大学のある筑波までの移動が大変便利になりましたが、当時は常磐線もしくは高速バスが主な交通手段であったため、移動に時間を要していたことや、電車内で筑波大生ならではの学部学科などの話が聞こえきてきたりしていたことをよく覚えております。就職活動では、周りが金融やコンサルタント業など、様々な業界に進む中、当時車が交通手段の要であったことや、元々自動車産業に興味を持っていたことから、トヨタ自動車への入社を決めました。周りの人々は早々に就職先が決まっていくことに対して多少の焦りを感じてはいましたが、目指している分野が友人たちとは違うため、そこは上手く自分の中で割り切って就職活動をしていました。

■政治家になるまでの道のり

トヨタ自動車に入社してからは、トランスミッションという、エンジンやモーターの動力の変換といった、主に車を動かすユニットを作る工場の生産過程を管理する日程課に配属されました。そこでは、実際に現場へと出向き、作業における一つひとつの工程を全て覚える必要があり、当時の私は、各工程をノートに書いて覚えていました。入社一年目から、実際の現場で活動出来たのも、今となっては現場をきちんと見ることに繋がり、良い経験だったと思います。
31歳で私のキャリアの転機が訪れました。この歳から、トヨタ自動車の労働組合の役員として活動することとなりました。後に、トヨタグループ、自動車総連の役員にも任命され、合計して14年間労働組合専従のキャリアを積みました。労働組合では、労働者の賃上げ交渉や、販売店の整備士不足問題、自動車関係の税に関する政策など、現場の声を集め、自動車産業出身の国会議員等に政策提言をする仕事をしていました。また労働組合では、会社・組合双方が納得の出来るような労働・賃金制度実現のために、幅広い観点で話し合いが行われています。
そして45歳の時に、管理職として職場復帰をしました。2013年から2年程の間インドネシアに駐在し、現地の物流を改善する仕事にも携わりました。インドネシアで仕事をしていた時に、日本に帰国して国会議員に立候補するよう要請されました。急な出来事でしたので、思わず驚いてしまいましたが、労働組合の役員の経験から、政治と関わっていくことの重要性は分かっていましたし、誰かがその役を担わなければならないという事実を受け止めて、覚悟を決めて挑戦しようと決意しました。

■政策家としての活動

私は、全国比例代表の参議院議員として当選させていただいているため、全国を回って活動しております。そのため、1年間で移動する距離はおよそ10万kmにも及び、地球2周半回るのと同じくらい移動していることになります。組合員の方や、支援してくださっている方々の所へ出向き、講演をしてからすぐまた別の場所へと移動することがほとんどです。
政策面では、現在カーボンニュートラルの実現や自動運転などの進展に向け、次世代の技術開発支援を強化していこうと取り組んでいます。また、現在は、高速道路の料金改革も政策として掲げております。今の料金制度では、距離に応じて料金が加算されていくシステムですが、これを1コイン定額500円で、距離に関係なく乗り放題で利用できる政策を実現することを目指します。この政策には、日本の高速道路が非常によく整備されていることに注目し、より多くの方々に高速道路を利用していただいて、物流や人の流れを活性化させる狙いがあります。そうすれば、交流人口が増え、地方の活発化に繋がると考えています。具体的には、気軽に地方の名所に行ったり、物資をより低コストで運んだりすることが出来るような、税を使わずに国も国民も互いに利益を享受できるWIN・WINのワクワク、ドキドキする仕組みを思い描いております。

■数の壁に阻まれながらも

私は現在野党の立場であるため、政策を実現したくても野党は、衆議院では議席数が過半数に届いていないので、困難な政策が多々あります。高速道路料金引き下げの政策を例にとると、自民党の議員から「様々な事情があり自分たちの立場では推進できないが、良い政策なので、浜口さん是非実現してください。」というエールをいただきますが、政策実現への難しさを痛感しています。ガソリンの暫定税率廃止も、実現には50年もの時間がかかりました。政策実現のためには、国会における数の壁を避けて通ることはできないのです。この問題を乗り越えていくには、選挙を通じて議席を増やしていくことが肝要です。特に若い世代の方々には、自身のSNS媒体を用いて、多くの方に政治への関心を持っていただけるようなアクションをしていただきたいと考えております。若い人のパワーはとても心強いですから、ぜひ旗振り役になってもらいたいです。また、私は国民民主党の中で政務調査会長も務めておりますので、上記の政策や、もっと手取りを増やすために、所得制限の壁撤廃などを実現する等、多くの有権者に共感していただける政策発信をしていくつもりです。

■学生へのメッセージ

皆さんは、これからの日本を引っ張っていく貴重な存在です。そのため、政治の事に少しでも興味を持っていただくことが大切だと考えています。我々としても、若い皆さんに政治への期待を高めていただけるよう、政策の実現などを通して尽力してまいりますので、皆さんもぜひ、チャレンジする心を持ち続けて、日々を生きていただきたいです。そうすれば、明るい未来がきっと待っているはずです。共に頑張っていきましょう!

学生新聞オンライン2026年4月6日取材 早稲田大学3年 中澤京平

獨協大学2年 中津亜結梨/法政大学4年 島田尚和/早稲田大学3年 中澤京平/青山学院大学2年 松山絢美/城西国際大学3年 渡部優理絵/京都芸術大学1年 猪本玲菜

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