第4回 横浜国際映画祭

横浜ベイエリアで映画に浸る至福の5日間”と題し、世界中の映画ファンが集い、交流できるフェスティバルを目指して、日本屈指の港町かつ文化芸術の町・横浜にて、映画と横浜の魅力を国内外に発信することを目的に、2023年より毎年開催している「横浜国際映画祭」が今年も開幕。
今年で 4回目を迎える本映画祭ですが、昨年に引けを劣らず、今回は5月 1日(金)~5月 5日(火)の5 日間に渡り、「レッドカーペット」・「船上パーティー」・「前夜祭ガラパーティー」・「ジャパニーズナイト」「コンペティション」など様々なイベントが行われます。
この度、5月2日(金)に赤レンガパークにて、豪華俳優陣・著名人による“レッドカーペッド”並び に“船上パーティー”が実施されました。登壇者には、今年の横浜国際映画祭のアンバサダーを務める佐藤浩市さんをはじめ,各映画作品からは竹中直人さん、唐沢寿明さん、北村匠海さん、北川景子さん、黒島結菜さん、宮沢りえさん、窪塚洋介さん、丸山隆平さん、西野亮廣さん、リン・チーリンさんなど、日本の映画界を代表する豪華俳優陣・著名人が集いました。
■日本が誇る俳優、佐藤浩市、唐沢寿明らがレッドカーペットに!
快晴のこの日、港町・横浜で開催された「第4回横浜国際映画祭」にまず登場したのは、コナン君。
バンドの生演奏がレッドカーペットに華を添え、現在公開中「名探偵コナン ハイウェイの堕天使」では作品の舞台が横浜であることからコナンくんは「今回は僕にとっても特別です! 映画の中でも横浜の街が大変なことになっていたのでドキドキしたのですが…!」と場を盛り上げました。
その後、数々の俳優たちや映画監督ら関係者が、タキシードやドレスを身にまとい登壇しました。
「殺手#4」の竹中直人さんは「横浜の風景は最高ですね。『横浜国際映画祭』は4回目になるんですけど、また呼んでいただいて光栄です」と話し、昨年に引き続き登壇した、「外道の歌SEASON2」の窪塚洋介さんは、隣に共演者のあのさんが並んでいたことから「こんにちは。“あのづか”です」と冗談を交えながら話し観客の笑いをとりました。
「ミステリー・アリーナ」の唐沢寿明さんは「レッドカーペットを歩くのは初めてで、こんなにたくさんの方が集まってくれてびっくりしています」と喜びをあらわにしていました。
「しびれ」の宮沢りえさんは、エレガントなパンツ姿で登場し、「こんなお日柄が良い日に参加できて嬉しく思います。私は匠海くんと親子役を演じたのですが、大切に1シーン1シーン紡いで作った作品なので、どうか耳を澄まして小さな音を聞くようにストーリーに集中して頂けたらなと思います」と作品へ思いを語り、北村匠海さんは「こういう場所に呼んで頂けることで僕たちが過ごした日々が報われた気持ちになりました」と謙虚さ溢れるコメントで観客を魅了しました。
大きな歓声に包まれ次にレッドカーペットに現れたのは、映画「未来」の出演者たち。
「未来」の主演を務めた黒島結菜さんは、「この映画祭に参加できることを嬉しく思います。1人でも多くの方に大切に作り上げたこの映画を見て頂けたらと思います」と話し、北川景子さんは「昨日がすごい雨だったので、『今日雨が降ったら映画祭どうなるんだろう?』と思っていたんですけど、過ごしやすい天気に恵まれて、こんなにたくさんの方々とお会いできてとっても嬉しく思います」と晴れ渡る空の下でたくさんの観客と会えたことに嬉しさいっぱいの様子でした。
「映画 えんとつ町のプペル 約束の時計台」の西野亮廣さんは、「絶賛上映中なので、皆さんぜひ映画館に足を運んで頂きたいです」と笑顔を見せました。
そして、コンペ審査員として登壇した丸山隆平さんは「昨年は『横浜国際映画祭』に俳優側として立たせて頂いたんですけど、今回は審査員ということで、僕なりに全ての作品に公平に自分の思いを巡らせながら審査させて頂きました」と話し、審査員の役割に緊張していました。
スペシャルゲストのリン・チーリンさんは「審査員としてこの場に来られることを光栄に思います。そしてこの活気ある横浜で皆さんと楽しんでいきたいなと思います」と話しました。
最後に今回アンバサダーの佐藤浩市さんは「『第4回 横浜国際映画祭』おめでとうございます」と祝福し、1962年公開の映画「切腹」が「第16回カンヌ国際映画祭」にて審査員特別賞を受賞したことを例に挙げ、「驚きの中で学ぶということが国際映画祭の良いところだと思います。皆さんも新しい驚きを感じながら映画祭を育てていって欲しいです」とアンバサダーとしての意気込みを話しました。
最後は、大ヒット上映中の「名探偵コナン ハイウェイの堕天使」からコナン君も登場し、佐藤浩市さんやリン・チーリンさん、「GREEN×EXPO 2027」公式マスコットキャラクターのトゥンクトゥンクたちとフォトセッションを行いました。






■船上パーティーではコンペティション表彰式が開催
第4回横浜国際映画祭より、新たに設立された「コンペティション部門」。映画産業の担い手となる新たな才能を支援し、映画芸術の発展と国際文化交流に寄与。船上パーティー内にて授賞式を行い、メディア発信をすることで、「ゴールデンウィークの横浜に、世界中から素晴らしい作品が集まる」という文化を創っていくというイベントが開催されました。
審査員のジョニー・トー監督は「これからも監督として頑張っていきたいです」と語り、大きな拍手が起こりました。
丸山隆平さんは「たくさんの作品を見る中で、僕も俳優として刺激をいただきました」と感動の気持ちを述べました。
この日行われた表彰式では、最優秀男優賞に映画「しびれ」での演技が評価され北村匠海さんが選ばれ「僕は8歳の時から子役として役者をやってきて、オーディションも何百回受けたかわからないぐらいです。でもずっと映画に関わり続けてきたことが、『しびれ』という作品、そして内山監督、宮沢さんに出会わせてくれたのだと思っています。僕は映画と芝居をずっと愛し、約20年今に至るまでやってきました。そんな気持ちで続けてきた自分と、今まで出会ってくれた全ての方に感謝します」と役者人生を振り返り、喜びを語りました。その他、最優秀女優賞には渡辺真起子さん、最優秀監督賞には内山拓也さん、作品での表彰では、特別審査員賞に「THE INVESTIGATOR」、そして見事グランプリに輝いたのは映画「しびれ」。作品チームが喜びを分かち合いました。
その後、横浜国際映画祭と、短編映画を対象とした毎年、100を越える国と地域から応募があり、アジア最大級の国際短編映画祭『ショートショート フィルムフェスティバル』との協定締結が船上内で執り行われまして、代表と務める別所哲也さんが「こうやって映画祭と映画祭が友情を結んで、交流を広げていく、そしてその先の未来を一緒に作る。東京と横浜。東京国際映画祭は秋、そして春にはこの横浜国際映画祭、初夏にはショートショート フィルムフェスティバルがございます。 ぜひ、いろいろ手を携えて私たちも盛り上げていければと思っておりますので、どうぞよろしくお願いします。」とコメントをしました。
港町・横浜で俳優、監督ら関係者が勢揃いして、夜までの時間を華やかに彩ったこの日。回を重ねるごとにパワーアップしていく横浜国際映画祭の「今とこれから」に目が離せなくなった一日でした。
■横浜国際映画祭 コンペティション2026
グランプリ:しびれ
最優秀男優賞:北村匠海
最優秀女優賞:渡辺真起子
最優秀監督賞:内山拓也
特別審査員賞:THE INVESTIGATOR








■横浜国際映画祭を取材した感想
菅野祐悟さんによる「名探偵コナン」のメインテーマ演奏で、会場の熱気が一気に高まり、映画祭ならではの高揚感に包まれました。その空気の中、コナンくんと白バイ隊員が登場した瞬間の衝撃は忘れられません。また、これまで様々な作品で見てきた俳優や監督の方々がレッドカーペットを歩く姿を間近に見ることができ、とても嬉しかったです。これから公開される作品や、すでに公開中の作品に携わるスタッフ・キャストの言葉に触れ、「この映画も観てみたい」と自然に感じました。みなとみらいの美しい海を背景に、観客の拍手があたたかく響く会場は、華やかでありながらも親しみのある雰囲気でした。映画の魅力を肌で感じられる、心に残る時間になりました。
津田塾大学4年 石松果林
横浜国際映画祭では、映画そのものだけでなく、出演者や関係者の方々の所作の美しさにも深く感銘を受けました。そして、レッドカーペットを歩く姿は、映画のテーマ曲と重なり合い、まるで一つの作品を目の前で見ているかのような高揚感がありました。また、普段は映し出されない歩き方や階段の上り方、お辞儀に至るまで、一つ一つに洗練された品格が感じられ、その積み重ねが人の「魅せる力」を形づくっているのだと実感しました。会場の華やかさと熱気に包まれ、時間の流れを忘れてしまうほど没入したひとときでした。
既に鑑賞した作品への愛着がより一層深まるとともに、これから観る作品への期待も大きく膨らみ、映画の持つ可能性と魅力を改めて感じることができました。映画と人、その両方の美しさに触れられた、非常に贅沢で貴重な経験でした。
立教大学3年 塚本晴香
今回、横浜国際映画祭という素晴らしい晴れ舞台に参加させていただき、映画制作に携わるチームの皆様の熱い思いを実感しました!
横浜みなとみらいの美しい景色とともに、レッドカーペットを歩くキャストや監督の方々の姿はとても華やかで眩しくて、輝いていました!観客の皆様も釘付けになっていて、名だたる作品が並ぶ映画祭の盛り上がりを肌で感じることができました。
また国際映画祭らしく、海外の多彩な作品やゲストの方々も登壇される様子からは、映画という文化の奥深さを感じました。映画が持つ力を改めて再発見できました!
このような素晴らしい作品と感動的な空間を体験させていただき、大変光栄でした。
東京都立大学4年 坂倉彩月
青空に白い雲が浮かぶ快晴の下、澄んだ海と客船の純白がキラキラと輝き、祝祭の幕開けを鮮やかに彩っていました。レッドカーペットを歩く豪華キャストの方々の姿は本当に素敵で、その輝きに圧倒されました。
特に同世代の方々が世界を舞台に活躍する姿には、私自身も大きな元気をいただきました。映画で多様な価値観に触れることは、人生を豊かにする最高のエネルギーだと感じます。
かつて異文化の窓口だった横浜が、今は映画で世界と繋がっている。その物語の熱気に触れ、「ここ横浜から世界へ、より多くの作品が届いてほしい!」と願わずにはいられない、映画の魅力にどっぷり浸った最高の1日でした。
青山学院大学2年 松山絢美
私は今回の横浜国際映画祭で、映画に関わる人の想いを感じました。映画祭では、演者の方のみではなく、映画の制作に関わった全ての方にスポットライトが当てられており、日々私たちが享受しているエンターテインメントをより繊細に観たいと思える映画祭でした。
特に「横浜を映画のまちに」とおっしゃっていたのが印象的で、第5回もこの先も横浜での国際映画祭が続けばいいなと思うくらい素敵なイベントでした。
また、レッドカーペットを歩く、出演者の方は全員キラキラと輝いていて、皆様が真摯に映画に向き合い、その映画が公開したからこその輝きだと感じました。
私もなにかに真剣に取り組みたいと勇気を貰えました。
上智大学2年 石川仁菜
晴天の折、波風の心地よい横浜の地で、日本の映画界を代表する豪華俳優陣・著名人が集いました。彼らの煌びやかな装いと、作品への熱い思いがにじむ堂々たる姿は、会場全体を華やかな高揚感で包み込みました。
今回から「コンペティション部門」が創出され、新たな才能のあるクリエイターらを支援し映画界の発展に寄与することを目的としています。まだ数多く眠る、世界に誇れるような日本映画が世に出ていくのが楽しみです。
さらに、横浜市長・山中氏より「横浜は昔から国際文化の窓口となった地であり、まさに本映画祭も様々な作品を迎え入れ映画界を発展させていく場であります。」と、お言葉がありました。こうした歴史ある横浜の地から日本映画が世界へ発信されていくことで、映画界全体のさらなる活性化が期待されます。ぜひ、受賞された作品をみなさんも観てみてはいかがでしょうか。
法政大学2年 渡辺碧羽
第4回を迎えた横浜国際映画祭では、横浜という異文化が交差する街に国内外の作品が集い、映画が人の感情や価値観を動かす力を改めて実感しました。横浜市民でありながら、このように素敵な映画祭が開催されていることを今回初めて知り、その魅力に引き込まれました。船上パーティーでは、俳優や監督が作品に込めた思いや背景にある感情まで知ることができ、作品をより立体的に感じられる貴重な時間となりました。グランプリに輝いた『しびれ』では、「人生に悩んでいた時に救ってくれた”映画”というもので、初めて作品賞をいただけた」という監督の言葉が強く印象に残りました。
東京女子大学 3年 浮田梨紗


学生新聞オンライン2026年5月2日取材 立教大学3年 塚本晴香/東京都立大学4年 坂倉彩月/法政大学2年 渡辺碧羽/青山学院大学2年 松山絢美/東京女子大学3年 浮田梨紗/津田塾大学4年 石松果林/上智大学2年 石川仁菜


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