
活躍女性議員特集
自民党を変革し、日本の飛躍を図る10人の女性リーダー。 『女性議員が永田町の壁を砕く!』の出版記念に大学生へのメッセージをいただきました。 『女性議員が永田町の壁を砕く!』 自民党・女性議員飛躍の会 (著) 成甲書房 「自民党のおじさん政治をぶち壊す! 」 世界経済フォーラム(WEF)の2020年報告書で「ジェンダーギャップ(男女格差)世界121位」と過去最低の日本。 この現状を打破するため、「自民党を変えて、日本を変える! それができるのは女性」をスローガンに活動する、自民党内の議員連盟「女性議員飛躍の会」の有志メンバー10人による、女性活躍への道筋を示す政策提言書。 目次 稲田朋美―多様性のある真の保守政党を目指して 自民党の風景を変えて、日本の風景を変える 佐藤ゆかり―新時代「ビヨンド・ゼロ」に向かって世界をリードし、地球危機を救う日本の決断 永岡桂子―主婦の目線で日本の政治を改革する 猪口邦子―軍縮と平和、そして男女共同参画社会の実現を目指して 森まさこ―誰もが可能性を伸ばせる社会の実現を目指して 太田房江―女性の「俯瞰する力」が新しい時代を作る 高橋ひなこ―『身土不二』。農業を守り、暮らしと日本の安全を守る 尾身朝子―様々な経験を活かして国政に臨む 杉田水脈―日本の名誉と未来を守る 鈴木貴子―地域から日本の政治を考える 稲田朋美 福井県越前市生まれ。早稲田大学法学部卒業。弁護士。衆議院議員(5期目)。 行政改革担当大臣、自民党政調会長、防衛大臣、自民党幹事長代行等を歴任。 現在、法務委員会筆頭理事。初代自民党女性政策推進室長、自民党整備新幹線等鉄道調査会長。 自民党若手保守政策集団「伝統と創造の会」会長、自民党女性議員による「女性議員飛躍の会」共同代表。 趣味はランニング。 ※プロフィールは2020年10月時点 https://www.inada-tomomi.com 私は、弁護士として約20年間、特に歴史認識に関する裁判を通して、日本をよりよくするための活動をして参りました。そして、2005年の郵政解散のときに、当時幹事者代理だった安倍総理からお誘いをうけ、自民党の候補者になりました。しかし、その時、既に選挙まで残り1ヶ月足らず。普通なら立候補はしないという通常の判断ですが、私の信念は、「進むか止まるか、迷ったら進む」。失敗しても、それは大きな財産になるだろうと思い、挑戦することにいたしました。 女性の政界進出に関しては、厳しい現実を目の当たりにしてきました。しかし、今の私には、共に戦う女性の同志がいます。先輩議員は、1人で、孤独に戦っていらっしゃいました。今も、活動内容によっては孤独な戦いになってしまう場もありますが、同じ党内に仲間がいる、これを心の支えに、更に邁進していきます。 学生の皆様には、人が笑うほどの大きな目標を持っていただきたいです。人間、望んだ以上のものにはなれません。夢は大きく持って、けれども足元は着実に、一歩一歩、しっかりと歩んでください。そしてチャンスがあれば、それを決して逃さずに、つかみとる。迷ったら進む。明るい未来に向かって、突き進んでください。 (慶應義塾大学4年 小川淑生) 佐藤ゆかり 自民党政務調査会経済産業部会長。経済学博士。環境副大臣、総務副大臣、経済産業大臣政務官なども務めた。コロンビア大学政治学部卒、同大学院国際関係学科修士号、ニューヨーク大学経済学博士号取得。シティグループ証券エコノミスト、JPモルガン証券シニアエコノミスト、クレディスイス証券経済調査部長。日本経済の主要エコノミストランキング全米第2位獲得。経産省産業構造審議会委員、財務省主税局税制問題研究会委員等も歴任。衆参勤続15年、現在大阪11区(近畿ブロック選出)・衆議院議員。国益のため堪能な英語で経済交渉にあたる新しい保守政治家。※プロフィールは2020年10月時点 学生の皆様が日本の未来を作る担い手ですので、学生のうちに起業するなり独立するなり、大いにチャレンジして欲しいと思います。今の学生さんはおとなしいですね。私が学生だったアメリカ留学時代を振り返ると、当時のアメリカでは、学生は学費をアルバイトして自分で払い、親から独立して起業したり、本当に活発でした。また、私はスイス、フランスにも留学しましたが、転じてヨーロッパの学生さん達は政治意識がとても高かったと記憶しております。そもそも留学しようと考えたのは、こうした海外の学生のように意識が高く、狭い既成概念にとらわれない人間が日本人にも必要だと考えたからです。留学を契機とし、日本人としての視点だけではなく、幅広い視点を持ち、地球を俯瞰して物事を見ることのできる人間になったのではないかと思います。世の中には、非常に多くの「女性」が、しなやかさと芯の強さの両方を兼ね備えて活躍されていると感じます。残念ながら、政治や経済の世界では、その美点を十分に発揮しきれていない女性がまだまだ多いようです。もっとたくさんの女性が積極的に政治や経済などに関わって、その中でも特に若い皆さんがもっと力を発揮しやすい、生きやすい日本を創りたいと感じております。(日本大学3年 大橋星南) 永岡桂子 農林水産政務官、厚生労働副大臣、文部科学副大臣、自民党副幹事長を歴任。自民党母子寡婦福祉対策議員連盟会長、衆議院消費者問題に関する特別委員会与党筆頭理事として、農業、医療・労働、教育、ひとり親家庭、消費問題など生活に密着した日常の問題一つ一つに取り組む。令和2年10月~衆議院消費者問題に関する特別委員長※プロフィールは2020年10月時点 https://keiko-nagaoka.jp 私が学生だった頃は、男女の就職率の差が大きく、女性の生き方は限られていました。中には、女性の中でも社会に出て頑張っている方はいましたが、ほとんどの女性が大学を卒業したら、家事や家業の手伝い、あるいは専業主婦となることが当然のような環境でした。現在は、男女が平等に社会に出て働き、家事・育児を行っていこうという社会に徐々に変わりつつあります。これからはより一層男女関係なく働きやすい環境を作り、男女ともに主体的に家事・育児を行い、夫婦が一緒に家庭を築いていくことが重要になるということを若い方にもっと知って頂きたいと思います。女性も男性も手をつなぎあって、共に家庭を支えて素晴らしいものにしていくことを考えて、生きていってください。今後の日本を作っていくのは、今の日本の若い方たちです。ぜひ頑張ってください (日本大学3年 大橋星南) 私は大学で教鞭を取っていた時に、卒業し、就職した女性たちが結婚で職場から離れた後、職場に戻らない人がほとんどであるのを見て、どうにかしたいと思ったのがきっかけで政治家になりました。大学生の今だからこそやっておいて欲しいことは、やはり勉強です。勉強出来る時間は人生において意外とそんなに長くない。だけど、学んだことは、確実に人生の役に立ちます。特に英語を勉強してください。これからはますます英語が話せる人が仕事の場でトップに立っていくようになりますから、今なら、まだ、ネイティブのように話せるようになるはずです。英字新聞を読んだり、英語のニュースをシャドーイングしたり、出来ることはたくさんあります。1分の無駄も作らないつもりで学んでください。さらに、日本語の文章力を上げることも怠らないで欲しいです。やはり、基礎力が大切です。紙の本をたくさん読んで、豊かな表現に触れて自分のものにしてください。 (東洋大学1年 濱穂乃香) 森まさこ 参議院議員 福島選挙区 当選3回 自由民主党 現在、法務大臣 昭和39年福島県いわき市生、いわき市立植田小・中、福島県立磐城女子高、東北大学法学部卒。 弁護士。米国NY大学法科大学院客員研究員(消費者保護法) ・金融庁課長補佐・検査官、元国務大臣、内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全、少子化対策、男女共同参画)、参議院行政監視特別委員長・環境委員長○自民党副幹事長・法務部会長・環境部会長 ※プロフィールは2020年10月時点 https://morimasako.com/ 私たちが「女性にとってよりよい社会」を目指しているのは、女性だけを優遇するためではありません。「女性にとってよりよい社会」を目指すことによって、その他の社会的に弱い立場にある方々にとってもよりよい社会を作り、結果、全ての方々にとってよりよい社会作りに繋がると考えております。 このよりよい社会を作るためにも、皆様にもっと選挙に参加していただきたいです。特に若者の皆様にとっては、政治が遠い存在のように感じられると思います。しかし、電車、スーパー、飲食店、そんな、皆様の日常に根差したものも、政治の影響を受けているのです。皆様の求める社会を実現するためにも、まずは選挙に行っていただけますと幸いです。 その他の面に関しましては、細やかな感謝の気持ちを忘れず、かつ、それを伝えてほしいです。例えば、お母さんにお弁当を作ってもらったら「おいしかったよ」って言うとか。そういう当たり前のことが、社会に出てから凄く大事になってきます。 (慶應義塾大学4年 小川淑生) 太田房江 東京大学経済学部卒業後、通商産業省(現経済産業省)入省。 岡山県副知事、通産省大臣官房審議官を経て、2000年、大阪府知事選で初当選(全国初の女性知事)、2期8年府知事を務める。 知事時代の2007年8月、関西国際空港第2滑走路を完成。関西のゲートウエイとしてインバウンド増加の起爆剤となった。 2013年参院選で初当選(全国比例代表)。厚生労働大臣政務官、自民党女性局長などを歴任。2019年参院選で再選(大阪選挙区選出)。2020年10月 参議院文教科学委員長に就任。※プロフィールは2021年1月時点 http://osaka-fus.com 私が大学生の頃は、女性は結婚して家庭におさまるのが一般的で、私自身、主婦になることに対する憧れがありました。ただ、私が通っていた東京大学には法学部、経済学部合わせて女性が10人しかいなかったのですが、その女性たちはとても意識が高く、彼女たちに触発されてキャリアをスタートさせました。当時は男性中心社会で、女性が活躍できる場はほとんどありませんでした。働くことができても、 ”男性のように考え行動する”ことが求められました。今は当時より、女性が働きやすい社会にはなってはいると思いますが、男女差のない社会と言い切ることはできないでしょう。若い世代には政治に興味をもってもらい、更には、目的意識を持って、道を切り開くつもりで政治に参加してくれるといいなと思います。また、女性は男性と同じように行動することを目指すのではなく、女性であることをプラスにして、感性を大切にしていって欲しいです (東洋大学1年 濱穂乃香) 高橋ひなこ 経歴:日本大学芸術学部放送学科卒、テレビ岩手アナウンサー、盛岡市議、岩手県議、...