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Archive for 運営スタッフ

経営者

Dell Technologies(デル株式会社)常務執行役員、クライアント・ソリュー...

情報に踊らされることなく 自信をもって突き進んだ人が勝つ! Dell Technologies(デル株式会社)常務執行役員、クライアント・ソリューションズ統括本部長 山田 千代子(やまだ ちよこ) 1995年7月、ラージアカンウトセールスの内勤営業としてデルに入社。その後、数々の役職を歴任し、2015年2月、クライアント・ソリューションズ統括本部長に就任。デルの日本における売上と利益の向上に貢献する。2016年9月に執行役員、2017年 2月に常務執行役員に就任し、現在に至る。 男性社会であったIT業界に就職。「女性じゃ話にならないから担当者を変えろ」とまで言われたという山田常務執行役員。そこからどうやって気持ちを切り替え、生き抜いてきたのか。そこには将来に悩む学生への答えが詰まっている。情報化社会で自分を見失わないための極意を探る! 学生時代は自分の将来についてあまり深くは考えていませんでしたね。毎日楽しく過ごしていましたし、母親も専業主婦だったので、卒業したら家事の手伝いをしていればよいぐらいに思っていました。 最初は家具を扱っている上場会社へ就職。その当時はまだ「女性は結婚や出産があるので、早めに退職する」という風潮がありました。とても良い職場だったのですが、海外に興味があったのですぐに退職し、約1年半、ニュージーランドへ語学留学しました。 帰国後、2度目の就職活動で銀行を受けた際に、たまたま雑誌に載っていた企業にも申し込みました。それがデルです。しかし、銀行の面接がとてもうまくいき、デルの面接の時間が過ぎてしまったのです。長い面接で疲れてもいたのでお断りの電話を入れたら「今からでも来てくれ」と。仕方なく受けに行き、その面接で「デルはまだまだこれからだけどパソコンの流通を変えるのだ」という想いを聞きました。当時は、他社が市場シェアを多く獲得していたので、「後発でシェアを獲得するのは難しいですね」と言って、はっきり断りました。  それなのに、「こんなに意見をはっきり言える人はデルに向いている!」とまで言われてしまって……(笑)。そこまで言うならやってみようかなと思い、デルに入社したのです。 女性じゃ話にならないと取引先に言われた デルでは明確な目標を与えられ、その目標を達成するのがとても楽しく、やりがいを感じました。そして、自分の目標に対する成果もしっかりと評価されますので、とてもすがすがしくも感じました。もちろん未達だとそれに見合った評価をされてしまいますが、自分の責任という自覚が芽生えます。また、先輩に相談したりすることで、自分の引き出しを増やしていけることが楽しかったですね。 もちろん辞めたいと思うことも多々ありました。昔はIT=男性というイメージが強く、他企業に営業に行っても「女姓じゃ話にならないから男性の担当を出してくれ」と言われることがありました。つらかったですし、悔しかったですね。ただ、ものは考えようです。IT=男性というイメージは、文句を言おうと変わらない。いわば期待されていないマイナスからのスタートです。ならば「ちょっとできただけで『君は仕事ができるね』という評価になりやすいんだから、むしろチャンス!」と考えるようにしました。切り替えはとても大事です。 どんな幼稚な意見でも発言したほうがいい  デルの魅力は入社前と入社後のギャップが少ないところです。面接のときに、会社の文化や理念を包み隠さず正直に伝えるようにしています。そうすることで、自分が合うかどうかがチェックできるので離職率も低くなります。面接を受ける人にも心配な点があれば言ってくださいと伝えています。  ストレートにディスカッションできる文化も好きです。入社当時、意見を求められたときに、「ほかの人と同じ意見です」「とくにないです」と答えたら、「それだったら会議から出て行っていいよ」と言われました。どんなに幼稚な意見でも何も考えていないよりは発言したほうがいいのです。また、会社でのキャリアパスを自分の意思で選択できます。海外の部署でも可能です。この制度は、社員の成長のチャンスを広げるためにあります。ほかの企業にはあまりない特長だと思っています。 さらに、マネージャーと部下が一対一で話をする時間を定期的に持つよう推奨されています。私の場合は2週間に1回、45分程度ですが、ここで悩みや今後のキャリアの希望などについて話します。上司とのコミュニケーションもとれ、キャリアを考えるきっかけにもなります。 デルの製品が未来に与える影響  デルの創業者の理念は、「人類の進化を牽引するテクノロジーの創出」です。現在は自動運転、デジタルガバメント、ⅤR、AIなど新しい流れが次々と生まれており、生産性の向上もITの活用で図れる時代です。ITは必要不可欠であり、それをサポートできることが誇らしくやりがいを感じています。デジタルトランスフォーメーションの未来が楽しみですし、自分たちの製品がこれらの未来にどう影響を与えていくのかがとても楽しみです。 *message* 学生には無理に学生時代に目指すべきものを決めなくてもいいんじゃないかと言いたいですね。今は情報が多いために、あれもこれもと考えることが多く、学生が辛そうにみえます。人と比較せず自分の選択に自信を持ってほしいし、働きながらゆっくり見つけていく自分なりのキャリアもあるはずです。情報に踊らされないことと、自分が「これだ!」と思うものを突き詰めることが大切です。「これができれば一生大丈夫」というものはありません。だからこそ自分がやりたいことにチャレンジすれば、道は開けると思います。 学生新聞2020年4月20日号より(日本大学2年 菅田剛志)

経営者

株式会社Z会エデュース 代表取締役社長 高畠 尚弘

生徒と全力で向き合い 改善策の積み重ねが重要! 株式会社Z会エデュース 代表取締役社長 高畠 尚弘(たかばたけ なおひろ) 1970年石川県生まれ。1993年、早稲田大学政治経済学部を卒業して、株式会社Z会に入社。社歴のほとんどを教室事業のさまざまな業務に従事し、2015年の教室事業分社化に伴い、会社設立とともに株式会社Z会エデュース代表取締役社長に就任。株式会社栄光の役員も兼務し、グループ内のさまざまな教室事業にも関わっている。趣味はサッカー観戦(ゴール裏)と野球観戦(外野席)。 目の前にいる生徒と真摯に向き合い、現状に対しての改善策を模索し続ける高畠社長。今の子どもたちに必要なのは「アウトプット」の力であり、これを養う「書く力」が重要なのだという。常に向上心を持ち、新しいことに果敢にチャレンジする高畠社長が目指す教育とは。 学生時代を振り返ってみますと、学問に打ち込むというよりスポーツやアルバイト、課外活動に明け暮れた毎日を送っていました。 大学時代の専攻は政治学でしたが、塾講師をしていたこともあり、教育にはずっと関心があり、いろんなことにチャレンジできる会社に就職したいと考えていました。Z会は、通信教育、教室、出版など多岐にわたる事業を展開していて、選択肢が多くてとても魅力的でした。就職活動を通して、会社の雰囲気がよく、本質的な指導を重視する教育理念も自分にフィットしているなと感じていました。 たとえば、大手の競合塾はたくさん宿題を出し、週に何回も授業があります。一方、Z会では、1題1題をしっかり考えさせて定着させていく教育方針なので、効率よく学び、成績を伸ばしていくことができます。また、生徒は自主的な学習姿勢を身につけられますので、週に1~2回の通学で力をつけることができます。 これから必要なのはアウトプット力 他社との差別化において重要なのは、やはり「一人ひとりをしっかり見る」ところです。これからの社会では子どもが必要とされる能力は「書く力」だと考えています。インプットさせるだけではなく、「アウトプット」させることが重要であり、これに必要なのが書く力だと考えています。今の子どもは、学校の国語の授業でノートを縦に書くということを教わっていないのでは? と担当授業で感じることがあるぐらい、書くことに対しての意識が低いことに懸念を抱いています。Z会の教室では、もともとが通信教育の会社ということもあり、一人ひとりの答案に時間をかけて添削しています。そのため、どの塾よりも赤ペンを使っているという自負があります。生徒には「ここに理由を入れよう」、「具体例を書いてみよう」など、正しいか正しくないかではなく、どうすれば相手に正確に伝えることができるようになるかを意識させるような指導をしています。  私は「目の前の生徒に全力で向き合うこと」で教育を通した社会貢献が可能になると考えています。よりよい教育を目の前の生徒にどれだけ提供できるかが大事ですね。そしてその結果、社会で活躍する人を増やしていきたいと考えています。だからこそ手のかかる添削にこだわっていますし、先生方にもその姿勢を求めます。彼らの成績を伸ばすことも重要ですが、「社会の中核を担う人材に必要な知性・感性を育む」ことがもっと大切なことであり、Z会の教室は、そこにブレない信念を持っています。また生徒を増やすことは大事ですが、辞めずに続けてもらえるかも重要です。生徒の継続率も評価基準にしています。なぜなら生徒の継続率は、塾として十分なサービス提供が出来ているかどうか、顧客の満足度を測る指標になってきて、塾への長期的な信用につながるからです。 より良い教育を追求しチャレンジし続ける 今後はもっといろんな街に「Z会の教室」を作っていきたいです。そのためには、理念に共感してくれる人、仲間を増やしていきたいです。また常に現場感は大事にしていたいですね。より良い教育を追求していくために新しいことにチャレンジし続けたいと思っています。教える喜びを持ち続けるため、また、実際に生徒に接することでさまざまな新しいアイデアを得られるように、現在も中学受験の授業を週1回、担当をしています。そして、来年はどんな新しいことをしようかと常に意識をしています。10年後というすごく離れた未来を考えるだけではなく、目の前のことで改善できることはないかを常に考えています。教育は人間を相手にする仕事なので、今どうするかという積み重ねが、最終的には将来に繋がり、重要になってくると思っています。 目の前の生徒が社会で必要とされるスキルを身につけ、人間的に成長できるようにサポートをしていく。そして、将来、社会で活躍している教え子が自分のことを覚えていてくれることが一番の喜びです。単純に偏差値をあげる手助けをするのではなく、社会の中核を担う人材に必要な知性・感性を育むことが私たちの使命だと思っています。指導で心がけていることはとにかくほめること、ほめてから注意するようにしています。ほめられたことが自信に繋がり信頼に繋がります。親御さんたちにもお子様の成長を実感していただけると嬉しいですね。 *message* 大学生は、時間があることが最大のポイントだと思うので、それを上手に活用して、さまざまなことにチャレンジして欲しいです。小・中・高・大学とどんどん学年が上がっていくうちに、同質の仲間と付き合うことが多くなっていきます。似たような思考の人ばかりと付き合っても視野は広がりません。アルバイトや旅行などを通して、新鮮な出会いを増やしてほしいですね。井の中の蛙になるのではなく、異なる仲間に出会うことが人間的に成長するために重要だと思います。 学生新聞2020年4月20日号より(慶應義塾大学2年 原田栞奈)

山本アンナ

株式会社FABRIC TOKYO 代表取締役社長 森 雄一郎

ユーザーエクスペリエンスを デザインする会社になる 株式会社FABRIC TOKYO 代表取締役社長 森 雄一郎(もり ゆういちろう) 1986年生まれ、岡山県出身。大学卒業後、ファッションイベントプロデュース会社を経て、不動産ベンチャー、フリマアプリ「メルカリ」の創業期に参画。2014年2月にオーダーメイドのビジネスウェアブランド「FABRIC TOKYO」をリリース。IT×リアルを掛け合わせたサービスを提供し、現在は東京・関西・名古屋・福岡で直営店を19店舗運営中。 子どものころに手に取った一冊の雑誌からファッションの虜に。ファッションメディアの立ち上げ、ファッションイベントプロデュースのアシスタント、ITベンチャーを経て、ECサイトでオーダーメイドスーツを提供する「FABRIC TOKYO」を起業。その想いや大事にしている文化について語ってもらった。 ファッションとの出会いは一冊の雑誌から 私は岡山県の出身で、どこにでもいるゲーム好きの中学生だったのですが、ある日親からそろそろ読んでみたらとファッション雑誌を渡されたのです。開いてみたらすごく衝撃的で興味を持ちました。それがきっかけとなってどんどんファッションにのめり込み、大学生になってからは、WEBでファッションメディアを立ち上げたり、ファッション好きのコミュニティを作ったりしていました。  映画のスターウォーズが大好きなのですが、好きになると自分で作りたくなるんですね。消費者ではなく、作り手に回りたくなる。当初は起業を目指していたわけではなく、いずれ「スターウォーズのようなもの」を作りたいなと思っていたんです。これが実現できる、面白そうな職業がないかと調べていたら、ファッションの演出家という仕事を見つけました。「これだ!」と思い、香川から東京の会社に「働かせてください!」と飛び込みでお願いしに行きました。履歴書を渡した後、毎日「どうですか?」と電話していたら、アルバイトとして雇ってもらえることになり、大学4年の秋ごろに神戸コレクションのアシスタントの仕事のオファーをいただきました。こうしてファッション業界での仕事が始まったのです。  私は当初、アパレル業界とは「未来を示す仕事だ」と思っていました。しかし現実は違っていたのです。ファストファッションの流行とも重なり、業界は不況の真っただ中。新しい風を入れられず、旧態依然とした業界に面白さを感じられなくなり、ファッション業界が嫌いになってしまいました。そんな時にベンチャーを起業した高校からの友人に再会したのですが、彼らがとても輝いて見えて、ITベンチャーは20代でもこんなに活躍できるんだと思い、新鮮な驚きでした。ちょうどその時、不動産ベンチャーの社長直下で学べる機会があったので、思い切って2年くらいマーケティングとセールスの勉強をさせてもらうことにしました。その後に、やっぱり自分で事業をやりたいなと思い、26歳で起業したのです。 ユーザーエクスペリエンスをデザインする会社に ライフスタイルを自由にデザインできる会社になろうとの思いを込め、2012年に「Lifestyle Design」を起業しました(後に、ブランド名に合わせFABRIC TOKYOに社名変更)。服というのは人によって自分の中での「大事さ」が違いますよね。でも、朝気に入ったコーディネートができると、良い気分で出かけられます。ファッションとは自分に自信を与えてくれて、毎日を明るくしてくれるものだと思います。私が店舗にいる社員によくかける言葉に、「FABRIC TOKYOは洋服を売っているのではない」というのがあります。ブランドの語られ方、お店での体験、仕上がった洋服を着る体験、その全てを通して私たちは「ユーザーエクスペリエンス」をデザインしている会社だと考えています。  また、FABRIC TOKYOの特徴はそのカルチャーにあります。組織文化、組織風土がユニークでして、それぞれの役職者が「偉い」という訳ではなく、代表も「役職」であると捉えています。みんなで補い合ってチームができているのです。楕円のように重なり合って真円になっていく形です。 価値観の共通化がお客様の満足度を高める 私たちには大事にしている「3つのバリュー」があります。それは“Vision Driven”、“Always Why, Always Run”、“All For One”です。1つ目は、組織には高いビジョンが必要だと思っています。個人では達成できない目標に対して、実現性をしっかりと示すことがトップの役割でもあり、そのビジョンに基づいて個々が働くことが大事です。2つ目は物事を考える時には理由の深堀が必要だと思っています。3つ目はサービスのクオリティの担保のためにも、全員で一つの事業を作っているという意識が大事です。これらを採用時にも大事にし、3ヵ月に1回の評価面談でも徹底的に「価値観」の擦り合わせをしています。 *message* 学生へのメッセージとしては、2つあります。1つ目は、「行動が早いと学べる時間が増えるよ」ということです。学校では起業も経営もなかなか学べないですよね。過去を振り返ってみても良かったことは、26歳という若さで起業し、行動したことです。その分だけナレッジは蓄積されるし改善もできますからね。2つ目は若いころは資産運用ではなく「自己投資」が大事だということです。中でも最強の自己投資は、今やっていることに全力で取り組むことだと思います。目標を立てて取り組み、結果を見て改善する。この繰り返しの中で、成長ができると思います。頑張ってください! 学生新聞2020年4月20日号より(慶應義塾大学4年 山本アンナ)

北島麗音

株式会社カカオジャパン 代表取締役社長 金 在龍

日々悩みながら乗り越える 頑張った人が報われる会社に 株式会社カカオジャパン 代表取締役社長 金 在龍(キム ジェヨン) 1976年6月生まれ。2006年からNHN Japan株式会社にてHangame, LINE, comicoのサービスを経験。その後、カカオジャパンでの新規事業立ち上げに携わるため、2015年5月より現職。 2016年4月、電子マンガ・ノベルサービス「ピッコマ」をリリース。 今や1日200万人が利用する電子マンガ・ノベルサービス「ピッコマ」。金社長は学生時代に40ヵ国もの国を旅行し、旅をすることで一人ひとりの違いに気づき、認め合うことの大切さを学んだという。これまで歩んでこられた道のりを伺った。 大学時代は一人でよく旅行に出かけました。40ヵ国ほど行きました。周りからは不思議がられましたが、とにかく楽しかったのです。旅をすることで一人ひとりが違うということを実感しました。世界に出ると文化も違うし感覚も違う。どちらが正しいということではなく、違うということが分かった。旅をすることで違いに気づき、認め合うことの大切さを学びました。アルバイトもよくしましたが、効率の良い仕事は何かということを常に考えていました。悩むのは良いことです。悩み続けていると少しずつ進歩していきます。何かに悩んだり考えたりしていると何かが見つかります。夢を持っている人と持っていない人がいますが、夢を持っていないのもまたいいことです。夢がないのはある意味いろいろな可能性があるとも言えるからです。 ITの広さへの魅力と今の仕事 大学卒業後、スポーツが好きだったのでスポーツ関係の会社に入りました。そこでスポーツマーケティングを学んだのですが、大学1年の時にネットが流行りだし、広告の新しい拡散の仕方に興味を持っていたということもあり、NHN Japan株式会社(現LINE 株式会社)へ転職しました。ITには壁がありません。 50円とか100円で売っているものがたくさん集まれば10億円くらいになる。小さい金額だけど数が集まればものすごい量になる。しかもやすやすと国境を越える広さが 魅力だと思いました。仕事はいつも苦しいものです(笑)。そういう時に思うのは「苦しい時は上り坂」という言葉です。人は成長している時は上り坂を登っているのです。だから苦しいのです。ですので、私は苦しいことに対して嫌だとは思わないのです。もし挙げるとすれば、苦しかったのは、この会社に来てスタートする時でした。NHNにいる時に、カカオの創業者(NHNの創業者でもある)にカカオにこないかと声をかけられたのですが、行くのを迷っていました。環境の変化に対する恐怖があって、ゼロから何かを始めるのが不安でした。ただ、当時、38歳だったのですが、40歳までには何かにチャレンジしたいという思いもありました。何が大事かを改めて問い直したときに、人が大事だと思ってカカオに行くことを決めました。一緒に頑張ってきた仲間がいたのでチャレンジしてみようと思ったのです。 漫画アプリ「ピッコマ」を立ち上げる ゼロからピッコマを始めた。当時、アプリで漫画を出している会社はたくさんあって、周りよりスタートが遅れている中でどうやって挽回すればよいのか悩みました。2015年5月に入社して、翌年の4月に漫画アプリ「ピッコマ」を開始しました。開始当初は、漫画作品は80作品程度でした。1年間準備をして、サービス開始から約2週間後の1日の売上は200円や300円程度でした。そこから作品を1作品増やすごとに少しずつ売上が増えていき、3ヵ月目になって1日利用者は3000人ほどになったのです。 その時に「7月末までに利用者を1日1万人にしたい」と社員の前で公言したのです。その時の社員の顔には無理という言葉が書いてありました。しかし、結果的には7月28日に1万人を達成したのです。この達成することの楽しさを味わった私たちは確実に成長しました。そして、1万人を突破した後、わずか10日で2万人を突破しました。 このように苦労を重ね、達成することの楽しさを知ったのが私たちにとって大きな財産になったと思います。 頑張った人が得する会社に 自分は褒められると伸びるタイプです。認められた時が一番幸せな瞬間です。だから頑張った人が得する会社を作りたい。「勤勉・誠実」の2つは大切にしたいですね。また、人にはそれぞれ強みと弱みがあって、強い部分を組み合わせることでもっと強くなると思うんです。だから弱みを補うより、強みを伸ばしていくことが大切だと思っています。 課題は私たち自身の高齢化です。お客様は10代、20代が中心なのに作っているのは30代。それを承認するのは40代。ユーザーが求めるものをきちんと提供できているかが課題ですね。お客様の当たり前は私たちの当たり前とは違う。だから私たちはその穴を埋めなければならないのです。時代に生き残るのは「力が強いもの」ではなく、「変化に対応できるもの」だと思います。 *message* 人って誰かと比べがちですが、まずは自分を好きになってください。人には必ず良い面がありますので、自分自身に大丈夫と言ってあげてください。自分に自信がある人は大変なことも乗り越えられます。あとは日々悩むことをして欲しいです。悩むことで何かに繋がるからです。 学生新聞2020年4月20日号より(文教大学1年 北島麗音)

安齋英希

国務大臣・衆議院議員 竹本直一

アメリカ留学で見えた世界の中の日本!政治家が見据える日本の未来とは ■プロフィール 1940年大阪府生まれ。京都大学法学部卒業。国家公務員上級職として採用され、のちに政府派遣留学生としてカリフォルニア大学バークレー校大学院、コロンビア大学大学院を修了。建設省に勤務したのち、1996年衆議院議員総選挙に立候補、初当選。2005年財務副大臣。2019年内閣府特命担当大臣(科学技術政策・知的財産戦略・クールジャパン戦略・宇宙政策)、情報通信技術(IT)政策担当大臣。 ■どんな学生時代をすごしていましたか もともと政治家になりたいと思っていました。でも、人前で話すのが苦手だったので、高校時代は弁論部に入り欠点を克服しようと頑張りましたね。一番思い出深いのは、アメリカの留学時代です。6000キロを2週間かけて車で移動したり、英語でスピーチしたりしました。海外では、素直に堂々と話をしなきゃ、きちんと聞いてもらえないということを実感しました。 ■政治家を目指したきっかけ、現在の活動について 社会を動かすことに興味がありました。初めてアメリカ大陸を見たとき、なんで日本はこの国と戦争したのだろうと思いました。当時の日本は、井の中の蛙。外を見ていないと負ける試合をする可能性がある。だからこそ、つねに世界を見て、正しい方向に導かなくてはいけないと思いました。 現在は、2025年開催の大阪万博に、世界中から人を集めて成功させたいと尽力しています。 万博誘致は、最後はロシアとの競争になったんですが、92対62で勝ち取ることができました。人を動かすには、相手のマナーや雰囲気に溶け込み、仲間意識を持っていただくように意識することが大切だと実感しましたね。 また、日本は今世紀に入ってノーベル賞を18個受賞していて、これはアメリカに次いで世界第2位です。 しかし、これからこの数が伸びるかと言われれば伸びないかもしれない。論文を書く人が少なくなっているし、理系に進む学生も少なくっていますよね。だから、大臣賞をつくって表彰したり、ドクターを取った人を企業が積極的に雇用するように働きかけています。 ■どんな学生といっしょに仕事をしたいと思いますか いま、国会でインターンを募集しているのですが、フットワークが軽く、スピードがある学生がいいですね。いまの時代は、時間をかけてやるより、早くできる人を求めています。 今年の成人式で、「若い人は憧れをもってください」と話しました。辛さや厳しい状況になっても憧れがあれば耐え凌げる。頑張れます。 今は、個性の時代。組織の歯車ではなく、個性をいかして活躍する努力を怠らないでください。 学生新聞2020年4月20日号より (駒澤大学3年 安齋英希)

山下充良太

株式会社北の達人コーポレーション 代表取締役社長 木下 勝寿

時価総額1000億円企業を 一代で築いたその原点とは 株式会社北の達人コーポレーション 代表取締役社長 木下 勝寿(きのした かつひさ) 1968年神戸生まれ。大学在学中に学生起業を経験。卒業後は株式会社リクルートで勤務。その後、コネもツテも無い状況から起業し、17年連続増収。5年で売上18億円→83億円。同業5倍の利益率。と、急成長を遂げ一代で東証一部上場企業にまで押し上げた。Forbesアジア「Asia‘s 200 Best Under A Billion賞」受賞。日本国政府より紺綬褒章受章。 お客様の“悩みを解消する方法を提供する”という考え方に基づき、化粧品・健康食品をインターネット上で販売している北の達人コーポレーション。お客様の悩みが解消されたときの喜びの声が原動力であると語ってくれた木下社長。“自分たちが自信を持って家族や友人にすすめられる商品を販売する”その原点を忘れずに成長し続ける同社。今後は世界を見据え、デジタルから生まれた消費財のグローバルブランドを目指すという。その熱い思いを伺った。 大学生の頃から起業をすることを決めていました。その当時から、遊びの延長線上や社会人の真似事ではなく、本気でビジネスがやりたいと思っていたので、起業意識の高いメンバーが多く在籍している“リョーマ”という関西の学生企業に入りました。 “リョーマ”では、サークル情報や合宿免許情報を紹介する「サークルカタログ」というものを作っていましたが、それはごく一部の仕事で、私は、大手広告代理店から回ってくる案件の企画書や提案書を書いたりしていました。その当時は、ほぼ毎日スーツを着て出社し、そこから授業を受けに行き、終わったらまた会社に帰ってくるというような生活をしていましたが、忙しくも非常に充実した日々でした。私が在籍していたときは“リョーマ“には20〜30人のメンバーがいたのですが、今はそのほとんどが経営者になっていて、半分くらいは上場しています。今も定期的に同窓会があり、その度に良い刺激をもらっています。 いったんは就職しそののちに起業 “リョーマ”出身の人たちは、大学を卒業したら自分で起業するか、もしくはリクルートで修行して起業を目指すかのどちらかの流れがありました。私の場合は、起業をする前に一般企業で修行をしたいと思っていたので、一旦リクルートに入社することを選びました。また、その当時、まだインターネットが普及していなかったのですが、近い将来デジタル化の流れが来て、マルチメディアで世の中が全て繋がっていくと想像をしていました。そうなったときにコンテンツが圧倒的に足りないことと、通販事業が伸びることを分かっていました。将来性の高いコンテンツビジネスと通販事業、どちらの道に進むべきか考えたときに、コンテンツビジネスを選択しました。リクルートに決めたのも、コンテンツビジネスが学べるというのも決め手のひとつでした。そして、営業として入社し5年が経ったころ、インターネットが急激に普及しはじめ、自分の中で起業のタイミングが来たと思い、すぐに退社を決意。当時住んでいた大阪で起業し、カニやメロンなど、北海道の特産品を取り扱う通販事業を始めました。 資金ゼロからのスタートだったので、自分でホームページを作り、注文も自分で受けていました。そして、ある程度軌道に乗ったタイミングで北海道に移り住みました。 北海道で本格的に通販事業を開始 北海道の特産品の一つに「てんさい」という砂糖の原料になる植物があります。これを原料にしたオリゴ糖食品を販売したところ、“便秘が治った”と、多くの声をいただくようになりました。それがまたたく間に口コミで広がり、記録的なヒット商品となりました。カニやメロンなどの美味しい特産品ももちろんお喜びの声はいただけますが、悩みが解消されたときのお客様の喜びの度合いは全く違ったものでした。そこから、おいしい商品だけではなく、「お客様のお悩みを解消できる商品をもっと増やしていこう」と思い、悩み解消型の美容・健康食品に注力するようになりました。 その当時は仕入れた商品を販売していたので、全国各地の様々な悩み解消型商品を探し回りました。そこで気づいたのは、世の中に出回っている商品の多くが「理論上効く」ものであって、「本当に効く」かどうかはわからないものでした。私たちの信条は、“自分たちが自信を持って家族や友人に勧められる商品を販売する”ことです。世の中に、おすすめできる商品がないのであれば「自分たちで作ってしまおう!」というところから、オリジナル商品の開発へと舵を切りました。今は、健康食品、化粧品、一部雑貨含め、約30商品を展開しています。 私たちは、ただ単純に健康食品、化粧品を作って売ろうという考え方は持っておらず、人の悩みを解消する方法を提供しようという考え方をしています。例えば、『アイキララ』というアイクリームを販売していますが、アイクリームを売ろうと思って作ったのではなく、目の下のクマや加齢によるたるみの悩みをなんとかしたいと思ったことが商品開発のスタートでした。解決さえすれば、口から摂取する健康食品、肌に付ける化粧品どちらでも良かったのです。様々な種類のものを色々な方向性から多数試作品を作ってモニターしてみた結果、一番実感度が高かったのが結果的に“クリームタイプのアイクリーム”でした。対外的にはわかりやすく健康食品、化粧品を販売していることにしていますが、お客様に対しては“悩みを解消する方法を提供する”という考え方で向き合っています。 デジタルから生まれたグローバルブランドに 20年前からインターネットが普及してきたことによって、世の中はいったんリセットされたと思っています。メディアに関しては完全にテレビや雑誌からネットに変わってきていますし、流通もほぼネットに変わってきています。しかし、メーカーブランドに関しては、まだリアルの流通の方が強いと思っています。今、徐々にDtoCという流れが出てきていますが、われわれ自身はデジタルネイティブの消費財のグローバルブランドになっていきたいと考えています。今は日本と台湾だけですが、今後、世界に向けて展開して行き、デジタルから生まれた第二の花王だとかP&Gになって行けたらいいなと思っています。 *message* 社会に出てからは学ぶ機会がないようなことを、大学の間でどれだけ学べるかということが重要だと思っています。そのためによく学生の皆さんにおすすめしていることは、アルバイトをするならクレームの多いサービス業を選ぶことです。クレームというものは価値観が違うときに生まれるものです。クレームの多い仕事に携わることで、色んな価値観を持った人と接することができ、なぜそのような考え方をしているのかを知ることができます。立場、年齢、環境の違いによっての多方面の考え方を知ることによって、社会人なって理不尽だと感じることも、「自分の価値観の幅が狭いだけかもしれない」ことに気づけるのです。社会に出てからクレームの多いバイトはできないので、大学のうちに色々な価値観を知る経験をしておくことをおすすめしたいです。 学生新聞2020年4月20日号より(日本大学4年 山下充良太)

小川淑生

株式会社アデランス 代表取締役社長 津村 佳宏

毛髪に悩むすべての人を幸せにしたい そのための社員ファースト 株式会社アデランス 代表取締役社長 津村 佳宏(つむら よしひろ) 1963年生まれ。広島県出身。早稲田大学人間科学部卒業。1982年3月、株式会社アデランス入社。2017年3月、代表取締役社長兼グループCEO就任(現任)。内閣府認定公認社団法人 日本毛髪科学協会 毛髪診断士認定指導講師、早稲田大学マーケティングイノベーション研究会所属、金沢工業大学 客員研究員、看護理工学会 評議員。 技術者に憧れてアデランスに入社した津村社長。毎日、懸命に技術を磨いたその先にたどりついたのは、技術と知識、そして、おもてなしの心、すべてを兼ね備えた「プロフェッショナル」になること。目標を持つことは大事、でも成長するにはもっと大切なことがあるという。それは何かを伺った。 理容師や美容師など、手に職を持った技術者に憧れていたんです。学生時代はあまり勉強しなかったので、社会に出てから頑張ろうと(笑)。そして、アデランスに入社。最初に待っていたのは、通信の理容師学校で学びながら、ヘアカットなどの技術研修。特に、パーマのロットを上手く巻くことができず、ここで自分の不器用さに初めて気がつきました。技術試験では、同期生80人中5人が不合格だったのですが、そのうちの一人が私。それはもう悔しかったですね。街中でカットモデルを探して練習させてもらう、という日々を経て迎えた追試。なんとか合格することができました。  これがきっかけで学習意欲に火がついたんです。「技術大会で優勝するぞ」という目標を立て、毎日、技術練習に明け暮れ、なんと優勝。とにかく技術を磨きました。 本当のプロフェッショナルになる  その後店舗に配属され、お客様の髪の毛と向き合う毎日が続きました。そこで気づいたのは、「まずはお客様のニーズを引き出さなければいけない」ということでした。自分が勧めたいものを無理に勧めてもお客様は満足してくれません。まずはお客様のお話をしっかり聞いて、お客様の悩みを解決する。そのうえでサービスを提供する。  これを実践するためには、自分自身が本当の「プロ」になる必要がありました。お客様に寄り添う気持ち、豊富な知識、確かな技術、そして最高の商品を兼ね備えたプロフェッショナルにならなければなりません。  ここでの気づきが「最高の商品」「最高の技術と知識」「心からのおもてなし」という、現在のアデランスの経営理念に繋がっているんです。  こうやって根本を徹底していかないと、結局、なにごとも遠回りになってしまうんです。たとえば、見せかけだけのテクニックをいくら磨いたとしても、お客様は商品を買ってはくれません。まず技術や知識を磨き上げ、お客様のニーズに合った最高の接客をする。そうして初めて、「この人がお勧めするなら買ってみようかな」となる。 社員の幸せがお客様や社会へ連鎖する  私が一緒に働きたいと思う社員は、前向きで「これがやりたい」ときちんと言葉にできる人です。そして、「これがやりたい」と言われたら、よほどのことがない限り、やらせます。管理職の社員にも「部下をバッターボックスに立たせなさい」と言っています。  私や管理職の人たちが、自分の経験則だけで判断をしてはいけないのです。やってみないと何も新しいことは生まれません。それに、そうすることで社員がやりがいを感じてくれるんです。  アデランスでは社員と社員の家族の幸せを第一に考えています。社員がやりがいを感じてくれたら家族も幸せですし、家族が幸せだと社員も幸せだからです。そして、取引先の方にもいい仕事をしていただき、家族全員で幸せになってもらう。これらが全部揃うとお互いにいい仕事ができてお客様も喜んでくれる。そうすると地域社会にも株主にも貢献できる。このように、足元から固めてみんなが笑顔になるサイクルを作ることが、一番大事なのではないかと思います。 毛髪で悩む世界中の人々を幸せにしたい  アデランスは当初、毛髪に悩む男性向けにオーダーメイド・ウィッグ事業を始めました。しかし、病気やケガなどの理由で脱毛に悩みを抱えているお子様もいらっしゃることを知り、1978年から、オーダーメイド・ウィッグの無償提供(4歳から15歳までのお子様を対象)を始めました。技術者が実際に病室まで行き、頭の形を図り、ウィッグを製作。出来上がったら直接患者さんに届けるんです。すると、ご本人はもちろんのこと、ご家族の方々も大変喜んでくれるんですよ。  あの笑顔を見たときに、「人様のお役に立てているなぁ」としみじみ思いましたね。こういう現場を実際に見たからこそ、「毛髪に悩む世界中の人々を幸せにしたい」とより一層強く思うようになりました。 *messege* 学生のみなさんには、目標を持って頑張ってほしいです。語学や文化を学び、世界で活躍できるグローバル人材になってください。アデランスも売上の51パーセントは海外での売上です。今後、どこの企業でもグローバル化が進んでいくでしょう。年功序列よりも能力主義、そして年齢・国籍・性別に関係なく活躍できる、ダイバーシティがさらに進んでいきます。つまり、誰でも頑張ればチャンスをつかめるようになる。頑張った学生がこれからの日本を支えていくと思います。  頑張るにあたって、目標と同時に欲も持ってほしいです。欲がなければ成長できません。「これが上手くなりたい」とか「あれが欲しい」とか、本当になんでもいいんです。強烈な欲を持って、その欲を充足させることに貪欲になってください。 学生新聞2020年4月20日号より (慶応義塾大学4年 小川淑生)

経営者

株式会社ドトールコーヒー代表取締役社長 星野正則

コーヒーだけを売っているのではない。「ホッとする、幸せだな」という感情を生み出すのが仕事です ■プロフィール  1959年新潟県生まれ。大学卒業後、ドトールコーヒーに入社。一般卸営業職を経て、店舗開発業務に従事。2000年6月に取締役に就任し、2017年4月より現職。2008年5月よりドトール・日レスホールディングスの代表取締役社長も兼務。 セルフコーヒーショップのパイオニアとして業界を牽引し続けるドトールコーヒー。コーヒー豆の生産から卸、ショップ展開まで一貫して行う日本最大級のコーヒーチェーンの星野社長に、仕事の意義や学生に求めるものを伺った。 ■ドトールコーヒーに就職したきっかけを教えてください  大学時代は、褒められた学生ではなかったんですよ(笑)。少林寺拳法の部活や、自立のためのアルバイトばかりに精を出して、なんと5年も通いました。 就職の内定もギリギリまで決まらず、教授から「何か好きなことはないのか」と聞かれ、「そういえば喫茶店に行くことが好きだから、コーヒー業界に就職しよう」と。 ドトールコーヒーに電話して、会社に行ってみたらいきなり社長面接でした。 私の成績表を見た鳥羽社長(当時)が、ひと言「勉強嫌いだったんだね」と(笑)。 「なんで大学に行ったのか」と社長に聞かれたので「、友達をつくろうと思いました」と答えたら、「素晴らしい!一緒に頑張っていこう」と突然握手されました。 私のことをわかってくれた気がして、こういう社長と仕事がしたいと思いましたね。 ■就職した頃の思い出をお聞かせください  新人時代の私の仕事は、ドトールのお店を全国に増やすことでした。フランチャイズのオーナーになってくれる人を探し、事業計画を練り、出店をフォローします。 あるオーナーに出店してもらって店をオープンさせたのですが、業績不振の状況が続きました。 私も何かできることはないかと模索し、人件費を浮かすために土日はそのお店で働いたりして協力しましたが、どうにもなりませんでした。 とうとうオーナーさんから「出店時の6000万円の借金も返せないし、手の打ちようがない」と言われてしまった。 そこで、鳥羽社長に相談したところ、「オーナーから店を買い取って、閉店しよう」と言うのです。 オーナーの借金は無くなりますが、会社の損失につながるわけですから、この回答はとても意外でした。 でも鳥羽社長は「家族、オーナー、お客様…。ドトールコーヒーに関わる人を、不幸にしてはいけない」と言ったんです。 誰かの不幸の上に成り立つ商売は間違いです。そして、もしも間違いを犯してしまったら、謝り、自分たちで正していくこと。そんなことを教えてもらいました。それ以降は、出店もより慎重に、熟考するようになりましたね。 ■どのような点にコーヒー業界で働く意義を感じますか  コーヒーが飲みたければ、家庭でも飲めます。でもお客様はドトールコーヒーのお店に来てくれる。これは、単にコーヒーを飲みに来ているだけではなく、ホッと安心できる場を求めて来られているのだと思います。 外食産業は、「食べる」ことで空腹を満たす時代から、コミュニケーションの場、憩いの場としての要素が大きくなってきています。 ですから、私は「外食産業は幸福創造業」だと思っているんです。「美味しい」だけでなく、「幸せだな」という感情をつくる仕事です。 人が求めているものは幸せです。それを提供できる私たちも幸せ。これが外食産業の醍醐味だと思うんです。 創業者の言葉は、「ドトールコーヒーに関わる人全員を、幸せにしなくてはいけない」と言いかえることができるかもしれませんね。 だからこそ、お客様の目線に立つことができる人と一緒に、会社を育てていきたいと思っています。 礼儀正しく、身だしなみが整い、謙虚で誠実な学生は多いです。でも、これは当たり前のこと。相手(お客様)が何を考えているのか、何を求めているのかを理解できる人。お客様と幸せを共有できる人を求めています。 ■大学生たちへのメッセージをお願いします  学生時代はとにかく勉強してください!勉強といっても、大学の授業や資格の勉強だけではありません。本当の「知」に触れてほしい。 本を読んだり、音楽を聴いたり、英語の勉強もいいですね。人生の幅が広がります。少しでも興味を持ったことにはチャレンジして、自分の好きなことを見つけてほしいです。学ぶ楽しさを知った人は、社会人になっても強いです。 社会にでると、理不尽なことがたくさんあるし、時間の制約もできる。いまある自由な時間を存分に活かして、大学生だからこその楽しみを謳歌してほしい。そうすることで、自分だけの唯一無二の感性が磨かれるのだと思います。 学生新聞2020年4月号 立正大学2年 後藤秀貴

山本アンナ

株式会社プロラボホールディングス代表取締役会長・グループ代表兼CEO 佐...

働くこと、仕事をすることの目的を突き詰めていく ■プロフィール 早稲田大学卒業後、一部上場企業勤務を経て、1998年総合マーケティング会社を設立。ブランディング戦略やPR企画などの企業コンサルティングを手掛ける。その後、2002年に株式会社エステプロ・ラボ(現・株式会社プロラボホールディングス)を設立し、代表取締役に就任。ブランド立ち上げから15年で、国内約13,500店の美容・健康施設と海外9ヵ国に展開するサロン専売ブランドに成長させる。 インナービューティプロダクツを国内外に展開しているのが、プロラボホールディングス。「経営者になりたい」という思いから起業した佐々木社長の身の上に次々に起こったトラブル…。詐欺被害にまで遭って、とことん自分を見つめ直した末に見えてきた経営の本質とは?熱いトークを伺ってきました! ■経営者になりたいと思い続けた学生時代  学生時代から「いつか経営者になろう」と心に決めていました。田中角栄氏、マクドナルドの藤田田氏などに憧れ、彼らの本をよく読んでいましたね。だから「就職」という選択肢は自分にはないと思っていたのですが、友人の就活に付き合って、1社だけ受けたところ、たまたま内定をいただきました。それでも気が進まなかったのですが、社会人の先輩から「とりあえず経験を積んだら」と助言を受け就職しました。 ■30歳で起業したものの、受注ゼロが続く日々…  その後、「自分で何かやりたい!」という思いから、30歳のときに独立しました。起業の資金は川崎市創業支援制度を活用し、1100万円の融資を受けて、フリーペーパーの広告ビジネスを始めました。田園都市線沿線で新聞への折り込み情報誌として20万部のペーパーを発行したのですが、6ヵ月の間、1日120件まわっても1件も受注できず…。 また、紙面も広告がベタベタとただ掲載されているだけだったため「、読みづらい」といったクレームも多くありましたね。何のノウハウも実績もなく、楽観的な見通しで始めたため、今考えればうまくいくはずがないのですが、お金をもらって仕事を取るにはこんなにも「信用」が大事なのか、と痛感しました。 6ヵ月が過ぎたころ、知り合いの社長が広告掲載してくれたことを契機に、少しずつ案件が増えていきました。そして紙面のクオリティを上げるために、デザインや校正などプロの方を募集し採用したところ、ぐっと良い紙面になり、クレームも減ったんです。 素直に助けを求め、学びを請うことの大切さを知りました。 ■やっと成功したと思った矢先の急展開  紙面リニューアルを担い、私を助けてくれたのは、多くの女性でした。「かつてバリバリと働き、スキルと経験を豊富に持った女性」にたくさん出会ったんです。 そこで、主婦の空き時間で得意な仕事をしていただく「ミセス人材バンク」のアイデアを思いつきました「。田園都市ミセス1万人ネット」と銘打ってサービスを始めると、政治家や不動産などの広告が集まり始めました。やがて女性の集客やマーケティングに強い会社のような存在になってきた。ビジネスはどんどん軌道にのり、社員も30名くらいに増えていったんです。 そんな時でしたね。詐欺で7000万円を騙し取られてしまったんです。 銀行の借入金が返せなくなり、自分の給料も2年間ゼロ、社会保険も払えず、保険証も取り上げられてしまいました。子どもが風邪をひいても、(保険が効かなくて)高額だから病院に行けない。働いている人たちも不安に駆られ、続々と退社…。35歳の頃のこの時期が、いちばん苦しかったです。 ■どん底の経験が教えてくれたことは  こんなに一生懸命取り組んでいるのに、なぜ上手くいかないのだろう…と考えました。考えて考えて、どんな結論に至ったと思いますか? それは、受注ゼロやクレームも、そして詐欺被害も「すべての原因は自分にあった」ということでした。環境のせい、タイミングのせい、詐欺のせい…と、いろいろなことに責任を転嫁してきたけれど、それを招いたのはまぎれもなく私自身、自分の「思い」がそうさせていたことに気づいたんです。自分の成功、自分の幸せしか考えていない一生懸命は、偽りなんですよね。 良い思想の種を植えて、人格を造り、良い運命が創られていく。この時の気づきは、今の当社の社員教育内容の大きな根幹をなしています。 ■会社は誰のために存在しているのか  先ほどの自分原因説に加えて、「目的経営」を最重要視しています。会社には目的がないと長続きしません。目標の先にある、目的。つまり何のために、誰のために会社は存在しているのか、ということです。 単なる金儲けを目指す経営をすると、必ず会社は崩れてしまいます。何のために?誰のために?そう自問自答していくと、やがて会社の存在意義──目的が見えてきます。この自分と真摯に向き合う工程は、楽なものではありませんが、欠かせないものであり、「自分に向き合う」姿勢を持つことは、社員にも徹底的に教育しています。 プロラボホールディングスの目的は、仕事を通じて人格を高め、家族が豊かに存在すること、そしてお客様に幸せになってもらうこと、世界中の人を健康にすることです。目的の軸を「他人を幸せにすること」に置くと、ベクトルの合う良い人材が集まってきます。人に喜んでもらいたい、自分だけ良ければいいのではなく、社会を良くしたい。そんな利他の心がある社員とともに、会社を成長させていきたいのです。 ■message  いまは情報がたくさん集まる時代です。でも、情報に振りまわされない力を育ててください。本質を見抜く感性を身につけてください。 興味があることは、レールから逸脱してもいいからチャレンジ精神をもって実際にやってみる。失敗してもやり直しはきく。私みたいにね(笑)。 人生において、その情報は本当に必要なのか。社会に出てからも、もまれながら考えていってほしい。本当の幸せは、目標の先にある目的を自問自答していくことで見えてくるんじゃないかな。 学生新聞2020年4月号 慶應義塾大学4年 山本アンナ

北島麗音

戸田恵梨香 11ヵ月にわたる撮影期間は新しい挑戦。連続テレビ小説への出演...

<プロフィール>戸田 恵梨香(とだえりか) 1988年生まれ。兵庫県出身。ドラマ「エンジン」、「野ブタ。をプロデュース」で注目を浴び、『デスノート』で映画デビュー。「SPEC」「コード・ブルー ―ドクターヘリ緊急救命―」「大恋愛~僕を忘れる君と」などに出演。NHK連続テレビ小説「スカーレット」ヒロイン好演中。 連続テレビ小説「スカーレット」に出演することが決まったときのお気持ちは?  出演のお話をいただいたのが昨年(2018年)の8月ごろで、内容もどういう役をやるかもわからなかったのですが、ちょうど8月に30歳を迎え、それを機に20代でもやもやしていたことを断捨離すると決めていました。「断捨離」といっても大事なものは持ち続けていますが、余分に持ち過ぎてしまった「物」や「思い」を捨ててみたときに、心のゆとりができて自分の中に空間ができました。そのタイミングで、朝ドラのヒロインのオファーをいただいて、心にすぅっと入ってきました 。 “朝ドラ”への挑戦の恐怖はなかったですか?  恐怖心はあまりなかったです。とにかく自分の興味が一番強かったですね。今までドラマや映画など一つの作品に1ヵ月~3ヵ月半携わっていて、どの作品も濃厚かつ濃密な時間を過ごしてきました。場数をふむことによって、実力や精神は成長すると思っていたけど、このお話をいただいたときに考えが変わりました。11ヵ月同じ役を演じられるってこんなぜいたくなことはないし、演じきったときに自分の成長する幅や質はものすごく大きいんじゃないかと感じて、やるしかないと決意しました。 放送を楽しみにしている方々へのメッセージを。  喜美子は本当に元気で、関わっている人たちすべてを笑顔にする、頼りにされるような存在です。また人に対して懐が深くて、愛情が本当に深い人です。たくさんの壁にぶつかりますが、喜美子がどう自分の中で答えを出していくのかが見どころだと思います。みなさんに元気を与えられる作品になっていると思いますので、ぜひお楽しみに! 学生新聞2019年10月31日号より (文教大学1年 北島麗音)

小川淑生

福原遥 誰かの心を動かすために、後悔をしないために、芝居も歌もダンス...

<プロフィール> 福原遥 (ふくはらはるか) 1998年8月28日生まれ。2016年に「グッドモーニング・コール」で主演を務める。「もしもツアーズ」レギュラー出演。2019年は、ドラマ「3年A組」、『4月の君、スピカ。』、映画『賭ケグルイ』に出演。さらに「コーヒー&バニラ」で主演を務め、「CHEAT」に出演中。 『羊とオオカミの恋と殺人』に主演した感想を。  いつか殺人鬼を演じてみたかったので嬉しかったです。原作の「穴殺人」を読んだとき、一見理解しがたい奇妙な恋愛観や2人がどんどん惹かれ合い愛し合っていく姿がとても美しく衝撃を受けました。撮影現場で創り出された2人だけの独特の世界観にも感銘を受けました。この作品から愛というものの尊さ、美しさを感じ取っていただけたら嬉しいです。 芸能界を走り続けるモチベーションとは。  毎回新しいことに挑戦できますし、自分が想像できない世界を見ることができて楽しいです。お芝居がすごく楽しいけど、その反面、実は悔しいと思うことも多いので、それが続けたいと思う一つの理由になっていると思います。落ち込むことがあっても、「よかったよ」「もっと見たい」と温かい感想をいただくと、こんなんで負けてたまるかって思う。負けず嫌いなのかもしれません。  私、子供の頃からエンタメが好きで、テレビや映画を見るたびに、刺激やパワー、勇気をもらっていました。私が表現したことが少しでも誰かの心に刺されば嬉しいなと思っています。 大学生へのメッセージをお願いします。  諦めないでください。自分がやりたいことに対して、自分にはできないかもって思わずに、めげずに続ける根性、ブレない気持ちを持つことは大事だと思います。  私は安心、満足しないようにしていますね。自分自身に対して「悔しい」と思うことが成長のきっかけになるし、後悔したくないので、前に進もうという、気持ちを絶対に持ち続けていようと思っています。 学生新聞2019年10月31日号より (慶応義塾大学4年 小川淑生) (東洋大学1年 萱沼祐希、文教大学1年 北島麗音、駒沢大学3年 安齋英希、専修大学3年 山崎蓮、日本大学4年 山下充良太、慶応義塾大学4年 小川淑生) 写真撮影:プロカメラマン 広田成太

芸能人

ナオト・インティライミ 僕の夢は折れない。 動き続けて必ずキャッチする

<プロフィール> ナオト・インティライミ 三重県生まれ、千葉県育ち。 世界66ヵ国を一人で渡り歩き、各地でLIVEを実施。2010年にメジャーデビュー。2012年にはNHK紅白歌合戦に初出場。2018年末には約3年ぶりのドーム公演をナゴヤドームにて開催。2019年9月から全国31公演のホールツアーを開催。 メジャーデビュー後、単身世界28ヵ国を訪ねる旅にでかけ、その途上でパレスチナのアラファト議長と語り合い、エジプトではプロサッカー選手にスカウトされるなど、様々な経験を重ねて、いまやドームを満員にするアーティストとして知られるナオト・インティライミさんに、どんな学生時代を過ごしたか、そして若い世代へ向けたメッセージを伺った。 充実した大学時代  大学の4年間はめちゃくちゃ充実していました。入学から卒業まで、今と同じくらい忙しかった。音楽、サッカー、勉強、遊びの4つを120%の力でやった4年間だったかもしれない。激しく生き急いでいたというか、現在に至る下地を作っていました。  小学校から高校までは、周りに支えてくれる人もいて、レールが敷かれ、やるべきことが与えられていたと思うんです。だけど大学に入ってからは完全に個人戦だと思いました。  誰に言われたわけではないのですが、自分でそう感じたんでしょうね。頑張って何かが動き出したら自分のおかげだし、何にも起こせなくて充実していなかったら、それも自分のせい。将来は大学時代に決まると思って、入学式から激しく動いていました。音楽の仲間を作ったり、自分の曲を作ったり、曲を入れたテープを売っていました。15曲入り300円のテープを。それを人に聞かせたら、いいじゃんこれ、えー300円? 安い、じゃあ買うって言ってくれて、花見、新歓、コンパで300本売りました。ここからだなと、何かが始まった感覚はありましたね。 夢は折れない。夢は叶える  これはいわゆる根拠のない自信ですが、自分の夢は折れない、必ず実現すると学生時代からずっと思っていました。  ただし、1回心が折れています。大学4年生の時にソニーからデビューして、1枚アルバムを出しましたが、全く売れず事務所が潰れました。8ヵ月間、一人暮らしの家に引きこもっていました。でも、ワールドツアーをしたいという夢があった。今はこんなんだけど10年後に笑っていたらいいんでしょ、と思っていました。その夢があったので、全財産を握りしめて海外に行きました。その経験も、再度メジャーデビューしたときに役立っていると思います。 音楽を作るとき  基本的には24時間365日アンテナが立っていて、この言葉面白いなとか、ふと言葉が浮かんだらメモにして、パッとメロディーが浮かんだ時はボイスメモに入れたりすることを癖のようにしていました。いろいろな経験のおかげでアイデアは飽和するくらいにあふれていて、それをこなす時間がないくらいです。  海外の人と仕事をし始めてからは、ゼロから作ってその場で歌入れしちゃうみたいな海外のやり方を最近は取り入れています。難しい方法なのですが、この歳になっていろいろな経験を積み重ねてきて、逆にそれが自分に向いているんだなと気づきました。今はそっちの方が多いですね。共同アレンジャーと作業場に入って、何もないところから歌入れまでを1日で行います。 大学生に想像してほしいこと  たとえば、大学3年生の秋になってスーツを着て就活を始めて、その時に慌てて自分が何をやりたいかを考え始めていたら、圧倒的に遅いと思うんです。あっという間に大学3年生の秋は来るわけで、その間に動き出している人もいるけど、大半はなかなかそこに気づけず、説明会に行くようになって初めて自分と向き合う。結局、第1志望の会社に受かるのは本当に一握り。なんとなく就職してなんとなく日々をこなしていくっていう人生はもったいないんじゃないかな。自分のために今日からでも動き始めてほしい。  それから、今の若い世代には携帯電話との向き合い方を考えてほしい。これは本当に大きく差が出るところだと思います。1日に6~7時間携帯を触っているという新聞記事がありましたが、計算すると1年のうちの3ヵ月、下を向いて生きていることになる。自分の意思がないと、なんとなくネットサーフィンをしたり、自分のやりたいことと関係ない誰かのインスタの写真を見たり、無駄な情報に時間を費やしてしまう。80年間生きるとして20年間丸々下を向いていたとしたらそれはどうなのか。下を向いていたら誰かが撮った動画の流れ星は見えても、自分のあの流れ星、かけがえのない流れ星には一生たどり着けない。  携帯をいじる時間は半分に減らせます。たとえば、電車待ちの10分や信号待ちの30秒にただ習慣として携帯をポケットから取り出しても、そこには意思がない。それをしなければ、自分の過去と現在と未来に思いを馳せる時間になったり、あいつ何しているかな、ちょっと会いたいなと誰かを思う素敵な時間にもなり得ます。けれど、よく知りもしない誰かがどこかに遊びに行った写真やラーメンの写真をスワイプしていても、自分のやりたいこと、幸せで豊かな自分の人生には一歩も近づかない。携帯に支配されず、自分の意思を持って道具を使いこなせるかどうか、これはすごく大事なことだと思います。 学生新聞2019年10月31日号より (東洋大学1年 萱沼祐希) 写真撮影:プロカメラマン 広田成太 <英文記事> Naoto Inti Raymi  My dream will never break. I’ll keep moving and always catch it.  ■Profile: Born in Mie Prefecture and raised in Chiba Prefecture. He has traveled to 66 countries worldwide and performed LIVE in various locations. In 2010, he...

人事

株式会社クリエイト・レストランツ・ホールディングス人財開発チームリー...

食を通じてお客様に笑顔を届ける ■プロフィール 学生時代にアルバイトとして飲食業に携わる。新卒でIT企業に入社するも、飲食のやりがいを忘れられず早期退職し、旧アルバイト先で正社員としてリスタート。以後は、飲食業ひとすじ。2005年より人事部に従事。 和食、中華、エスニックなど多岐にわたる店舗を経営するクリエイト・レストランツグループ。1016店舗、263ブランドを展開する飲食業界の雄に、事業の展望と仕事の魅力をうかがった。 ■飲食業界の特徴と将来性についてお聞かせください  飲食業界において、まずは食を通じてお客様に喜んでいただくことが不変の真理としてあります。美味しいお料理を作り、味わってもらい、素敵なおもてなしをする。この点は、飲食業界各社が取り組んでいることだと思います。  例えば、石油や原子力といったエネルギー技術などは、他のものに変わってしまうことがありえます。しかし、「食」は人間生活においてなくなることはありません。つまりこの業界が淘汰されることはないわけです。近年問題となっている少子高齢化による影響も懸念されていますが、人口減に伴って多少規模が小さくなるとしても、消滅することはありません。  ITの分野で技術改革が進んでおり、飲食業界でもこれらとうまく付き合っていくことが大切になるでしょう。世の中の変化に対応していく会社が生き残ります。そのとき要となるのは「開発力」。変化に応じて商品やサービスを開発し、世の中に発信していく必要があります。 ■この業界の魅力を教えてください  まず、働いている従業員にとっての魅力は、消費者から直接フィードバックをいただけること。美味しい料理を作り、お客様をもてなし、喜んでいただいた声が本人に直接届くのはかけがえのない喜びです。  経営の視点から見ると、新規の参入がしやすいことでしょうか。美味しいものを作る技術が身につけば、個人でも起業できる。他の業界に比べて、一旗あげやすいことでしょう。 ■どんな学生を採りたいですか?  外食産業は現場にすべてがつまっています。現場でお客様のニーズがつかめなければ、商品や店舗の開発もできないので、まずはお店で働くことに魅力を感じている人を採りたいと思います。  知識や資格はとくに関係なく、文系理系も問いません。グループミッションに共感してくれる人、仲間を大切にできる人、自ら考えて挑戦ができる人、外食産業で働いていきたいという気持ちと覚悟がある人、お店で料理を作ること、お客様をもてなすことが好きな人を求めています。 ■学生に対して御社をアピールするとしたら?  外食産業で働きたい人にとっては、いろいろなことができる会社です。店舗の様態もチェーンの店から専門店までと幅広く、飲食業でプロになりたいという人にとっても、専門的技術を身につけられるよき学び舎になると思います。分野は和食、中華、イタリアン、またレストランやフードコートなどいろいろあります。それぞれの店で美味しい賄いが食べられ、基本的に2割引でお店が利用できるなど、ちょっとした喜びが積み重なる、いい環境になっていると思います。 ■大学生へのメッセージをお願いします  学生時代の友人は一生の友なので交友関係を広げること、また海外や国内のなかなか行けない場所へ行って自分探しをしたり、何が自分にとって楽しいのかを自分自身と向き合って探してみてください。仮に見つからなくてもいい。向き合うことが大事です。先のことはわからないのですから、今やりたいことに、今ある情報で取り組んでみることです。目標や夢は変わってもいい。世間体を気にしない起業家は、成功する確率が高いと言います。スピードをもって、クリエイティブにチャレンジしていきましょう! 学生新聞2020年4月号 就活大作戦コーナー 専修大学3年 山崎 蓮

人事

森ビル株式会社 人事部部長 橋本茂一郎

街づくりを通して人と社会の幸せを創造する ■プロフィール 1991年森ビル株式会社入社。営業マーケティング部門、海外事業部門、上海駐在等を経て上海環球金融中心の開業、タウンマネジメントにも携わる。2011年より人事部に従事。 総合ディベロッパーとして、街づくりという規模の大きな事業を手がける森ビル。そこで求められるのはどのような人材か、伺ってきました。 ■まず業界全体の現状や将来の方向性を教えてください  現代は都市の時代です。人も企業も「磁力」ある都市に集まり、都市という舞台が新結合やイノベーションを促し、新しいアイディアやビジネスの源泉となっています。急激なグローバル化の中、国際都市間競争は熾烈化しており、日本経済のエンジンである首都・東京は、その競争に勝ち抜かなければなりません。  また、人工知能、バイオなどの最先端技術の進歩により、都市とライフスタイルが大きく変わりつつあります。未来に向けて、あらゆる可能性を考慮して、あるべき都市の姿を提案していかなければならないと考えています。 ■どのような人材を求めていらっしゃいますか?  まずは熱意をもって粘り強く成し遂げた経験があるかどうか、次にテーマをもって種種のことに取り組んできたかどうか、そして多様性を受容する力があるかどうかです。  2045年には、AIが全人類の知能を超えるとも言われています。もっと早くその時代はくるかもしれませんが、組織としては、どんな世の中になっても柔軟に対応できる力、変化し成長していく力が求められるので、多様な人材が必要になります。  我々は毎年名前後の方を新卒で採用していますが、いろいろな個性を持った人色の方々に入っていただくことで、互いの多様性を尊重しながら森ビルの将来を担ってもらいたいと考えています。 ■森ビルで働くことの魅力はどこにあるとお考えですか  好きなこと、興味があることを仕事にできることです。森ビルといえば六本木ヒルズや虎ノ門ヒルズなどに関わる仕事がまず頭に浮かぶと思います。こういった一つの街をつくるためには、地道な地権者交渉や行政交渉から企画・設計、建築工事、営業というように、一部に関わるのではなくトータルなマネジメントが必要です。また、街ができあがった後も、街の魅力を維持するために、街の魅力や磁力を高めるべく、タウンマネジメントという独自の仕組みを生み出し、ヒルズを舞台に実践してきました。「都市を創り、都市を育む」という仕事を一気通貫で行ってきた森ビルの仕事は、関わる領域が非常に幅広い。だからこそ、森ビルの中には、必ず自分のやりたい仕事があります。視野を広げるため、また自分の可能性を広げるため、いろんな仕事を経験するジョブローテーション制度もあります。  手掛けた街づくりが実際にお客様の人生に関わり、その方の人生の楽しいこと、うれしいことが展開されるのを目の当たりにできる、たまらなく幸せな仕事だと思います。 ■大学生に対するメッセージをお聞かせください  大規模複合再開発、街づくりの仕事は時間がかかります。焦らず粘り強く取り組むことが大切で、かついろいろな分野に関わるので、常にアンテナをはって取り組んでいくことが求められます。また不確実性の高い時代を乗り越えていけるような素養も必要になっていきます。人間の幅、人間力を身につけてほしいですね。人間力=個性かもしれません。個性とは特別なものを植え付けることではなく、何かに一生懸命取り組み、その中で自分を見つめ磨くことで身につくものだと思います。就職活動で必要だからという逆算の発想ではなくて、将来の自分にとって必要なことなんだと考えて取り組んでほしいです。きっとそういう方は社会に出ても活躍するだろうし、輝くと思います。 学生新聞2020年4月号 就活大作戦コーナー 日本大学 3年 向後 柊  

人事

アクセンチュア株式会社 人事部リクルーティング 髙畑早希

先端テクノロジーの知見を武器に、企業のビジネス変革を支援する ■プロフィール ロンドン大学大学院ビジネススクールを修了後、日系メーカーに新卒入社し、採用・研修業務を経験。アクセンチュアに転職後は、一貫して新卒採用業務に従事。2018年に産休・育休を取得し、2019年に復職。2020年より新卒採用統括。  最先端のITテクノロジーに精通し、それらを活かしながら企業の課題を解決していく会社がアクセンチュア株式会社。1秒ごとに変化していく業界で働くことの面白さ、求められる人材について伺いました。 ■IT業界の特徴と将来性について教えてください  アクセンチュアは創業以来、50年以上に渡り、テクノロジーを活かしてお客様である企業や公的機関のビジネスを変革する支援をしてきました。今でこそビジネスにおけるテクノロジーの重要性は認識されテクノロジーサービスに力を入れる企業も増えていますが、私たちが世界中にアンテナをはって蓄積してきた先端テクノロジーを活かす力は一朝一夕に持てるものではないと自負しています。そして、この最先端のテクノロジーの知見を武器にして、お客様の課題を解決し、成長を支援するのが使命です。テクノロジーの進化のスピードについていくのは並大抵のことではありませんから、世界の市場で戦う企業はこれからもテクノロジーでビジネスを変えるための支援を必要としていくでしょう。 国内大手企業やグローバル企業といったお客様が実現する成果を通して、世の中に大きなインパクトを与えられるという面白さがあります。 ■アクセンチュアで働くことの魅力は何でしょう  入社した年目から、難しい仕事にチャレンジしてもらいます(笑)。これは、〝つねに少し背伸びをして仕事をする環境〞が全員に与えられている、ということです。年目からチームのリーダーを任されることもあります。日々、新しい知識・スキル無くしては太刀打ちできないような仕事に挑戦してもらいたいと思っています。 この、〝つねに背伸びをしなくてはいけない環境〞があるからこそ、成長スピードが速いんです。そんな成長スピードを楽しむことができる人が、アクセンチュアの将来を担う人になると思います。 上司、そしてキャリアカウンセラーという業務上の上司とは別にキャリアについて相談に乗ってくれる先輩とのコミュニケーションの機会も頻繁にあります。自分が興味を持っていることを聞いてくれたり、働きやすい環境作りにも積極的に動いてくれる会社です。ただ、待っていても欲しいものが手に入るわけではないので、自分から主体的に考え行動する姿勢が必要です。 自分のやりたい仕事に耳を傾けてくれる人がいて、成長のチャンスを与えてくれる。そして自分の成長が、アクセンチュアの力につながり、お客様のためにもなり、社会を変革していく種となっていきます。自分らしく、自分のために働きながらも、人や社会への貢献につながっていくというのは、働くうえで理想のスタイルではないでしょうか。 ■どんな学生を採用したいとお考えですか  お客様の変革を支援することが仕事ですが、お客様の置かれた状況や目指す姿などはそれぞれ異なるため、一つとして同じプロジェクトはなく毎回変わります。ですので、そういった変化を受け止めて楽しめる人に来てもらいたいです。それは、自分自身を変えていくことに貪欲であるということも含まれています。 ■大学生へのメッセージをお願いします  自分がやりたいことを自分で選べるということは実はすごいことです。しかし、そのためには自分自身をよく理解する必要があります。どんなことに喜びを感じるのか、どんなときに前向きな気持ちになるのか、直感を大事にしてほしいですね。またいろんな人と接点をもつと自分の世界が広がります。面接官とのコミュニケーションも、自分とどう考え方が違うのかという視点をもって、価値観の違いを楽しむくらいの意気込みで挑んでください。 学生新聞2020年4月号 東洋大学1年 萱沼祐希

人事

株式会社IDOM 人事チーム チームリーダー 木岡竜一

100年に1度の大変革の時代を、ビジネスチャンスに変える ■プロフィール 2004年に新卒で入社ののち店舗営業にて、店長まで経験。そののち本社へと異動しFC事業推進、海外事業部などを経て、現在は人事チームチームリーダー兼、経営戦略室メンバーとして従事。 ガリバーを始め、全国に約500店舗を展開する自動車販売業最大手のIDOM(いどむ)。2016年に現在の社名に変更して新たなステージを目指す同社に、業界の魅力と学生への期待を伺った。 ■自動車販売業界の特徴と魅力をお聞かせください  現在、自動車業界に「100年に1度の大変革」が起きようとしています。車は購入するという「所有」の時代からカーシェアやサブスクリプションなど、「利用、共有」の時代に広がっていくことが特徴ですね。それは激動の荒波に直面することを意味しますから、そこに対応していくのが業界のこれからの面白さです。 また、この業界は参入企業数がたいへん多く、最大手の当社ですらシェアは一桁です。現状のビジネスにおいてもまだ伸びしろはあるでしょうし、いまはまだ見えていないビジネスの空白領域もあるでしょう。これからは社会、お客様に対して、車にまつわるさまざまな提案をして行きたい。そうすることで選択肢が増え、そこにビジネスチャンスが生まれると思っています。 このように明確な将来像が見えていないということは、つまり自分たちで新しい業界、仕事のあり方を創っていくことができるということです。ですから、働いている人全員が主役になりうるのです。 また販売、小売という仕事はお客様との関係性が深められるのも魅力で、何百万円も支払ったお客様から、逆に「ありがとう」と言われます。お客様に名前を覚えてもらえる、「あなたから買いたい、あなただから買った」と言われる。この嬉しさを知ってしまったらもうやめられません。 ■どのような人材を求めていますか  自主性だけでなく「主体性」を持って、自ら物事に取り組もうとする人材を求めています。それから、自分の可能性を信じている人。 そういった人材になるためにも、大学生の皆さんには今のうちにさまざまなことを経験して欲しいと思います。いろいろなことを経験して、人と人には価値観の違いがあるということを知り、さまざまな価値観を受け止める準備をしておいてほしいと思います。そのことが、お客様への対応やコミュニケーションの質をあげることに繋がります。 当社では、入社時にどんな職種を希望していても、必ず店舗勤務を経験してもらいます。そこでお客様にどのように接したら喜ばれ、どんな提案に興味をもってもらえるか、あるいは何をしたらクレームにつながるのかを知ってもらうなど、まずは実態を捉える機会を提供しています。どんなサービスでも、お客様に受け入れられないものは先がない。店舗勤務を原体験として、次のフェーズに進んでもらいます。 また、社員に対しては「この会社の経営者であるという意識で仕事をしてください」と伝えています。会社は一人ひとりの社員にとって「、自分の場」であるということです。社内の文化として「議論の前では平等」という言葉があります。誰であろうとどんどん提案して、言わなければいけないことは言うといったことを推進するためです。 ■大学生へのメッセージをいただけますか  受験を除けば、就活は初めて社会から諾否を出される難関ですが、就活に成功や失敗といった「結果」はありません。その後の就労あるいは転職など、人生を過ごしていく通過点に過ぎない。就活で何かが決まるとは思わないでください。当社のトップセールスは4年連続女性ですが、たとえば事務志望だった人が営業で大活躍している。自分の可能性を信じ、自分を肯定していただきたいと思います。 学生新聞2020年4月号 文教大学1年 北島麗音

北島麗音

スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社 代表取締役最高経営責任者(C...

人々の生活に活力と潤いと居心地の良いサードプレイスを ■プロフィール 上智大学卒。イタリア ボッコーニ大学経営学修士課程修了(MBA)。LVJ グループ株式会社 ロエベ ジャパンカンパニー プレジデント& CEO を経て、2014 年、スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社入社。最高執行責任者(COO)就任。2016年 6 月より現職に就任し、日本市場をリード。 昨年、全国の店舗数が1500店を超えたスターバックス。人々の暮らしの中に溶 け込み、新しい価値を生み出してきた背景には、人を大切にする文化があった。 グローバル企業のブランド価値を高めることに手腕を発揮してきた水口CEO が、どのような姿勢でスターバックス経営に臨んでいるのか、お話を伺った。  大学の部活は体育会系のゴルフ部に所属していました。就職を間近に控えた時、自分はどんな生き方をしたいのか、といったことを真面目に考えるようになりました。そこで自分を見つめ直すため、アメリカに旅立ったんです。滞在期間は2ヵ月でした。 日本に帰ってきて就職を考えたのですが、日本企業はしがらみがある印象だったので、 外資系のコンサル会社に就職、自分がやりたいことを見つけたくて、夢中になって働きました。そこで思ったのは、「何かを感じたら、一歩踏み出してみる。そこから何かが学べる」ということです。 ■スターバックスの社会性に共感 前の会社に勤めていたとき、そのお客さんだったスターバ ックスの前CEO、関根さんから、「うちの社長にならないか」と誘われたのがスターバックスとの縁の始まりです。 入社を決めた理由は、スターバックスが大事にしている社会性です。 利益はあげていかなければいけないけれど、そこにはステークホルダーがいて、お客様がいて、スタッフがいるという視点がきちんとある。そして、社会貢献が出来ること。各店舗の周辺地域に貢献活動をしていることも魅力だと感じました。 それまでとまったく違う業界に入ることになり、人脈のネットワークがなくて大変でしたが、新しい人脈が次々とできることが楽しかったですね。 ■すばらしいパートナーたちを支えるスキル  この会社はいい人がすごく多いんです。人のために何かをすることに喜びを感じるパートナー(従業員)ばかりなので、とても空間の心地が良いですね。全国1581店舗、約4万人のパートナーが自分のことのように働いてくれています。 1店舗1店舗がそれぞれのビジョンを作っていて、思いを持って仕事をしています。このすばらしい人たちをちゃんとした方向へ導くことに対して責任を感じています。 パートナー全員に伝えている、「スタースキル」と呼んでいるものを紹介しようと思います。①人の話をちゃんと聞く、②自分に自信を持つ、③困ったら助けを求めて聞く。 これはコミュニケーションを円滑にする秘訣で、この3つが揃えば、コミュニケーションはきちんと回ります。 ■自分を持っている人と働きたい  私は、創業者ハワード・シ ュルツの「働く人を大切に、一緒に働いている人たちがどう感じるか?」という考え方に共感しています。パートナーのみんなを引っ張っていく者として、何か意思決定を行わなければならない時は、店舗に行き、パートナーからエネルギーをもらって決めるようにしています。仕事のエネルギーをいちばんもらっているのはパートナーからです。 私は、人間力が高い人と一緒に働きたい。例えば、自分を持っている人、考える力がある人。間違っていてもいいから自分の意見を言える、好奇心旺盛でチャレンジする人に仲間になって欲しい。特に、人として尊敬できる人や、相手のことを考えられる人がいいですね。 商売は一人ではできないし、一人の力は小さい。チームで動いて、その力を大きくすることが大事です。働く人たちが自分の想いをこめながら、どう動けるかという環境作りが必要で、これからはそれを実現するリーダーがもっと必要とされてくるのではないでしょうか。 ■ミッションをどのように実現していくか  私たちのミッションは、毎日全国の店舗に来られる80万人のお客様に寄り添い、出来るだけ多くのお客様に元気になって帰ってもらうことです。ハッピーは人とのつながりで 生まれてくるものだと思います。もちろん、これから OurMission & Values の届け方は変わってきます。デジタルと融合させたサービス展開や、地域に根付いた成長を考えるべきです。また、もっと多様な人に働いて欲しいので、同じ付加価値を提供するにも方法をシンプルにしていかなくてはいけないと思っています。 ■message  今 、自分がやりたいことは何だろうと考えて、分からなかったらそれでもい い。分からない自分を責めないこと。見つからないなら、ちょっとでも自分が興味のあること、やってみたいことに一歩踏み出す。何でもいい、思いっきりやってみて、違ったと思ったら、そこから学んだことを活かしてまた次のことにチャレンジしてみる。何もせずに、踏み出さないことが一番のリスク。立ち止まらずに、やることが大事です。 まだまだこれから何でもできる。自分は何でもできると信じきることができれば、いつでもスタートできる。変化に富んだ面白い時代に生きているのですから、リスクと捉えるのではなく、チャンスだと思って挑戦してみてください。皆さんが無限の可能性を持っていることを感じてほしいと思います。 学生新聞2020年10月号 文教大学2年 北島麗音 / 専修大学4年 石岡慶也