参議院自由民主党 国会対策副委員長 参議院議員 和田政宗

政治の力で日本経済を活性化。

参議院自由民主党 国会対策副委員長 参議院議員 和田政宗(わだまさむね)

■プロフィール

1974年東京都生まれ。1997年慶應義塾大学法学部政治学科卒業。同年、NHKにアナウンサーとして入局、ニュース、スポーツ実況、番組制作に携わる。2013年参議院議員選挙に初当選。2019年2回目の当選。国土交通大臣政務官として、GoToトラベルの立案と制度設計を行う。自民党不妊治療支援拡充議員連盟を立ち上げ、今年4月からの不妊治療保険適用を実現。

元アナウンサー、現政治家として多忙に活動する中で、国民に寄り添い、我が国の発展に尽力する自由民主党の和田政宗議員。不妊治療の保険適用やGoToトラベルといった政策を打ち出してきた。原動力となるのは、身近な疑問。そして、興味。目標を持ち、行動し続ける和田議員の経験と展望を伺った。

■東日本大震災の経験から、アナウンサーから政治家へ転身

大学時代は、サークルを通して楽しくキャンパスライフを送ろうと思っていたので、放送研究会、ゴルフ、ボクシングと興味を惹かれたことに挑戦していきました。3年生からは、慶應義塾大学法学部政治学科三大エグゼミである池井優教授の下で日本外交史を学びました。高校生の時に外交官にも惹かれていたためです。国を背負って海外で活動する仕事が有意義だと感じていました。当時は、政治そのものというよりも、外交に興味がありました。

1988年、ソウルオリンピック水泳・鈴木大地選手が金メダルを取った際の実況を見たことで、アナウンサーに憧れを抱きました。転機となったのは、1995年の阪神淡路大震災。当時のアナウンサーの災害対応へ疑問を持ったことがきっかけとなりました。もっと人の命を守る為に出来ることがあるのではないか。そこに力を尽くせるアナウンサーになりたいと思い、NHKへ入局しました。

私の名前の「政宗」は伊達政宗に由来してつけられたので、入局後は仙台への赴任地希望を常に出していました。そして12年目に仙台局で勤務できることになりましたが、その後、東日本大震災が発生しました。被災地で多くの人が涙を流す姿を見て、行き届かない政策を行う役割を担いたいという思いが強くなりました。そして、民主党政権時代にみんなの党公認で立候補し、選んでいただいて政治家になることができました。

目標は田中角栄先生です。都市だけではなく、地方での発展も意識していて、日本国民を豊かにしようとした人です。また、安倍元総理の外交力。菅元総理の実行力を参考にしています。総理大臣を目指し、国民が豊かで安全に暮らすことの出来る国家をつくっていきたいですね。

■不妊治療の保険適用やGoToトラベルなど、革新的な取り組みを実施

不妊治療の保険適用、GoToトラベル。最近取り組んだ大きな政策は行ったのは、この2つです。私自身も、不妊治療を経験しました。かかった費用は総額400万円ほどと高額でした。同じように不妊に悩む方は多くいらっしゃいます。不妊治療は意外と身近な問題なのです。しかし、これまでは不妊は「病気ではない」という扱いから保険が適用されず、お金の心配で妊娠を諦める人がいるという状況だったことから、変える必要があると思いました。一昨年、自民党の中に議員連盟をつくりました。私が事務局長を務め、幹事長に野田聖子議員(現少子化担当大臣)、会長に甘利明議員(前自民党幹事長)を迎えました。そして、当時の菅義偉首相の決断で、わずか1年で制度が形になりました。不妊治療の当事者にとって30年来の課題を動かすことが出来ました。

経済の復活を目指したGoToトラベルでは、旅行代金総額の50%のキャッシュバックを行いました。当初の想定をはるかに上回る総予算額2兆7000億の大規模なキャンペーンでした。コロナ禍で、大打撃を受けた観光業界を支援しようと立案しました。また、地域共通クーポンを組み入れることで、旅館やホテルだけでなく、地域の飲食店や土産物店にも貢献できればと思ったのです。政策を実施した際には、観光業界は地域経済の核ですから大きな波及効果がありました。景気が良くなったことで、車の売れ行きも伸びたのです。9月、国内外でトヨタ・ホンダ・スズキ・スバルが過去最高の生産台数を記録。GoToトラベルは、日本全体の消費活性化に繋がりました。

■領土なくして国民は守れない

イスラエル問題から伺えるように、領土が存在しないと国民は存在することができません。領土と国民の命を守ること、国家の存在意義はそこにあります。しかし、今の日本はロシア・中国に攻め込まれたら安全は保障できません。我が国の国防は、周りに無茶をする国がいないことが大前提になっているのです。「専守防衛」として、日本へ向ってくるミサイルを、全て撃ち落とすことも難しいです。つまり、相手がミサイルを撃とうとした時、反撃できる能力を持たなければ、根本的な抑止にならず、国民の命は守れません。日本国憲法は、軍備を持たない代わりにいざという時は米軍が日本を守る前提でスタートしています。我が国を含め、ニウエ、クック諸島、モナコの憲法には、国民を守る手段が記されていません。世界でたったの4か国です。そのため、他国に攻められやすい状況になってしまっているのです。日本が防衛力を増強すると、逆に影響が出てしまうのではないかと、懸念される方もいるかもしれません。しかし、ロシアや中国は日本とは関係なく、軍事力を増強し続けるので変わりません。だからこそ、国を守ることに力を入れるべきなのです。

■massage

日本国の自由は、投票による民主主義によるものです。私も、選挙権を持った時から欠かさず投票をしています。民主主義国家である日本の一員として、投票に行っていただけると嬉しいです。たった1票の自分の投票では、世界は何も変わらないと思うかもしれません。しかし、その1票で当落が変わる場合があり、社会を変えるほどに、大きな力をもっています。社会人になると時間がありません。これは、社会人になってから、ようやく実感できることです。大学生のうちに、とことん打ち込めるものを探してください。何でもいいです。部活、学業、バイト、世界放浪、留学。とことん取り組んだものがあると、就活にも生きてくると思います。

次に、目標を持つこと。目標ができると、努力や工夫もついてきます。諦めなければ、夢を叶えることができます。学生の早いうちに、定め行動することで将来に繋げていって下さい。

学生新聞オンライン2022年5月16日 駒澤大学 3年 三上山明里

成蹊大学 4年 岡田美波 / 法政大学 1年 佐伯桜優 / 津田塾大学 卒業 脇山真悠 / 駒澤大学 3年 三上山明里 / 東海大学 4年 大塚美咲 / 國學院大学 3年 島田大輝 / 関東鍼灸専門学校 3年 竹原孔龍

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