Amazon Original『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』試写会と女性のキャリアデザインワークショップを開催

Prime Video は、海外で亡くなった方の遺体を母国の遺族の元へ送り届けるプロフェッショナルの活躍を描いた米倉涼子氏主演のAmazon Originalドラマ『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』の世界配信にあわせて、女性の可能性を伸ばすキャリア教育に取り組む品川女子学院高等学校1、2年生の生徒に向けて作品の試写と女性のキャリアデザインに関するワークショップを2023年3月20日に開催しました。

当日は女性リーダーの育成に取り組むウーマンズリーダーシップインスティテュート株式会社 代表取締役/CEO の川嶋治子氏が講師として登壇。
「未来の選択肢を増やす」をテーマに、自分の進路やキャリアをどう選べばいいか、アドバイスしました。

■ワークショップ 川嶋治子氏より
みなさんの未来は可能性の宝庫です。自分の可能性を制限してしまうのではなく、たくさんの可能性の中から何を基準に選び、どのように人生を設計していくかを考えてほしいです。今おぼろげにでも「こんなことしたいなぁ」と思っていることは叶います。同時に、高校生のときに想像した以上のことを大人になれば経験できます。

中学時代、英語が好きでその楽しさを多くの人に伝えたいと思った私は、英語の先生を志しました。しかし、高校生になってアメリカに留学すると、やりたかったことは英語ではなく、英語を通して生まれる交流や文化の違いを知ることだと気が付きました。やりたいことが英語でないなら私は何を仕事にすればいいのか。
進路に迷っているとき、自治体で募集していた米国訪問で市長に出会いました。この出会いが、誰かのために仕事をすることや、やりがいについて考えるきっかけになり、静岡県清水市の市長秘書を務めることになりました。

現在は女性リーダー育成や講演などの「社会を変える仕事」に巡り合えましたが、これまでの経験は確実に点と点で繋がっています。無駄なことはありません。だからこそ目の前のことに全力になり、好きなことを追いかけてほしいです。

現代は多様性の時代です。たくさんの選択肢があるからこそ悩むこともあります。しかし、その中から選び取り、自分らしさを追求するからこそおもしろさがあります。
では、夢中になれる仕事に出会うにはどうしたら良いのでしょうか?まずはどんな仕事があるか知ることが大切です。アンテナを立てて知らない仕事を知る。そして自分が好きなことと得意なことを理解する。仕事を「知る」ことで目標も立てやすくなり、好きなこと得意なことを把握することでその後の成長スピードも変わってきます。得意なことが分からない人はぜひ身近な人から意見をもらいましょう。自分のことを周囲がどう捉えているか分かると思います。

執筆者:日本大学3年 石田耕司

Amazon Original『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』
Prime Videoで独占配信中

第10回開高健ノンフィクション賞を受賞した佐々涼子氏の「エンジェルフライト 国際霊柩送還士」を原作に、国境を越えて遺体を遺族の元へ送り届ける国際霊柩送還士の姿を描いた“一話完結”のヒューマンドラマです。羽田空港内に事務所を構える“エンジェルハース”という小さな会社を舞台に、口は悪いが情に厚い女社長の伊沢那美(米倉涼子氏)を筆頭に、クセの強い社員たちの活躍を描いています。

■『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』第1話 試写を観て

国際霊柩送還士という普段の生活には馴染みのない職業を取り扱った作品ですが、どんな職業にも特別な「想い」を持って働いている人がいることを実感できた作品です。
「死」を扱うということは「生」を扱うってこと。米倉さん演じる那美の言葉です。遺族が死を受け入れて次に進むためには、最後のお別れの時間がとても大切になる。
「遺体」だけでなく死者の「想い」も一緒に送り届けるという使命を持って働いている那美に心を打たれました。

日本大学3年 石田耕司

日本へ送還されるはずの遺体がなくなり、遺族は諦めていたが、主人公・那美は危険を顧みず、最後まで諦めず、遺族に遺体を送り届けることに成功したことは印象的で、仕事に対する那美の情熱を感じ、自分もこれだけの情熱を持って働きたいと思いました。
そして、仕事を選ぶ基準として自分が好きなものと得意なことを重要視していましたが、那美が遺族に遺体を届け感謝されている姿を見て、好きなものと得意なことに加えてやりがいのある仕事を選ぶことでより仕事に情熱をかけられるのだと気が付きました。

千葉大宮高等学校3年 清水智貴オクゥリネルソン

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