アーティスト・声優 山崎エリイ

枠にとらわれず、大切なファンを、何度でもキュンと。

アーティスト・声優 山崎エリイ(やまざき えりい)

■プロフィール

第36回ホリプロタレントスカウトキャラバン『次世代声優アーティストオーディション』 ファイナリスト。 声優として「Tokyo 7th シスターズ」 などに出演。現在はアーティスト活動をメインにリリースやライブを行なっている。8/9リリースの「トキメキズム」では人生初のショートカットにしビジュアルイメージを一新。2023年、デビュー10周年を迎える。

「この人に喜んでもらうために尽くしたい」。内気な性格からステージへと挑戦し、時を重ねる中で芽生えたファンへの想い。今年デビュー10周年を迎えた山崎さんが、2023年挑戦の一枚として“可愛い”を追求した5thシングル「トキメキズム」とは。自分を出すことを恐れていた彼女だからこそ伝えたい想いや、今後の理想像について伺った。

学生時代は今とは真逆でしたね。本当に内気で、人前に出ることを極力避けるタイプでした。一方で、趣味で習っていたクラシックバレエでは、ステージで表現することを楽しく感じる自分がいました。このギャップの中で、「内気な自分を変えたい」というこの想いが、オーディションに応募したきっかけです。
元々松田聖子さんのファンで、歌うことや表現することが大好きでした。オーディション雑誌や情報を見ていてパッと目に入ったのが、『次世代声優オーディション ホリプロタレントスカウトキャラバン』です。最初は、一回だけ受けてみようかなぐらいの気持ちで、ファイナルまでいかないと思っていました。3次審査の後の熱海合宿なんて「絶対ムリだ」と(笑)。当時13歳で、それまでは親元を離れる経験がほとんどなかったので、「これ私、耐えられるかな」とずっとハラハラソワソワしながら終えました。その中で興味を持っていただき、ホリプロに所属することになりました。
オーディションも「1回やってみよう」の気持ちで、合否関係なしに挑戦のつもりで出たのですが、あまりの緊張で、自己PRの松田聖子さんの歌は1番だけ歌って終わってしまいました。30秒の計算すらしていなくて、サビまで歌えず強制終了です。「あー、終わった! これはゼッタイ落ちる!」と思いました。帰る気満々のつもりでいたら、なんと自分の番号が呼ばれて!物珍しさで受かったのかなと思っています。(笑)

■「キュン」が詰まった挑戦のシングル

『トキメキズム』は全てがドッキドキの作品です!デビュー10周年を迎え、今までにない新しさを追求しました。まず曲のテーマは「可愛い」に全振り! これまでは世界観やテーマを固定していましたが、今回は何を聞かれても「だって可愛いから!」と言える曲です!私にとって可愛いとはキュンとするもの。MVでは、カメラ越しにパッと目を合わせ、ドキッと心ときめく瞬間をお届けしています。
今作では、長年応援して下さるファンの方に「もう一度、新鮮な気持ちで振り向いてほしいな。居心地のいいドキドキを与えたいな」と思い、髪をロングからショートにし、ビジュアルイメージを一新しました! 
MV撮影の関係で2か月間のウィッグ生活を乗り切り、いよいよ生放送での公開日。最初にミュージックビデオを流して、「これウィッグ? どっち?」とファンの方々が困惑する中、袖から私が「切っちゃいました!」と登場すると「わぁー!」と歓声が上がりました。あの瞬間は、最近の中で一番の興奮でしたね!
そして、注目してほしいのがポジティブな歌詞です。可愛いがベースですが、「前向きで私らしく」という表現が盛り込まれています。特に私がグッときた歌詞は『わがままに 全部つめこんでみた。だってそれが一番かわいくなれる魔法』というフレーズ。最近、自分を出すことを恐れる方が多いと感じます。大人になると、わがままも言えなくなりますよね。『トキメキズム』はそんな方々の背中を押し、「私も頑張ってみようかな」と小さなチャレンジに繋がる楽曲です。

■ファンの心を動かし、応援されるアーティストへ

10代はまず作品の作り方を覚えて、20代は制作側、どういう作品を作りたいか。時を重ねる中で、私、ファンの方、スタッフさんの意見を一つずつ形にしていく楽しさを知りました。私が大切にしているのは「ファンの皆さんへの気持ち」です。ファンになっていただくには、私のことを誰も知らないステージで歌わなければなりません。いわば、0からのスタートです。大好きなはずの歌とステージが怖くなることもありました。でも徐々にファンの方が増え、「この人に喜んでもらうために尽くしたい」と考えるようになりました。そして、初LIVEで自分が作った世界観を披露した時に、ファンの方が同じように楽しんで、共感して、泣いて下さって。この瞬間、「私にも誰かの感情を動かすことができるんだ、感情の繋がりができたんだ!」と気づきました。「この子を応援してよかった」と、ファンの皆さんに思っていただけるような活動を今後もしていきたいです。
そのために目指しているのが、“枠にとらわれずマルチに活躍するアーティスト”です。人の熱量には必ず波があり、ずっと同じボルテージで応援することは難しいと思います。だからこそ、私の仕事のモットーは「何度もキュンとしてもらうこと」。皆の感情の波に定期的でもピンポイントにヒットさせたいですね。実際に、音楽面でも作品によってロック・ゴシック・ポップなど様々なジャンルに挑戦しています。声や音楽などラベリングせず、より幅広く自分の可能性を信じてトライし、枠にとらわれないアーティストでありたいです。

■大学生へのメッセージ

何かに真っ直ぐ一途に取り組んでほしいです。私自身、「あなたが今まで一番取り組んできた事はなんですか?」と聞かれて答えられませんでした。多くの事を広く浅くも大事ですが、一つの事を追求することで独自の強みが生まれると思います。好きな言葉に『雨だれ石を穿つ』ということわざがあります。些細な事でも一つひとつ取組めば、小さな努力の結果が何かを動かすという意味です。「自分はこれが強みだ」と言えるものが一つあると、ピンチの時に助かると思います!

学生新聞オンライン2023年8月8日取材 専修大学4年 竹村結

New Single『トキメキズム』
2023年8月9日リリース。
【カワイイ】をテーマに、楽曲・映像・アートワーク、全てに【カワイイ】を詰め込んだ作品。
ビジュアルイメージも一新し、2023年「挑戦」の一枚となっている。


<収録曲>01.トキメキズム 02.アクマチックシンドローム

専修大学4年 竹村結/成城大学 3年 小笠原萌/上智大学短期大学部 2年 大野詩織/立教大学 3年 緒方成菜

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