俳優・ミュージシャン 及川光博
未来のビジョンを描いたら、逆算して〝今、何をすべきか〞を考え、努力する
俳優・ミュージシャン 及川光博(おいかわみつひろ)
■プロフィール
1996年、シングル「モラリティー」でアーティストとしてデビュー。独自の音楽性とその個性が注目を集め、1998年ドラマ「WITH LOVE」で俳優活動をスタート。以後、毎年全国ツアーを行い、ドラマ・映画・CMなどでも活躍。5月3日より全国ワンマンショーツアーを開催。
■芸能界に入るまでの経緯を教えてください
本格的にプロを目指したのは高校生のときです。大学ではバンド活動と俳優養成所、アルバイトの日々でした。卒業後はデビューを目指しながら、イベント制作会社でプランニングの仕事をしていました。親とは「25歳までに芽が出なかったらあきらめる」と約束していたので、25歳でデビューが決まりホッとしました。ただ契約は3年間のみ。この3年間で売れないと後がないと思い、毎日必死でした。
どうすれば結果を出せるのかいろいろ考えました。まずは、芸能界で目立つこと。目立てばチャンスも増えます。そして常に目標を設定するよう心がけました。「こうなりたい!」という未来のビジョンを細かく描いたら、逆算して〝いま何をすべきか〞を考え、理想に向かって努力する。今も繰り返し続けています。
■今後の目標を教えてください
もし自分に肩書をつけるなら「エンターテイナー」でありたいと思っています。エンターテインメントの魅力は多くの人に楽しんでもらえること。笑っている人を見ると僕自身も幸せな気持ちになります。今後も音楽とお芝居を続けていきたいですね。
また、脚本を書いて監督をするというような、作る側にも興味があります。これまで作詞・作曲、ステージ、ドラマ・映画、バラエティなど、いろいろな仕事に取り組ませていただいたので、その集大成になるような作品を作ってみたいです。
■学生へのメッセージをお願いします
二度とない学生時代、何事にも目的意識を持って挑んでほしいです。そして、たくさん素敵な思い出を作ってください。素敵な思い出があれば、辛いときも踏ん張れるはずです。
■取材を終えて
「チャオ!」という挨拶で華やかに登場された及川さん。短い取材時間の中でも、各質問にユーモアを交えながら丁寧に答えてくれました。取材を通して、長年活躍し続ける及川さんのエンターテイナーとしての情熱を感じました。
学生新聞2024年4月1日発刊号 津田塾大学4年 大川知
撮影:伽賀隆吾
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