三井住友信託銀行株式会社 人事部 人材育成チーム 主務 時崎千紘

目指すのはキャリア型人材の育成。全員が成長し続ける会社へ

三井住友信託銀行株式会社 人事部 人材育成チーム 主務 時崎千紘 (ときざき ちひろ)

プロフィール
2012年に新卒入社し、営業や広報業務を経験。2020年に産休・育休を取得し、2021年に復職。現在は人事部 人材育成チームのメンバーとして、研修運営やラーニングマネジメントシステムの構築業務を担当。

2012年に入社ののち、支店で営業を経験した後、広報室に異動し、社内報や会社のホームページ作成などに携わる。一時の産休を経て復帰後、人事部の人材育成チームの一員として、人材育成に関するコンテンツ制作や、管理等を行っている。

■「銀行」の枠組みを超えて、課題解決する会社

弊社の魅力は、大きく言うと、「幅広さ」「社会貢献性の高さ」「時代に合わせたソリューションを生み出す楽しさ」です。三井住友信託銀行は、通常の銀行業務である預金、貸出、為替に加えて、資産運用・管理、企業の不動産戦略、年金制度の設計・運用、株主戦略、そしてESG戦略など幅広い多様なソリューションを駆使して、課題発見から提案そして解決までを一気貫通で提供している会社です。そのため、金銭以外の資産についても取り扱うことができ、金融の枠を超え時代の変化に応じて柔軟にソリューションを発揮できることが特徴です。その幅広さを利用して、金融の枠を超えた、「脱炭素」「デジタル」「超高齢化社会」などの社会課題への貢献に勤めています。

■パートナーと共に取り組む「脱炭素」

例えば「脱炭素」の取り組みでは今後30年間のうち、全世界で1京以上の資金需要が見込まれています。それを受けて、当社では世界初のポジティブインパクトファイナンスという取り組みを始めました。これは貸出先の企業と一緒に持続可能な社会を目指す取り組みですが、サプライチェーン企業にもインパクトが波及するため、実際の貸出金額を上回る効果が期待できます。巨額の資金需要を補うには、貸出以外に投資家や個人の資産も必要と考えており、長年培ってきたESG関連投資商品をはじめ、これまでになかった投資商品の組成にも取り組んでいます。
また、各企業が取り組む脱炭素化には技術的知見も必要なため、当社は最新テクノロジーの専門家を採用し、各企業に技術的知見の提供を行っています。このように、「脱炭素」などの社会課題に対して、資金・資産・資本の好循環を生み出すことで、日本の社会や経済を発展させていこうと考えています。

■企業内大学や公募制度で社員のキャリア形成に貢献

人材育成制度、キャリア形成支援において、弊社独自のプログラムを活用しています。新入社員研修や階層別・業務別研修などの各種研修や、各種資格、検定試験の受験料補助などの自己啓発支援のほか、「SuMiTRUST University」と名付けた企業内大学を設置して、社員一人一人の興味関心を広げるための講座を多く用意しています。最近では、新聞社様とコラボをして、記者の方を講師に、音楽やファッションなど異業種のマーケットトレンドを学べる講座を開催する等、いつもの業務を離れて、新たな視点を見つけることができるようなコンテンツも提供しています。コンテンツ数では1000を超える規模になり、多様な場を提供することで社員一人一人が自身のキャリアを描いていけるような「学びの場」を目指しています。
また、当社では公募制度があり、年に1回、自分がやってみたい業務に自ら手を挙げて、チャレンジすることができる機会があります。さらに、人事部ではチャレンジをサポートするため、事業説明会を毎年開催しています。この説明会ではさまざまな事業・部署で活躍する社員から、業務内容や体験談などリアルな声を聴くことができるため、経験したことがない業務のイメージを持つことができ、社員のキャリアイメージを広げる場となっています。

当社としても、さまざまな業務に携わってもらうことで、幅広いアンテナが張れるようになり、お客様にも質の高いご提案ができる人材が育つと考えています。当社には複数の事業があり、事業ごとに仕事内容もガラッと変わるので、一つの会社でさまざまな業務を経験できるというのも当社の魅力ですね。

■求めるのは、前向きに未来を切り開ける人材

共に働く人材に求めるものとして「経済や法学を勉強してないとダメ」というものはありません。文理問わず、前向きで、色んなことに好奇心をもって追求できる方に向いている会社だと思います。先ほど挙げたように、弊社には様々な人材育成のシステムがありますし、チャレンジに寛容な社風があります。これをうまく活用して、常に目標をもって、次へ次へと自身で未来を切り開いていってほしいです。自身のビジョンをしっかりと持って行動できると、より幅広い事業で才能を発揮していただくことができると思いますし、採用選考時においても、通常のコース採用だけでなく、ITや運用など専門別のコースも用意しています。あとは、やっぱり素直さです。何事も、素直に吸収してまっすぐに成長していけるような方とは、是非一緒にお仕事させていただきたいですね。

■大学生へのメッセージ

お伝えしたいことは、二つあります。一つ目は、学生時代の経験やつながりを大事にしてもらいたいということです。学生時代のつながりは、社会人になった今もすごく大切なものです。違う業界で働く友人の話を聞くととても刺激になりますし、自分のモチベーションにもなります。
二つ目は、興味があることは全てチャレンジしてみてほしいです。興味のあることにチャレンジしていく中でこそ、自分の好きなものであったり、自分はこれなら頑張れるというものが見つかると思います。そういうものはもちろん就活の軸になると思いますし、今後、社会人として生活していく上でも大きな軸になります。そういった「軸」に出会うためにも、常にフットワークを軽くしていただきたいなと思います。

学生新聞オンライン2022年9月16日取材 東京農業大学3年 畑千絢

田塾大学4年 大川知 / 日本大学3年 和田真帆 / 東京農業大学 3年 畑千絢 / 立教大学4年 須藤覚斗


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