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Archive for gakusei-shinbun

学生新聞インターン

株式会社アサヒコ 代表取締役社長 池田未央

「とにかく一生懸命」。「進化する豆腐」で未来を救う 株式会社アサヒコ 代表取締役社長 池田未央 (いけだみお) ■プロフィール1972年生まれ。愛知県出身。2018年に菓子業界から老舗豆腐メーカー(株)アサヒコにマーケティング部長として入社。豆腐を「植物性たんぱく源」と定義した「豆腐バー」を2020年に発売し、累計1億本超えの大ヒットへ導く。「価格訴求」ではなく「価値創造」による共創を豆腐業界に提唱。2023年5月より同社代表取締役に就任。 アサヒコと言えば、2020年の発売以来、累計1億本超の売上を記録する「豆腐バー」。世界的にタンパク質不足が叫ばれる今、豆腐に何ができるのか。固定観念を覆す製品を発案し、2023年より代表取締役社長を務める池田未央さんに、これまでの歩みと未来への目標を語っていただきました。 私は、学生時代を東京農業大学農学部林学科で過ごしました。「日本人が使っているノートは世界一白い」と聞き、紙の勉強に興味を持ったことが入学のきっかけです。在学中はキノコ研究に打ち込み、そこから食にも興味を持つようになりました。ヒメマツタケが持つ体に良い成分などを研究したほか、学園祭で食品の展示も行いました。アルバイトもしていましたが、基本的には白衣を着て研究に没頭する毎日でした。試験管を振り、その日の研究が終わるとアルバイトに向かうという生活を送っていました。当時考えてみると少し変わった学生だったかもしれませんが、私は就職活動をしていませんでした。とにかく研究に熱中しており、卒業時も就職先は決めていませんでした。卒業後の1年間は大学に残り、実験の手伝いをし、その後、アルバイト雑誌を見て、就職先を決めたのです。最初に入社したのはキャンディーの会社です。「研究開発」という文字を見て、「ここなら白衣を着て試験管を振れるかもしれない」と期待して入社しましたが、実際に配属されたのは商品企画の部署でした。経験もないまま、コンセプトシートに商品案を書き出す日々が始まりました。その中で、大きな転機となったのが「マスカットのど飴」です。当時ののど飴は苦いものが主流で、春や夏には販売されていませんでした。「のど飴は苦い薬で、秋冬の商品」というのが常識だったのです。私は「もっとライトなのど飴が欲しい」という思いから、「マスカットのど飴」の企画書を提出しました。時期もコンセプトも常識から外れていたため、事前の評判は決して良くありませんでしたが、結果的に商品化され、売ることができました。ここから私の商品開発の人生がスタートしました。自分自身がファーストユーザーとなり、「自分だったらどんな商品が欲しいか」を考えること。世の中にある小さな不便や不満、「もう少しこうなったらいいな」という気持ちを見過ごさないことを、今も大切にしています。 ■一転して豆腐市場へ 「発想力」で社長就任 お菓子業界で約20年働き、商品開発をやり尽くしたと感じた頃、8年前にアサヒコへ入社しました。これまでとは異なるカテゴリーである豆腐市場への挑戦でした。入社後すぐに市場分析を行い、どのような商品が並び、どのような競合がいて、どのような立ち位置にあるのかを調べました。当時の豆腐の平均売価は100円以下で、大規模設備を持つ企業が有利な価格競争の世界でした。アサヒコは設備面で劣勢にあるということを、入社から1〜2か月で把握しました。そして3か月目、アメリカへ出張する機会がありました。現地のスーパーには「TOFU」が並んでおり、その姿がとてもクールに見えました。先入観のない市場で、豆腐は肉の代替となる植物性タンパク源として活用されていました。サステナビリティや健康志向の観点から、「第3のタンパク質」として受け入れられていたのです。焼いたり揚げたりして、ステーキやナゲットの代わりとして食べられていました。日本の豆腐市場が縮小する一方で、アメリカ市場は拡大していました。その光景からヒントを得て、「豆腐バー」の開発を思いつきました。のど飴の時と同じように社内を説得し、開発に着手しました。そして2年後の2020年冬に発売し、最初の約1年で1000万本以上を売り上げる商品へと成長させることができたのです。入社5年目の2023年、「これからも新しい発想で会社を盛り上げてほしい」と言っていただき、社長に就任しました。 ■未来に挑戦 アサヒコの「進化する豆腐」 アサヒコは、伝統的な豆腐や油揚げを作る会社です。プライドと技術を持つ職人たちが、その技術力を活かしながら未来に向けて挑戦を続けています。2050年には世界で12億人分のタンパク質が不足すると言われています。いわゆる「タンパク質クライシス」です。現在の日本人のたんぱく質消費は植物性と動物性が1:2の割合ですが、たんぱく質が不足する将来には動物性に偏った消費では皆が平等にたんぱく質を摂取することが難しくなります。そのため、豆腐を進化させたいと考えています。現在は、若い世代にも受け入れられる植物性タンパク質食品として、豆腐のひき肉や大豆ミートなどの商品を展開しています。さらに、野菜やデザート感覚で栄養を摂取できる商品も考案中です。仕事や読書などなにかを「しながら」でも栄養が取れる食品を目指しています。現在は要冷蔵ですが、将来的には常温で持ち運べる商品開発にも取り組んでいます。企画は机上で生まれるものではありません。電車の中や会話中、テレビを見ているときなど、日常生活の中で感じる小さな不便や違和感がヒントになります。それらを蓄積し、組み合わせることでアイデアが生まれます。アサヒコは、1000年続く大豆文化を担ってきた会社です。その伝統を活かしながら、未来に向けて革新と継承を両立させることが私たちの使命だと考えています。 ■大学生へのメッセージ 現在は新卒採用を行っていませんが、求めるのはスキルよりも「挑戦したい」という気持ちです。ですので、今できることよりも、新しいことに挑みたいという思いを持っている人と働きたいです。自ら学び、失敗しても諦めず、挑戦を続ける覚悟のある人は必ず成長します。私は就職活動もしていませんでしたが、目の前のことを一生懸命続けてきました。その結果、社長という立場に立つことができました。最初から明確なゴールがなくても構いません。大切なのは「やめないこと」です。何があっても続けること。それが道を切り開く最大の要因だと思います。煩わしいことや面倒なことこそ、前向きに取り組む姿勢を大切にしてみてくださいね。 学生新聞オンライン2026年2月9日取材 青山学院大学2年 米田麗美 東京女子大学2年 浮田梨紗/城西国際大学2年 渡部優理絵 /青山学院大学2年 米田麗美/昭和女子大学2年 阿部瑠璃香/武蔵野大学3年 吉松明優奈

イベント・企業紹介

ミュージカル『破果』が開幕!韓国で大反響のミュージカルがついに日本初演!

韓国でセンセーショナルな反響を呼んだミュージカル『破果パグァ』。“60代女性の殺し屋”を主人公に据え、ベストセラーとなった小説『破果』(著:ク・ビョンモさん)。ニューヨークタイムズによる「注目すべき本100選」にも選定され、日本だけではなく世界13ヵ国で翻訳され世界中で読まれる話題作です。韓国本国では2024年3月に初演を迎え、演出イ・ジナさん(『ジーザス・クライスト・スーパースター』他)、⾳楽 イ・ナヨンさん(『Next To Normal』)他、台本 チャン・へジョンさん、イ・ジナさんら実力派クリエイターが集結。観客の心を揺さぶる傑作として大きな反響を呼んだ本作の待望の日本公演が、新国立劇場・中ホールにて開催します。主演の女殺し屋「爪角(チョガク)役には、花總まりさんが決定。多数のミュージカルに出演し、多様な人物を演じてきた彼女が、今回初めての殺し屋役で、激しい殺陣・アクションに挑戦します。また、かつて家族を殺した「爪角」に復讐を誓う青年「トゥ」役には、同じくミュージカル界の第一線を走り続ける浦井健治さん。花總さんと浦井さんは本作が初めての本格ミュージカルの共演となります。そのほか、同じくミュージカル界で活躍する中山優馬さん、熊谷彩春さんのほか、武田真治さんら個性豊かな出演者陣が華を添えます。開幕に先立ち3月6日に行われた開幕直前取材・公開ゲネプロを取材させていただきました。 「ついに花が咲く」日本初演ミュージカル、いよいよ開幕へ ~開幕直前取材&キャストコメント~ ■浦井健治いよいよ明日、日本での初演です。ついに花が咲きます。花總さんの爪角役があまりにも魅力的で、袖中で見させていただいている時間は幸せの極みです。ここまで芸歴が長い花總さんが新しいチャレンジをされていて、先輩の大きな背中に、大きな翼が生えている姿を目の当たりにして、我々も精進しなければなと思っています。しっかりと食らいついていけるように、明日からお客様に届けられるよう頑張っていきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ■花總まりついに明日初日が明けます。結構ハードな公演なので、通しをした今は疲れが来てるんですけれども(笑)ここからがスタートだと思って、最後の千秋楽まで誰一人欠けることなく、まずは健康、元気、安全で、お客様に感動をお届けすることができたらいいなと思って、カンパニー全員で取り組んでいきたいと思っております。ぜひ一人でも多くの方に観に来ていただきたいです。どうぞよろしくお願いいたします。 ■中山優馬日本初演ということで、とても貴重な作品だと思います。僕自身はミュージカル経験がそこまで多くないんですが、 キャストみなさんの歌、 音楽、演奏を聞いているのがとにかく気持ちよくて、 感動します。音楽のパワーや舞台装置、衣装など、 五感全てで楽しめる作品になっていると思うので、みなさんをしっかりワクワクさせたいと思います。 ■熊谷彩春いよいよ、初日の幕が上がります。カンパニー全員で支え合い、試行錯誤を繰り返しながら今日まで辿り着きました。全く新しいスタイルのミュージカルだと感じています。日本初演の本作が皆様の心にどう届くのか、今は緊張と期待が入り混じっています。お楽しみいただけるよう全力を尽くして、劇場でお待ちしています! ■武田真治とんでもないものが出来上がりました。これで花總さんが演劇界のショーレースに入らなきゃ嘘だと思います。みなさまには全く新しい物語を体験していただけると思います。60代の女性が主人公のハードボイルドアクションミュージカル。新しいダークヒーローの誕生に立ち会えて光栄です。劇場でお待ちしています。 迫力のアクションと心を揺さぶる歌声!ミュージカル『破果』の魅力 〜学生の観劇レポート〜 『破果』は、韓国発の小説「破果」を原作とする作品であり、そのミュージカルを観ることができました。特に印象に残ったのは、雨の中で傘をさしながら踊るナンバーやリュウの力強いナンバー、そして若いの爪角と爪角が美しいハーモニーを響かせるデュエットナンバーです。また、犬を後ろで操り、本物の犬のように動かしている演出に驚きました。キャストの方々の声量はもちろんのこと、刀を振り回すシーンが多く、迫力がありました。特にスローモーションで刀を振る場面や照明が点滅する中で戦う場面が面白かったです。観る前は、韓国のミュージカルということでどのようなものか想像がつきませんでしたが、物語も理解しやすく、とても楽しむことができました。東京薬科大学3年 庄司春菜 舞台『破果』を観て、胸が震える体験をしました。歌声には、気を張っている時の力強さや、自由を得た後のまた違った力強さなど、さまざまな表情が含まれており、ひとつひとつの音が心に響いてきました。特にリュウが亡くなった場面では、胸が張り裂けそうなチョガクの思いがひしひしと伝わり、心臓をギュッと掴まれるような感覚になりました。表情や所作も繊細で、悲しみや恐れ、恋の高鳴り、希望や絶望などの感情の振れ幅が胸に迫り、舞台美術や照明が物語の世界観を引き立てていました。クライマックスの歌声は儚くも力強く、観終わった後も余韻が長く残りました。舞台全体の表現が物語の切なさや美しさを自然に伝えてくれる、とても印象的な公演でした。立教大学2年 塚本晴香 美しく気高いイメージの花總まりさんの新たな一面に出会えるミュージカルでした。アクションシーンも多く、これまでの舞台とはまた違った表情を見せてくださるのがとても印象的でした。爪角という役は殺し屋という特殊な職業ですが、年齢を重ねたからこそ漂う渋さやかっこよさがあり、その一方でどこか可愛らしさや人間らしい寂しさも感じました。観ているうちにたくさんの表情を見せてくれる爪角にいつの間にか虜になっていました。また、舞台演出も見どころの一つで、新国立劇場 中劇場の空間を存分に使ったダイナミックな演出が続き、迫力ある場面がたくさんあり最後まで飽きることなく作品の世界に入ることができました。新しい魅力と強いエネルギーに満ちた舞台でした。城西国際大学2年 渡部優理絵 <ミュージカル『破果-パグァ-』 公演概要> 【出演】 花總まり 浦井健治 中山優馬 熊谷彩春秋野祐香 大泰司桃子 東倫太朗新井海人 今村心音 コイタ奈央美 下道純一 志村倫生中西彩加 *蛭薙ありさ 矢澤梨央 *若林佑太 渡部又吁 (五十音順 *スウィング)武田真治 【翻訳・訳詞】 高橋亜子 【演出】 一色隆司 【音楽監督】 甲斐正人 【公演日時・会場・席種】▼東京公演2026年3月7日(土)〜3月22日(日) 新国立劇場 中劇場 東京都渋谷区本町1丁目1−1全席指定席:S席14,800円(税込)A席9,800円(税込)U25当日引換券 7,500円(税込) ▼大阪公演2026年3月27日(金)〜3月29日(日) 梅田芸術劇場メインホール 大阪府大阪市北区茶屋町19−1全席指定席:S席14,800円(税込)A席9,800円(税込)B席7,800円(税込) ▼福岡公演2026年4月4日(土)〜4月5日(日) 久留⽶シティプラザ ザ・グランドホール 福岡県久留⽶市六ツ門町8−1全席指定席:S席14,300円 A席9,900円 B席6,600円 U-25当日引換券5,500円(税込) ●公式HP: https://musical-pagwa.jp/●公式X: @musical_pagwa Original...

中澤京平

ガールズユニット VINII(ヴィニー)   

令和ガールズグループ界の革命家として“GIRLS NOISE”をコンセプトに掲げるユニット。 VINII(ヴィニー)RINNE(りんね)/SAKI(さき)/TYRA(たいら)/MEI(めい)※TAKARA(たから)取材当日不在 ■プロフィール綺麗でいろと言われ続けた時代に、私たちは鳴る。怒りも欲望も歪みも、そのままでいい。群れず、媚びず、前に立つ。そんな令和ガールズグループ界の革命家として“GIRLS NOISE”をコンセプトに掲げるユニット。 音楽IPプロダクション「VOLVE CREATIVE」主催のオーディション「BLACK&WHITE」から選出された、5人組ガールズユニットVINII。昨年11月にはプレデビューライブを開催し、今年3月には1st Two Manライブを控える。ここから本格的に始まるアーティスト活動に向け、いまの心境を聞いた。 ■学生時代に力を入れていたこと RINNE:小学生の頃からダンスを続けていて、中学2年生でソロデビューしました。週末の夜に飛行機で地元の北海道から東京へ行き、週明けの朝に戻るというハードな生活でしたが、周りの応援に支えられて続けられました。 SAKI:私もRINNEと少し環境が似ていて、高校生の頃から忙しかったです。テスト期間だけ地元の大阪に帰り、それ以外はずっと東京で活動していました。友人や先生方の協力があって、勉強もきちんと頑張れたと思います。 TYRA:高校3年生から活動を始めたので、それまでは普通の学生でした。インターアクトクラブという社会奉仕のクラブに所属していて、社会貢献への関心が強かったです。 MEI:去年までは現役の高校生で、ダンス部に所属していました。オーディション期間中は特に学校との両立が大変でしたが、周りの支えがあって、ここまで頑張ってくることができました。 ■オーディションの時の心境 RINNE:グループでの活動にはずっと興味がありました。ぶつかることもあるかもしれないけれど、そういう関係性すら羨ましかったんです。「やりたいことをやる人生にしたい。だったらやるしかない」と思っていたので、オーディションを見つけた時は迷わず応募しました。 SAKI:私は小学4年生からライブを経験していました。RINNEとは過去に対バンをしたことがあって、その頃から連絡を取り合う仲です。一時期活動を休んでいた時もありましたが、RINNEがこのオーディションで一歩踏み出そうとしているのを見て、「自分も頑張らなきゃ」と思い、応募を決めました。 TYRA:このオーディションを見つける前は、男女混合グループで活動していました。ただ解散してしまって、その後はアルバイトなどをしながら、いろいろな社会経験をしていた時期があります。その中で、やっぱり自分は人前に立って歌ったり踊ったりしたいんだな、と気づきました。そこで偶然見つけたのがこのオーディションです。ファイナル審査は、お客さんの前で結果が出ることもあってとても緊張しました。でも合格してからは、少しずつ「このメンバーで活動していくんだ」というイメージが湧いてきました。一方で、これまでとは違うガールズグループでの活動なので、「うまくやっていけるのか」という不安もあって。期待と不安が入り混じっていました。 MEI:小さい頃からアイドルグループが好きで、ずっと憧れがありました。でも高校時代までは、学校生活やアルバイトなど、普通に充実した毎日を送っていたんです。ただ、どこか刺激が足りないとも感じていました。自分の中に「頑張らなきゃいけない軸」が必要だと思った時に、このオーディションを見つけて、すぐに受けようと決めました。合格は通過点であってゴールではない、と最初から考えていたので、嬉しさよりも、良い意味での緊張感が強かったです。他のメンバーは経験もキャリアもあって頼りがいがあります。でも頼りきりにならず、自分も自立していかなければ、という意識は常に持っています。 ■コンセプト「勝利の女神」について RINNE:「いろいろな種類の女神が5人そろいました!」みたいな感じです(笑)。今はまだ足りない部分もあるけれど、そこに向かって成長していきたいです。 SAKI:勝利にもいろいろあると思うんですけど、今はまだ模索している段階です。これから少しずつ探究していって、将来的には見ている方が「なるほど」と腑に落ちる形にしていきたいですね。 TYRA:皆さんの前に立った時に、「かっこいい」「憧れる」と思ってもらえる存在になりたいです。弱い面があるのも含めて、そこに打ち勝っていける。そんな“勝利の女神”でありたいと思っています。 MEI:コンセプトやパフォーマンスを見て、「こういうことか」と感じてもらえるようになっていきたいです。 ■1stライブへの意気込み RINNE:ここからが本領発揮で、スタートラインだと思っています。努力を階段のように積み重ねて、いつか光のある場所へ行けたら嬉しいです。売れたい、大きな会場でワンマンライブをしたい、という気持ちもあります。でもまずは“今”を大事にして、自然と私たちらしさが出てくる瞬間を増やしていきたい。その過程が楽しみです。 SAKI:プレデビューの時は「未完成も愛してよ」という気持ちで乗り切りました。でもファーストライブでは、プレデビューで披露した曲がリリースされていくので、音源を超えていきたいと思っています。私は自分に目標を課したいタイプなのですが、今年の目標は年末年始のカウントダウンライブに何かしらの形で出演していたいですね。 TYRA:プレデビューライブも良かったと思いますが、次はもっとコンセプトが伝わるようにしたいです。「私たちが何を目指しているのか」を受け取ってもらえるライブにしたい。それと、1年後の私たちがどんな関係性になっているのかも楽しみです。いろいろな仕事を通して、グループとしての団結力を高めていきたいです。 MEI:今回の1stライブでは、5曲がリリースされた状態でライブができるのがとても楽しみです。曲を知ってもらった上で、会場でどう届くのかを確かめたい。この先の具体的な夢はまだ固まっていませんが、歌やパフォーマンスなど、ひとつひとつに丁寧に向き合っていきたいです。 ■学生へのメッセージ RINNE:大学生は私にとって憧れです。とにかく楽しんでください! SAKI:大学生は「やりたいこと」と「やらされていること」の間で迷ったり、何をしたいのか分からなくなる人が多いイメージがあります。だからこそ、大きな決断をする時は、自分のやりたいことを思い切りやってほしいです。 TYRA:私も大学生と同じくらいの年齢なので、勉学に励んでいる皆さんは本当にすごいなと思います。実は祖父が今、大学に通いながら仕事をしていて、何歳からでも好きなことができるんだと感じています。大学生は特に、いろいろな意味で縛りが少ない時期だと思うので、時間を気にしすぎず、思いきり楽しんでほしいです。 MEI:私は春から大学生になります。やりたいことが明確にあって、学びたいことがあるから大学へ行きます。やりたいことがある自分に誇りを持って、学べる環境があることに感謝して、お互いに楽しんでいきましょう! 学生新聞オンライン2026年1月13日取材 早稲田大学2年 中澤京平 <VINII>公式サイト:https://vinii.bstage.in/Instagram:https://www.instagram.com/vinii_artist/YouTube:https://www.youtube.com/@VINII_artist_official2026年3月19日にはThe Garden Hallでの1st TwoManライブが決定。 早稲田大学2年 中澤京平/武蔵野美術大学1年 石田生成/城西国際大学2年 渡部優理絵/法政大学4年 島田大輝

学生新聞インターン

ガールズユニット MilMoon(ミルムーン)

日常に小さな魔法を届け浮遊感のある〝FAIRY POP〟を提唱する新たなインターネット派生カルチャーを追求するユニット。 MilMoon(ミルムーン)Fuka、Emi、Moepi、Yuua、Yoo ■プロフィール評価されない努力や、言葉にならない疲れをすくい上げる。日本的ポップアートのカオスと、軽やかなビートに乗せて、日常に小さな魔法を届けるMilMoon。NEW KWAIIやHyperpopでもない浮遊感のある〝FAIRY POP〟を提唱する新たなインターネット派生カルチャーを追求するユニット。 アイドルオーディション企画「BLACK&WHITE」から誕生した、5人組ガールズグループMilMoon。「世界のヒロイン」をコンセプトに掲げ、可憐さと息の合ったダンスパフォーマンスで注目を集めている。ステージの上では眩い存在感を放つ彼女たちだが、その素顔や歩んできた道のりは実に多彩だ。学生時代の経験から、オーディションへの想い、そしてこれから描く未来まで——5人の言葉から、MilMoonの“今”をひもとく。 ■学生時代はどのように過ごしていましたか。 Yoo:学生時代はダンスの専門学校に2年間通い、将来はダンサーになることを目標に過ごしていました。高校でも3年間ダンス部に所属し、部長を務めていたほどで、当時はとにかくダンス中心の生活でした。長い時間をかけて向き合ってきたからこそ、今こうしてその経験を仕事に活かせていることに、大きな意味を感じています。 Fuka:一番力を入れていたのは語学の勉強です。特に韓国語にはかなり熱中していました。その経験を活かして、SNSを通じて世界中の人とつながり、ファンを増やしていけたらと思っています。高校は夜間学校だったので、昼間は朝からアルバイトをし、夜に学校へ通う毎日でした。バイト代はすべて大好きなダンスの月謝に。今振り返ると、あの頃が一番本気で自分と向き合っていた時間だった気がします。 Emi:学生時代はインドネシアで過ごしていたので、日本の学校文化とは違う環境で育ってきました。もともと人前に立つことが好きで、学級委員やダンス部のリーダーなど、自然と人をまとめる役割を担うことが多かったですね。また、フーちゃん(Fuka)と同じく語学にも力を入れていて、母国語のインドネシア語に加え、英語、そして日本語を学んでいました。 Moepi:中高は女子校に通い、礼儀作法や華道、茶道など、日本ならではの文化を学びました。大学では保育を専攻し、4年間学んだ末に卒業しています。身体障害のある子どもたちの先生を目指し、施設での実習にも参加しました。子どもと自分の行動を毎秒単位で記録する、とてもハードな実習でしたが、あの経験が今の自分を支えていると感じています。 Yuua:小学校4年生の頃から小説を書き始め、中学・高校と書き続け、その延長で芸術系大学の小説創作学科に進学しました。グループに入るまで歌の経験はほとんどありませんでしたが、歌詞の解釈や言葉への向き合い方には自信があります。その感覚が、今の活動にも生きていると思います。 ■オーディション企画「BLACK&WHITE」を受けた理由 Yoo:SNSでオーディションを知ったタイミングが、ちょうど将来について悩んでいた時期でした。アーティストになりたい気持ちはあるものの、時間だけが過ぎていくような感覚もあって。不安はありましたが、「このチャンスを逃したら次はない」と思い、思い切って飛び込みました。 Fuka:以前所属していた事務所を辞めるタイミングで、このオーディションが始まると知り、「この流れに乗りたい」と思いました。今の事務所は掛け持ちも可能だったので、モデル事務所にも挑戦しようとしていて、不安はほとんどありませんでした。 Emi:このオーディションの前にも、別のオーディション番組に参加していました。結果は出ませんでしたが、それでも芸能界を諦めきれず、その後も2年間オーディションを受け続けていました。そんな中で見つけたのが「BLACK&WHITE」のオーディションです。スターティングメンバーの中に、以前同じ番組を受けていた人がいたこともあり、「これは受けるべきだ」と迷いはありませんでした。正直、合格する自信もありました。 Moepi:以前は別の事務所で約2年間アイドル活動をしていましたが、挫折を経験し、一度はこの道を離れる決断をしました。そんな時に目にしたのが「BLACK&WHITE」の記事です。悔いを残したまま生きていくのは嫌でしたし、好きなことを夢につなげたいという気持ちがもう一度芽生え、応募を決めました。 Yuua:10年間所属していた事務所を辞め、フリーになった時期に友人から勧められたのがきっかけです。企画の詳細を見て、これまでにないコンセプトに強く惹かれました。歌の経験もなく迷いはありましたが、年齢的な焦りも背中を押してくれました。受けるなら、今しかない。そう思って応募しました。 ■3月19日・1st Two Manライブへの想い Yoo:前回のプレデビューライブでは悔しさも残りましたが、それを乗り越えられる場があることが嬉しいです。初心を忘れず、観てくださる方の心に何かを残せるライブにしたいと思っています。 Fuka:とにかくワクワクしています。ファンの方とお会いするのは2回目なので、このライブでしっかり心を掴みたいです。サプライズも用意しているので、ぜひ楽しみにしていてください。 Moepi:今回は個人ではなく、「グループとしてステージに立つ」ことを強く意識しています。前回は自信のなさが課題だったので、次は堂々とした姿をお見せしたいです。 Yuua:関わってくださったすべての方に感謝を届けられるパフォーマンスを目指しています。何度も曲を聴き込み、レベルアップした姿で臨むつもりです。 ■大切にしている考え方、モチベーションの源 Yoo:過去にオーディションに落ちたときの気持ちは、今でも忘れないようにしています。「復活おめでとう」と声をかけてもらえたことが、今の自分を支える原動力です。 Fuka:辛い時でも待ってくれているファンの存在が、何よりのモチベーションになっています。 Emi:母からずっと「あなたは特別だ」と言われて育ってきました。自分も、周りのみんなも特別。その考えを大切にしています。 Moepi:これまで親にはたくさん迷惑をかけてきましたが、それでも応援してくれる存在がいます。だからこそ、自分軸を見失わないようにしています。 Yuua:「明日死ぬと思って生きる」ことを大切にしています。物語を書いている時間が、私にとって一番のリフレッシュです。 ■今後の展望・夢 Yoo:MilMoonでワンマンライブをすること、そして忙しい毎日を送れる存在になることが夢です。いつか母校の文化祭でライブをするのも、ひとつの目標です。 Fuka:グループで世界中の音楽番組に出演することが大きな夢です。そしてNHK紅白歌合戦に出場し、家族にその姿を見せたいです。 Emi:インドネシアでライブをして、親孝行をすることが夢です。反対され続けてきたからこそ、仕事として成立している姿を見せたいです。 Moepi:昔からテレビ出演が夢なので、MilMoonとして音楽番組に出たいですね。東京ドームのステージに立つことも、ずっと口にしてきた目標です。個人的にはドッキリ番組に出てみたいですね(笑)。 Yuua:5人それぞれ個性があるので、音楽番組だけでなくバラエティ番組にも挑戦していきたいです。 ■学生へのメッセージ Yoo:将来のために努力している姿は、本当に尊敬しています。今を楽しみながら、自分の好きなことを見つけて、一緒に頑張りましょう。 Fuka:大変なことも多いと思いますが、今の環境に感謝しつつ、私たちの曲と一緒に通学してもらえたら嬉しいです。 Emi:私も大学に通っているので、皆さんの大変さはよく分かります。後悔のないよう、やれることはすべて挑戦してみてください。Semangat!(頑張れ) Moepi:「本当にこの道でいいのかな」と悩むことは誰にでもあります。そんな時は初心を思い出して、自分の選択と向き合ってほしいです。 Yuua:大学生は、将来のための“土壌づくり”の期間だと教わりました。興味のあることもないことも含め、知識欲を持って過ごしてほしいです。 学生新聞オンライン2026年1月13日取材 武蔵野美術大学1年 石井生成 <MilMoon>公式サイト:https://milmoon.bstage.in/Instagram:https://www.instagram.com/milmoon_artist/YouTube:https://www.youtube.com/@MilMoon_artist_official2026年3月19日にはThe Garden Hallでの1st TwoManライブが決定。 蔵野美術大学1年 石井生成/城西国際大学2年 渡部優理絵/法政大学4年 島田大輝

コラム

テリー伊藤 コラムVol.75 シン桃太郎伝説誕生

日本昔話でお馴染みの『桃太郎』、改めて考えてみた。昔々おじいちゃんは山に、おばあちゃんは川に洗濯に行くと上流から大きな桃が流れてきて、家に持ち帰り桃を割ってみると中から赤ん坊が。二人はこの子を“桃太郎”と名前を付けて暮らし始めた。日本人なら誰でも知っているお話。歳月は流れ、桃太郎は少年に成長した。ある晩二人に大事な話をします。「今から鬼ヶ島に行って鬼たちを成敗してきます。」びっくりした二人は訳を聞くと「鬼たちが村人の畑を荒らし、食物を持って行ってしまい困っている。鬼を退治しないと。」強い決意を桃太郎は語った。戦に行くのは心配と一度は止めたが桃太郎の熱意に負けて許可する事に。旅先でお腹が空くだろうときび団子を持たせた。 道中、きび団子目当ての犬、サル、キジを味方につけ、いざ鬼ヶ島に。その時、鬼たちは宴の最中だった。桃太郎達の奇襲に、普段は屈強な鬼がまさかの敗北となってしまった。命乞いする鬼に「これから真面目に生きるのなら命はまでは取らない。」と。感謝した鬼の親分は財宝を桃太郎に渡すことに。鬼から貰った財宝を手土産に桃太郎たちはふるさとへ意気揚々と帰って行った。村人から大歓迎を受け、その財宝を皆にプレゼントして村は経済的にも治安的にも良くなり幸せが訪れる。めでたし、めでたし。 以上が童話『桃太郎』のストーリーだが、これで本当に良いのだろうが。そんなに鬼は悪いことをしていたのか。鬼ヶ島で鬼一族は普通に生活していたのでは。食料を取りに行ったのも飢饉で子供たちに与える食べ物が無かったからかもしれない。最近でも北海道、東北地方で食料不足のため山から熊たちが人間の住むエリアに出没するニュースが頻繫に流れている。元をただせば熊たちが生息していた山を開発してしまった事が原因ではないのか。なぜ桃太郎は戦う前に鬼と話合わなかったのか。鬼一族に事情を聞けば違う解決策もあったかもしれない。まして鬼の財宝まで戦利品として持ち帰ってくるなんてやりすぎではないか。やられた鬼の子供たちは人間を恨むに違いない。新たな争いも十分に考えられる。 提案『シン桃太郎伝説』…どうそうすれば人間と鬼たちが仲良くやっていけるか。人間と鬼の交流スポーツ大会があっても面白い。綱引きは力のある鬼組に軍配が上がりそうだが、バレーボール、バスケットボールは熱戦が期待出来る。気になるのは野球。普段如意棒を持っている鬼は侮れない。軽々とバットを振り回すがピッチャーのコントロールの繊細さは人間に分があるのでは。いかん、また話がズレてきた。願いは「人間と鬼の共生」。 テリー伊藤(演出家) 1949年、東京築地出身。早稲田実業中等部、高等部を経て日本大学経済学部を卒業。2023年3月、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了。テレビ番組制作会社IVSテレビに入社し、「天才たけしの元気が出るテレビ」「ねるとん紅鯨団」などのバラエティ番組を手がける。その後独立し、テレビ東京「浅草橋ヤング洋品店」など数々のテレビ番組の企画・総合演出を手掛ける。著書「お笑い北朝鮮」がベストセラーとなり、その後、テリー伊藤としてメディアに多数出演。演出業のほか、プロデューサー、タレント、コメンテーターとしてマルチに活躍している。YouTubeチャンネル「テリー伊藤のお笑いバックドロップ」LALALA USAでコラム連載中https://lalalausa.com/archives/category/column/terry

学生新聞インターン

ブラックロック・ジャパン株式会社 代表取締役会長 有田浩之

社会に貢献されるのではなく、貢献する人になりなさい。 ブラックロック・ジャパン株式会社 代表取締役会長 有田浩之(ありたひろゆき) ■プロフィール1987年一橋大学経済学部卒業、日本興業銀行に入行。1999年ブラックロック(NY)入社。米国債、モーゲージ債運用のポートフォリオマネジャー。2001年に帰国後は一貫してブラックロックの日本市場におけるビジネス全般を統括。日本投資顧問業協会副会長、投資信託協会理事、金融審議会専門委員、資産運用フォーラム共同議長等を歴任。 世界最大の資産運用会社であるブラックロックの日本法人、ブラックロック・ジャパン。銀行員としてキャリアをスタートした後、長年にわたりブラックロック日本法人の成長をけん引してきた有田浩之氏が、産業を興す金融の機能や日本経済への貢献について自身の展望を語る。 ■学生時代について教えてください 一橋大学在学中は、ラグビー部に所属し、ラグビー一色の学生生活でした。そんな中、ゼミでは国際経済学を学び、産業を支える産業金融という分野に興味を持ち始めました。お金を預金という形で集め、産業界に投資し、効率よく経済を回して、次々と産業を興していく。この役割を果たしていたのが、当時の日本興業銀行だったため、そこで自分も仕事をしたいと考えたのです。例えば、少し街並みに目を向けてみると、鉄道が問題なく走行し、道路が整えられ、ビルが崩れることなく建っています。これらはすべて、それぞれの専門家が研究を重ねて計算し、計画を立て、その通り実行するからであり、いろいろな人が助け合ってこの世の中は成り立っていることを象徴しています。その中の目に見えない機能として、金融があるのです。 ■日本興業銀行(現・みずほ銀行)からブラックロック・ジャパンに転職した理由は何ですか 日本興業銀行では運用の業務を行っており、それを通じて知り合った米ブラックロックのCEOから入社するよう誘われた事がきっかけでした。私自身も、日本の経済が戦後、成熟するに従い、産業界にお金を融通するという仕組みの中心が、銀行から運用会社にシフトしていくと感じていました。銀行を経ることなく、預金者や機関投資家が運用会社などを通じて直接産業界に投資することが、今後より重要になると考えたのです。当時ブラックロックは日本では無名の会社だったため、興銀から運用の世界へ飛び込むという決断は周囲から驚かれました。事実、その決断が27年間のキャリアをつくった最大の実績といわれることが多いのですが、私自身はそうは思いません。その一つの決断よりも、現在までの運や険しい失敗の繰り返しである過程こそが私の誇りです。 ■ブラックロック・ジャパンの飛躍のきっかけや他社にはない魅力とは ブラックロック・ジャパンは、日本円に換算すると2000兆円を超えるお金をグローバルに運用する、世界最大級の運用会社であるブラックロックの日本法人です。国内資産中心の日本の運用会社とは異なり、海外の株や債券運用に強みがあります。最近ではオルタナティブ等の非伝統的で幅広い運用商品を携えて、お客様の運用ニーズを正しく理解し、それらに応えられるよう努めています。特に、私たちが扱う金融商品は問われる責任も大きい反面、目に見えるものではないため、お客様との信頼関係は欠かせません。信頼を獲得するためには、社員が扱っている金融商品を社員自身の親や兄弟に勧められるか、誠実な気持ちをもってお客様と接しているかなどが重要です。 ■どんな人と一緒に働きたいと考えますか 先ほども少し取り上げましたが、現在までの社会は一人の力ではなく、たくさんの役割や専門性を持つ人たちが力を合わせて作り上げてきました。企業内においても、それぞれの専門性を尊重し合うことが重要であるため、チームワークを大切にする人に魅力を感じます。運用の世界においては、自分が運用しているポートフォリオである株を買うか買わないかジャッジする上で、自分一人の経験や知識では賄えない部分が多くあります。今まさに起こっている様々な世界情勢の事象における、それぞれの専門家の方の意見を効率よく吸収して、正しいジャッジを導く必要があるのです。すべての専門性が結びついて一つのチームを構成していることを忘れてはいけません。また、国が豊かになったがために、ハングリー精神に欠ける若者や学生が多いようにも感じます。その一方で私は、何でも吸収してやろうと一生懸命勉強し、昨日より今日の自分の方が知識も経験も上回っていることを目指す人を求めます。うちの社員にも必ず言っていることですが、世の中には、2パターンの人しかいません。組織や社会に貢献する人と、組織や社会に貢献してもらう人です。厳しいようですが、学生の方々は社会に貢献してもらっている立場です。学校を作ってくれた人や社会の存在があったために、今の学校生活が成り立っているからです。ですが、これから社会に出た後、学校などといった環境を作る社会の側の人間にならなければなりません。自分が今まで育てられた環境に感謝し、それに対して恩返しをするという意識のある人と一緒に働きたいと考えています。その中で、今後も企業として、国内の経済が安定的に成長することに、貢献し続けられたらと思います。 ■学生へのメッセージ サークル活動やアルバイト、就活など、どんなことでもとにかく一生懸命経験を重ねてください。時間を無駄にせず、今できることには何でも積極的に取り組み、自身の力となるよう吸収していってほしいと思います。そういった一つ一つの経験で得た知識は、若いうちでは理解できないこともたくさんあるはずです。そこで、数えきれないほどの星が浮かぶ星空から、それらの星と星を線でつないで星座を生み出した、原始の人々の思考をぜひ想像してみてほしいのです。彼らは、遥か上空に無数にある星をただの光と思わず、いったい何だろうと考えました。最初は一点一点ばらばらに見えていても、日々集中して見続けることで、様々な星座を底知れぬ想像力で作り上げたのです。現時点では分からないことも同じで、経験を多く重ね、自身で想像力を働かせながら日々「なぜ」を意識することで、無数の点が平面の図へ、さらには立体になり、自分の力で深く理解できるようになることでしょう。 学生新聞オンライン2026年2月12日取材 獨協大学1年 中津亜結梨 法政大学4年 島田大輝/獨協大学1年 中津亜結梨/情報経営イノベーション専門職大学2年 山田千遥

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舞台『私立探偵 濱マイク-罠- THE TRAP』 ついに完結へ!濱ステ最終章、...

(C)林海象/舞台『私立探偵 濱マイク』製作委員会2026 2026年2月28日 東京・サンシャイン劇場にて舞台『私立探偵 濱マイク-罠- THE TRAP』が開幕しました。映画監督・林海象原作による人気を博した映画「私立探偵 濱マイク」シリーズ。一連の映画公開30周年を記念して、2021年に朗読劇、2022年には第1弾「我が人生最悪の時 THE MOST TERRIBLE TIME IN MY LIFE」が舞台化。今年2月に第2弾「遥かな時代の階段を The Stairay to the Distant Past」舞台版を上演。そして、2026年、遂に映画版の舞台化、完結編となる「-罠- THE TRAP」が、舞台『私立探偵 濱マイク-罠- THE TRAP』として、2026年2月28日(土)より東京・サンシャイン劇場を皮切りに、大阪・愛知での上演が決定。舞台版第1弾から本作の脚本・演出を務める西田大輔さんから、ビジュアル公開にあたり「今回の「罠」は謎多き作品でもあり、舞台化として、どの様に物語が折り重なっていくのか、どうぞその眼でお確かめください!!」とメッセージが到着。原作の映画監督・林海象さんからも、「映画の中でしか表現できなかった謎が、どのように舞台に置き換えられるのか?それが本公演の最大の見どころであり、原作者として胸が高鳴る思いである。」と期待感を寄せます。また、主演で主人公の濱マイクを演じる佐藤流司さんは上演に向けて、「完結編となるので、しっかり有終の美を飾りたい。当時から人気があり成功している作品の舞台版なので、その面白さは間違いない。」と意気込みを語ります。その他出演は、マイクの相棒・星野を矢部昌暉さん(DISH//)、マイクの妹・濱茜役を小泉萌香さん、王百蘭(ワン・バイラン)を七木奏音さん、中山刑事役をなだき武さんらが引き続き出演する。また、今作には新たに、エリート刑事の神津役に福井巴也さん(UNiFY)、マイクの恋人・百合子役に川上千尋さん、物語の鍵となるミッキー役に上田堪大さん、女性工員の水月/影男 役(2役)に野々花ひまりさん、教会の神父役に大沢健さんといった多才な実力派俳優を起用し、シリーズ完結に挑みます。公演は、2026年2月28日(土)~3月8日(日)サンシャイン劇場(東京)、2026年3月14日(土)~3月15日(日)COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール(大阪)、2026年3月20日(金・祝)COMTEC PORTBASE(愛知)にて上演します。初日に先立ち2月28日に行われた取材会・公開ゲネプロを取材させていただきました。 このメンバーが揃った理由は“センスの良さ”!座組が生み出す熱量 〜取材会〜 Q.意気込みをお願いします。 佐藤流司:『私立探偵 濱マイク』シリーズ最終章ということで、何年も続いてきたこの作品が終わりを迎えるのが非常に寂しい気持ちもありますが、しっかり有終の美を飾って、綺麗に終われたらいいなと思っております。 大沢健:私は今作からこの作品に参加させていただいたので、初心に帰ったつもりで皆さんに追いつくように必死に稽古を頑張ってきました。演出の西田さんが稽古場でよく仰っていたのですが、皆さんはとにかくセンスがいいということで、センスの良さを求めて、このメンバーが揃ったのだなと思っています。映画『濱マイク』作品がどのようにして舞台になったのかというところも楽しみにして観ていただけたらなと思います。どうぞよろしくお願いします。 福井巴也:僕も今回からの参加なのですが、本当に楽しい稽古場でした。本番を皆さんに届けられることを楽しみにしております。怪我なく無事に最後まで終えられればと思います。よろしくお願いします。 矢部昌暉:僕は第一弾から参加させていただきまして、星野くんという役を続けて、無事にここまで来られたことを嬉しく思っております。最終章ということなので、しっかり頑張っていきたいと思います。今作も中々ハードな内容となっておりますので、皆さんチームワークよく、怪我なく、最後まで走り切れたらなと思います。よろしくお願いします。 七木奏音:王百蘭は映画版で第一作目のみの登場人物だったのですが、舞台では第二作目、そして今回の第三作目にも参加させていただいております。今作も濱マイクたちの仲間になって自分なりに考えて行動して、いっぱい戦って、少しでも彼女の色を添えられたらなというふうに思っております。よろしくお願いいたします。 なだぎ武:私は前回の第二弾から引き続き中山をやらせていただきます。今回は最終章ということで、妖しくも楽しい大団円のような感じになっていて、エンターテインメントとして素晴らしい終わり方だなと私はやりながら思っております。なんと演出家の西田さんから、「今回はずっと中山がダークなイメージだから、キュートなシーンを入れたい」ということで、オープニングでいきなりソロダンスシーンが加えられました。まさかこんな展開になると思っていなかったので、ドキドキしています。これは見事な市村正親さんを彷彿とさせるような意識でやっております!その辺よろしくお願いいたします(笑) 小泉萌香:私は舞台の第一弾から参加させていただいているのですが、『濱マイク』の現場が本当に楽しくて楽しくて!そこに集まる方々は尊敬できる方ばかりです。今回もすごいことが目の前で繰り広げられるのではないかなと思いますので、私も楽しみです。お願いします。 川上千尋:私は今回からの参加なのですが、百合子はお話ができない、声が出ないという役柄です。私自身初めての挑戦が多く、約10日間というとても短い稽古期間の中で、皆さんに支えられながら百合子が出来上がっていったのではないかなと思っています。この作品に花を添えられるように頑張りたいと思いますので、よろしくお願いします。 上田堪大:僕も初参加なのですが、座組の空気感から仲の良さを感じています。舞台は一人で創るものではありません。特にこの作品は、セットチェンジや転換がたくさんある中で、全員が一つずつシーンを創り上げていることを感じるので、スタッフさんの皆さんとキャストのみんなと支え合っています。そういうことを色々感じてもらいながら観劇してもらえたら幸いです。よろしくお願いします。 野々花ひまり:私も今回初めて参加させていただきます。この作品は誰かを好きになることの純粋さや、危うさのようなところを描いているなと私は感じています。私が演じる水月は明るくて人に愛されているように見えていますが、孤独でもろいものを持っているのではないかなと思いながら、稽古場で水月と向き合ってきました。千秋楽までそういった部分を繊細に演じられるように頑張りたいです。皆さんと一丸となって、そしてお客様と一丸となって、この作品をもっと成長させられるように頑張りたいと思います。 Q.改めて稽古を振り返って、この芝居を創り上げた際の印象などをお伺いしたいです。 佐藤:舞台第一弾、第二弾と比べると今作は少しテイストが変わりまして、ミステリー要素やサスペンスのような要素が強く、色濃く反映されている作品です。演じる我々が理解できなければお客様を理解させるのは非常に難しいと思っていて、自分たちがそれぞれの役割を理解した上で、物語を噛み砕いて皆様に伝えられるように、と各々が意識していたと思います。稽古場の雰囲気…かなり殺伐としていて…特に会話もなかったし… 大沢:そんなことないですよ!? なだぎ武:一触即発(笑) 佐藤:そういったピリつきが本番にも表れる(笑)そういう現場だったんだと見てほしいです(笑)そのぐらい今回はシリアスな作品かなと思っています(笑) Q.アクションシーンについて教えてください。 佐藤:個人的にいつも言わせてもらっているのですが、自分がしんどかったり、死を感じたりするような、舞台上で命を削る瞬間が一番自分が生きているなと思います。そういった意味で気持ちも乗りやすいアクションシーンの量でした。それが濱マイクの魅力でもあるのかなと思っています。 Q.稽古に参加してみての感想を教えてください。 大沢:やはり私が今までやってきた現場と雰囲気が違うなというのが正直なところです。第一弾、第二弾と出演してきた方々は仲が良さそうで、私は入り込めるかなと思いました。稽古期間も決して長くはなかったので不安ではあるのですが、張り詰めたこの感じも良い緊張感で悪くないなと、今になって思い始めています。新鮮味があるうちにこの舞台を持っていきたいという気持ちがあります。 福井:ここにいるキャストの方々、アンサンブルの方を含め、本当にプロだなということを僕は実感しています。パネルの転換一つを取っても、暗い中でとても綺麗に行われると思うので、皆さんも驚くのではないかなと楽しみです。 川上:私は稽古が始まってすぐ、吉本興業の先輩のなだぎさんが稽古から帰られるときに「吉本の後輩やからなんでもできるやろ」と言われて(笑)それが恐ろしかったなと思いました(笑)でもそのおかげで和みました(笑) 小泉:実はこう見えて稽古場がとてもにぎやかで、笑いが絶えないなとは思っていたのですが、稽古が始まったらみんなが集中して一つになるという緩急がはっきりしている現場でした。今回は特に稽古期間も短かったので本番に間に合わせるためにみんなで協力していくことができて良かったです。そして私は昨日お誕生日を迎えさせていただきまして、お祝いの歌やケーキをいただいたりしたのですが、歳を重ねても制服を着て頑張ってピチピチ感を出すことができたらいいなと思っております。 Q.お客様に向けてメッセージをお願いします。 佐藤:言いたいことが三つありまして、まず一つ目は、皆さん多種多彩なエピソードが飛び出すのかなと思って私は控えめにしていたのですが、誰一人面白くない話ばっかりしてやがって!引きずり回すぞ!と。(笑)そんな気持ちで聞いておりましたね。(笑)二つ目は、私は人前に出る仕事をしているのでこういった囲み取材をしていただく日や、初日の日、もちろん本番中も塩分を控えたり、お酒を控えたりしまして、浮腫まないようにと一生懸命努力はしています。でも、いつもそういったことを気にせず塩分過多の生活を送っておりますので、逆に体内のナトリウムのバランスが崩れ、よりによって今日ちょっと浮腫んでいます。何なんですか?肉体って。引きずり回すぞ!と思いますけれども(笑)そして三つ目は、最近ずっと思っておりまして、舞台界隈を変えていきたいな、エンタメ界隈を変えていきたい、そういった思いが私にはあります。良いものは良いよねって思える、そういったものが残る舞台界隈になっていけば良いなと思います。来ていただく皆様には感謝を申し上げたいですし「◯◯が出ているから観に行く」ではなく、作品を面白いと思ってもらえるように頑張っていきたいなと思っておりますので、今回来ていただける皆様には本当に感謝申し上げます。来られなくても、応援しているよとか、頑張ってくださいねと思ってくださる皆様にも本当に感謝申し上げます。来る気がないお客様は、引きずり回す。(笑)今回は三つの「引きずり回す」で頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。(笑) 忘れられない最終章、心を掴んで離さない物語!〜学生の観劇レポート〜 息を呑む重厚なサスペンスで、目が離せなくなる作品でした。見返りを求めず相手を信じ抜き、言葉以上に大切なものを魅せてくれる「まっすぐで澄んだ愛」の強さ。一方で、孤独や枯渇した感情から生まれた歪んだ執着は自分を偽り、殻に閉じこもる「くすんだドロドロの愛」の脆さ。その2つの愛は一見対照的に見えるけれど、1つピースが欠けてしまうと、簡単に反転してしまう危うさを感じました。そして、濱マイクと周囲の温もりが波紋のようにひろがり、心をぐっと掴まれます。時代を感じさせる煙の残るような横浜の空気や、くるくると変わりゆく演出も印象的でした。観客を巻き込み、濱マイクと共に事件へ迷い込む迷路のようで、何度でも違った角度から楽しむことのできる作品です。武蔵野大学3年 吉松明優奈 前作を観劇した際にとても感動し、今回の上演をとても心待ちにしていました。実際に幕が上がると、前作から受け継がれているおなじみの流れや空気感があり、自然と懐かしさがこみ上げてきました。アクションシーンは今回も迫力があり、スピード感や緊張感を味わうことができました!特に今回は、登場人物同士の繋がりや想いがより色濃く描かれており、それぞれの関係性の積み重ねを改めて実感できると思います!映画版では第一作のみの登場だった百蘭が、今回も舞台に登場しており、舞台版に欠かせない存在として物語に自然に溶け込んでいる姿がとても印象的でした。そして何より、今回が最終章であるという事実が本当に寂しく、終幕を迎える瞬間には言葉にしがたい喪失感がありました。物語として美しく完結していると分かっていても、もう一度この世界を観たい、まだ続いてほしいと願わずにはいられませんでした…。城西国際大学2年 渡部優理絵...

中澤京平

日本テレビ放送網株式会社 顧問 小杉善信

「見る前に面白い」を企む。ヒットの裏にあった利他精神 日本テレビ放送網株式会社 顧問 小杉善信 (こすぎよしのぶ) ■プロフィール1954年 富山県生まれ 落語家の立川志の輔とは幼馴染 一橋大学卒 1976年 日本テレビ入社 制作局配属  22年間番組制作に携わる1998年~編成部長、営業部長、営業局長、編成局長を歴任2009年~日テレアックスオン代表取締役社長2011年~帰任後 取締役、常務、専務、副社長  2019年~代表取締役社長2022年 代表取締役退任現在、複数の社外取締役、顧問を兼職 学生時代は年間200本の映画を見まくり、落語と麻雀で対人力を磨きました。日テレ入社後『金田一少年の事件簿』などヒットドラマや『24時間テレビ』の改革をプロデュース。「見る前に面白い」コンテンツ作りとは?「立山連邦」に学ぶリーダー論とは?ミスター日本テレビが語る、学生への熱いエールを届けます。 学生時代はプラプラと過ごしていました。ただ、なんとなくテレビ局に入りたい思いがあり、誰よりも映画を見ることだけは徹底していました。年間200本、3年間で約600本。3本立てやオールナイト上映を駆使して、浴びるように映画を見ていました。都心の大学生が複数人でお弁当を持ってきて映画館に来ているのを見て羨ましく思いながら、1人で鑑賞する日々でした。その際、必ず感想とカット割りをノートに記録していました。演出の意図を自分なりに分析し続けたのです。また、あがり症を克服するために2年間落語研究会に入り、ゲーム代わりと人脈作りのために麻雀にも没頭しました。就職活動では、故郷の富山県で最初に開局した民放が日本テレビ系列だった縁もあり、日本テレビが第一志望でした。面接で「落語をやってみろ」と言われても物怖じせずに「入社式の日にやります」と冗談で返せたのは、学生時代の経験のおかげですね。 ■作品至上主義の打破 入社後はバラエティ班に配属されましたが、キラキラした世界とは程遠い毎日でした。当時はハラスメントの概念もなく、先輩から「入門テスト」と称された無茶もしていました。でも、私はそれを修行と捉え、むしろ面白がっていました。どんな状況でもジョークで返せるか、場の空気を読めるか。そんなバラエティの精神と強靭なメンタルを、この時期に徹底的に叩き込まれました。18年間バラエティを経験した後、ドラマ班へ異動。当時ドラマ班は「作品主義」で、視聴率が悪くても「作品の良さが分からない視聴者が悪い」と傷を舐め合うような空気がありました。 私はその雰囲気を撤廃し、視聴者がワクワク・ドキドキできるドラマを作るのだと宣言しました。掲げたのが「見る前に面白い」番組作りです。中身が面白いのは当たり前。大切なのは、見る前の段階で「これは面白そうだ」と思わせることです。キャスティングと企画の段階で勝負は決まる。この方針のもと、『金田一少年の事件簿』などを制作し、世帯視聴率20%以上を連発させました。 ■『24時間テレビ』の改革と企みの重要性 「見る前に面白い」という考えを最も発揮したのが、『24時間テレビ』の改革です。当時、番組開始から15年が経ち、視聴率は7%まで低迷していました。今まで担当した番組の10倍以上ある予算を見て、腰が抜けそうになりました。ただ、これまでの経験にないからこそやってほしいと依頼され、チャリティーに全く興味のない層を振り向かせるための企みを考えました。それが、ダウンタウンさんの起用です。当時はチャリティと縁遠いイメージだった彼らにあえて黄色いTシャツを着せ、「チャリティーやで」というキャッチコピーを添える。これが実現できたら成功すると、確信がありました。「あのダウンタウンが何をするんだ?」という興味が、普段チャリティーを見ない人たちをテレビの前に連れてきたのです。今までと全く違う番組にした結果、視聴率は17%超へとV字回復しました。チャリティーのためのチャリティー番組ではなく、結果としてチャリティーの輪を広げる番組にする。この精神は今でも番組作りに活かされています。一緒に働きたいと思うのも、こうした「企み」を持てる人です。0から1を生み出してみる。それが難しくても、あるものをアレンジして全く新しい価値を作る。企画が進みだしても、立ち止まってアレンジしながら、人を驚かせる仕掛けを考えられる人と仕事がしたいですね。 ■利己ではなく利他であれ。立山連邦に学ぶ組織論 私が仕事をする上で重視していることは、「利己」ではなく「利他」であるかどうかです。「自分の手柄にしたい」という人ではなく、チームのため、誰かのために汗をかける精神を持った人と働きたい。この考え方は、故郷にある「立山連邦」のあり方にも通じています。 実は、立山連邦の中に「立山」という山はありません。雄山、大汝山、富士ノ折立という3つの峰の総称なのです。しかも面白いことに、主峰とされる「雄山」(3003m)よりも、「大汝山」(3015m)の方が高く、主峰が一番高くないことが不思議でした。しかし、ある登山ガイドの方に「山は高きだけが貴きにあらず」と言われ、ハッとしました。これは私の経営スタイルと似ています。私は出世欲もありませんし、カリスマ型でもありません。だからこそ、自分より優秀な部下たちが力を発揮できる環境を作り、チーム全体で目標に向かって歩き出せるようにする。現在は顧問として若手の育成やOBOG会の活動をしていますが、これも日本テレビ愛と恩返しを旨として、私なりの他己の実践をしています。 ■大学生へのメッセージ 皆さんに伝えたいことは2つあります。1つ目は、「何を知っているか」ではなく「誰を知っているか」が重要ということです。知識や情報はAIですぐに調べられる時代に、信頼できる人脈や、困った時に助け合える人間の繋がりは、何にも代替できません。自分にとって質の高い、尊敬できる人との縁を大切にすることが、必ず皆さんの仕事・人生を助けてくれます。2つ目は、アイスホッケーの伝説的選手、ウェイン・グレツキーの言葉です。『100%入らないシュートは、打たなかったシュートである(You miss 100% of the shots you don’t take.)』。打たなければ、絶対に入りません。失敗を恐れて枠外に外れることを気にするより、「企み」を持って、「利他」の精神を忘れず、恐れずにシュートを打ち続けてみてください。 学生新聞オンライン2026年2月9日取材 慶應義塾大学3年 山本唯那 慶應義塾大学3年 山本唯那/東京薬科大学3年 庄司春菜/昭和女子大学2年 阿部瑠璃香/武蔵野大学3年 吉松明優奈/早稲田大学2年 中澤京平

学生新聞インターン

声優 岡咲美保 / 声優 大西沙織

『転スラ』劇場版で共演。二人が語る声優の原点と今後の夢 ■声優 岡咲美保 11月22日生まれ。岡山県出身。アイムエンタープライズ所属。主な出演作品は『転生貴族、鑑定スキルで成り上がる』ロセル・キーシャ役、『シャンピニオンの魔女』メリノー役、『公女殿下の家庭教師』リィネ・リンスター役など。 ■声優 大西沙織8月6日生まれ。千葉県出身。アイムエンタープライズ所属。主な出演作品は、『ウマ娘 プリティーダービー』メジロマックイーン役、『魔導具師ダリヤはうつむかない』ダリヤ・ロセッティ役、『シャンピニオンの魔女』メリノー役、『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』アイズ・ヴァレンシュタイン役など。 『劇場版 転生したらスライムだった件 蒼海の涙編』で共演する声優の岡咲美保さんと大西沙織さん。声優を志したきっかけから、今回の作品での役作り、そして「人生を楽しくしてくれる」と語る声優という仕事への情熱について、声優という世界で輝き続けるお二人にお話を伺った。 ■声優を志すきっかけを教えてください。 岡咲:小さい頃は、キャラクターに声を当てている人がいるということを知りませんでした。中学生のとき、バドミントン部でダブルスを組める子を探していたところ、アニメ好きな子がいて、その子と仲良くなるためにアニメを見るようになったのが、アニメへの入り口です。もともと小さい頃から音読が好きで、ノリノリで読むタイプでしたし、「読むこと」そのものが好きでした。友達に声を褒めてもらったことなども重なり、自然と声優を志すようになりました。 大西:アニメのキャラクターは、声優さんと呼ばれる人が担当しているということを知ってから、アニメを見るようになりました。小学4年生になる頃には、「自分は声優になるんだ」という意識が芽生えていました。小さい頃から、アニメは楽しくて、時間を忘れて没入できる存在でした。小学4年生で職業として意識してからは、自分の目標であり、たどり着きたい場所として大きな存在になっていました。 ■声優になって良かった瞬間と感じる瞬間はどんな時ですか。 岡咲:毎日が楽しいです。舞台に立っているときは非日常を味わえます。アフレコでは自分以外のものになれてすごく楽しいです。役を通して出会える気持ちもあるので、この仕事に人生を楽しくしてもらっているなと思います。 大西:いろいろな体験ができる仕事ではありますが、自分で自分を評価することはあまりありません。私たちの仕事はオーディションが多く、勝ち取らなければ役をいただけませんし、視聴者の方が「良かった」と言ってくださらないと、自分で評価することが難しい仕事でもあります。見てくださる方や、周りの仲間、スタッフの皆さんから「この役良かったね」と声を掛けていただけると、自分が認めてもらえたようで嬉しいです。自分の仕事が人の心に響いていると感じられる瞬間が、とても幸せだと思います。 ■『劇場版 転生したらスライムだった件 蒼海の涙編』で、役を演じる上で大切にしたことを教えてください。 岡咲:劇場版ではありますが、いつも通りの「リムル」として演じさせていただきました。新キャラクターとの関わりや、さまざまな事件も起こります。その中で新技を披露するシーンがありますが、しれっと出しているところもリムルらしさかなと思っています。劇場版2作目ということで、楽しみや期待もありつつ、アフレコでは緊張もしていました。ただ、その緊張をリムルに持たせないよう、「いつも通り」を心がけながら、ゴブタとユラさんの二人を見守る気持ちで演じていました。 大西:私は劇場版オリジナルキャラクターだったので、とても緊張しました。テレビアニメ第3期まで続いてきたチームの中に入っていくのは、本当に緊張します。ただ、皆さんがどっしり構えてくださっていたので、逆に自分だけが慌てていると浮いてしまうなと感じました。今回はオーディションで役をいただいたのですが、台本をいただいた段階で、物語や自分のポジションをしっかり理解した上で、自信を持ってユラを届けることを意識して演じました。 ■スバリ、今回の劇場版のみどころを教えてください。 岡咲:前回は『紅蓮の絆編』、今回は『蒼海の涙編』。転スラでは初めて海を舞台にした作品です。「転スラ」と「涙」という言葉は、あまり結びつかない印象を持つ方も多いと思います。どちらかというと笑顔があふれる作品というイメージが強いのではないでしょうか。涙は、心を揺さぶられたときや、切羽詰まったときに出るものだと思います。どういうタイミングで涙が生まれるのか、見終わったあとにきっと納得していただける作品になっています。 大西:ユラはポスターの中央にいるので、気になる存在であり、キーパーソンだと感じていただけると思います。ただ、それだけでなく、「まさか」という展開でゴブタが活躍します。ぜひゴブタの頑張りにも注目していただきたいです。テレビシリーズを楽しんできた方ほど、新鮮に感じられる劇場版だと思いますので、そういった点にも注目してご覧いただけたら嬉しいです。 ■今後の夢、展望を教えてください。 岡咲:小さい子どもたちに夢を与えられるような活動をしていきたいと考えています。私自身、学生時代は声優という仕事をよく理解しないままアニメを見ていました。そういう年代の子どもたちに、「こういう世界があるんだよ」と伝えられる存在になれたら嬉しいです。私自身が前に出るというより、「表現」という大きな世界のパーツの一つになれたらと思っています。また、アーティスト活動としては、武道館でライブをすることが夢です。 大西:具体的な夢というよりも、いつまでも好奇心旺盛で、チャレンジをやめない人でいたいと思っています。社会に出ると、だんだん失敗が怖くなってしまいます。30歳を超えて振り返ると、自分も思ったほどチャレンジできていなかったと感じています。これからも挑戦し続けられる大人でいたいです。 ■大学生へのメッセージをお願いします。 岡咲:私は進路を決めるとき、大学に進むか、書道家に弟子入りするか、声優の道に進むかで迷っていました。進学校だったこともあり、進路をグラフ化されたとき、私は少数派の2%でした。それでも今、声優としてこの場所で花を咲かせられるよう頑張っています。自分で自分の色を決めすぎなくてもいいと思いますし、揺れていてもいいと思います。チャレンジすること、楽しいことを増やしていくことはとても大切です。今興味があることに向かって進んでいってほしいと応援しています。 大西:私は大学に通っていましたが、勉強が直接夢に結びついたかというと、必ずしもそうではなかったと感じています。それ以上に大切だったのは、人とのつながりでした。仲間やご縁は、将来どんな夢を持ったときにも支えになってくれます。今のうちに、たくさんの仲間をつくってほしいと思います。 学生新聞オンライン2026年1月21日取材 昭和女子大学2年 阿部瑠璃香 『劇場版 転生したらスライムだった件 蒼海の涙編』 2026年2月27日(金)全国公開https://movie02.ten-sura.com/配給 : バンダイナムコフィルムワークス『転スラ』ポータルサイト:ten-sura.com公式X:@ten_sura_anime / 公式Instagram:tensura_official / 公式TikTok:@ten_sura_anime©川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会 武蔵野美術大学 1年 石井生成/昭和女子大学2年 阿部瑠璃香/東京都立大学 3年 坂倉彩月

学生新聞インターン

株式会社サラダクラブ 代表取締役社長 新谷昭人

つながりを力に挑戦し続ける 株式会社サラダクラブ 代表取締役社長 新谷昭人(にいやあきと) ■プロフィール1974年愛媛県生まれ。1997 年愛媛大学 農学部を卒業後、キユーピー株式会社に入社。家庭用営業として東京、大阪、郡山などの部署を経て、2021年より広域営業本部家庭用営業部 部長に就任。2023年2月にサラダクラブ営業本部 本部長として出向。翌年2月取締役に就任、2024年10月取締役マーケティング統括本部本部長、2025年2月代表取締役社長に就任、現在に至る。 いまやスーパーで当たり前に見かけるパッケージサラダ。その市場を切り開いてきたサラダクラブは、人を大切にする姿勢を軸に成長してきました。生産者との信頼関係や食品ロス削減への挑戦を通して、健康的な食文化を提案し続けています。挑戦を続けるサラダクラブのこれまでとこれからについて、新谷社長にお話を伺いました。 学生時代は、まさに部活動中心の生活を送っていました。所属していたのは空手道部です。厳しい上下関係や道場での礼儀作法など、そこには「社会の縮図」ともいえる環境がありました。技術だけでなく、礼儀や忍耐力、そして人との関わり方まで、心技体すべてが鍛えられた時間だったと感じています。入部当初は、周囲のレベルの高さについていけず、思うようにできないことばかりでした。しかし、練習や体力づくりを継続する中で、少しずつできなかったことができるようになる瞬間を積み重ねていきました。その過程が楽しくなり、空手そのものがどんどん好きになっていったのです。仲間とともに努力し、ともに成長し、その成果が目に見える形で表れることも、大きなやりがいにつながっていました。大学では栄養学を専攻しました。運動を続けていたこともあり、体に入った栄養がどのように吸収され、どのような働きをするのかというメカニズムに強い関心を持ち、研究に取り組みました。研究室の仲間には研究職を志望する人が多くいましたが、私は人と直接関わる仕事がしたいという思いから営業職を志望しました。当時学んだ栄養の知識は、すぐに仕事に直結するものではありませんでしたが、今では言葉としてではなく、体の仕組みとして理解できている感覚があります。食や健康を扱う仕事に携わる中で、その学びは確かな土台になっていると感じています。 ■人とのつながりを紡いできた仕事 食べることが好きという気持ちと、栄養への興味から、大学卒業後はキユーピー株式会社に入社しました。空手で体づくりをする中、日常的にサラダを多く食べていたことや、マヨネーズが好きだったことも志望動機の一つです。営業職として配属されてからは、スーパーへの商品提案や売り場づくりを担当しました。商品を売り込むだけでなく、「自分自身を信頼してもらう仕事でもある」と感じるようになりました。得意先との関係づくりにおいて大切にしていたのは、うわべのビジネスで終わらせないことです。相手の立場に立って考え、この人のために何ができるか、期待を少しでも超えられないかを常に意識して行動してきました。そうした積み重ねが信頼関係につながり、本当に求められていることが見えてくるようになりました。サラダクラブでは、農家との契約、仕入れ、販売までをつなぐ役割も担っています。約400もの産地と契約を結んでいるので、生産者との信頼関係は事業の根幹です。営業時代に培った人との信頼関係を築く力が大きな支えになっています。人とのつながりが広がるほど、その大切さをより強く実感しています。 ■社会に貢献できる仕事とは サラダクラブは、1999年にキユーピーと三菱商事の共同出資によって誕生しました。現在では当たり前になったスーパーのパッケージサラダ売り場ですが、その市場を切り開いてきたパイオニアと自負しています。欧米で調理の手間を減らすカット野菜の需要が拡大していることに着目したのが始まりでした。現在のサラダクラブの強みは大きく三つあると考えています。一つ目は、生産者を大切にする姿勢です。天候などによって収穫量が変動しても、価格を一律で買い取る仕組みを整えることで、農家の安定した収入につなげています。また、人を大切にする企業文化の表れとして、2026年には初めて工場の元日一斉休業も実施しました。こうした取り組みも信頼関係につながっていると考えます。二つ目は、食品ロス削減への取り組みです。保存料に頼らずに野菜の鮮度をどのように保つかという課題に向き合い続け、消費期限の延長を実現してきました。消費期限が延びることで廃棄ロスを減らせるだけでなく、消費者にとってもまとめ買いができるという利便性につながっています。三つ目は、キユーピーグループとしての提案力です。ドレッシングや調味料など多彩な商品と組み合わせたレシピ提案が可能で、「野菜を買って終わり」ではなく、「おいしく食べる体験」まで提供できる点が強みです。将来的には、サラダクラブを通して健康的な食文化をより広く社会に根づかせていきたいと考えています。 ■大学生へのメッセージ 最後に学生へのメッセージとして、「失敗を恐れず、チャレンジしてほしい」とお伝えしたいです。キユーピーグループの現中期経営計画のスローガンでもある「Change & Challenge」のとおり、社会や環境は常に変化しており、現状がこのまま続くとは限りません。だからこそ、言われたことだけをこなすのではなく、自ら考え、主体的に行動することが大切だと思います。その第一歩は「興味を持つこと」です。分からないことをそのままにせず、自分事として向き合う姿勢が、新しい世界への扉を開きます。挑戦の中で失敗することがあっても、その姿を見て助けてくれる人が必ずいます。どんな個性も強みになります。前向きに、笑顔でチャレンジしてみてください。また、さまざまなコミュニティに身を置き、多様な人と出会うことも大切です。自分の枠の外にある価値観に触れることも、大きな挑戦の一つです。これは学生時代に限らず、社会に出てからもずっと大切にしてほしい姿勢です。 学生新聞オンライン取材2026年1月28日取材 津田塾大学3年 山下さくら 武蔵野大学3年 吉松明優奈/城西国際大学2年 渡部優理絵/津田塾大学3年 山下さくら/東京家政大学2年 篠田陽菜乃/東京薬科大学3年 庄司春菜

コラム

テリー伊藤 コラムVol.74 時代の嫌悪感 どう向き合うか

“嫌悪感”について考えてみた。若者の間で普通に使われている「全然平気」「マジ眠い」「ムカつく」「このラーメン激ヤバ」最初に聞いた時には違和感があった。「ムカつく」という言葉は昔から確かにあったが、日常生活で人前で声に出して使うことはなかった。まして女性がお茶を飲みながらなんて皆無だったのでは。今では普通に「マジ眠い」はオヤジだって言ってしまう。否定語だった「全然」もいつの間にか肯定語になっている。 時代は面白い。1971年7月に銀座4丁目に日本初のマクドナルドがオープンした時は大変な話題となったが、歩行者天国ブームの中、片手にマックバーガーを持って歩くのが大流行になると一部マスコミや大人たちから「歩きながら物を食べるとは」の批判もあり社会問題にも。しかし時は移りスマホ時代になると“ワンハンドフード”は主役になった。片手で食べ物を持ちながら自撮りしているシーンは街でよく見かける。食品メーカーも新商品の開発に忙しい。 時代の変化の中で嫌悪感も変化する。フォークの神様と呼ばれたボブ・ディランは、1965年5月ニューポート・フォーク・フェスティバルに初めてエレキギターを持ち込み、それまでの生ギター信仰のファンから大ブーイングを受け大騒動なった。まさにエレキギターに対する反発、嫌悪感があったのだ。日本の高校でもエレキギターは不良のやるものと禁止令が出た学校もあった。音楽界に革命を起こしたと言われるビートルズだってデビュー当時は「何だあの長髪は!汚らしい!」と一部の大人たちから違和感を持たれた。ボブ・ディランもビートルズも今やご存知の通り音楽史に残るアーティストとして揺るぎなき存在だ。 ファッションで言えば、私のようなミリタリー柄好きが履いている迷彩パンツも昔は右翼系の皆さんしか履いてなく、デートで着用していったら嫌われること間違いなしの時代だった。また、黒のスーツを着ていると「お葬式の帰りですか」と聞かれた。しかしいつの間にかリクルートスーツの定番となってしまった。それも男女共に。黒のスーツは就職活動に便利で適しているという変なルールは世界中で聞いたことがない。今も昔も私は違和感を覚える。会話中にスミマセンを連発、話の途中で必要以上の相づち、会話の最初に必ず「でも…」「っていうか」等とりあえず否定から入る、話しているのに目線はスマホ… こういった嫌悪感に近い違和感も日常会話にはある。 新たな嫌悪感はたくさん生まれている。今夜はまだ挑戦したことがない「冷やしおでん」にしよう。デザートには、最初は違和感があったが、今やみんな大好き「イチゴ大福」食べて元気を出しますか! テリー伊藤(演出家) 1949年、東京築地出身。早稲田実業中等部、高等部を経て日本大学経済学部を卒業。2023年3月、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了。テレビ番組制作会社IVSテレビに入社し、「天才たけしの元気が出るテレビ」「ねるとん紅鯨団」などのバラエティ番組を手がける。その後独立し、テレビ東京「浅草橋ヤング洋品店」など数々のテレビ番組の企画・総合演出を手掛ける。著書「お笑い北朝鮮」がベストセラーとなり、その後、テリー伊藤としてメディアに多数出演。演出業のほか、プロデューサー、タレント、コメンテーターとしてマルチに活躍している。YouTubeチャンネル「テリー伊藤のお笑いバックドロップ」LALALA USAでコラム連載中https://lalalausa.com/archives/category/column/terry

イベント・企業紹介

GAKUSEI RUNWAY 2025 WINTER

「GAKUSEI RUNWAY (学生ランウェイ)」は関西コレクションがプロデュースする日本中の女子学生の選抜モデルを決めるイベント。「ランウェイを歩いてみたい」女子学生たちが豪華ゲストと同じランウェイを歩く女子学生参加型イベントです。その他にも、アーティストのライブや会場内のブースを楽しめるエンターテイメントイベントとなっています。このたび2026年1月17日(土)なんばHatch(大阪府大阪市浪速区湊町1丁目3-1)にて、GAKUSEI RUNWAY 2025 WINTERが開催されました。過去に学生ランウェイグランプリを受賞し、関西コレクションでランウェイを歩いたレジェンドモデル5名に、今回の学生ランウェイ出演についてお話を伺いました。 ■レジェンド インタビュー ◇ほのちゃん♡ (8歳)   今回の“学生ランウェイ”は少し緊張したけど楽しかったです。特に笑顔で歩くことが楽しかったです。投票で上位になるために可愛いポージングを考えることを頑張りました。将来の夢は2つあります。1つ目は怪我をした人を助けることができる看護師さんになること、2つ目は可愛いアイドルになることです。私のファンの方、応援してくださりありがとうございます。 ◇せあん (11歳) 今回ランウェイを歩く前はとても緊張しましたが、歩いてみたらとても楽しかったです。たくさんの人がいて、ステージからはお母さんや友達を探すことができませんでした。私は笑顔を作るのが苦手なので、今回のために鏡を見て笑顔の練習をたくさんしました。将来はアイドル、女優、インフルエンサーになることが夢です。そのためにTikTokやInstagramの投稿を頑張っています。憧れの方は“NiziU”さんと“時田音々”さんです。ファンの方へ、いつも応援をありがとうございます。これからもよろしくお願いします。 ◇福岡クレア (12歳) 緊張したけど、ランウェイを歩くことができて、すごく楽しかったです。みんなが動画を撮影してくれたので、とても嬉しかったです。今回の出場のために、お肌の手入れを頑張りました。特にお風呂の後にパックをしたり、保湿クリームを塗ることを心がけました。将来は憧れているモデルさんたちと一緒の舞台に立てるようになりたいです。憧れている人は、“今日、好きになりました。“に出演していた“細川愛沙”さんです。将来の夢のために、私は普段から猫背にならないように姿勢を良くすることを意識しています。いつも私を応援してくださっている皆様に感謝です。これからも成長した私を見ていただきたいです。 ◇ゆずな (13歳) 今回ランウェイを歩いて緊張しましたが、手を振ってくださる方や撮影してくださる方がいたので楽しむことができました。ステージからの景色は、最初は光が眩しかったけれど、トップに立った時にたくさんの人の笑顔が見られて嬉しかったです。今回の出場のために、毎日放課後や部活後に靴を履いて部屋で練習しました。将来はインフルエンサーやアイドルになりたいです。憧れている人は、“iLiFE!”の“虹羽みに”さんと“今日、好きになりました。”に出演していた“相塲星音”さんです。夢を叶えるために現在はInstagram週1投稿とTikTok毎日投稿を頑張っています。ファンの方へ、いつも応援してくださるからこそ毎日頑張ることができています。これからも成長した私を見ていただきです。 ◇黒田千乃 (15歳) 今回のランウェイは悔いのないウォーキングが出来てとても楽しかったです。ステージからはお客さんがたくさん見えて、自分の名前も多くの方に呼んでいただけました。今回出場するにあたり、特にファッションを意識しました。衣装のテーマはカールガールというもので、最近の流行であるベルトを2つ付けたり重ねたりしています。将来の夢は女優です。憧れの女優さんは朝ドラにも出演されていた“波瑠”さんです。テコンドーで全国1位にもなりたいですね。2ヶ月前に始めたばかりなのですが、先生から「すぐ全国大会行けるよ。」と後押しされ目指していますが、現在は受験生ということもあり活動を控えています。現地に来てくれた方、ライブ配信を見に来てくださった方、いつも応援ありがとうございます。これからも応援よろしくお願いします。 学生新聞オンライン2026年1月17日取材 同志社大学2年 平岡三奈 黒田千乃/福岡クレア/ゆずな/せあん/ほのちゃん♡/同志社大学2年 平岡三奈 GAKUSEI RUNWAY 2026 SUMMER in OSAKAGAKUSEI RUNWAY 2026 SUMMER in NAGOYA が決定!! 関西コレクションがプロデュースする、日本最大規模の女子学生参加型イベント「GAKUSEI RUNWAY(学生ランウェイ)」が、2026年夏、大阪なんばHatchにて第7回目の開催を迎えます。学生ランウェイは、モデル経験の有無を問わず、女子小学生・中学生・高校生・大学生・専門学生が参加できるイベントです。「ランウェイを歩いてみたい」という想いを大切に、オーディションやウォーキングレッスン、宣材写真撮影など、プロのサポートを受けながら本格的なステージに挑戦することができます。さらに、2026年6月には名古屋での初開催も決定しました。大阪で積み重ねてきた実績と熱量をそのままに、名古屋でも女子学生たちの挑戦を後押ししていきます。 【開催概要】開催名称  GAKUSEI RUNWAY 2026 SUMMER in OSAKA開催日程  2026年5月17日(日) 開場 15:45/開演 16:30/終演 20:30(全て予定)開催場所  なんばHatch主  催  学生ランウェイ事務局コンテンツ ファッションショー/アーティストライブ等企画/制作  株式会社GAKUSEI RUNWAY著  作  株式会社GAKUSEI RUNWAY 【開催概要】 開催名称  GAKUSEI RUNWAY 2026 SUMMER in NAGOYA 開催日程  2026年6月13日(土) 開場 15:45/開演 16:30/終演 20:30(全て予定) 開催場所  COMTEC PORTBASE 主  催  学生ランウェイ事務局 コンテンツ ファッションショー/アーティストライブ等 企画/制作  株式会社GAKUSEI RUNWAY 著   作  株式会社GAKUSEI RUNWAY  詳細 https://gakusei-runway.com/

太田楓華

俳優 カルマ

100万人の名刺を武器に、少年のような心で挑む俳優道 俳優 カルマ ■プロフィールYouTube(チャンネル登録者数は170人万超え/2026年1月時点)をメインに活動を始め、兼ねてから目標としていた活動の場所を俳優に切り替え、2023年にドラマ『波よ聞いてくれ』で俳優デビュー。『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』『シンデレラ クロゼット』などに出演。ドラマ『パンチドランク・ウーマン -脱獄まであと××日- 』(日本テレビ系 夜10:30〜)が放送中。 YouTube登録者数100万人超という「最強の名刺」を手に、幼少期からの夢であった俳優へと転身を遂げたカルマさん。独学で培った圧倒的な自己プロデュース力と、現状に満足せず階段を上り続けるストイックな姿勢。自由奔放な語り口の裏に秘めた、表現者としての確固たる覚悟とファンへの想いに迫る。 ■メディアの世界を目指し、「100万人の名刺」で切り開いた独自の道 僕にとってメディアの世界は、幼い頃からごく当たり前の日常でした。家では常にテレビがついている家庭環境で育ったので、「大人になったら全員テレビに出るものだ」と本気で思っていたんです。それが成長するにつれて「夢」という言葉に変わっていきました。16歳の時、その思いを形にするために上京を決意しました。バイトをしてお金を貯め、根拠のない自信だけを持って東京へ飛び出したんです。「原宿を歩けばすぐにスカウトされて、あっという間に有名になれる」そんな甘いイメージを描いていましたが、現実はそう簡単ではありませんでした。スカウトなんて全然来ない。そこから養成所に通ったり、数年間エキストラを経験したりと、理想と現実のギャップに直面する下積み時代を過ごしました。数年間の試行錯誤を経て、「このままではダメだ」と痛感しました。ただのナルシストで終わるのではなく、自分という存在に確かな「数字」という武器を持たせたい。そう考えて始めたのがYouTubeでした。当時はまだYouTuberという言葉が出始めたばかり。これから個人のファンダム(熱心なファン層)が力を持つ時代になると確信し、俳優という本命の道へ参入するための切り札として、YouTubeという土俵を選びました。 ■「作品の一部」になる喜びと、現場でのギャップ 数ある表現の形の中で、なぜ俳優だったのか。それは、一つの作品としてパッケージ化され、物語の一部になれることに魅力を感じたからです。毎週映画館に通い、ドラマを食い入るように見ていた子供の頃から、その世界で先陣を切って走りたいという想いがありました。実際に俳優の世界に入ってみて驚いたのは、現場の熱量と緻密さです。視聴者として見ていた時はさらっと流れるようなワンシーンでも、角度を変え、テイクを重ね、一日がかりで撮ることもある。YouTubeはスピード感が命でしたが、ドラマや映画は多くのプロフェッショナルが関わり、膨大な時間と労力をかけて「最高の一瞬」を作り上げます。そのチームプレーの重要性を学んだことは、僕にとって大きな変化でした。 ■「自由」でいること、そして「自分」を疑わないこと 僕が活動する上で最も大切にしているのは、「自由でいること」です。これはYouTube時代から一貫して変わっていません。自分がこうなると決めたこと、叶えると決めたことは、これまで全て形にしてきました。そこに迷いはなく、自分自身の感覚を疑わないことを、常に大切にしてきたからです。大人になるにつれて、無意識のうちに守りに入ってしまう瞬間は誰にでもあります。それでも僕は、確固たる信念や「少年の心」のような純粋さだけは失いたくない。周囲の声よりも、自分の内側から湧いてくる感覚を信じていたいと思っています。僕の原動力は、とてもシンプルです。ただ「好きだから」。この仕事は大変さ以上に「楽しい」という感情が勝ってしまう。だからこそ、どんな苦労もステップアップのための喜びとして受け止めることができています。 ■初写真集に込めた、嘘のない「今の自分」 今回、初めての写真集『カルマ1st写真集』(仮)を出すことになりました。撮影地は僕にとって思い出深い台湾。これまでの僕が持っていた「写真はかっこよく写るもの」という固定観念は、撮影の過程で打ち砕かれました。カメラマンの方と向き合う中で、見せたい自分も、見せたくない自分も、全てをさらけ出す覚悟ができました。お芝居の役としてではなく、カルマという一人の人間としてとしてカメラの前に立つ。そこには加工や虚飾ではない、生々しい自分の感情がこもっています。1枚1枚のセレクトにもこだわり、全体を通してストーリー性を感じてもらえるような構成にしました。将来の自分が振り返った時にも「この時の自分に嘘はなかった」と胸を張れる、そんな赤裸々な一冊になっています。 ■人との関わり、そして未来へのビジョン ドラマ『パンチドランク・ウーマン -脱獄まであと××日-』など、最近は多くの現場を経験させていただいています。豪華な共演者の方々に囲まれ、緊張感は常にありますが、撮影の場ではとにかく積極的にコミュニケーションを取るようにしています。初対面の場では、相手をよく知らない分、距離を取ってしまうことも少なくありません。でも、勇気を出して一度蓋を開けてみれば、意外と大丈夫なもの。最初に「静かな人」というキャラが定着してしまうと、後から打ち解けるのは難しくなります。長い目で見たときに自分らしくいられるよう、最初の関わり方を大切にしています。今はYouTubeを卒業し俳優に専念していますが、やりたいことは尽きません。今後は俳優を軸にしながら、ラジオ番組を持ちたいという夢があります。芸能の世界はどうしても「敷居」が高く、ファンとの間に一定の距離が生まれがちです。YouTube時代も投稿頻度が低く、実は距離があったのかもしれない。だからこそ、フィルターを通さない等身大の声を毎週届けられる場所に惹かれています。 ■大学生へのメッセージ 正直なところ、大学に行っていない僕からすると、皆さんが羨ましくて仕方がありません。大学生活は、人生の中で最も自由な時間だと思います。変に難しく考えたり悩んだりするよりも、まずは今という時間を全力で楽しんでください。その自由な環境で得られる経験は、何物にも代えがたい宝物になるはずです。僕も、たまに作品の撮影でキャンパスにお邪魔することがあるので、その時は皆さんの輝きを眺めさせてもらいます。 学生新聞オンライン2026年1月21日取材 東洋大学 4年 太田楓華 『カルマ1st写真集』(仮)発売決定! KADOKAWAから2026年4月3日(金)に『カルマ1st写真集』(仮)を発売が決定!常に挑戦を続けてきたカルマが、俳優として初めての写真集を発売。 書名:カルマ1st写真集(仮)価格:3520円(10%税込)発売日:2026年4月3日(金)予定仕様:A4正寸/96頁発売・発行:株式会社KADOKAWA 発売記念イベント開催!開催予定日:2026年4月4日(土)大阪、4月5日(日)東京詳細は右記のリンクへ:https://lit.link/krm1st 慶應義塾大学3年 山本唯那/東洋大学4年 太田楓華/情報経営イノベーション専門職大学1年 徳原拳聖/津田塾大学3年 山下さくら

イベント・企業紹介

「つかこうへい十七回忌特別公演「熱海殺人事件」ラストメッセージ」十七...

2026年2月14日から東京・紀伊國屋ホールにて、つかこうへい十七回忌特別公演「熱海殺人事件」ラストメッセージが開幕しました。“東京警視庁にその人あり”と言われた本村伝兵衛部長刑事には、2020年からこの大役を演じ続け、現在国内では唯一無二の存在と言われる荒井敦史さんが続投、演出の中江監督の『教場』シリーズ最新作では、鬼の副教官木多見新役に抜擢される等、重厚で確かな演技に高い評価を集めています。捨て身の潜入捜査を行うヒロイン水野朋子婦人警官には、元Dream5のメンバーで、近年は女優としてドラマ映画など多方面で活躍、『教場」最新作では印象的で魅力的な女生徒を演じ、今回、中江監替からヒロインとして抜擢された大原優乃さん。そしてダブルキャストの水野朋子には、2025年「新・幕末純情伝』沖田総司役で鮮烈な紀伊國屋デビューを果たし、同年卒業したAKB48では1,300ステージ以上の劇場公演に出演してきた確かな表現力で“シアターの女神”と異名をとる村山彩希さん。犯人大山金太郎には、2025年デビューを果たした「CLASS SEVEN」のメンバーで、舞台『IMPACT』で鮮烈な印象を残した横田大雅さん。今回の大抜擢で、大山役では2017年の増子敦貴さんの持つ17歳1ヶ月という最年少記録を16歳1ヶ月まで更新します。同じく大山金太郎をダブルキャストで演じるのは、2025年、「新・幕末純情伝』で坂本龍馬役を演じ高い評価を受け、ミュージカル界の新星と呼ばれ、『ALTAR BOYZ』等でめざましい活躍を続ける百名ヒロキさん。そして、熊田留吉刑事には、紀伊國屋つかこうへい作品には、もはや欠かせない存在と言われる高橋龍輝さん。他に、おなじみ爆弾キャストとして、久保田創さん、柳下大さん、等が名を連ねます。公演中はシャッフル公演や、特別公演など様々な企画公演が盛りだくさん、つかこうへい十七回を盛り上げることになります。今回は2026年2月17日に行われたチーム ユニコーンのシーン公開を取材させていただきました。 撮影:サギサカユウマ 言葉が息をしていた舞台〜学生の観劇レポート〜 作品の世界観に引き込まれるのに時間は必要なく、物語の中にいました。「引き込まれる」というよりも「引き摺り込まれる」という表現に近い感覚でした。スピード感溢れる台詞一つ一つには、まるで血が通っているかのような体温を持ち、役者さんたちの感情や熱量がど直球で投げこまれてきます。その迫力に、つい前のめりになって見入ってしまいそうになり、瞬きさえ惜しくなってしまいます。また、現代的な場面もあり、構えずに観ることができるのも魅力的でした。「熱海殺人事件」ラストメッセージは、激しく燃え上がる炎のように赤く、それでいてふとした瞬間に漂うタバコの煙のように儚い作品でした。美しさと切なさの詰まった、重みのある濃密な時間でした。武蔵野大学3年 吉松明優奈 以前、公開稽古を取材させていただいた際も圧倒されましたが、衣装が付き、小道具が加わると舞台の迫力が更に増すと思いました。この作品の大きな魅力は、オフマイクで繰り広げられる臨場感あふれる会話と、目を引くビジュアルの華やかさにあると思います。物語の舞台設定は過去の時代ですが、決して難しいわけではなく、つかこうへいさんが生前から描き続けてきた「愛」というテーマが今の時代にも真っ直ぐ響いてくるように感じました。そして、現代の流行を取り入れたネタも散りばめられていて、とても楽しく観ることができました!観るたびに新しい感情を受け取ることができて、作品の奥行きを感じさせてくれる舞台だと実感しました。改めて、この物語が長く愛され続けてきた理由を体感できたように思います。城西国際大学2年 渡部優理絵 【公演概要】 つかこうへい十七回忌特別公演 「熱海殺人事件」ラストメッセージ 【作】つかこうへい 【演出】 中江功 【出演】木村伝兵衛部長刑事:荒井敦史水野朋子婦人警官:大原優乃/村山彩希(Wキャスト)犯人大山金太郎:横田大雅(CLASS SEVEN)/百名ヒロキ(Wキャスト)熊田留吉刑事:高橋龍輝 【公演日程】 2026年2月14日(土)〜3月2日(月) 【会場】 紀伊國屋ホール ◆公式HP:http://www.rup.co.jp/stage/atami_2026.html ※本作に出演しております大原優乃さんにつきまして、2月18日に体調不良により降板の発表がありました。出演者変更および今後の出演予定に関するお知らせはHPなどでご確認ください。 学生新聞オンライン2026年2月17日取材 城西国際大学2年 渡部優理絵/武蔵野大学3年 吉松明優奈

企業に聞く

ネスレ日本株式会社 コンフェクショナリー事業本部 インツーホーム マー...

キットカットで届けるエール。愛されるブランドを守り抜く ネスレ日本株式会社 コンフェクショナリー事業本部 インツーホーム マーケティング部 ブランドマネージャー 佐藤由樹(さとうゆき) ■プロフィール2021年7月にネスレ日本株式会社に入社。2024年から「キットカット」の主力製品担当として「キットカット オトナの甘さ」リニューアルや、受験生応援キャンペーンを担当。週末はフラッグフットボールの日本代表候補としても活動中。 受験生のお守りとしても定着している「キットカット」。そのパッケージや個包装のメッセージには、夢や目標に向かって取り組む人を応援したいという作り手の強い信念が込められている。商品開発の舞台裏や、SNS時代の流行を取り入れながらブランドの価値を守り抜く戦略について、ブランドマネージャー佐藤由樹さんに伺った。 ■「お菓子が好き」という想いと情熱を仕事に 私は現在、「キットカット」のマーケティングを担当していますが、実は、最初からネスレにいたわけではありません。転職で入社する前は、新卒で別のお菓子メーカーで勤務をしていました。学生時代の就職活動では、マーケティングを学んでいたこともあり、新しい製品やサービスを作りたいという思いが強くありました。それも、ただ作るのではなく、自分が心から好きだと思えるものに携わりたかったのです。自分の身近にあってワクワクするものを扱う企業を見ていく中で、ご縁があってお菓子メーカーでのキャリアをスタートさせました。ネスレへの転職を決めたのも、やはり「お菓子が好き」という気持ちと、マーケティングへの情熱があったからです。私自身、受験生の時やスポーツの大会前など、人生の節目節目で「キットカット」をもらい、励まされてきました。そんな思い入れのあるブランドに携わり、関西でお菓子のマーケティングができる環境に惹かれ、今のチームに加わりました。 ■身近な「おいしい」が届く喜びとやりがい マーケティングの仕事には様々な領域がありますが、お菓子のマーケティングならではの面白さは、圧倒的な身近さにあると思います。友人から「お店で見たよ」「あれ、美味しかったね」といった言葉をもらったり、SNSで自分の担当した商品を検索して「今までで一番おいしい!」という書き込みを見つけたりした時は、本当に嬉しいです。また、毎年実施している受験生応援キャンペーンのように、社内だけでなく、社外のたくさんの方とひとつのチームになってプロジェクトを進めることもあります。多くの人が関わり、準備を重ねた企画が世の中に出て成功した時の達成感は大きいです。 ■「黒いパッケージは苦い?」思い込みを打破したリニューアル お菓子業界は変化が激しく、毎週のように新商品が登場します。常に新しいことを考え続けなければならない大変さがあります。その中で特に印象深いのが「キットカット オトナの甘さ」のリニューアルです。以前の黒いパッケージは10年以上続く定番でしたが、売上が伸び悩んでいました。調査の結果、お客様が黒=苦いというイメージを持ち、購入を控えていたことが判明しました。そこで私たちは大きな決断をしました。デザイナーさんと共に約50案ものデザインを検討し、さらに定番の赤い「キットカット」と食べ比べてもらうキャンペーンも実施しました。実際に体験していただくことで、程よい甘さという魅力が正しく伝わり、売上は回復しました。固定観念にとらわれず、常に商品をアップデートし続ける重要性を学んだ経験です。 ■流行を予測しながら新商品を 「キットカット」では定番の赤を始めとして、オトナの甘さなどを軸にしながら季節に合わせた限定商品を展開しています。冬から春にかけては受験生応援の桜味、夏ならサーティワン アイスクリーム様とのコラボなど、その時期にお客様が欲しいと思う商品を届けています。実は、一つの商品を発売するまでには約1年の準備期間が必要です。つまり、私たちは常に1年後に何が流行っているのかを予測しながら企画を立てなければなりません。今の流行が1年後も続いているとは限りません。常にアンテナを張り、若者のトレンドやSNSの動向をキャッチアップし続けることが大切だと思います。またネスレには素晴らしい技術を持った味作りの開発チームがいます。チームからの提案を含め、膨大なトライアンドエラーを繰り返して、一つの商品が生まれています。 ■ブランドの信頼を守りながらエールを送る 新しい挑戦をする一方で、絶対に守らなければならないこともあります。それは「キットカットはおいしい」というお客様からの信頼を裏切らないことです。話題作りのために奇抜な味を出すのではなく、パッケージを見ただけで「これは絶対においしいはずだ」と想像でき、食べて納得していただける品質を追求しています。また、パッケージをプラスチックから紙素材に変更した際も大きな挑戦でした。工場の機械で紙を扱うのは難しく、最初はうまくいきませんでした。それでも、環境への配慮と品質維持を両立させるために、何度もテストと調整を繰り返し、実現にこぎつけました。そして何より、「キットカット」は「きっと勝つ」という願いで誰かを応援するブランドです。個包装のメッセージ一つをとっても、誰かを傷つける言葉が含まれていないか、受け取った人が前向きになれるか、細心の注意を払って選んでいます。 ■大学生へのメッセージ 社会に出ると、異なる世代や価値観を持つ人と働く難しさに直面します。ですので、学生のうちにインターンシップなどを通じて社会の空気に触れておくことは、良いことだと思います。また就活では自分の強みを探すのに必死になりがちですが、仕事の適性は実際にやってみて初めてわかることも多いです。こだわりすぎずにもっと気楽に構えてみてほしいです。それよりも時間のある学生時代に、好きなことに没頭してほしいと思います。私自身、スポーツに打ち込んだ経験や当時の仲間が、今も人生の財産になっています。何かに夢中になった経験は、必ず将来の自分を支えてくれます。ぜひ、今しかできないことに全力で取り組んでください。 学生新聞オンライン取材2026年1月26日取材 東京家政大学2年 篠田陽菜乃 東京家政大学2年 篠田陽菜乃/獨協大学3年 深山琴美/杏林大学1年 中島心彩

区長・市長

横須賀市長 上地克明

変化を力に進むまち、横須賀 横須賀市長 上地克明(かみぢ かつあき) ■プロフィール昭和47年 神奈川県立横須賀高等学校卒業昭和52年 早稲田大学商学部卒業同    株式会社ニチリョウ入社昭和53年 衆議院議員田川誠一秘書     新自由クラブ神奈川県広報副委員長就任昭和58年 川崎市宮前区より最年少で神奈川県議会議員選挙初出馬昭和62年 横須賀市より神奈川県議会議員選挙出馬平成15年 横須賀市議会議員初当選(当選4回)平成20年 原子力空母調査のため団長として訪米平成23年 「横須賀市中小企業振興基本条例」を提案平成24年 「横須賀市地域を支える条例」を提案平成25年 「ニューウイング横須賀地域主権会議」を立ち上げ平成29年 第37代横須賀市長就任令和03年 第38代横須賀市長就任令和07年 第39代横須賀市長就任 現在に至る 「人が泣いている顔を見たくない」と語り、政策を次々に打ち出す横須賀市長・上地克明氏。保育無償化や給食改革に加え、全国初のChatGPT全庁活用で庁内業務の効率化を図る。基地のある街として多国籍文化が息づく横須賀で、新しいアイデンティティを築く。市長に至るまでの歩みや大学生へのメッセージを伺った。 私は大学時代、政治一色で、それ以外にはほとんど興味がない学生でした。公正ではない現実に強い違和感を覚え、人が泣く社会ではなく、笑顔で生きられる社会をつくりたい。その思いが、日本を変えたい、政治に関わりたいという行動につながりました。改革運動に積極的に参画し、横須賀で仲間を集め、選挙や政治活動の現場に身を置き続けました。将来は総理大臣になって世の中を変えたい。そのくらいの覚悟で突き進んでいたのです。大学卒業後、すぐに政治の世界へ一直線というわけではありませんでした。師匠から、「すぐ秘書になるのではなく、まずは社会勉強が必要だ」と助言を受け、民間企業に入りました。経理や財務を担当し、事業経営の現場を学んだ経験は、その後の政治人生において大きな財産になっています。行政と民間、両方の論理を理解できることは、政策を現実のものとして形にしていくうえで欠かせないと感じています。その後、横須賀の仲間や若者たちに背中を押される形で、市議として市政の現場につきました。市長になった今も、私は政治を目的だとは考えていません。誰かの役に立つための手段であり、社会を少しでも良くするためのツールです。不公正を正し、人が笑顔で暮らせる社会をつくる。その思いは、学生時代から今も変わっていません。 ■自然・歴史・多様性が重なるまち、横須賀 横須賀は、「いい感じで都会、いい感じで田舎」の街です。自然が豊かでありながら都市機能もあり、暮らしの距離感がちょうどいい。さらに、基地のある街として多国籍な文化が日常に溶け込んでいます。外国の方が特別な存在ではなく、生活の一部として共に暮らしていることが、この街の大きな特徴です。街の中で多様な国籍の人々と日常的に接する環境があるからこそ、英語教育は特別なものではありません。教室内だけで完結せず、日々の暮らしとつながった学びとして自然に根づいています。多様な背景を持つ人が交わり、違いがあるからこそ助け合いが生まれる。横須賀には、そうした土壌があります。また、三浦半島の歴史や文化も、この街の大切な資源です。私は横須賀のアイデンティティをつくり直すことに力を入れてきました。地域の歴史や価値を見つめ直し、言葉にし、形にしていく。それは観光のためだけではなく、ここに住む人が「横須賀にいる意味」を実感するための土台づくりだと考えています。横須賀の魅力は、自然や歴史だけではありません。多様な背景を持つ人が交差し、価値観が混ざり合う環境そのものが、この街の強みです。違いがあるからこそ、助け合いの必要性が見える。地域を大切にし、人が人を支える社会に近づける。その舞台として、横須賀には大きな可能性があります。 ■暮らしを支える政策、進化する行政 市長として私が最も大切にしているのは、まず横須賀に暮らす人たちが幸せであることです。37万人の市民が安心して暮らせる環境を整えることを、何よりも優先してきました。外に向けた派手なアピールよりも、内側の暮らしを強くすることが、街の持続性につながると考えているからです。その考えのもと、子育て、教育、福祉の分野では、できることを一つずつ積み上げてきました。政策に一発逆転の魔法はありません。日々の暮らしを少しずつ楽にしていくための積み重ねです。幼稚園・保育園の段階的保育料の無償化や、中学3年生までの小児医療費の無償化と所得制限の撤廃、放課後の居場所づくり、中学校完全給食の開始、教育現場のデジタル環境の推進、電子図書館の導入など、できる施策を一つずつ進めてきました。また、横須賀市が特に力を入れているのがDXです。私自身、変化を恐れず、変化を力に変えて前へ進むことを大切にしています。そして行政は前例や手続きが重なりやすい世界だからこそ、やり方を変えなければ人が疲弊してしまいます。事務作業はテクノロジーに任せ、人は人に向き合う。その環境をつくることが、行政の役割だと考えています。その一環として、横須賀市では全国に先駆けてChatGPTの全庁的な活用を開始しました。一方で、やることが増えるほど、財源をどう捻出するか、国の制度とどう向き合うかという課題も常につきまといます。権限や財源のあり方には、まだ大きな壁があると感じています。だからこそ私は、国や県の枠に寄りかかるのではなく、横須賀として何ができるのかを積み上げていきたい。三浦半島の周辺自治体とも連携しながら、地域として自立する気概で取り組んでいます。私は変化のない状態が苦手で、毎日全力で走るタイプです。政策はあくまで戦術でしかありません。だからこそ、打てる手は打ち続ける。止まったら終わるという感覚で、これからも走り続けます。 ■大学生へのメッセージ 小さくてもいいので、目標を持ってください。目標がないと、人生はどこか空虚になってしまいます。職業名のような具体的なものでなくても構いません。自分は何によって生かされているのか。自分の個性はどこにあるのか。何を大切にしたいのかを、ぜひ考えてみてほしいです。それが人生の土台になります。また、情報はAIが網羅する時代です。だからこそ、自分の経験から生まれる主観が大切になります。AIから見れば偏りかもしれませんが、偏りがあるからこそ、人は自分の人生を歩めるのだと思います。考え方が変われば、運命の扉は開きます。ベクトルを変えることを恐れず、自分を信じて生きてください。幸せに向かって全力で生きる積み重ねが、人生のウェルビーイングにつながると、私は信じています。 学生新聞オンライン2026年1月26日取材 津田塾大学3年 石松果林 武蔵野美術大学 1 年 石井生成/東京女子大学 2 年 浮田梨紗/津田塾大学 3 年 石松果林/田園調布雙葉高等学校 3 年 伊藤凜夏

イベント・企業紹介

紀伊國屋の「熱海殺人事件」は終わらない!「つかこうへい十七回忌特別公...

2026年2月14日から東京・紀伊國屋ホールにて「つかこうへい十七回忌特別公演「熱海殺人事件」ラストメッセージ」が開幕します。“東京警視庁にその人あり”と言われた本村伝兵衛部長刑事には、2020年からこの大役を演じ続け、現在国内では唯一無二の存在と言われる荒井敦史さんが続投、演出の中江監督の『教場』シリーズ最新作では、鬼の副教官木多見新役に抜擢される等、重厚で確かな演技に高い評価を集めています。捨て身の潜入捜査を行うヒロイン水野朋子婦人警官には、元Dream5のメンバーで、近年は女優としてドラマ映画など多方面で活躍、『教場」最新作では印象的で魅力的な女生徒を演じ、今回、中江監替からヒロインとして抜擢された大原優乃さん。そしてダブルキャストの水野朋子には、2025年「新・幕末純情伝』沖田総司役で鮮烈な紀伊國屋デビューを果たし、同年卒業したAKB48では1,300ステージ以上の劇場公演に出演してきた確かな表現力で“シアターの女神”と異名をとる村山彩希さん。犯人大山金太郎には、2025年デビューを果たした「CLASS SEVEN」のメンバーで、舞台『IMPACT』で鮮烈な印象を残した横田大雅さん。今回の大抜擢で、大山役では2017年の増子敦貴さんの持つ17歳1ヶ月という最年少記録を16歳1ヶ月まで更新します。同じく大山金太郎をダブルキャストで演じるのは、2025年、「新・幕末純情伝』で坂本龍馬役を演じ高い評価を受け、ミュージカル界の新星と呼ばれ、『ALTAR BOYZ』等でめざましい活躍を続ける百名ヒロキさん。そして、熊田留吉刑事には、紀伊國屋つかこうへい作品には、もはや欠かせない存在と言われる高橋龍輝さん。他に、おなじみ爆弾キャストとして、久保田創さん、柳下大さん、等が名を連ねます。公演中はシャッフル公演や、特別公演など様々な企画公演が盛りだくさん、つかこうへい十七回を盛り上げることになります。開幕に先立ち、2026年2月5日に行われた公開稽古を取材させていただきました。 テーマは愛!一つの区切りとなる「ラストメッセージ」へ〜囲み取材〜 中江 功さん:僕がこの作品を手がけるのは3回目なのですが、十七回忌という節目の年に上演することができることをとても光栄に思っております。俳優陣が変わると中身も少し変わってくるという、まだまだ毎回新しい発見や気づきがある作品で化け物のような作品だなと思っています。 荒井敦史さん:僕自身は中江さんと3度目のタッグです。そして『熱海殺人事件』という作品でいえば今回で6度目になるのですが、ずっと木村伝兵衛を演じさせてもらっています。今回『熱海殺人事件 ラストメッセージ』は副題で『ラストメッセージ』とあるのでひとつの区切りになるような作品になればいいなと思い、日々稽古で模索しております。何より今回新しく参加してくれているメンバーが『熱海殺人事件』という作品の魅力であったり、出演者自身が楽しんでくれればいいなという思う気持ちもあります。その中で僕が座長としても、木村伝兵衛としても、新しく確固たるものを何か見つけられたらいいなというのが今回の意気込みであります。 大原優乃さん:念願のつかこうへいさんの戯曲、そして『教場』でお世話になった中江さんとまたご一緒させていただける喜びを日々感じております。水野朋子として精一杯生き抜きたいと思います。 村山彩希さん:私は前回『新・幕末純情伝』で沖田総司役を演じさせていただいたのですが、またその時とは全然違った女性の役で「演技って一つだけじゃないんだな」と改めて考えさせられることが多いです。私は元々演技が苦手だったので、そこに向き合うことで自分とも向き合えている気がして、改めて自分の成長にも繋がっているのかなと思うと嬉しいです。座長の荒井さんをしっかり支えられるように、背中を押せるように、何度見ても楽しんでいただけるような作品を創り上げられたなと思っています。 横田大雅さん:今、囲み取材が初めてでとても緊張しています。稽古をしていく中で『熱海殺人事件』という作品にとても魅力を感じていますし、最高の方たちがいつも隣にいるので、みなさんの素敵な部分をたくさん吸収していきたいです。最年少の16歳ということで自分にしかできない大山金太郎を演じられたらなと思っております。よろしくお願いします。 百名ヒロキさん:同じく大山金太郎を演じるのですが、ダブルキャストの(横田)大雅くんとは歳がちょうど倍違います。(横田)大雅くんからもいただけるものもありますし、僕が提示して、もうすでに違う金太郎ができていると思うので、どちらのキャストを観ても楽しめる作品になっています。『熱海殺人事件』という作品を紀伊国屋で、このメンバーで上演できるのは今回きりかもしれないので、本当にこの貴重な機会、ぜひ見に来ていただきたいですし、私たちもそれに向けて頑張りますので、お楽しみに!! 高橋龍輝さん:僕自身、『熱海殺人事件』は4回目の出演になります。熊田をやって、熊田をやって、金太郎をやって、また熊田に戻ってきました!今まで演じた熊田よりさらにパワーアップした熊田を皆さんに見せられるように精一杯頑張りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 Q.稽古場でのエピソードはありますか? 高橋さん:みんな稽古初日からセリフが入っていたことに驚きました!百名さん:「稽古が始まるまでにできるだけ覚えてください」と書いてあって「できるだけ」という言葉に圧を感じて…笑 絶対に覚えなきゃいけないのかなと思ったんです笑荒井:僕が初めて出たときも「できるだけ覚えてください」と書いてありましたが1個も覚えずに稽古に行きました笑そして、何より一番のエピソードは、今回最年少16歳で金太郎を演じることになりますが、(横田さんの)誕生日を稽古場で迎えたことだと思います。15歳から16歳への切り替えのタイミングをみんなで見届けて稽古中にお祝いしました。 横田さん:すごい嬉しかったです! Q.今回役を演じる上で心掛けたことはありますか? 大原さん:私は元々『熱海殺人事件』の過去の作品の舞台を拝見していたので、その歴史を受け継がせていただくという責任感をとても感じていました。でも中江さんから「自分だからできる水野を生み出してほしい」というのを毎日言っていただいているので、自分ができることということを念頭に置きながら日々模索しています。 村山さん:私は「目を開く」を心がけています!もちろん自分では開いているつもりなのですが笑 感情を表に出そうとすればするほど、自分で考えすぎてしまうというお芝居ではなく、人の目に自分の感情を押して入れていくということが大事ということを前回引き続き教えていただいたので、今回も目を開いていきたいと思います! 中江さん:先ほど言ったように歴史のある作品なので、みんながなんとなく「こういうものだろう」と思ってやっていて、過去の『熱海殺人事件』をなぞっているように感じていました。その中で、ある日大雅(横田さん)が「なぜ金山が殺しをしたのかがわからない」と言ってくれて、もう一回『熱海殺人事件』という作品について話し合う機会になったんです。「こういうものだろう」と思ってやっていた大人が気づかされた瞬間でとても良かったなと思います。 Q.台本を読んでみたときと、実際にお芝居をしてみたときの違いはありましたか? 荒井さん:つかさんがバリバリ活動されていたときは「口立て」といって、その場で作品を創っていましたが、僕らの今やっている世代はテキストベースでお芝居が進んでいきます。書いてあることを表現するとなると恐らく当時の色とも全く違うので、その中でできる限りのことをやるという方向に行きがちになってしまうのが難しさという意味での違いだと思います。 百名さん:台本の文面通り、言葉通り成り立たせようとして演技をすると「あれ?意外と違うんだな」となります。稽古場でみんなと実際にやってみてからやっと生まれてきて「こういうことだったんだな」となります。お客さんも一回見ただけだとわからないかもしれないのですが、それこそがこの作品が長年受け継がれている理由であり、魅力なんだなと思います。 高橋さん:そして、テーマは”愛”なので、愛を持って頑張っていきたいと思います!! Q.最後にメッセージをお願いします。 荒井さん:この『熱海殺人事件 ラストメッセージ』で『熱海殺人事件』という作品を語り継ぐのと同時に「ラストメッセージすごい良かったよね」と言ってもらえるような作品にするというのがまず一番の目標だと思います。それに向けてキャストがそれぞれ頑張りつつ、しっかりチームとしてこの作品を素敵なものにできるように稽古をして、皆さんにいいものをお届けできるように頑張りたいと思いますので、ぜひ劇場に足を運んでいただけたらなと思っております。 一瞬で『熱海殺人事件』の物語の世界へ〜学生の観劇レポート〜 一部シーンのみの公開にも関わらず『熱海殺人事件』の世界だ!!!!!と胸がワクワクしました。特に荒井さんは今回で6回目の『熱海殺人事件』出演ということもあり、木村伝兵衛部長刑事としての貫禄が素晴らしく物語を強く引っ張る存在で魅力が溢れていました。役者さんの中でも、特に印象的だった方が大原優乃さんで、シーン公開のため物語の途中から始まる形にも関わらず、一瞬で水野朋子婦人警官の世界に入り込み、涙を浮かべていた姿が心に残りました。笑いあり、涙あり、踊りもあり!?な『熱海殺人事件』。十七回忌という節目の年にこんなにも素敵な作品が生まれていることに感動し、とても開幕が楽しみになりました!!!!早く全編見たい!!!と思わせてくれる稽古でした!(城西国際大学2年 渡部優理絵) 【公演概要】 つかこうへい十七回忌特別公演 「熱海殺人事件」ラストメッセージ 【作】つかこうへい 【演出】 中江功 【出演】木村伝兵衛部長刑事:荒井敦史水野朋子婦人警官:大原優乃/村山彩希(Wキャスト)犯人大山金太郎:横田大雅(CLASS SEVEN)/百名ヒロキ(Wキャスト)熊田留吉刑事:高橋龍輝 【公演日程】 2026年2月14日(土)〜3月2日(月) 【会場】 紀伊國屋ホール ◆公式HP:http://www.rup.co.jp/stage/atami_2026.html 学生新聞オンライン2026年2月5日取材 城西国際大学2年 渡部優理絵

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ミュージカル『最後の事件』 ~衝撃と余韻に包まれる!完璧な探偵と不完...

2026年2月7日(土)~3月8日(日)に東京・博品館劇場、3月13日(金)~3月16日(月)に大阪・サンケイホールブリーゼにて、ミュージカル『最後の事件』を上演します。ミュージカル『最後の事件』は、アーサー・コナン・ドイルが1893年に発表した「最後の事件」をモチーフに創作された2人芝居。世界一有名な探偵のひとり「シャーロック・ホームズ」を生み出した作家アーサー・コナン・ドイルの知られざる心の内面と苦悩、そして彼にまつわる隠れた実話をもとに、ミュージカルとして新たに創作された作品です。世界的な名探偵を生み出した彼が、なぜ自身のキャラクターと対立することになったのか。成功の裏にあった夢と葛藤の物語が、舞台上で明らかになります。アーサー・コナン・ドイル役、シャーロック・ホームズ役は、それぞれ 3 名の俳優が演じます。アーサー・コナン・ドイル役を加藤和樹さん、矢崎 広さん、髙橋 颯さん、シャーロック・ホームズ役を渡辺大輔さん、太田基裕さん、糸川耀士郎さんと、個性豊かな俳優陣が集結し夢の共演が実現します。本作の魅力の一つは9通りの組み合わせによって生まれる化学反応。2人芝居のなかで俳優たちの洗練された演技で物語が鮮やかに描かれます。6名の実力派俳優たちが物語に多彩な表情をもたらし、命を吹き込むことで、深い感情と臨場感を生み出します。脚本・作詞・演出を手掛けるソン・ジェジュンさんは、キャストそれぞれの個性と強みを最大限に引き出し、唯一無二の緊張感と濃密な空間を創造します。今回は2026年2月6日と2月10日に行われた公開ゲネプロを取材させていただきました。 ■開幕コメント ・ソン・ジェジュン(脚本・作詞・演出)<韓国語原文>2023년 처음 K 뮤지컬 로드쇼 도쿄를 통해 선보인 이후, 드디어 도쿄에서 2월 7일 첫 공연을 올리게 되었습니다.작가와 연출로서 일본의 훌륭한 배우와 스텝들과 함께 작업하는 과정은 무척 즐겁고 흥미로운 과정이었습니다.작품 속의 홈즈의 대사처럼, 관객분들에게 「다음에 해야 할 일을 잊어버릴 정도의 흥미로운 사건」이 되길 바랍니다. <日本語翻訳文>2023年に初めて「K-Musical Roadshow in TOKYO」を通じて披露して以来、ついに東京で2月7日に初日の幕を開けることとなりました。 作家および演出家として、日本の素晴らしい俳優やスタッフの方々と共作する過程は、非常に楽しく興味深いものでした。劇中のホームズの台詞のように、観客の皆様にとって「次にすべきことを暫し忘れてしまうほど興味深い事件」となることを願っています。 ▼アーサー・コナン・ドイル役・加藤和樹さん日本で初めて上演される2人ミュージカル「最後の事件」。演出家のソン・ジェジュンさんの想い・こだわりが詰まったこの作品をカンパニーみんなでディスカッションを重ねて練り上げてきました。様々な組み合わせで稽古をして、それぞれのペアの違いや面白さも感じています。アーサー・コナン・ドイルとシャーロック・ホームズ…2人の織りなす濃密な時間を是非劇場に体感しに来てください。 ・矢崎 広さんついに初日を迎えます。アーサー・コナン・ドイル×シャーロック・ホームズ。作者と登場人物の設定にずっとワクワクしたまま、歌稽古から本当あっという間にここまで来た感じです。ソン・ジェジュンさんの素晴らしい脚本と演出の元に、キャスト6人のパワーと様々な組み合わせによる相乗効果で作品の彩りも魅力的に広がっています。ここからはぜひ観に来てくださる皆様と「最後の事件」を盛り上げていければ。沢山のご来場お待ちしております。 ・髙橋 颯さんまもなく初日を迎えます。ここまで積み重ねて来た時間、悩み、発見を舞台上で息づかせて、この作品が観てくださる皆さまの心にそっと触れ、明日を迎える気持ちが少し変わるような時間になれば嬉しいです。劇場という特別な空間で生まれる、今この瞬間をぜひ一緒に味わってください。皆さまのご来場を心よりお待ちしております。 ▼シャーロック・ホームズ役・渡辺大輔さんいよいよ韓国発、ソン・ジェジュンさんオリジナルミュージカルの幕が上がることに、嬉しさと興奮を隠しきれません。この作品は、交わることのない2人が相対することで、さまざまなドラマが展開していきます。アーサー・コナン・ドイルとシャーロック・ホームズを知っている方でも、出会ったことのない感情を抱くことになると思います。交錯する2人の感情、友情、そして決断。6名の役者がそれぞれの経験をもとに、魂を込めて創り上げた役をお楽しみください。 ・太田基裕さん別作品が重なり、ご迷惑をおかけしながらの稽古期間でしたが、頼れるキャスト、スタッフの皆様のご理解のおかげで安心して稽古に臨む事ができました。本当に感謝いたします。舞台上にはたったの2人。最後まで支え合い、楽しみながらも真剣に向き合っていきたいと思っております。3×3の9通りのペアが生まれます。どんな緊張感、空間が広がるのでしょうか。ぜひお客様もドキドキしながらライブ感を楽しんでいただけると嬉しいです。劇場でお待ちしています! ・糸川 耀士郎さんいよいよミュージカル『最後の事件』が始まります。シャーロックホームズはドイルの作り上げた最も完璧な創作物という事で、その説得力を出す事を一番大切に役作りしてきました。その為には自分の歌のスキルを大幅に上げなければならないと思いましたが、そこに全力で直向きに挑戦できたと思います。きっとこの作品を見れば、稽古期間中になぜか消えてしまったフォロワーも帰ってくることでしょう。頑張ります!! 終演後も心に残る、ドイルとホームズの物語〜学生の観劇レポート〜...

コラム

テリー伊藤 コラムVol.73 かっぱえびせんに海老は入っているのか

もう何年カルビーの“かっぱえびせん”を食べているのだろう。発売開始が1964年なので60年近く食べている。まさに「やめられない、止まらない」のだ。別にいつも食べたい訳ではないがテーブルの上にあるとつい食べてしまう。浜松名産の“うなぎパイ”もこのパターン。1961年発売なのでこれまた長い付き合いをしている。ここでひとつの疑問が浮かぶ。かっぱえびせんに海老は入っているのか。うなぎパイに鰻が入っているのか。ふたつのスナック菓子はどちらも手軽な値段でとても高価な海老や鰻が入っているとは思えないが、袋の裏に書いてある説明を読むと、どうやら天然海老、鰻のエキスが入っているらしい。果たしてどの位入っているのか…考えるは止める事にした。美味しいからそれで良い。 そこで他にどんな風味のスナックがあるか調べてみた。大ヒット商品“カニカマ”こと“カニ風味かまぼこ”は皆さんもご存知だと思う。凄いのはポテトチップスシリーズで“ジューシー餃子のようなポテトチップス” “ウニまみれポテトチップス” “イカの塩辛ポテトチップス”など凄い事になっている。これらは絶対エキスは入っていないはず。極めつけは、ポテトチップスを食べるとコーラーが飲みたくなる。そこで出来たのがカルビーの“ポテトチップスコーラ”、お見事。 なんちゃて商品は食品以外でも。家庭に居ながら温泉気分になれる入浴剤などは最たるもので、私はバスクリンの“日本の名湯シリーズ”が気に入っている。草津温泉、箱根温泉、道後温泉、登別温泉。那須温泉、紀州龍神温泉、乳頭温泉などを楽しませてもらっている。道後も登別も実際に入ったことがないので、入浴剤の香りがすべてとなっている。なんちゃて商品、恐るべし。考えてみれば人工芝もなんちゃて商品だ。1960年アメリカの世界初屋根付き野球場アストロドームが完成された時に人工芝が誕生した。今では人工芝の進化で都心の屋上には人工芝エリアが多く設置されている。そう言えば、よく行く銀座のイタリアンレストランのレンガの壁も紙で出来ていた。凸凹があり私は何十年も本物のレンガ壁だと信じていた。 将来こんな事も予想される。お米高騰の折、人口米の登場も近い。普段手にできない松茸も当然松茸風に、松坂牛も初鰹も高値安定のウニやいくらも、なんちゃって食品が続々登場してくる。更に地球温暖化が進むと日本も東南アジア化して雪が降らなくなってくる。そうなると空から海老風味の雪を降らす事も予想される。甘党の私としてはチョコレート味の雪を降らせてもらいたいが。そんな時代が間もなくやって来る。 テリー伊藤(演出家) 1949年、東京築地出身。早稲田実業中等部、高等部を経て日本大学経済学部を卒業。2023年3月、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了。テレビ番組制作会社IVSテレビに入社し、「天才たけしの元気が出るテレビ」「ねるとん紅鯨団」などのバラエティ番組を手がける。その後独立し、テレビ東京「浅草橋ヤング洋品店」など数々のテレビ番組の企画・総合演出を手掛ける。著書「お笑い北朝鮮」がベストセラーとなり、その後、テリー伊藤としてメディアに多数出演。演出業のほか、プロデューサー、タレント、コメンテーターとしてマルチに活躍している。YouTubeチャンネル「テリー伊藤のお笑いバックドロップ」LALALA USAでコラム連載中https://lalalausa.com/archives/category/column/terry

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舞台『二十五億秒トリップ』 脚本・演出 佐藤流司さんが手がける”生きる...

2026年1月30日 天王洲 銀河劇場にて『二十五億秒トリップ』が開幕しました。俳優・歌手・プロデューサーとして多方面に活躍を続ける佐藤流司さん。彼が脚本・演出を務め、2023年に品川プリンスホテル ステラボールにて上演された『カストルとポルックス』から約2年半の準備期間を経て、この度『二十五億秒トリップ』が上演されます。今作の主演となる・折原 一(おりはら はじめ)役を務めるのは1997年に1歳半で初舞台を踏んで以来、劇団朱雀の看板俳優としてキャリアを積み、17歳にして劇団☆新感線「蒼の乱」に出演し、その後も数々の話題作に出演を続ける早乙女友貴さん。そして共演には、佐藤さんとゆかりの深いキャストたちが一挙集結!!謎の多きスマイル役をミュージカル『刀剣乱舞』の陸奥守吉行役をはじめ、2.5次元舞台を中心に活躍の幅を広げる田村 心さん、 折原の友人であり、折原と共にマルチバースのもう一つの世界へ誘われる白鳥 岳(しらとり がく)役には、ボーイズグループ 『UNiFY』のメンバーとして活躍する傍ら俳優業もこなす福井巴也さん。 折原が別の世界で出会うことになるサトウ・ヤマダ・アキモトの三人。彼らを演じるのは、 人気恋愛番組『恋愛ドラマな恋がしたい』にて注目を集めストレートプレイから朗読劇など幅広い演技を見せる京典和玖さん、 大人気2.5次元舞台に次々に出演し近年では映画やドラマ等の映像作品へも活躍を広げる定本楓馬さん、 長身を生かしモデル業をこなしながらも、舞台を中心に話題作への出演が続く小坂涼太郎さんが名を連ねます。さらに、松田さん演じる星奈と関わり、星奈の運命をかき乱すソウマとカシマ。ソウマ役には個性派俳優としても数々の作品に参加し、声優としてなど多岐に渡り活動する髙木 俊さん、 カシマ役には「HiGH&LOW THE WORST X 」など映像作品を中心に、アート展を開催などデザイナーとしての活躍も見せるうえきやサトシさんが出演。物語の鍵を握る星奈 遥(ほしな はるか)役には映画「舞倒れ」や『3つのグノシエンヌ』をはじめとして、舞台、ミュージカルと 作品やジャンルを問わず活躍し、いずれの作品でも鮮やか存在感を示す松田 凌さん。 そして、折原をマルチバースへ誘う謎の男・黒野零司(くろのれいじ)役は、佐藤流司さんが務めます。初日に先立ち1月29日に行われた公開ゲネプロを取材させていただきました。 撮影:加藤千絵(CAPS)冨田味我©『二十五億秒トリップ』製作委員会 今、立ち止まっている人に届く物語 〜学生の観劇レポート〜 演出のセットの使い方がとても印象的で、想像を超える使い方をされていました。ただ派手だから・派手に見せたいからというものではなく、その一つ一つにしっかりと意味が込められていて、物語や登場人物の感情と結びついている演出でした。そして何より、一つ一つの言葉がとても重くとても心に残りました。登場人物たちのセリフが物語の中の誰かに向けられているだけでなく、観ている自分自身にも語りかけられているようでした。少しありきたりな言葉になってしまいますが、一日一日を大切に生きていかなくてはいけないと心から思いました。実際に私もこの舞台を観終わったあとからこれまでの自分の過ごし方が変わりました。私自身も含め、今をただ怠惰に過ごしてしまっている人や何かに苦しみ悩んでいる人にこそ、観てほしいと感じました。何もしたくなくなったとき、この舞台のことを思い出すと動き出せます。絶対にどこかのシーンに、あなたのためのセリフがあります。苦しいときに支えてくれるあなたへのセリフがある舞台だと思います。城西国際大学2年 渡部優理絵 <公演概要> 【公演名】二十五億秒トリップ 【期間】 2026年1月30日(金)〜2月8日(日) 【劇場】 天王洲 銀河劇場 【脚本・演出】 佐藤流司 【出演】早乙女友貴田村 心 福井巴也 京典和玖 定本楓馬 小坂涼太郎 髙木 俊 うえきやサトシ松田 凌佐藤流司川島弘之 熊本敬介 佐伯 啓 佐藤 丈 高岩芯泰 ⻄村功我 藤井惇成 藤原儀輝 森 悠人 大橋美優 鈴木彩海 【チケット情報】◼チケット料金 11,000円 (全席指定/税込)...