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Archive for gakusei-shinbun

イベント・企業紹介

舞台『FINAL FANTASY BRAVE EXVIUS 幻影戦争 THE STAGE Ⅱ』

吉田仁人さん(M!LK)主演舞台 『FINAL FANTASY BRAVE EXVIUS 幻影戦争 THE STAGE Ⅱ』が1月30日(金) 東京・サンシャイン劇場にて開幕しました。 『FINAL FANTASY BRAVE EXVIUS 幻影戦争 THE STAGE』は『FINAL FANTASYシリーズ』初のストレートプレイとして2024年に第1弾として上演し、『演技』×『殺陣』×『再現度』が大好評を博しました。新たな豪華キャストを迎えて、待望の第2弾として東京・サンシャイン劇場、そして大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演します。 主演は、リオニスの第⼆部隊<蒼穹>を率いる双子の兄モント・リオニス役として、ボーカルダンスユニット『M!LK』のリーダーである吉田仁人さんが務めます。リオニスの第⼀部隊<勇壮>を率いる双子の弟シュテル・リオニス役にはダンスボーカルグループ『原因は自分にある。』に所属する武藤潤さん、ホルン王国の女王マシュリー・ホルン役には、NMB48の4期生として活躍し、2025年12月でNMBを卒業した川上千尋さんが前作から続投します。ルティアル・オウィス役にアイドルグループ『私立恵比寿中学』の桜木心菜さん、オベロン・ハインドラ役に男女7人組ダンス&ボーカルグループ『GENIC』の雨宮翔さん、サーダリー・クルステア役にダンス&ボーカルグループ『WATWING』の福澤希空さん、≪囁き≫役にガールズグループ『AMEFURASSHI』の鈴木萌花さんが出演します。モントが率いる部隊<蒼穹>を率いる女騎士リリシュ役は赤井沙希さん、<蒼穹>の女槍術⼠ラマダ役は清井咲希さんも前作から続投出演します。本作でキーパーソンとなるジェーダン・ランダル役にはダンス&ボーカルグループ『WATWING』のメンバー鈴木曉さんが舞台初出演します。シムール役には安田桃太郎さんが、アボット役にはお笑い芸人としての活動の傍ら俳優としても活躍するあべこうじさんが出演します。さらに、前作から続投出演となるモントとシュテルの母である王妃 ヘレナ・リオニス役の鈴木紗理奈さん、謎に包まれた存在ギルガメッシュ役には、合田雅吏さんの豪華出演者が揃いました。今回は、開幕に先駆け2026年1月30日に行われた開幕直前取材、公開ゲネプロを取材させていただきました。 ゲームの世界を「現実」として体現する~開幕直前取材~ Q今回の舞台の見どころを教えてください。 吉田仁人:前回もFFの舞台をやらせていただいて本当に思ったのですが、今回さらにパワーアップして、「ゲーム内をそのままここで見ている感覚」があります。プロジェクションマッピングなどの映像と合わせることで、僕たちが本当にキャラクターとしてストーリーを進行している没入感が一番高かったです。激しいアクションも注目していただきたいです。 武藤潤:前作から引き続くキャラクターのこれからや、新キャラクターが加わることでより彩り豊かな世界感になっています。 川上千尋:前作からのキャラクターの成長も見られますし、新キャラクターについても「こういう人なんだ!」と楽しんでいただけると思います。 鈴木暁:見どころは演出、衣装、小道具、そしてみんなの気迫です。あと、僕のお気に入りシーンがありまして。P76あたり……あ、台本がないとわからないですよね(笑)。 一同:(笑) 鈴木紗理奈:子供の頃、ゲームをしながら「この中に入りたい!」と思っていた夢が叶うような舞台です。生身の人間が演じることで、デジタルとは違う、人生とリンクして涙するような情緒を感じていただきたいです。 合田雅吏:一番の見どころはやっぱりなんといっても仁人のソロダンスシーンだと思います!!(笑) 吉田:踊らないですから(笑)踊り出したら興ざめでしょ!! Q前回よりも殺陣がパワーアップしているとのことですが、稽古はいかがでしたか? 吉田:前作に出たキャストの人は「よりハードな殺陣をやってくれ」というリクエストがあったらしく、しっかりハードモードになりました(笑)みんな体を労わりながら、必死にやっていましたね。 武藤:今回はいろんなステージがあって、それも相まって殺陣が映えるかなと思うので、注目してほしいなと思います。 合田:アクションやっている時のみんなの表情がとてもかっこいいですね。 Q吉田さんはM!LKの活動でテレビで見ない日はないと言うほど大ブレイク中ですが、グループ活動と稽古の両立はいかがでしたか? 吉田:実は稽古の開始が年末からで、僕は少し遅れての参加だったんです。申し訳ないなと思っていたのですが、キャストもスタッフも本当に仲が良くて。「誰も置いていかないカンパニー」だなと思いました。僕も座長として背中を見せられるよう頑張りました。 Q吉田さんの座長っぷりはどうでしたか? 武藤:久しぶりに稽古に来ても、最初のシーンから全部完璧なんですよ。それがもうかっこいい先輩だなと思いました。 鈴木(暁):「最後にステージが終わって、お客さんの笑顔を見るのが幸せ。それで舞台が成功したかどうかわかるんだ」と言っていて。すごく感動しました。泣きそうになりました。(笑) 鈴木(紗):モント(吉田)は全員のことを常に見ていて。The 長男ですね。グループ活動でリーダーを長くやっているのもあると思うのですが、明るくて人間力が素晴らしいなと思います。 合田:一番忙しいだろうし、昨日も25時まで仕事していたんでしょ?そういうのを全く見せないので、サボっている場合じゃないなと思わされますね。 Q最後に吉田さんからお越しくださる方にメッセージをお願いします。 吉田:改めて、この『幻影戦争』の第2弾をやらせていただけることを光栄に思います。ファイナルファンタジーの世界を自分の目で目の当たりにできる機会はなかなかないと思います。いつ、どの回に来ても100%最高のパフォーマンスをお届けしますので、劇場でお待ちしております! 撮影:岩田えり 迫力の殺陣で、一気に物語の世界へ 〜学生の観劇レポート〜 登場人物たちがそれぞれの正義に迷いながらも前へ進んでいく姿が強く印象に残りました。単なる善悪では無い葛藤を抱えるキャラクターたちの選択が物語に人間の儚さを映し出していました。特に、照明と殺陣のスピード感が緊張が舞台上に緊張感を与えていました。また、ステージ映像を効果的に使用することで、舞台空間に奥行きと立体感が生まれており、観客はゲームの世界に入り込んだかのような没入感を味わえます。モント役の吉田仁人さんが語っていたように、前作から出演しているキャストはより高いレベルの殺陣が求められる一方で、今回から参加したキャストとの相乗効果によって、座組全体の完成度が引き上げられているというお話から、作品を観るとそれが一層伝わってきました。モント(吉田仁人さん)とシュテル(武藤潤さん)の関係性から描かれる家族愛は、私自身妹がいるため、深く心に残りました。多くの感情を受け取ることのできる、濃密な作品でした。武蔵野大学3年 吉松明優奈 まるでファイナルファンタジーのゲームの世界が現実へと侵食してきたかのような舞台でした。主演の吉田仁人さんが語っていた「没入感」という言葉の通り、物語を観ているというよりもその世界に入り込んでいるような感覚でした。本作最大の見どころは、やはり殺陣にあると思います。スピードとキレを兼ね備えたアクションは圧倒的で、客席の後方にいてもその迫力と緊張感が伝わってきました。単に激しい動きが続くのではなく、感情や覚悟が込められており、キャラクター同士の関係性までもが殺陣を通して表現されている点が印象的でした。また、前作から積み重ねられてきたモント(吉田仁人)とマシュリー(川上千尋)の関係性も見どころです!!東京家政大学2年 篠田陽菜乃 <公演概要> 【タイトル】 FINAL FANTASY BRAVE EXVIUS 幻影戦争 THE STAGE Ⅱ 【出演者】吉田仁⼈(M!LK)武藤 潤(原因は⾃分にある。) 川上千尋桜木⼼菜(私立恵比寿中学) 雨宮 翔(GENIC)...

企業に聞く

エバラ食品工業株式会社 クリエイティブ本部 商品開発部 商品開発一課...

「好き」を追い求め、食で人を支える エバラ食品工業株式会社 クリエイティブ本部 商品開発部 商品開発一課 課長 枡田恵理子(ますだえりこ) ■プロフィール2005年エバラ食品に入社。商品開発部門に配属され、鍋物調味料や新規事業商品などを中心に担当。その後、韓国企業との合弁会社への出向を経て、2014年より再び商品開発部に帰任。「プチッと鍋」のリニューアルや「なべしゃぶ」の開発を担当。2023年からは課長職にも従事しつつ、現在は焼肉のたれをはじめとした肉まわり調味料や野菜まわり調味料、新チャネル商品を担当。 エバラ食品で商品開発を担う枡田恵理子さん。幼い頃から「食」に魅せられ、好きな気持ちを原動力に20年間開発の最前線を歩んできた。開発者として、人や暮らしに寄り添う商品づくりに向き合ってきた枡田氏にお話を伺った。 ■「食」が好き。その気持ちが原点 食事をすると幸せな気持ちになりますし、誰にとっても身近でなくてはならない存在です。自分の身近にあって、自身が「好きだ」と思えることに関わる仕事がしたいと考えていたので、就職活動は自然と興味のあった食品や化粧品メーカーを中心に回っていたと思います。大学で食を学んでいたことも一つの後押しとなりました。 ■就職氷河期の中で出会った「ここで働きたい」会社 私の世代は、ちょうど就職氷河期の最後の年にあたり、就職活動にはかなり苦労しました。当時はオンライン説明会もなく、現地に足を運ぶしかなかったため、何十社もの説明会に参加するには長距離の移動が必要で、大変だったことを覚えています。当社も例外ではなく、当時神戸に住んでいた私は、説明会が横浜本社でしか開催されていなかったものの、有名な会社で興味があったこともあり、参加しました。実際に説明会の話を聞く中で、社員を大切にする姿勢や雰囲気に心を打たれ、「ここで働きたい」と強く感じました。その後は迷うことなく書類を提出し、面接でも自分らしさを素直に出すことができ、とても楽しかった記憶があります。 ■開発一筋20年。広がり続ける仕事のフィールド 入社当初から鍋物調味料を中心に担当し、部署を異動しながら合計で15年以上、長く携わってきました。近年は担当も一新し、今年からは、焼肉のたれも担当することになりました。20年間勤める中で、焼肉のたれを担当するのは初めてのことで、新しいカテゴリーだからこその難しさや学びを日々感じています。現在は、焼肉のたれをはじめとした肉まわり調味料や野菜まわり調味料など複数のカテゴリーにおける戦略立案や商品施策の企画・開発を担当しています。さまざまな食品ジャンルに関わり続けられることが、この仕事の面白さでもあります。 ■商品開発だからこそ味わえる、やりがいと可能性 この部署の魅力は、「大ヒット商品の生みの親」になれる可能性を秘めていることです。私は入社一年目に商品企画を担当し、二年目にその商品が発売されました。その後、学生の前で若手社員として登壇する機会があり、自分が手がけた商品を手に「この商品を知っている人はいますか」と問いかけたところ、200人以上いる会場で2人ほどの方が手を挙げてくださいました。少ないと感じる方もいるかもしれませんが、私にとっては、自分の手がけた商品を知り、実際に食べてくれた人がいる。その事実が何よりも嬉しく、新たな商品を生み出せば誰かに届くことを実感できた瞬間で、その後の大きな励みとなりました。新たな商品を生み出し、より多くの方に届けられれば、これまでの食の常識を覆したり、食文化を新しい方向へ導いたりできるかもしれない。その可能性があるからこそ、この仕事にやりがいを感じています。 ■「私だからできる」行動を積み重ねる どんな企画でも担当者が変わればアウトプットは必ず変わります。だからこそ「自分にしかできない形」を探るため、まずは戦略やアイデアを進んで形にしていくことを大切にしてきました。頭の中にある段階では見えない課題や可能性も、具体的な試作や検討案として形にすることで、初めて気づけることが多いと感じています。あわせて、常に「自分ならどう感じるか、どう判断するか」という視点を持つようにしています。そのためにも日頃から自分の興味や「好き」に向き合うことを心掛けています。これからも「食が好き」という原点を忘れず、自分なりの視点と行動力を武器に、人の暮らしに寄り添う商品づくりに向き合い続けていきたいと思います。 ■大学生へのメッセージ 大学生の皆さんには、ぜひ「好き」という気持ちを大切にしてほしいと思います。私自身、さまざまな「好き」という素直な感情を原点に進路を選び、ここまで歩んできました。就職活動では不安や迷いも多いと思いますが、最初から明確な答えがなくても構いません。大切なのは、考え込むだけで終わらせず、とにかく行動してみることです。小さな行動でも、一歩踏み出すことで新しい発見や出会いが生まれます。私も完璧な自分らしさを持っていたわけではなく、試行錯誤を重ねる中で、自分なりの強みや役割を見つけてきました。「自分は何がしたいか」「自分だからできることは何か」を考えながら挑戦を続けることで、道は少しずつ形になっていきます。失敗を恐れず、自分の感覚を信じて進んでください。 学生新聞オンライン2025年12月22日取材 情報経営イノベーション専門職大学2年 山田千遥 武蔵野美術大学 1 年 石井生成/東京薬科大学 3 年 庄司春菜/東京女子大学 2 年 浮田梨紗/情報経営イノベーション専門職大学 2 年 山田千遥

坂倉彩月

ウリドキ株式会社 代表取締役 木暮康雄

リユースを広げて社会貢献し、日本をより豊かな循環型社会へ ウリドキ株式会社 代表取締役 木暮康雄(こぐれやすお) ■プロフィール慶應義塾大学大学院修了。2005年に学生起業し、漫画の全巻大人買いサービスをつくる。その後、2014年に株式譲渡を行い、同年シリアルで起業。リユースのCtoB買取プラットフォームを展開するウリドキ株式会社を設立し、代表取締役に就任。2025年10月、名古屋証券取引所ネクスト市場に上場。著書に『リユース革命』(幻冬舎)。 学生時代に漫画の全巻大人買いサービスで起業し、現在は個人とプロの査定士をつなぐ「CtoBプラットフォーム」を展開するウリドキ株式会社の木暮康雄代表。実体験から生まれたビジネスアイデアの発想や、リユースで日本を豊かにするグローバルな展望など、挑戦を続ける起業家の軌跡を伺いました。 ■学生時代について 私が中学生だった頃は、インターネットはまだ単なる情報伝達ツールに過ぎませんでした。しかし私は、将来はインターネット上で人々が交流するだけでなく、実際にモノの売買取引などができるようなサービスが主流になると確信していました。「インターネット上で取引が行えるサービスを作りたい」という想いが原動力となり、大学3年生の時に起業を決意しました。最初は、プログラミングやWebデザイン、SEO、マーケティングといったスキルを学びながら、学生時代の仲間たちと一緒に事業を立ち上げました。 ■実体験で感じた「不便」をビジネスに変える 最初はオーダージュエリーやアパレル事業にも挑戦しましたが、なかなか軌道に乗せることができませんでした。ふと社内で漫画の話になり、かつてのとある実体験を思い出しました。学生時代に「『ジョジョの奇妙な冒険』を全巻一気に読みたい」と思い立ち、近くの書店へ買いに行ったことがありました。ところが、棚にはいわゆる「歯抜け」の状態でしか置いておらず、店員さんに尋ねても、「店頭にある分だけです。取り寄せには時間がかかります」と言われてしまいました。結局、その足で5軒ほど書店を回り、ようやく全巻を揃えることができました。しかし、全63巻というのは相当重いです。「持ち帰るのも一苦労だし、そもそも全巻揃えることが大変すぎる」と思いました。「読みたいという意欲があるのに、なぜこれほどまでに簡単に手に入らないのだろうか」という、実体験から生まれた疑問が、新しいビジネスのきっかけになりました。そこで、漫画の全巻セットだけを専門に販売し、重くて運ぶのが大変だからインターネット通販という形で届けようと考えました。このアイデアを形にしたところ、国内のみならず海外の方々からも大きな反響をいただくことができました。そして、そのビジネスで出会ったリユース業界に身を置くことで新たな課題を感じ、「ウリドキ」という次の挑戦をすることになります。 ■個人とプロの査定士をつなぐ「CtoBプラットフォーム」の実現 当社のビジョンは、「世界を変えるCtoBプラットフォーム」を創ることです。具体的には、モノを売りたい個人の方と、買い取りたいリユース企業をつなぐ場を提供し、企業の買取サービスを全面的にサポートしています。「個人がモノを売る」という点では、フリマアプリのようなサービスを思い浮かべる方も多いかもしれません。しかし、決定的な違いは、「買い手が誰か」という点にあります。通常フリマアプリの買い手は一般の個人ですが、ウリドキの買い手は、プロの査定士です。買い手が変わることで、流通する単価も大きく変わります。個人のお財布事情に左右されるCtoC取引とは異なり、ウリドキではプロの査定士が買い取るため、高単価な商材に対しても積極的に買取査定を行うことができます。この強みに注目し、私たちはブランド品やジュエリー、お酒といった、高単価な商品の流通に徹底してこだわってきました。当社の社員には、「ウリドキを自分の人生の代表作にしたい」というメンバーが多くいます。サービスを自らの手で育てられること、そしてリユースを通じて社会貢献ができることに、強い誇りを持ってくれているからです。また、当社で力を発揮している人の共通点は、自社サービスを深く理解していることです。マーケティング、営業、開発、そして管理部に至るまで、部署の垣根を超えた横のコミュニケーションを非常に大切にしています。 ■リユースの力で、社会に豊かさを循環させる これまではブランド品やジュエリー、お酒といった、高単価商品を中心に扱ってきましたが、今後はさらに領域を広げ、中価格帯のカテゴリーにも挑戦していきたいです。具体的には、アパレル、アクセサリー、楽器、着物といった分野です。周辺領域から確実に一つずつ、バーティカルに深く掘り下げていく。この着実な積み重ねこそが、私たちの成長戦略です。また、これらの商品を海外の方々に購入していただくことで、外貨が手に入り、日本をより豊かにすることにも繋がると確信しています。 ■大学生へのメッセージ 私は、ガンジーの「明日死ぬかのように生きろ。永遠に生きるかのように学べ」という言葉が好きです。今日の行動を、悔いが残らないように全力でやり遂げること、そして、学ぶことを絶対に忘れないでください。勉強をやめてしまったら、そこで成長は止まってしまうからです。大学院で研究していた時に、興味深い論文に出会いました。簡単にいうと「起業して成功するためには、勉強と人脈のどちらが重要か」というような論文です。それによると、どちらが大事かは、起業前と起業後によって異なるといいます。起業前のフェーズでは「勉強」が重要です。十分な知識や経験がなければ、目の前にあるビジネスチャンスに気づくことすらできません。とにかく勉強して知識を積み上げておくことで、世の中の課題が見えてくるからです。一方、起業後のフェーズでは「人脈」が重要になります。成功している経営者の方々に教えを請うたり、応援していただいたりすることが大事になります。人との繋がりこそが事業を成長させる原動力になります。そして、この「勉強」と「人脈」の両方を手に入れやすい貴重な時期こそが、大学生という期間です。勉強も行動もできる時間が十分にあるのは学生時代だけではないでしょうか。もし、今やりたいことがわからず悩んでいるのなら、それは単純にインプットが足りないだけかもしれません。少しでも興味のある分野があれば、積極的にインプットしてみてください。そうして知識を広げていくうちに、必ず心に引っかかるものが見つかります。それが、やりたいことに繋がっていくはずです。 学生新聞オンライン2025年12月25日取材 東京都立大学3年 坂倉彩月 早稲田大学2年 中澤京平/東京都立大学3年 坂倉彩月/東京女子大学2年 浮田梨紗/武蔵野大学1年 市川蓮

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歌舞伎座(東京・東銀座)観劇レポート 『壽 初春大歌舞伎』

2026年1月2日(金)、歌舞伎座で「壽 初春大歌舞伎」が華やかに初日の幕を開けた。映画賞を総なめにした2025年の大ヒット映画『国宝』の影響もあり、今あらためて「歌舞伎」に注目が集まっている。そんな中、1月16日に夜の部(『女暫』『鬼次拍子舞』『女殺油地獄』)を学生新聞インターンが観劇。歌舞伎座の特徴、伝統芸能の魅力を学生の視点でレポートする。 ©松竹 ■歌舞伎座について 歌舞伎座は、1889(明治22)年、木挽町の地に誕生して以来、歌舞伎の殿堂として明治、大正、昭和、平成にわたって、古典演劇としての洗練を極めると共にその時代 の息吹を取り入れた舞台を上演し続けてきました。また、その間には幾度もの災禍を乗り越え、力強く復興を果たしてきました。歌舞伎座の歩みは、まさに近代日本の演劇史そのもの! 2013(平成25)年4月に第五期となる歌舞伎座が開場し、現在も賑わいをみせています。 ■学生新聞インターン歌舞伎観劇レポート 「これが、日本の伝統文化だ。」歌舞伎座に足を踏み入れた瞬間、そう思ってしまうほどの重厚感と品格に圧倒されました。席に着くと、目の前には精緻に織り上げられた緞帳が広がっており、細部にまでこだわる美意識にも、どこか “日本らしさ” を感じました。一方で若者にとっては、馴染みのない言葉遣いや独特の世界観が、「難しそう」「敷居が高い」と感じてしまうのも少しわかる気がします。ですが、そんな印象を変えてくれるのが「イヤホンガイド」でした。実際に利用したことで、時代背景やセリフの意味、登場人物の関係性、さらには演者の見どころまでがリアルタイムに解説され、理解が深まるほどに、面白さも増していくのを実感しました。歌舞伎は、演目ごとにさまざまな俳優さんや役柄を見ることができるのも魅力のひとつです。そんな歌舞伎は、現代でいう “推し活” の原点。ぜひ「難しそう」というイメージから一歩離れて、顔が好きな歌舞伎俳優さんや興味のある演目から入ってみるのも、きっと楽しいはずです。今回の観劇を通して改めて、日本がこれほど素敵な伝統芸能を持ち、それが長い年月をかけて受け継がれてきたことの価値と誇りを、肌で感じることができました。ぜひ皆さんも、日常ではなかなか味わえない感動や笑い、心が動く瞬間を体験しに、足を運んでみてはいかがでしょうか。国際基督教大学3年 若生真衣 歌舞伎座という建物の豪華な意匠や和の雰囲気を、贅沢に体験させていただきました…!和菓子や雑貨などの売店もとても充実していて、開演前や休憩中も楽しむことができました。特に驚いたのが「イヤホンガイド」の面白さです。実はこれ、舞台の進行に合わせた”実況中継”なんです!絶妙なタイミングで解説をしてくれるので、初めてでも置いてけぼりにならず、歌舞伎の世界に入り込むことができました。そして何といっても、役者さんの所作一つひとつが、すべて踊りのように洗練されていて感動しました。一方で、クスッと笑えるようなコミカルなシーンも多く、当時の人々の風情を感じることができました。歌舞伎と聞くと難しく思われがちで、堅く身構えてしまう方もいるかもしれませんが、まずはこの魅力的な空間を楽しみに、ぜひ一度訪れてみてほしいです!東京都立大学3年 坂倉彩月 私自身、今回が初めての歌舞伎観劇でした。歌舞伎座に足を踏み入れた瞬間、館内の構造や装飾、来場者の装いに至るまで美しく整えられており、洗練された格式の高さを強く感じました。観劇中は物語を完全に理解できたわけではありませんが、イヤホンガイドを頼りに場面の展開を追い、周囲の笑いや拍手に触れながら楽しむことができました。生の演劇は迫力に満ち、特に小道具を用いた所作が非常にリアルで、気付けば物語の世界に引き込まれていました。歌舞伎は若者には敷居が高い印象がありますが、時間や価格、難しさを理由に敬遠するのは惜しいと感じます。一幕見など手軽な鑑賞方法から、ぜひ多くの若者に挑戦してもらいたい文化だと思いました。今後も伝統芸能に触れる機会を大切にしたいです。法政大学1年 渡辺碧羽 ■『猿若祭二月大歌舞伎』公演概要 期間:2026年2月1日(日)~26日(木) 昼の部 午前11時~ 夜の部 午後4時30分~【休演】9日(月)、18日(水) 終演予定時間:昼の部 午後3時35分頃/夜の部 午後9時5分頃※終演予定時間は変更になる可能性があります 劇場:歌舞伎座 東京都中央区銀座4-12-15https://www.kabuki-za.co.jp/ チケットWeb松竹:https://www1.ticket-web-shochiku.com/t/ 歌舞伎美人:https://www.kabuki-bito.jp/ 学生新聞オンライン2026年1月16日取材 国際基督教大学3年 若生真衣/東京都立大学3年 坂倉彩月/法政大学1年 渡辺碧羽

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『劇場版 転生したらスライムだった件 蒼海の涙編』 完成披露試写会

スライムに転生した元サラリーマン、リムル=テンペストが、仲間たちと共に理想の国作りを目指して奮闘する異世界ファンタジー『転生したらスライムだった件』、通称『転スラ』。WEB小説投稿サイト「小説家になろう」で連載開始以降、魅力的なキャラクターと作り込まれたストーリーで多くのファンを魅了し、シリーズ累計発行部数は5,600万部&アニメ累計視聴数30億回突破!「小説家になろう」で10億PV突破の超人気転生エンターテインメント『転スラ』シリーズの劇場版第2弾となる『劇場版 転生したらスライムだった件 蒼海の涙編』が2月27日(金)に公開されます。1月21日に完成披露試写会が都内で行われ、舞台挨拶には、主人公リムル=テンペストの声を担当する岡咲美保、リムルに仕える四天王のひとり、ゴブタ役の泊 明日菜、劇場版オリジナルキャラクターで海底の国【カイエン国】の巫女・ユラ役の大西沙織、【カイエン国】の大臣で物語の鍵を握るゾドン役の堂本光一、ユラに付き従う侍女・ミオ役の小坂菜緒(日向坂46)、同じくユラの侍女・ヨリ役の藤嶌果歩(日向坂46)が登壇しました。 ■リムル役 岡咲美保さん リムルは、いい意味でいつも通りでしたが周りがいつも通りの動きではないので、新キャラたちの様子をじっくり見ながらここぞというときに決めてくれるリムルらしさとは裏腹に、「あれ主?」と思う瞬間もありました。おとぼけとかっこいいリムルが両方見ていただけると思います。新技も出します。お楽しみに!新しい転スラファミリーも加わってくださることで、転スラと出会ってくださる新しいお客さんがたくさんいらっしゃるのだなと肌で感じました。4月からテレビアニメで第4期もスタートします。そのようなタイミングで劇場版第2作目を公開できることをすごく嬉しく思いますし、自信を持って届けられるストーリーになっているので、安心して楽しんでください。 ■ゴブタ役 泊明日菜さん ゴブタは普段はとてもお調子ものですが、劇場版はかっこいいシーンが多かったので、アフレコの時も「いつものゴブタじゃない!」とだらだら汗をかきながら緊張していました(笑)。大きいスクリーンでのすごい映像と音響が押し寄せてくるとは思わなかったので、アフレコしていた時のワクワクを思い出しつつ、もう一度見たいなと思いました。今回ゴブタが活躍するので応援していただきたいのと、音楽がとにかくすごいので、そこに身を委ねて一緒に物語に没入していただけたらと思います。私も一人の転スラファンとしてこの劇場版を楽しみにしていました。そこにまたゴブタあとして関わることができて本当に幸せだなと思います。ぜひ皆さんも存分に劇場版の世界観に没入していただいて楽しんでいただけたらと思います。 ■ユラ役 大西沙織さん 私が演じたユラは今回の舞台となるカイエン国の巫女で、リムル様たちがバカンスに行った先で出会います。今作のキーパーソンの一人なので詳しいことは言えないですが、ユラの人物像を感じていただけたらなと思います。キャラクターソングにも参加しました。普段はキャッチーでポップな歌が多いのですが、今作は巫女という立ち位置なので神聖な気持ちで歌わせていただきました。なので普段の雰囲気とは違う新鮮さを感じていただけたら嬉しいなと思います。私たちはそれぞれ転スラ愛を現場に持ち込んで一つの映画を完成させたので、ぜひ皆さんも転スラ愛を劇場に持ってきていただいて楽しんでいただけたらなと思います。 ■ゾドン役 堂本光一さん 今回の完成披露試写会、ものすごい取材メディアの数で、それだけ人気作なのだと感じました。このような人気作に参加させていただくことは本当に光栄でしたし、最初にお話をいただいた時は驚きました。この作品を長く愛されている方がたくさんいらっしゃると思いますので、失礼にならないようにプレッシャーを感じながらしっかり役と向き合いました。自分は参加させていただく身としてどう向き合ったらいいか考えながら演じさせていただきましたが、本当に素晴らしい作品となっております。楽しかったり、爽快であったり、ちょっと切なかったり、全ての感情がこの作品に入っていると思います。劇場版ならではの迫力というものも映画館でぜひ感じていただけたらなと思います。 ■ミオ役 小坂菜緒さん ミオはユラ様の侍女の役なのですが、柔らかな雰囲気があるのですが、優しさを持ちつつ侍女としての芯のあるようなキャラクターです。私は同じグループの藤嶌の声が好きで、声の抑揚をつけるのがとても上手なので一緒にできて嬉しかったですし、お互いに背中を押し合ってアフレコすることができたので、素敵な経験をさせていただきました。昔から転スラの大ファンだったので、今回こんなに素敵な作品に携わらせていただいたことがまだ夢のように思えるくらい嬉しいです。声優初挑戦だったのでとても緊張しましたが、声優のお仕事をする夢が叶ったので、とても幸せな時間でした。壮大なストーリーとなっているので、ぜひ大きなスクリーンの中で転スラの世界観を楽しんでいただけたらと思います。 ■ヨリ役 藤嶌果歩さん ヨリはユラ様の侍女としてミオと一緒にいることが多いのですが、比較的元気で活発な印象だったので、妹らしく演じました。個人で演技のお仕事をいただいたのが初めてだったので緊張や不安があったのですが、先輩の小坂さんと一緒でしたし、出演が決まった時にファンの皆さんやメンバーに祝福してもらったのでとても心が温まりました。今回こんなに素敵な作品に携わることができて本当に嬉しく思います。オリジナルストーリーとなっておりますので、転スラが大好きな方も初心者の方も皆さん楽しんでいただけると思います。 学生新聞オンライン2026年1月21日取材 武蔵野術大学1年 石井生成 『劇場版 転生したらスライムだった件 蒼海の涙編』 2026年2月27日(金)全国公開配給 : バンダイナムコフィルムワークス『転スラ』ポータルサイト:ten-sura.com公式X:@ten_sura_anime / 公式Instagram:tensura_official / 公式TikTok:@ten_sura_anime©川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会 武蔵野美術大学1年 石井生成/東京都立大学3年 坂倉彩月/昭和女子大学2年 阿部瑠璃香

DX・WEBマーケティング

森永乳業株式会社 マーケティング本部 冷菓事業部 PARM担当 今村友香

パルム愛を形に。ブランドの全体最適を導く指揮者として 森永乳業株式会社 マーケティング本部 冷菓事業部 PARM担当 今村友香(いまむらゆか) ■プロフィール2011年関西学院大学(商学部)を卒業し、森永乳業に入社東海エリアでの営業(1年)、その後、飲料のマーケティング担当(8年)、育児休業を経て2022年より冷菓のマーケティング担当。現在は「PARM」ブランドの戦略立案や商品開発などに従事。 口どけの良いチョコとアイスの一体感で、多くのファンを魅了する『PARM(パルム)』。そのマーケティングを担う今村さんは、営業の現場を経て、愛するブランドの舵取りを任される存在となった。指名買いされるブランドを目指す戦略の裏側や、多忙な中で大切にしている感性を伺った。 現在はPARM(パルム)のマーケティングを担当していますが、私自身、学生時代からマウントレーニアやパルムを毎日のように楽しむ一ファンでした。大学時代は商学部でマーケティングのゼミに所属し、産学連携のプロジェクトで化粧品メーカーのリブランディング提案に没頭していました。プロの担当者と真剣に議論を重ねる中で、マーケティングを仕事にすることへの強い興味が芽生えました。そして老若男女問わずアプローチでき、日常に小さな幸せを届けられる食品メーカーというフィールドに惹かれ、森永乳業への入社を決めました。好きな商品に携わることができれば、仕事に対して最大限の熱量を注げるのではないかと考えたからです。 ■営業現場での経験をマーケティングの仕事に活かす 入社後は約1年間、名古屋で量販店向けの営業を担当しました。営業時代には、自分が売りたいと思った商品がバイヤーさんに採用されず、棚に並ばないという悔しさも味わいました。商品は、店頭に並び、お客様の手に取ってもらい初めて価値が生まれます。この時の経験は、今の私にとって大きな財産となっています。その後、本社のマーケティング本部に異動し、飲料部門での経験を経て、現在は冷菓部門でパルムの担当をしています。営業経験を通じて培った現場視点は、今の仕事にも役立っています。例えば、現場の営業担当者が商談しやすい情報提供を常に意識しています。 ■様々な関係部署を繋ぎ、ブランドの全体最適を導く指揮者 現在、私が担当しているパルムは、2025年に20周年を迎えた歴史あるブランドです。私のミッションは、パルムに関わるすべての情報を集約し、ブランド戦略を練り上げ、成長させていくことです。具体的な業務は多岐にわたります。商品開発だけでなく、テレビCMなどの広告施策から、生産設備の投資、さらには需給管理まで携わります。マーケティング担当者は、関わるあらゆる部署と連携し、一つの「音楽」を作っていく「オーケストラの指揮者」のような役割だと考えています。各部署にはそれぞれの立場からの主張があるので、全員が納得する答えを出すのは容易ではありません。そんなとき、私は「パルムというブランドにとっての全体最適は何か」を一番の判断軸に据えています。単なる妥協点を探るのではなく、ブランドの未来にとって最適解を導き出すため、議論をリードしていくことが私の仕事の醍醐味です。 ■データの向こう側にあるお客様の心の動きを捉える 企画を立案する際、市場データや購買行動の分析は欠かせません。しかし、データ起点だけでは「熱狂」には繋がりにくいと感じます。私は、自分の足で街に出て流行を体感したり、お客様の行動を観察したり、SNS上の反応を細かくチェックしたりと、一次情報に触れることを大切にしています。パルムは現在アイス市場で3番手の位置にあります。目指すのは、買い物中に目に留まったから選ぶ存在ではなく、家を出る前から「パルムを買いたい」と思ってもらえる、指名買いのブランドです。そのための施策として、2025年に開催したイベント「大パルム展」では、「行き過ぎたパルム愛」をテーマに掲げました。チョコ付け体験や、パルムのチョコがとろける温度を体験できるオブジェなど、体験価値に振り切ったことで、整理券が即完売するほどの反響をいただきました。お客様と双方向でコミュニケーションを取り、ブランドへの「ロイヤリティ」を高めていく。これが、今ブランドとして大事にしていることです。 ■パルムらしさを守りながら、新領域へ挑む 一方で、パルムには変えてはいけないものがあります。それは、ひとくち食べた瞬間の食感と、チョコとアイスが同時に溶けていく一体感です。どんなにトレンドを意識した新商品であっても、この「パルムらしさ」が失われては意味がありません。研究部門とは常に「パルムの商品としてふさわしいものは何か」という議論を繰り返しています。原料高騰などの厳しい局面でも、品質へのこだわりは譲れません。一方で、夏場でもチョコを楽しんでもらうための「ジェラート」シリーズなど、新しい食シーンの開拓にも挑戦しています。守るべき資産と、攻めるべき変化。このバランスを極めることこそが、マーケティングの難しさであり、面白さなのです。 ■大学生へのメッセージ 大学生活は、自分の興味にどれだけでも時間を使える貴重な時期です。ぜひ、寝食を忘れるほど熱中できることを見つけてほしいと思います。私自身、大学のゼミに夢中になり、仲間と日々議論を重ねるほど打ち込みました。あのとき限界まで考え抜いた経験は、社会人になってからの集中力や思考力につながっています。また、学生時代には多くの本を読みました。今は時間の制約もあり同じことはできていませんが、当時の経験が商品企画や資料作成など仕事の様々な場面で今も役立っています。勉強でも、趣味でも構いません。自分が何に心を動かされ、何に没頭できるのかを知ることは、将来の仕事選びで大きな力になります。今しかない自由な時間を大切にし、さまざまなことに挑戦してみてください。 学生新聞オンライン2025年12月25日取材 東洋大学 4年 太田楓華 上智大学4年 今泉雄成/立教大学2年 塚本晴香/東洋大学4年 太田楓華/津田塾大学3年 山下さくら/城西国際大学2年 渡部優理絵/東京家政大学2年 篠田陽菜乃/東京女子大学2年 浮田梨紗

コラム

テリー伊藤 コラムVol.72 大阪で無茶苦茶おもろい番組見つけた

大阪朝日放送テレビの番組、ちょいバラ『濱田祐太郎のブラリモウドク』が面白い。私は日本民間放送連盟賞の審査員をしているため、この時期全国のテレビ局の優秀作品をたくさん見る。各局自慢の番組だらけで力作ばかりなのだが、その中でも抜きんでてこの番組が面白いと感じた。メインの濱田は盲目のお笑い芸人(自称“お笑い座頭市”)、一緒に街を歩き回る相棒は藤崎。一見よくあるぶらり街歩き番組だが、目の不自由な濱田に藤崎が色々挑戦させる企画になっている。 先ずは射的体験。アドバイスを聞きながら放った銃で濱田は見事に商品を獲得する。「お前、目見えとるやろ!」と藤崎に突っ込まれると、すぐさま濱田が「見えてへんわ!こんなことやらせて何の意味があるんじゃ!」と返す。この2人のやり取りが最高に面白い。こんな笑えるやり取りの中、ブロック積み、木登り、絶壁ロッククライミングと濱田の挑戦は続く。その度に濱田が大声で「こんなことやらして意味あるんんかい!」と叫ぶ。その声もいい、人柄もいい、目元の優しさがさらにいい。番組が進むに連れ彼が好きになってゆく。東京発の番組だとコンプライアンスを気にして障がいのある方には優しく接するのが普通なのだが、さすが大阪のお笑い芸人とあってキレやツッコミのある会話が心地良い。 私は2020東京パラリンピックの応援大使を担当していた関係で多くの選手と触れ合う機会があった。公式な席ではともかくプライベートでは本音を話してくれた。「テリーさん聞いて下さいよ、周りの皆さんは私達を真面目で良い人のキャラに決めつけていませんか。本当は不真面目で遊びたいのに。」とよく言われた。パラアスリート、イコール努力家、品行方正、これが凄く重荷だと。その通り。恋もしたいし時には羽目も外したい。「障がい者に対する固定観念を何とか変えないと」と長年思っていたので、この番組は衝撃的だった。 更に街を歩く濱田。点字ブロックは歩行の際に物凄く必要なのに途中で無くなっていることを指摘したり、健常者より匂いに敏感なのか「このあたり犬のおしっこ臭がきつい」とか、「改めて目が不自由だと歩きづらい」「日本には車道と歩道の区別がない道が沢山あってとてもじゃないが一人で旅行に行けそうもない」と持ち前の人柄の良さが光る濱田が楽しく話す。今年見たテレビ番組で断トツ楽しく、為になった。残念ながら番組は3回で終了となった。復活を願う。そして濱田が全国区の人気者になって障がい者の本音をどんどん話して欲しいし、皆さんに知って欲しい。 私のデビュー本『お笑い北朝鮮』みたいに『お笑い座頭市街に行く』を出版して欲しい! テリー伊藤(演出家) 1949年、東京築地出身。早稲田実業中等部、高等部を経て日本大学経済学部を卒業。2023年3月、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了。テレビ番組制作会社IVSテレビに入社し、「天才たけしの元気が出るテレビ」「ねるとん紅鯨団」などのバラエティ番組を手がける。その後独立し、テレビ東京「浅草橋ヤング洋品店」など数々のテレビ番組の企画・総合演出を手掛ける。著書「お笑い北朝鮮」がベストセラーとなり、その後、テリー伊藤としてメディアに多数出演。演出業のほか、プロデューサー、タレント、コメンテーターとしてマルチに活躍している。YouTubeチャンネル「テリー伊藤のお笑いバックドロップ」LALALA USAでコラム連載中https://lalalausa.com/archives/category/column/terry

イベント・企業紹介

舞台『火喰鳥-羽州ぼろ鳶組-』 〜命を懸ける火消しの世界を体感せよ〜

2026年1月23日から、東京・博品館劇場にて舞台『火喰鳥-羽州ぼろ鳶組-』が開幕しました。本作は、Netflixにて本作は、Netflixにて全世界配信中のドラマ「イクサガミ」でも知られる今村翔吾氏の代表的シリーズのひとつで江戸の町を舞台に、火消しとして生きる男たちの誇りと絆、命を懸けた戦いを描いた人情時代劇です。2025年春には『週刊少年チャンピオン』にて漫画連載がスタート。さらに2026年1月からはテレビアニメ放送も開始しており、注目度の高い作品となっています。主演は橋本祥平さんが務め、オーディション番組『timelesz project』で話題を集めた山根航海さんなど、ジャンルを越えた多彩な顔ぶれが名を連ねています。今回は開幕に先駆けて、1月23日に行われたゲネプロを取材させていただきました。 火喰鳥のように熱く舞うキャストたちに、目が離せない! 〜開幕キャストコメント〜 ■橋本祥平日常生活に欠かせないもの、それが火。暮らしの傍らにあり、暖や光を与えてくれる一方で、ひとたび牙を剥けば、すべてを奪いかねない危うさも持っています。「火事と喧嘩は江戸の華」と言われるほど火事の多かった時代、今のような設備もない中で、恐怖に抗い、命を懸けて人々の暮らしを守ってきた火消たち。本作は、そんな火消の覚悟と誇り、そして火と共に生きた人間の強さを大切に、その揺るぎない芯への敬意を胸に、稽古期間を通して真摯に作品と向き合ってきました。舞台上に立ち上がる熱と魂を、ぜひ劇場で受け取っていただけたら幸いです。舞台『火喰鳥-羽州ぼろ鳶組-』、ここに開幕いたします。 ■山根航海僕自身、初めての舞台出演となりますが、本読みの段階で「この作品は必ず迫力のある作品になる」と感じました。お芝居も初挑戦で悩むこともありましたが、素敵なキャスト・スタッフの皆さんに支えられながら、毎日楽しく稽古を行うことができました!一人でも多くの方の心に届くよう、そして観に来てよかったと思っていただけるように、全身全霊で届けます!劇場でお会いできるのを楽しみにしています。 ■古幡亮(WATWING)「火喰鳥 -羽州ぼろ鳶組- 」という一大プロジェクトに携わることが出来て本当に光栄です。今村翔吾さんの書き下ろした原作から漫画へ、そしてほぼ同時期にアニメ化とこの舞台化。作品がスケールアップしていく瞬間を共にし、彦弥を演じられる喜びを噛み締めております。稽古で橋本祥平くん率いる素敵なカンパニーの皆さんと”鳳凰”の如く、何度も生まれ変わってきました。熱いもの届けられる自信があります!やってやんでえ! ■山本望叶本番初日ということで、緊張と楽しみな気持ちでいっぱいです。これまで稽古で作り上げてきたものを、いよいよお客さんにお届けできると思うととてもワクワクしています。個人的には舞台演技の経験がほとんどなく、右も左も分からない状態でスタートした稽古でしたが、キャストやスタッフの皆さんの温かさに助けられ、毎日が学びの稽古期間だったなと思います。お客さんに楽しんでいただけるよう、千秋楽まで頑張りたいと思います。 ■中村太郎加治星十郎役の中村太郎です。火消しという、現代を生きる僕らにとって馴染みのないものを具現化するべく、カンパニー一丸となり創って参りました。火消しにも役割が存在するように、僕らも自分のやるべきことを誠心誠意つとめることが出来ればと思っております。引き続き応援よろしくお願い致します。 〜火の二面性が映し出す、人の生き様〜学生の観劇レポート〜 火消たちが見せる、愛のために命を投げうつその強さが、打算や理屈もなく、ただ守りたいもののために生身で戦うという、純粋で残酷なまでの決意に心が震える作品でした。理由がないからこそ、その生き様は美しくて儚い。二面性を抱えた火そのものを表しているようで、観る人の心も熱くします。かつて挫折を味わい、心に傷を負った者たちの再起。それが火消の現場を通して剥き出しになり、仲間と共に乗り越えていく姿は、誰もが人生で直面する葛藤や願いとも重なり、自然と投影してしまうほどの熱量を持って迫ってきました。映像と舞台のリアル表現が交わることで生まれる世界観は、劇場そのものを飲み込み、物語の中へ引き込みます。特に、息を忘れるほどのスピード感溢れるアクションに圧巻され、火消たちの覚悟と生き様が強く刺さり、そのまま離れない感覚がありました。武蔵野大学3年 吉松明優奈 公演概要 舞台「火喰鳥-羽州ぼろ鳶組-」日程:2026 年 1 月 23 日(金)~2026 年 2 月 1 日(日)会場:博品館劇場(〒104-8132 東京都中央区銀座 8-8-11 8F)原作:今村翔吾「火喰鳥-羽州ぼろ鳶組-」(祥伝社)脚本・演出:吉村卓也音楽:TAKE(FLOW)出演:橋本祥平、山根航海、古幡亮(WATWING)、山本望叶、中村太郎、室田真宏、伊崎龍次郎、高士幸也、松田大輔(東京ダイナマイト)ステージングキャスト:中島弘輝、仙波好基、飯山真衣、福田麗、安居佑馬、髙木一哉 公式 HP:https://hikuidori-stage.com公式 X:@tie_works_当日引換券:https://www.confetti-web.com/events/13197ハッシュタグ:#舞台火喰鳥お問い合わせ:Tie Works(info@tieworks.jp)©今村翔吾・祥伝社/舞台「火喰鳥-羽州ぼろ鳶組-」 学生新聞オンライン2026年1月23日取材 武蔵野大学3年 吉松明優奈

企業に聞く

株式会社ニップン マーケティング本部 商品開発部 金子将太

食の常識を塗り替え、0から1を生み出す「情熱」 株式会社ニップン マーケティング本部 商品開発部 金子将太(かねこしょうた) ■プロフィール2021年ニップン入社。プレミックスの製造を行う竜ヶ崎工場にて、製造管理業務からキャリアをスタート。2024年より商品開発部に所属。『オーマイ 濃いあえるパスタソース』『オーマイ 和パスタ好きのためのパスタソース』『ニップン 伝説のから揚げ粉』などの商品開発を担当。 学生時代からパスタソースの大ファンだったという金子さん。工場での製造管理を経て、現在は多くの部署と連携しながら数々の新商品を生み出しています。新商品「オーマイ パスタ好きのためのたまごペペロンチーノ」の開発秘話や、0から1を作る苦労と喜び、そして未来を担う大学生への熱いメッセージを伺いました。 ■ファンとしての「熱意」と、現場で培った「実現力」 私は学生時代、当社の冷凍パスタシリーズの熱烈なファンでした。特にお金のない学生にとって、手ごろな値段でボリュームがあり、何より美味しい当社の商品は、まさに日々の生活を支えてくれる「味方」のような存在。私自身が食を通じて幸せな気分になれた経験から、「自分も食に携わって、多くの人々に幸せな瞬間を届けたい」という思いが強まり、就職活動の軸となりました。入社後、最初に配属されたのは工場の「製造管理」という職種でした。工場では、決められた日までに決められた数量を、一切の妥協なく安定して作り続ける仕組みを管理します。一見、現在担当しているクリエイティブな商品開発のクリエイティブなイメ-ジとは遠い世界に思えるかもしれませんが、実はそうではありません。製造管理を経験したことで、現場で製品を一から作ることがどれだけ大変かを知っているからこそ、現在の仕事でも実現性の高くいスケジュールを構築でき、品質を第一に考えた無理のない仕組み作りスケジュールを提案できています。現場を知る強みは、開発において大きな武器になっていると実感しています。 ■データと感性で「売れる美味しさ」の根拠を作る 現在、私が所属する商品開発部の仕事は、市場調査から始まり、アイデアの具体化、味作り、工場でのスケールアップ、さらにはパッケージ開発まで、発売に至るまでのあらゆる工程に深く関わります。なかでも重要なのが、味や品質をどのように判断し、形にするかという工程です。「美味しい」という感覚は非常に主観的で定性的なものです。しかし、それをそのまま商品化するのではなく、多くのお客様に実際に食べていただき、その評価を数値化して「定量的なデータ」として分析します。たとえ自分が美味しいと思っても、ターゲットとするお客様に受け入れられなければ、それは商品として成立しません。調査結果を細かく分析し、時には「表面的には見えない可能性」を掘り下げながら、納得のいくまで品質を追求する「品質への責任」が重い仕事だと認識しています ■妥協なき試作で実現した「たまごペペロンチーノ」の黄金比 今回、私が担当した「たまごペペロンチーノ」は、まさに妥協なき追求の結晶です。パスタにあえるだけで食べられる簡便なソースの人気が高まる中、和パスタシリーズの強みである「選ぶ楽しさ」や「独創的なテイスト」をさらに強化するために、開発がスタートしました。外食トレンドを調査する中で辿り着いたのが、「卵とペペロンチーノ」の組み合わせでした。しかし、この味作りには非常に苦労しました。卵のまろやかさと、ペペロンチーノならではのニンニクのやみつき感、唐辛子のピリッとした辛みをすべて両立させなければなりません。試作を繰り返しても、卵が強すぎるとペペロンチーノらしいにんにくのキレが消え、ニンニクを強めると卵の繊細な風味が飛んでしまう。スケジュールが限られた中でも「絶対に妥協しない」と心に決め、研究開発の担当者と何度もやり取りし、微調整を繰り返しました。最終的に、どちらの味わいもしっかり体現できる品質に仕上がったときは、大きな手応えを感じました。 ■各所のプロを束ね、ゴールへ導く「指揮者」の役割 商品開発という仕事の核心は、実は自分一人で手を動かすことではなく、一つのプロジェクトを完結させるための「指揮者」を務めることにあります。私はパッケージデザインを自ら描くわけではありませんし、すべての調査の実務を行うわけでもありません。あらゆるプロフェッショナルの方々に協力していただき、初めて一つの製品が形になります。指揮者としての私の役割は、この商品の「ビジョン」を明確にし、それぞれのプロフェッショナルに指針を示すことです。「どんな価値を提供するのか」「どんな背景で発売するのか」。その意志が一貫性を欠くと、どんなに個々の担当者が良い仕事をしても、バラバラな製品になってしまいます。発売日という動かせないゴールから逆算し、全員が最高のパフォーマンスを発揮できるよう段取りを組み、連携を繋いでいく。多忙な部署同士の間に入り、円滑にプロジェクトを進めるコミュニケーション力こそが、開発担当者に最も必要な資質だと言えます。 ■既存の認識を変え、人々の生活に驚きを届ける これまでに先輩方が成し遂げてきた仕事には、パスタに新たな食感軸をもたらした「オーマイプレミアム もちっとおいしいスパゲッティ」など、人々の認識をガラリと変えた商品が多くあります。私もいつか、お客様が抱いているカテゴリーへの認識を良い意味で裏切るような、新しい価値を提示したいと考えています。そのためには、日常の何気ない不満や、データの中に隠れた「お客様の本当の願い」を見つけ出す力が必要です。中長期的な視点を持ち、これからも日々自身の感覚を磨き続けていきたいです。 ■大学生へのメッセージ 社会に出ると、一人で完結できる仕事はほとんどありません。だからこそ学生時代には、誰かと協力して何かを成し遂げる経験を大切にしてほしいと思います。ゼミやサークル、アルバイトなど、どんな経験でも構いません。連携によって困難を乗り越えた経験は、社会に出てから必ず活きてきます。学生生活を楽しみながら、日々のコミュニケーションを大切にしてください。その積み重ねが、将来誰かを笑顔にする仕事のやりがいにつながるはずです。 学生新聞オンライン2026年12月19日取材 東洋大学4年 太田楓華 武蔵野大学1年  市川蓮/東洋大学4年 太田楓華

企業に聞く

キッコーマンソイフーズ株式会社 豆乳マイスター 亀井淳一

豆乳の良さをもっともっと多くの人に知ってもらいたい キッコーマンソイフーズ株式会社 マーケティング本部 マーケティング推進部 部長 マーケティング本部 商品企画部 部長豆乳マイスター 亀井淳一(かめいじゅんいち) ■プロフィール2004年 キッコーマン(株)に入社。研究開発部に所属し機能性食品などの研究開発を行う。2009年~2015年 野菜飲料のマーケティング部門に所属し商品企画やプロモーションを担当。2016年~2018年 営業としてEC企業などを担当。2018年以降はキッコーマンソイフーズ(株)で商品開発からプロモーション、豆乳を世に広める活動に携わる。 1917年設立、今ではしょうゆ、豆乳のメーカーとして私たちの生活に欠かせない存在であるキッコーマン。食の中心的存在となった裏には、常にお客様本位で、求められている商品をつくり続ける姿勢があった。食べることが好きな気持ちを原点に、キッコーマンソイフーズで豆乳の魅力を広めているのが、マーケティング本部の亀井淳一さんだ。飲料製造、販売を通して自然の恵みで「豊かな食生活」を提供し続け、お客様本位のものづくりを続ける大切さや、チームを活かすマネジメントについて伺った。 ■「食べることが好き」という原点 私がキッコーマンに入社したのは、もう20年以上前ですね。もともと食べることが好きで、大学では理系の研究をしていたので、就職活動のときも研究開発職を中心に見ていました。キッコーマンという会社も好きで、ものづくりができてお客様とも関われる、研究系もしっかりしていることが大きな魅力でした。最終的にこの会社に入社を決めた理由は、正直「フィーリング」と「ご縁」でした。面接でも会社や社員の方の雰囲気がすごく良かったです。当時は「キッコーマン=しょうゆの会社」という印象が強くありましたが、それだけじゃなくて、グローバルにいろいろな食品を展開している会社だと知って驚きました。入社してからも、海外でキッコーマンの名前を出すとすぐに分かってもらえる。世界中で認知されている会社だと実感しました。 ■「感謝と尊敬」を大切に 最初のころは研究職で、ヒアルロン酸などの機能性素材の開発をしていました。自分が開発に関わった素材が実際の商品になったり、特許が取れたりしたときはすごく嬉しかったですね。今はマーケティング本部でマネジメントの仕事を中心にしています。部署としては、商品企画からプロモーションまでを一貫して担当しています。パッケージデザイン会社や工場、広告代理店との連携も多くて、発売が決まれば販売店との商談まで行っています。マネジメントをする上で一番大切にしているのは、みんなが楽しく仕事ができる環境をつくることです。世の中には一人で完結する仕事なんてほとんどないですから、「感謝と尊敬」を大事にしてほしいといつも話しています。年齢や立場に関係なく、誰にでも自分より優れているところがありますし、そこを認め合うことがすごく大事だと思います。なので、もちろん部下に対しても、「感謝と敬意」の気持ちを持って接しています。また、自分自身が意識しているのは、仕事ばかりではなく、プライベートの時間を充実させることです。きちんと生活をしていると、身の回りから情報がインプットできます。自分がお客様の立場に常に立てるよう、日常の生活者としての感覚を大切にしています。 ■豆乳の魅力を伝えていきたい 今の仕事のやりがいは、「豆乳の魅力をもっと多くの人に知ってもらうこと」です。私自身、豆乳はすごく可能性のある食品だと思っています。たんぱく質もしっかりとれます。ですが、まだまだ飲んでいない人も多くいます。だからこそ、豆乳の良さをどう伝えるか、日々考えています。商品企画のアイデアは、生活の中にヒントがたくさんあると思っています。インタビューをしたり、データを分析したり、世の中で何が売れているのかを見たり。コロナ以前は、「面白い商品」が好まれていましたが、今は「味のイメージがしやすいもの」「安心できるもの」が選ばれる傾向にあると感じています。だから、あえて他社と違う方向に行って差別化しようとは思いません。お客様のことを考えながら開発を進めていくと、結果として他社とは違う商品、良さが生まれている、だから意識して差別化しているというよりも、自然な流れの中で差別化になっている感じです。ひとつの商品を発売するまでには、だいたい1~2年かかります。開発部門や工場、デザイン会社と打ち合わせを重ねて、品質審査を経て、販売店との商談、プロモーションまで、長い道のりを経てお店に並んだ瞬間を見ると、本当に嬉しいですね。これからチャレンジしたいのは、豆乳を飲む人を倍にすることです。今は4人に1人くらいしか飲んでいないのですが、これを2人に1人にしたい。健康意識が高まる中で、豆乳はもっと評価されていいと思います。日常の生活の中で、手軽にたんぱく質をとれる飲料としてご提案していきたいです。豆乳事業は今のところ国内が中心ですけれど、海外展開も課題です。海外でも受け入れられる味やスタイルを模索しながら、少しずつ広げていきたいと思っています。2024年から開催している「豆乳フェス」というイベントもPRの一環で、「豆乳の日」である10月12日を盛り上げようと始まりました。豆乳をもっと身近に、楽しく感じてもらえるきっかけになればと思っています。 ■大学生へのメッセージ 大学生や若い人たちには、ぜひいろいろなことにチャレンジしてほしいです。アルバイトでも旅行でもなんでもいい、いろいろな経験をしてください。熱意は大事だと思います。商品開発も、開発に至るまではいろいろな壁があります。その時に、「この商品を世に出したい」という熱意、エネルギーがないと最後までやり遂げられない仕事です。なので、何かに夢中になるものを見つけてほしいです。それから、やりたい仕事とできる仕事は違うこともあります。自分はこの仕事は違うかなと、決めつけすぎずに色々見ておくと世界が広がっていくと思います。華やかに見える仕事でも裏では大変なことが多かったとか、思っていた仕事と違うこともあります。その時に他の選択肢があると、違う仕事を見つけることができるのではないでしょうか。 学生新聞オンライン2025年10月7日取材 専修大学2年 星萌果 上智大学2年 張芸那/専修大学2年 星萌果/武蔵野美術大学1年 石井生成 

区長・市長

八千代市長 服部友則

「住みたい・行きたい・働きたい」選ばれるまち,八千代への挑戦 八千代市 市長 服部 友則(はっとり とものり) ■プロフィール1957年千葉県八千代市生まれ。山梨大学教育学部卒。大学時代の恩師との出会いから,地方自治に興味を持ち政治家を志す。1982年八千代市議会議員選挙に初挑戦し当選。八千代市議会議員を6期20年,千葉県議会議員を3期10年にわたって務める。2017年5月から現職。 大学時代の恩師との出会い,そして一度の落選を経てスクールガードを続けながら歩んできた服部友則市長。現場で市民の声を聞き続けながら,人口減少時代でも「選ばれるまち,八千代」であり続けるための挑戦と,次世代を担う若者たちへの想いを語っていただきました。 ■部活動に捧げた青春と,政治の道を拓いた大学時代の恩師 私は生まれも育ちもこの八千代市です。高校時代はバレーボールに打ち込み,周囲が受験のために引退していく中でも,浪人を覚悟で最後まで部活をやり遂げました。案の定,一浪することになりましたが,予備校で早くに部活を辞めた仲間と再会した時,「バレーを続けておけばよかったのに」と感じたことを覚えています。自分で決めたことを最後までやり抜く姿勢は,この時に養われたのかもしれません。大学は富士山が好きだったこともあり,山梨大学に進みました。当初は弁護士志望でしたが,ここで人生を変える恩師・野村先生と出会いました。先生は授業以外にも食事に連れて行ってくださったり,市議会や山梨県庁の傍聴に同行させてくださったりしました。実際に動いている政治の現場に触れる中で,「弁護士よりも政治の方が面白い」と感じるようになりました。この野村先生との出会いは私の人生の決定的な分岐点でした。 ■政治家としてのスタートから市長になるまで 地元に戻り,市議会議員に立候補したのが私の政治家としてのスタートです。私は自分を「地方政治家」だと思っています。最初から国政を目指すつもりはなく,より市民の皆さんに近い場所で生活の困りごとを解決したいと考えていました。市長を目指すきっかけは市議会議員時代にありました。市議を三期,四期と務める中で,「やはり地方政治の頂点は,市長だ」と強く思うようになっていきました。そこからは「ゆくゆくは市長を目指さなきゃいけない」という覚悟を持って歩み始めました。その後,県議会議員を10年務めました。当時は少し回り道だったかなと思う反面もありましたが,今市長として政治を行う上で,あの10年間の経験が非常に大きな財産になっています。千葉県庁の職員さんたちとも深い信頼関係を築くことができたのは今の市政運営に間違いなく活きています。 ■落選期間に始めたスクールガード 浪人中の4年間,後援会の青年部と共に始めたのが「スクールガード」でした。市長選が終わって初めて旗振りに立った時のことです。ある男の子から「選挙,勝った?」と声をかけられました。「勝ったよ」と答えると,「おめでとう!」と返してもらいました。その時は素直にとっても嬉しかったです。この子は私が市長選挙に出ていたことを知ってくれていたんだと思って。他にも現場に立つことでしか得られない気づきがあります。例えば,信号のない不規則な交差点の危険性や,ボランティアの高齢化などの課題です。市長になった今でも,動体視力がしっかりしている間はスクールガードを続けようと決めています。 ■人口減少時代に挑む「選ばれるまち,八千代」への戦略 現在は人口減少と高齢化という課題に直面しています。そのなかで私が掲げるのは「選ばれるまち,八千代」です。八千代は成田空港と羽田空港の中間に位置し,鉄道の利便性も非常に高い,優れたポテンシャルを持っています。この強みを活かし,単なるベッドタウンとしての「住む場所」だけでなく,「働く場所」としての魅力を高める必要があります。新たな企業や工場を誘致し,市外からも多くの人が通勤してくる昼間人口を厚くしていくことが不可欠です。さらに,もう一つ大切にしたいのが交流の観点です。私が千葉県議時代に取り組んできたのは,「まずは一度,足を運んでもらう」という仕組みづくりです。観光などをきっかけに一度訪れ,二度,三度とリピーターとして足を運んでいただく。そうして八千代の良さに触れるうちに,この街に住みたいと思っていただく。この観光・交流から移住へと繋げる流れは,今の八千代にもまさに必要な視点だと感じています。あわせて,子育て支援も最優先事項です。待機児童ゼロを目指し,小規模保育の充実を図るとともに,別々の場所にあった施設を移転し,集約した「ハルモニア」のような子育て支援施設の整備を進めました。働く場所を創出し,若い世代が住みたいと思える環境を整えることが重要だと感じています。 ■信頼で繋ぐ教育現場と未来を担う子どもたち 教育に関しては,現場の先生方や教育長を信頼して任せるのが私のスタイルです。ただ,「子どもたちを大事にする」という想いだけは共有しています。この想い以上に子どもたちが主体となって街について考えてくれていることを実感した嬉しいエピソードがあります。それは教育委員会が主催する「子どもサミット」で,中学生たちが自ら最初のテーマに選んだのが「防災対応」ということでした。サミットの委員長さんに理由を尋ねると,「八千代はベッドタウンだから,昼間はお父さんも,下手したらお母さんも八千代にいない。そうなると,僕たち中学生が頑張らないと頼る人がいなくなる。だから自分たちが災害対応をやるんだ。」ということでとても驚きました。市としては,本来は新たな企業誘致などを通じて昼間人口を厚くし,大人が街を守る体制を整えるべく取り組んでいます。しかし,子どもたちが街の構造を理解し,「自分たちがやらなきゃ」と危機感を持って立ち上がってくれたことは,私にとって非常に嬉しい誤算でした。今の子どもたちの志の高さには本当に驚かされました。 ■大学生へのメッセージ 大学時代は,学問をさせられるものから自らやりたいと思ったものを選ぶものへと変わっていく時です。自分がやりたいと思って選んだ道であれば,それは一生の財産になります。自主性を大切にしてくれるのが大学だと思うので自分のやりたいと思ったことを学問に限らず全力で謳歌してほしいと思います。 学生新聞オンライン2025年12月16日取材 東京家政大学2年 篠田陽菜乃 武蔵野大学1年 市川蓮/東京家政大学2年 篠田陽菜乃/法政大学4年 佐伯桜優/東京女子大学2年 浮田梨紗/法政大学4年 島田大輝

学生新聞インターン

株式会社BRISK STAND 代表取締役社長 添田有吾 

考える前に動いた量と経験が、今の経営をつくった 株式会社BRISK STAND 代表取締役社長 添田有吾 (そえだ ゆうご) ■プロフィール幼少期から高校卒業まで野球に打ち込む。明治大学卒業後、高級車販売事業を手がける株式会社インプロブに入社し、ポルシェの正規ディーラーとして約2年半、営業職に従事。その後、2016年に株式会社CureNextを設立し、飲食事業で独立。2019年には地方創生をテーマに、マーケティングに特化したプロモーション会社「株式会社バズくる」を沖縄県那覇市に設立。さらに2023年、ハンバーガーショップを展開する株式会社BRISK STANDを設立し、2026年1月時点で全国24店舗を展開している。 「和食にかぶりつけ!」というキャッチコピーのもと、和食を活かしたハンバーガーを提供しているグルメバーガーショップBRISK STAND。使う食材や調理方法のこだわりが多く、2024年には食べログ百名点にも選出された。現在はお店を全国、世界へ成長させている添田社長が、自身が積み上げた行動量と経験値を語る。 ■BRISK STANDについて 現在経営しているBRISK STANDは、グルメバーガーショップとして全国に店舗を展開しています。本店は兵庫県神戸市にあり、2024年から本格的に店舗展開を始めました。2024年2月には浅草に2号店をオープンし、現在は24店舗まで広がっています。年内には国内50店舗、そして大型商業施設、海外進出も視野に入れています。しかし、ここまで来るまでに、最初から明確な正解や計画があったわけではありません。振り返ってみると、学生時代から積み重ねてきた行動の量と様々な経験の幅が、今の経営につながっていると感じています。経営は現場での経験と判断の連続だと、日々実感しています。 ■とにかく経験を増やすことを優先した学生時代 高校までは野球一筋で、中学時代には全国大会で準優勝という経験もしました。大学に入ってからは、将来は独立したいという思いが強く、できるだけ多くのことを知りたいと考えていました。そこで選んだのが、アルバイトを通じて経験を積むことです。飲食店を中心に、レストラン、コンビニ、トラックの運転手など、30〜40種類の仕事を経験しました。効率だけを考えれば、ひとつの仕事を長く続けるほうが良かったかもしれませんが、私は頭で考えるより、体で覚えるタイプだったので、実際に現場に立ってみないと分からないことが多く、引き出しは多いほうがいいと思っていました。このように、学生時代に意識していたことは、行動量と経験の幅でした。この経験は、社会に出てからの判断スピードや、環境への適応力につながっています。現場で人がどう動き、どこでつまずくのかを知っていることは、経営判断をする上でも大きな武器になっています。就職活動でも考え方は変わりませんでした。周りが20社、30社と受ける中で、私は1社しか受けていません。選んだのはポルシェのディーラーです。身なりや言葉遣い、成功しているお客様との接点、営業力を学べる環境だと感じたからです。説明会には20回以上参加し、約2年半在籍しました。その中でお客様の個性が強い分、対応力や人を見る目が自然と鍛えられました。この経験は、今でもスタッフや取引先と向き合う際の基礎になっています。 ■店舗展開ではスピードと再現性がキーワード 店舗を増やすうえで意識しているのは、勢いだけで拡大しないことです。飲食店は一気に広げることも可能ですが、品質やブランド体験が崩れれば意味がありません。BRISK STANDでは、1店舗ごとの売上構造やオペレーションを丁寧に検証し、再現性が取れた段階で次の出店を判断しています。フランチャイズ展開においても、誰が運営しても同じ価値を届けられるかを最優先にしています。立地によって売り方を変えることも重要です。観光地ではテイクアウト比率が高く、都市部ではデリバリーが強い。そうした違いを前提に、メニュー構成や導線を設計しています。経営とは、数字と現場の両方を見続ける仕事で、常に意識するようにしています。また、「撤退も選択肢に入れる」という考え方も意識しています。飲食店経営では、成功事例ばかりが語られがちですが、実際には合わない立地や想定と違う結果になることもあります。その際に感情で判断せず、数字と将来性を見て冷静に決断することが重要です。 ■価値をお客様にどう届けるかを意識し続ける事業作り 独立した当初から、ハンバーガーをやろうと決めていたわけではありません。父が料理人だった影響もあり飲食への興味はありましたが、まずは飲食店のサポート会社や、沖縄での観光プロモーション事業など、複数の事業を経験しました。BRISK STANDは3社目の事業です。神戸のハンバーガー店を引き継ぐ話をいただき、「この味はなくしたくない」と思ったことが、事業として本格的に取り組むきっかけでした。既存の価値をどう守り、どう広げるか。その視点が今の経営判断にも生きています。商品の特徴は、テイクアウトでも美味しさが続くことです。一般的なハンバーガーはレタスやトマトの水分で時間が経つと味が落ちてしまいますが、うちはフレッシュ野菜を使わないので水分によって味が落ちることもなく、無添加の全粒粉入りバンズ、男爵芋を使ったポテト、肉と塩だけのパティにこだわっています。店舗展開において意識しているのは、「どの店舗でも同じ価値と味を提供すること」です。和・自然・コンクリートというコンセプトを軸に、立地ごとに内装やメニューを調整しながら、ブランド体験を揃えています。現在は国内だけでなく、海外進出にも挑戦しています。 ■大学生へのメッセージ 今は、個人がやりたいことに挑戦しやすい時代だと思います。周りの目や世間の評価を気にしすぎる必要はありません。成功するかどうかを考える前に、まず行動してみてください。私自身、学生時代の選択がすぐに正解だったとは思っていません。ただ、動いた分だけ経験が増え、その積み重ねが今の自分をつくっています。遠回りに見える経験も、後から必ず意味を持ちます。学生のうちにしかできない挑戦を、ぜひ大切にしてほしいです。 学生新聞オンライン2025年10月6日取材 京都芸術大学1年 猪本玲菜 京都芸術大学1年 猪本玲菜

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ユーソナー株式会社 代表取締役社長 長竹克仁

「どこにもない会社」であり続けるために成長する 「法人データの専門商社」 ユーソナー株式会社 代表取締役社長 長竹 克仁(ながたけ かつひと) ■プロフィール2000年にユーソナーへ新卒入社し、営業部で企画・提案業務に従事。 営業本部マネージャー、企画グループ執行役員を経て、2019年2月に代表取締役社長に就任。SaaS型ビジネスへの転換を推進し、ARR(年間経常収益)50億円超を達成。2025年10月の東証グロース市場への新規上場を実現。 国内最大級データベースで企業のマーケティング支援を行うユーソナー株式会社。その代表取締役社長である長竹克仁氏は、人生において大切にしていることが二つあると言います。一つは、「本気でやること」。もう一つは、「聞く耳を持つこと」。学生時代に培ったこの考え方が、今のリーダーシップにどう活かされているのか。彼の原点に迫ります。 ■専攻した文献史料学とデータベースマーケティング、その類似性に驚き 私は学生時代、家庭教師と本屋でアルバイトをしていました。数学が得意だったこともあり、受験生に勉強を教える家庭教師の仕事はやりがいがありました。また、本を読むことが好きだった私は本屋で働くと多くの本を知ることが出来、毎日のように新しい本との出会いを楽しんでいました。小さい頃から旅館業を営む家庭で育ったこともあり、将来的には家業を継ぐ可能性も考えていましたが、その前に社会での経験が必要だと感じ、就職活動を始めました。私は学芸員の資格を持っており、大学では文献史料学を専攻していました。古い文献から仮説を立て、論理を構築する研究は非常に興味深いものでしたが、社会に出て、他の分野でも役立てられないかを考えるようになりました。そんな中で、当時のランドスケイプ(現ユーソナー)からDMが届き、何気ない興味から応募して面接に向かいました。面接は形式ばった質疑はなく、1時間ほど雑談に近い雰囲気で進み、「こんなに面白い会社があるのか」と強く惹かれ、入社を決意しました。その理由の一つは、自分が大学で学んできた文献史料学と、この会社が行っているマーケティングの本質が驚くほど似ていたことです。文献から仮説を立てることと、データから仮説を導き出すことは、思考の構造が共通している様に思いました。私はこの会社でなら、自分の力を発揮できるかもしれないと感じ、入社を決意しました。入社してからは一貫してセールスを担当してきました。本来、口べたで、苦手な分野でしたが、行動量を増やし、検証できる経験といった情報を集め、仮説を作り、業務にあたりました。その結果、少しずつ成果が出始め、営業分野が楽しく感じられる様になりました。しかし、順調に成果を上げながらも営業現場全体に課題も感じていました。そうした課題を解決する糸口になると強く感じたのが、現在展開している企業情報データベースであるLBCでした。 ■ユーソナーの強み ー丁寧なメンテナンスで日本最大のデータ提供会社に ユーソナーは、企業が持つ顧客データベースを、きちんと利活用できるよう環境を整えて差し上げる会社です。全国の法人に関するデータを持っているので、当社に任せてもらえれば、データの質や鮮度を保ち、活用しやすくできるんです。ユーソナーのデータベースは、30年以上かけて蓄積された膨大な企業データが使われています。日本中の企業を調査し、情報を集め、丁寧にメンテナンスしてきたそのデータには、定量情報だけでなく、企業の背景や特徴を示す情報まで付与されています。こうした情報は、一朝一夕に作れるものではなく、極めて高い参入障壁となっています。データベースを持っているからこその強みは多々あります。たとえば、自社サイトを訪れた企業がわかるため、興味を持つ可能性が高い相手に対して、営業側が適切なタイミングでアプローチできます。また、AIを搭載しているので、自社の顧客データをもとに最適な営業リストを自動的に作成できます。リスト作成のようなプレセールス部分にユーソナーを活用することで、営業担当者は、必要なコア業務に集中できるようになります。また営業活動をする上では、ターゲット母数が少ないと偏りが生じやすく、恣意的な判断に引っ張られてしまうリスクがあります。私たちは日本のほぼすべての企業データを保有しているため、より広い視点から正しい判断材料を提供できます。この点こそユーソナーが持つ価値だと感じています。会社としての魅力を高めるために、自社環境の向上にも力を入れています。ユーソナーは「どこにもない会社」であり続けることを大切にしています。常に新しい目標を掲げ、創意工夫をしながら成長する姿勢は、社風やオフィス空間にも表れています。働く側にとってもお客様にとっても、魅力的で刺激的な環境が整っているのです。そして2025年10月、私たちは東証グロース市場への新規上場を実現しました。上場はゴールではなく、新たな成長のスタートです。今後はさらなる事業拡大を目指し、多くの挑戦が待っています。今入社する皆さんは、会社の成長を最前線で体感し、自らその一翼を担える絶好のタイミングにいます。私たちと一緒に、「どこにもない会社」を創り上げてくれる方を心から求めています。 ■学生の君へ ー本気で取り組もう。聞く耳を持とう。 学生の皆さんに伝えたいことが2つあります。一つ目は、何事も本気で取り組むことです。取り組んだ内容の良し悪しではなく、どれだけ本気になれたかで、得られる経験値の質が決まります。本気でやった経験こそが、自分の言葉となり、人生の財産になります。二つ目は、聞く耳を持つことです。多様な価値観を受け入れる姿勢は、自分の成長を大きく広げてくれます。他者の意見に耳を傾けることで、新しい気づきや視点が生まれます。この二つを大切にしながら、自分の未来を自分の力で切り開いてほしい。それが、私が学生の皆さんに心から伝えたいメッセージです。 学生新聞オンライン2025年11月25日取材 武蔵野大学1年 市川蓮 武蔵野大学1年 市川蓮/青山学院大学2年 米田麗美/京都芸術大学1年 猪本玲菜

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京浜急行電鉄株式会社 取締役社長 川俣幸宏

移動とまちづくりの融合で、沿線の変化をとらえ新しい価値を共創する 京浜急行電鉄株式会社 取締役社長 川俣 幸宏(かわまた ゆきひろ) ■プロフィール1964年生まれ。栃木県出身。横浜市立大学商学部卒業。1986年入社。2013年に株式会社ホテルグランパシフィック専務取締役に就任するなど、ホテル事業に長く携わる。グループ戦略室長、取締役常務執行役員などを歴任し、2022年4月に京浜急行電鉄株式会社取締役社長に就任。 品川から三浦半島まで、多様な顔を持つ沿線を舞台に「移動」と「まち創造」両輪のプラットフォームのスパイラルアップで価値を創造する京急電鉄。ホテル事業などの多彩なキャリアを経てトップに立った川俣社長に、太陽を求めた大学時代の経験から、変化する社会で求められる人間力と、目指す共創の未来について伺った。 ■太陽の下でのスポーツと、現像室での試行錯誤 大学時代を振り返ると、勉強よりも部活動に力を入れ、軟式野球部と写真部を掛け持ちしていました。高校まで続けていた剣道部から一転、大学では「日の光の下で外のスポーツを」と決めていました。一方、写真部に入ったのは、表現することへの憧れがあったからです。限られたフィルムの中で一瞬を切り取る緊張感にのめり込みました。アート思考や美意識を、無意識のうちに学んでいたのかもしれません。また、生活にも遊びにもお金が必要でしたからとにかくアルバイトをしていました。頭よりも体を使って昼夜問わず働いていました。学業で唯一真面目に取り組んだのは、経営戦略論のゼミですね。イゴール・アンゾフなどの企業戦略を学び、40年経った今、当時の理論が現在の経営に通じると気づき、基礎の大切さを噛み締めています。 ■文系でも「まちづくり」「ものづくり」ができる感動 就職活動では、最初から鉄道会社を目指していたわけではありませんでした。商社志望でしたが、活動終盤に地元の京急を訪問したのが転機でした。そこで、鉄道会社が電車を走らせているだけでなく、まちづくりを行っていると知りました。メーカーや技術職でなくても、文系の人間がまちづくりやものづくりに関われる。多様な事業を行う鉄道会社だからこそ、自分の思いを描くことができるのではないかと思い、この世界に飛び込もうと決めました。入社後は、実は鉄道事業でなくホテルや管理部門でのキャリアが長いんです。来年で入社40年になりますが、サラリーマン生活の半分以上はホテル関係の仕事をしていました。 ■顧客と向き合い続けたホテルマン時代 私のキャリアの中で現在の経営判断に最も大きな影響を与えているのは、やはり長く携わったホテル事業での経験です。ホテルは、ホスピタリティそのものを商品として提供するビジネスです。「お客様は誰なのか」「その方は何を求めているのか」「我々は何を提供できるのか」。この三つを常に考え続けなければ、商売として成り立ちません。ブライダルや宴会の企画などを行うなかで、失敗してお叱りを受けることもありましたが、自分の企画でお客様が喜んでくださる経験は代えがたいものでした。鉄道事業においても、顧客視点という考え方は全く同じです。ご利用いただくお客様の潜在的なニーズを掘り起こし、京急ならではの価値をどう提供するか。市場の変化に敏感になり、お客様に向き合い続ける姿勢は、ホテル時代に培った私の原点です。元々「社長になりたい」という野心はありませんでした。縛られず、自由が好きな性分でして。でも若い頃から目の前の仕事を面白がり、やりがいを見つけることだけは意識してきました。京急は懐が深くて、私のように少し自由な人間でも、やろうと思ったことを任せてくれる風土がある。それに救われたキャリアだったと思います。 ■「移動」×「まちづくり」で生み出す価値 私たちの経営戦略は、「移動プラットフォーム」と「まち創造プラットフォーム」の二つを掛け合わせ、相互に価値を提供し合うことです。魅力的なまちがあれば人は移動しますし、移動が便利になればまちは活性化します。そして、京急の事業エリアは、都心の品川から、玄関口の羽田空港、エンタメと産業の川崎、ビジネス拠点横浜、そして豊かな自然をもつリゾート三浦半島まで、非常に多様な顔を持っています。最近ではその沿線の特色も変化してきており、川崎の次世代エネルギー拠点や、横浜でのイノベーション地区形成、三浦半島では高級リゾート開発も進んでいます。まちづくりは、私たちだけではできません。そこで重要になるのが「共創」です。私たちは場を提供し、そこに優れたコンテンツを持つ専業の事業者さんや地域の方々に参画していただく。共創しながら、「これも京急!?」と喜ばれる新しい価値を沿線の方々に届け、沿線全体の価値を上げていくのです。具体例としては、「newcal(ニューカル)」というエリアマネジメント活動を展開しています。地域ごとの特性に合わせたコミュニティを形成し、駅を単なる通過点ではなく、地域の玄関口として、人々が集い、新しい何かが生まれる場にしていきたい。ハード面だけでなく、ソフト面のコミュニティ形成を通じた沿線全体の豊かさ実現が、私たちの目指す未来です。 ■大学生へのメッセージ これから社会に出る皆さんには、「自分を知る経験」をしてほしいです。現代は情報が溢れ、AIがサポートしてくれる便利な時代です。失敗を恐れ、傷つかないようにと、守られすぎているかもしれません。しかし、社会に出れば、自分の力ではどうにもならない局面に必ず遭遇します。だからこそ、学生のうちにあえて困難な道を選んだり、厳しい環境に身を置いたりして、自分の限界を知る経験をしてほしいのです。自分がどこまで耐えられるのかを知ることは自分を守る術になります。そして、自分の弱さを知るからこそ、仲間と協力する大切さが分かります。変化のスピードが加速するこれからの時代を生き抜くために必要なのは、変化を敏感に感じ取る感性と、失敗を恐れずにトライする精神、そして基礎的な「人間としての体力」です。仲間と共に変化を楽しみながら、新しい価値を創造していってください。私たち京急も、そんな志を持った方と一緒に働けることを楽しみにしています。 学生新聞オンライン2025年12月1日取材 慶應義塾大学3年 山本唯那 慶應義塾大学3年 山本唯那/東京女子大学 2年 浮田梨紗

イベント・企業紹介

ミュージカル『ISSA in Paris』 言葉が時代を越える!新作ミュージカルの...

この度、2026 年1月10日(土)~30日(金)東京・日生劇場、2月7日(土)~15日(日)大阪・梅田芸術劇場メインホール、2月21日(土)~25日(水)愛知・御園座にて、ミュージカル『ISSA in Paris』を上演いたします。世界中で「HAIKU」として知られている日本の文学の文化の一つ、「俳句」。本作は現代と過去を交錯させながら、小林一茶の知られざる10年を大胆に描くオリジナルミュージカルです。本作の原案・作詞・作曲を担当するミュージカル界の巨匠モーリー・イェストンさん。小林一茶の愛しいわが子を失った一切の深い悲しみ、諦めきれぬ思いを、最小限の言葉で最も深く表現している「露の世は露の世ながらさりながら」 という俳句に感銘を受け、『ISSA in Paris』 の創作を始めました。脚本・訳詞にはディズニー映画「アナと雪の女王」「塔の上のラプンツェル」の訳詞をした高橋知伽江さんが務めます。そして、演出には同じモーリー・イェストンさんの作品でもあるミュージカル『ナイン』にて第28回読売演劇大賞最優秀演出家賞と第42回松尾芸能賞優秀賞演劇部門を受賞し、モーリーからの信頼も厚い藤田俊太郎さんがこの最新作を託されます。出演者には、正体を隠して「ISSA」として活動するシンガーソングライターの主人公・海人(かいと)役を海宝直人さん、日本を代表する俳人で、歴史が語らない「空白の10年」を持つ若き日の小林一茶を岡宮来夢さん、海人が旅先のパリで出会い、一茶の謎を一緒に探すルイーズを潤花さん、一茶がパリで出会い、密かに革命運動にも身を投じているテレーズを豊原江理佳さんが演じます。交わるはずのなかった違う時代を生きる日本人二人が異国の地・パリでどう出会いそれぞれの人生をどのように変えていくのか・・・。世界初演ミュージカルにぜひご期待ください。今回は開幕に先駆けて2026年1月9日に行われた初日前囲み会見と公開ゲネプロを取材させていただきました。 ■一瞬にして時代が変わる魔法の舞台へ 〜初日前囲み会見〜 海宝直人:海人というキャラクターは『TALK TALK TOKYO』という曲が評判になって以降、心の中の根底に母との軋轢が横たわっていて曲が書けずに苦しんでいます。海人の母は長年小林一茶の研究をしていて、その原稿を海人に読んでほしいと思っていました。ある日、その母がパリで亡くなったという訃報が突然舞い込んできて。そこから母が何をその原稿に残し、何を海人に託そうとしたのかを読み解いていきながら自分もパリに行きます。そこで出会いもありながら様々なことを見つけ、発見し、母の書いた一茶の旅路を共に見ていきながら変化していく。そんなキャラクターです。 岡宮来夢:小林一茶には史実にはない空白の10年間がございます。その中で鎖国中の日本にいる一茶がパリに行っていたのではないかという世界初の設定のもと、生きさせていただいております。今、海宝さんが仰っていたように「海人のお母さんが書いた原稿の中の小林一茶」ということで、”お母様の思いも乗った一茶”という解釈のもと、海人にとってどのような一茶でありたいかということも意識しながら稽古を進めてまいりました。早くお見せしたいなと、楽しみな気持ちでいっぱいです。よろしくお願いします。 潤花:ルイーズは副業がガイドで、本業が振付家でありながら自分でもダンサーをする日系人の女性です。ガイドのお仕事中に海人の母との出会いがあり、彼女自身もこの出会いから人生が変化していきます。その後、海人を始めとするいろいろな出会いとともに時間を積み上げていきます。劇場入りをして、稽古のときとは違う、また新たなものが見えているなと私も感じております。頑張りますのでよろしくお願いします。 豊原江理佳:私はフランス・パリで女優として活動している傍ら、その裏で革命に身を投じるという役を演じさせていただいております。一茶の空白の10年の間に、パリに来たときに一茶と出会い、お互いに影響し合うというお話になっています。私の役が一茶にどういう影響を与えることができるのか。そして、その二人の物語が海人にどういう結末を渡すことができるのかというところが、見どころの一つになっているのかなと思います。場当たりのときに客席から自分が出てないシーンを見ていて、江戸時代の人たちと現代の人たちが交差したり、一緒に存在していたことが印象的でした。今の時代の人にこの作品を見ていただいて「私たちにとっての幸せ、居場所って何なんだろう」と考えてもらえるような作品になっているんじゃないかなと思っています。お客様にどういうふうに届くのか、お届けできるのか、ドキドキしているのですがとても楽しみです。よろしくお願いします。 藤田俊太郎:2ヶ月にわたるリハーサル、そして舞台稽古を重ねてきて、いよいよ本番を迎えます。新作ということもあり、このリハーサル期間というのは一瞬一瞬が驚きと発見と、成長に溢れている、そのような日々を過ごしてきました。僕にとっては、本当に大好きなカンパニーの皆さんです。プランナー、スタッフ、そしてキャストの皆さん、オーケストラの皆さん、この愛おしいカンパニーと一丸となって、新作ミュージカル『ISSA in Paris』を創り上げました。この作品は劇場で一つの言葉を通して、喜びやモノを創る、その真実に出会う物語だと思います。海人のお母さんが書いた物語の中に、海人が入っていくという仕掛けになっておりますので、本来であれば出会わない価値観や出会えない時代に次々に出会っていって、海人に色々な方が影響を与えます。キャストの皆さんの衣裳を見ていただくとわかる通り、色々な時代の色々な場所の人たちがおります。そこに共通しているのは、抗ったり、戦ったり、格差の中で生きようと必死になっている人たちの姿、民衆の姿です。海人が各々の時代の中で懸命に生きようとする人々の姿を見て、そして一茶が見たときに、どのような価値観に出会えるのかということが大きな主題です。そして、スタッフ総力戦で一瞬にして「魔法のように」と言っていいと思うのですが、時代や場所や設定や感情を一気に変えるという仕掛けを全編通して織り交ぜながら、”僕らしさ”を活かしながらラストシーンをみんなと一緒に創ってきました。お客様には、お一人お一人にとっての一つの言葉、大事な言葉を思い出していただきながら、思わず口ずさみたくなるような楽しい歌・素晴らしい音楽をぜひこの劇場から持ち帰っていただけたらと思っております。 Q.藤田さんの魔法の中に入って、いつもの稽古と違うように感じたことを教えてください。 岡宮:僕らも「新作」ということで手探りでみんなで創っていったので、藤田さんは、稽古中に僕だけではなくみんなからの色々な意見を聞いてくださいました。舞台稽古を進めていって、昨日ラストシーンを通したときに、あまりにも美しすぎて「本当に藤田さんで良かった」と思いました。藤田さんらしさが光ってると思います。 Q.この作品ならではの見どころはありますか? 海宝:そもそも構成自体にオリジナリティがあるなと思っています。多くのミュージカルでは主な人物が物語の中で色々な出会いや経験を通して変化していくと思うのですが、基本的に海人は最初は傍観者です。”母が残した原稿の中の一茶”が生きる旅路を見ながら、この革命にだんだん身を投じていきそうになっていき、その中でその仲間たちと出会っていくというスタイルは中々珍しいと思うんです。普通の人では出てこないアイデアが散りばめられているので、お客様にとっても新鮮な新しい出会いとして、この作品を楽しんでいただけるんじゃないかなと思います。 Q.この新作に関わったことで「得ることができた」と思えることはありますか? 海宝:新作を創っていくことはとても大変な作業でもありながら、カンパニーの団結力がとても強まったなということを感じます。藤田さんの導きのもとで、キャストだけではなく、クリエイターチームの皆さん、スタッフの皆さん全員で、この世界をどのように実際に形にして、どのように魅力的に創っていくのかということをみんなで考えました。日本の稽古環境は決して潤沢な時間があるわけではありません。でも、できる限りみんなで色々なアイデアを出し合いながら、藤田さんのビジョンを実現していくという作業をしてきたので、みんなの絆には心が熱くなりますし、この時間はありがたい時間だったなと改めて思ってます。 岡宮:世界初演のこの作品に携わらせていただくという経験が初めてだったので、「どうやって創っていくんだろう?」というところから始まり、みんなで話し合いを繰り返しました。自分たちが「これだ!」と思えるものに到達できたときの喜びや、カンパニーとしての一体感みたいなものが存分に舞台上に乗っているなというのが今の率直な思いです。得たものとしては、本当に最高の仲間たちです! 潤花:私もこの作品で皆さんと過ごした時間は一生忘れられないんだろうなと思う時間になっています。「オリジナル」のため、自由でありながら自由の難しさをものすごく痛感しました。このカンパニーの皆さんとお稽古してきて、今日までの時間は本当に皆さんと心で会話して、この作品のために一つの方向に一緒に向けているなと私も肌で感じました。きっと開幕からの日々も忘れられない日々になるんじゃないかなと思ってます。 豊原:今まで参加させていただいた作品はある程度形があり、台本が出来上がっていたので、その中で自分らしさを入れていったり、自分の中の正解を見つけていくという創り方をしていました。今回はまっさらなところから始めて、皆さんと毎日たくさん会話をして、コミュニケーションをとって、最後まで試行錯誤しながら創りました。全てのキャラクターにその俳優さんらしさが詰まっているところが私は魅力だなと思ってます。みんなで汗かきながら作った作品なので、宝物になるのかなと思います。 Q.可能だったらで良いのですが…今の思いを俳句でお願いします! 海宝:もう初日 ワクワクドキドキ 楽しみだ! 岡宮:来たぞこれ 楽しみいっぱい 頑張るぞ…カットでお願いします笑 撮影:岡千里  時代と心が交差する場所、パリへの旅v 〜学生の観劇レポート〜 高校生のときに、藤田俊太郎さんが海外の戯曲を演出した作品を観て受けた衝撃が長い間心に残っており、今回の新作ミュージカル『ISSA in Paris』の発表を知ったときからとても楽しみにしていました。物語を通して藤田さんがどんなことを考え、何を大切にしているのかということを感じることができたミュージカルです。私はこの作品を観劇するまで、日本語が翻訳されて海外に渡ると良さが薄れてしまうのではないかと思っていました。しかし、この作品に登場しているキャラクターが舞台上で生きている姿を見て、日本語が違った文化を持っている場所や時代の中でも、その美しさや響きを保ったまま伝わるのだと思うことができました。そしてキャストの皆さんの仰っていた”魔法”という言葉の通り、一瞬で時代や場所が切り替わり、「こうやって時代が変わるのか!」と驚かされました。役者の方々のお芝居も素晴らしく、感情の動きが心に伝わってきて思わず目が潤む場面もありました。この作品を通して私は改めて日本や日本語が好きだという気持ちが強くなりました。世界に触れながら、自分のいる場所や使っている言葉の大切さを考えさせてくれる、素敵なミュージカルでした。 【ミュージカル『ISSA in Paris』公演概要】 ■公演日程: 1 月 10 日(土)~30 日(金)東京・日生劇場 2 月 7 日(土)~15 日(日)大阪・梅田芸術劇場メインホール 2 月 21 日(土)~25 日(水)愛知・御園座 ■公演 HP:https://www.umegei.com/issa2026/ ■企画・制作:梅田芸術劇場 <キャスト>海人(ISSA):海宝直人小林一茶:岡宮来夢ルイーズ:潤 花テレーズ:豊原江理佳中河内雅貴・染谷洸太[Wキャスト]彩吹真央・藤咲みどり[Wキャスト]内田未来阿部...

大学理事長・大使館

駐日フィンランド大使館 報道・文化担当参事官 レーッタ・プロンタカネン

■フィンランド共和国フィンランドはバルト海に面した国で森と湖に囲まれた北欧諸国の一つ。首都はヘルシンキ。面積は33.8万平方キロメートルと日本よりやや小さい。人口は約560万人。公用語はフィンランド語とスウェーデン語。通貨はユーロ。「世界幸福度ランキング」で2018年から8年連続1位。2024年よりアレクサンデル・ストゥブが大統領を務める。 ■駐日フィンランド大使館 報道・文化担当参事官 レーッタ・プロンタカネン Profile: フィンランドのハメーンリンナ生まれ。英国のケント大学で政治と国際関係の学士号を、キングスカレッジで戦争研究の修士号を取得。長年、危機管理や平和構築の報道や広報に携わる。2020年10月から2025年8月まで日本に駐在。 ※肩書は取材当時 ▼仕事を始めたきっかけは 私が現在の仕事を始めたきっかけは、昔から外国に強い興味があり、そこで暮らす人々にも深い関心があったからです。外交という仕事には、外国の人々に興味を持ち、世界に関心を持つことが不可欠です。外交官は外の世界に対して無関心でいられる職業ではないからです。そのような意識の中で、私はイギリスの大学に進学しました。そこで北欧協会の副会長として、さまざまな企画や調整に携わったことも、外交官としての私の基盤を築く上で役立っています。イギリスでの勉学や勤務に加え、アルバニア、ボスニア、ウクライナ、ジョージア、ベルギー、セルビアなど、多くの国々で生活し、働いた経験も、私の外交官としてのキャリアを支える土台となっています。 ▼フィンランドの魅力とは フィンランドの魅力は多岐にわたりますが、私が特に誇りに思うのはジェンダー平等です。外務省での大使の男女比はほぼ半々で、国会議員の約半数が女性です。これは長い時間をかけて築いてきた成果であり、性差別を禁じる強力な法律もあり、平等な社会が制度として根付いています。また、教育と福祉の充実もフィンランドの強みです。プレスクール(就業前教育)から大学までの教育が無償で、義務教育は18歳まで続きます。若者が自分らしくいられる環境を整えているのです。これらの制度は、税金を教育・福祉に重点的に投じる国家の意思の表れです。こうした安心感がフィンランドは「世界一幸せな国」と呼ばれる理由だと感じています。 ▼自国の文化について フィンランドの食文化は自然の恵みを大切にしています。湖が多いため魚料理が豊富で、森のベリーやオーツ麦を使った食事も多く、サーモンスープは代表的な家庭料理です。そして、やはり欠かせないのがサウナです。人口約560万人に対して約300万ものサウナがあり、国民全員が同時に入れるほどの数です。サウナは体を清めるための生活の一部であり、心身を癒す空間としても定着しています。水辺のコテージでサウナに入り、海や湖に飛び込むのはフィンランドならではの贅沢な習慣です。日本の温泉や銭湯文化と似ている部分も多く、日本でサウナが人気なのも納得しています。また、フィンランドデザインも国際的に評価されています。ミニマリズムを好む文化は日本と共通しており、イッタラやマリメッコといったブランドも日本で人気です。大使館の空間もフィンランド外務省のデザイン担当者がコーディネートしており、「小さなフィンランド」を体験できます。 ▼日本の学生に伝えたいこと 外国語を学ぶことで新たな世界が広がります。そして、世界に飛び出すことで、人生はより豊かになります。留学や海外経験は、自分自身を成長させる最高の機会です。ぜひ、その一歩を踏み出してください。 学生新聞オンライン2025年7月4日取材 情報経営イノベーション専門職大学1年 襟川歩希 ■参事官おススメのとっておき情報!! フィンランドは若者にとっても魅力的な旅行先です。治安が良く自然が豊かで、アート展などユニークな文化体験が楽しめます。個人的におススメなのが、ヘルシンキの音楽フェス「Flow Festival」とタンペレのムーミン美術館、そして現地の日常を味わえる公衆サウナ。活気溢れるヘルシンキのカッリオ地区は、トレンディなショップやバーで賑わっています。きっと気に入るはず! 国際基督教大学3年 若生真衣/津田塾大学3年 石松果林/情報経営イノベーション専門職大学1年 襟川歩希

コラム

テリー伊藤 コラムVol.71 サンタクロースになって思う事

昨年の暮れ、サンタクロースの衣装を着て施設を訪問した。TBSラジオ収録では小柳ルミ子さんと一緒に、翌週は私が講義をしている東京国際大学の学生20名と一緒に、養護老人ホーム3ヶ所と子供障害者施設2か所を2日間に分けてお邪魔した。 学生を誘ったきっかけは、授業中「サンタクロースになって施設に話をしに行きませんか」と提案したことだった。本当は私自身が今年も行きたかったのだが、普段高齢者や子供障害者と接する機会の無い学生たちにぜひ参加して欲しかったのだ。多くの学生が賛同し参加してくれて、短い時間の訪問ではあったがとても良い時間となった。 久しぶりに若者たちと接する高齢者の笑顔と、耳が遠いせいか、ロビー全体を包み込むような大きな明るい声が響いた。授業中はおとなしい学生たちが中腰になり、手をつないで一生懸命話をしている光景は嬉しすぎた。 子供との触れ合いでは、好きな戦隊ヒーローの話をしたり、魚の知識を得意げに説明したりとまるでさかなクンみたいな学生の姿もあった。子供たちはたどたどしい口調ながら、目をキラキラ輝かせていて、楽しい思い出になってくれたらと願った。後日施設の責任者からお手紙が届いた。「皆さんが帰った後も子供たちはみんな喜んでいました。子供は褒められると勇気が湧くんです。」と。元気を貰ったのはこちらの方なのに。 余韻が冷めない内に第2弾をやりたい。1年先のクリスマスシーズンなんて待っていられない。4月になったら、小田原で “ポニーテイル牧場” を経営している渋谷さんに無理を言って、ポニー写生大会を開催したいと思っている。子供たちだけではなく、高齢者施設にもお邪魔する予定だ。 不思議なものです、若い頃はこんな事を考えもしなかったのに。最近は日々どうすれば皆に喜んでもらえるか、笑顔になってもらえるかが頭の中を巡っている。子供障害者の就職問題などさまざまな課題も見えてくる。先日訪問した子供たちから、お礼にと何枚か絵をいただいた。早速額装したのだが、それが何とも言えない味わいのある絵で、見ていると元気が湧いて来る。何を持って「才能」というのかは分からないが、この絵で私の心を温かくしてくれるのは間違いない。いつか子供たちの絵画展も開きたい。そこで作品が売れればなお嬉しい。お小遣いにもなるし生きる自信にも繋がる。 そうなんです、今年の目標のひとつは『子供たちと一緒に目標を作って動き出す』これでいきます。意思疎通が上手く出来ない子もいますが、持ち味を引き出したい。目標その2は『自分も大切にしつつ、人のために生きる』カッコよすぎの言葉だけれど、私もそんな歳になりました。勿論ドジャースを応援する気持は変わりませんよ! テリー伊藤(演出家) 1949年、東京築地出身。早稲田実業中等部、高等部を経て日本大学経済学部を卒業。2023年3月、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了。テレビ番組制作会社IVSテレビに入社し、「天才たけしの元気が出るテレビ」「ねるとん紅鯨団」などのバラエティ番組を手がける。その後独立し、テレビ東京「浅草橋ヤング洋品店」など数々のテレビ番組の企画・総合演出を手掛ける。著書「お笑い北朝鮮」がベストセラーとなり、その後、テリー伊藤としてメディアに多数出演。演出業のほか、プロデューサー、タレント、コメンテーターとしてマルチに活躍している。YouTubeチャンネル「テリー伊藤のお笑いバックドロップ」LALALA USAでコラム連載中https://lalalausa.com/archives/category/column/terry

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舞台『LIFE-海の家の物語-』 〜生演奏で描く、キマグレンの原点〜

2026年1月10日から赤坂RED/THEATERにて舞台『LIFE-海の家の物語-』が開幕しました。2024年再結成したキマグレンの誕生までのストーリーをベースに、昨年結成20周年を迎えたキマグレンによる生演奏・歌唱を交えながら贈る音楽劇。本作は、ISEKIさんとクレイ勇輝さんがこれまでにどのようなことを感じ、経験してきたことがどのように今のキマグレンに繋がっているのかを、実体験をもとにしたオリジナルストーリーを舞台化。クレイ勇輝役には人気、実力共にその基盤を固めている広井雄士さん、ISEKI役にはキマグレンの事務所の後輩でボーイズグループ・BOYS AND MEN メンバーである吉原雅斗さんが演じます。さらに、上野凌大、絃ユリナ、黒木文貴、三上竜平など様々なシーンで活躍するキャストが名を連ねます。脚本を手がけるのは、自らが主宰する演劇ユニットや、TVアニメなど幅広い分野で活躍する劇作家・鈴木智晴さん。演出は、劇団を主宰し、人間の持つ矛盾や愚かさをコミカル且つリアルに描き出すことを得意とし、近年では社会派の作品も手がける多様な作品の演出を手掛ける山本タクさんが担当している。今回は1月9日に行われた囲み取材とゲネプロを取材させていただきました。 「自分はここにいる」を叫ぶ 〜囲み取材〜 Q.心境や意気込みを教えてください。 広井雄士:本当に素晴らしいものが出来上がったと座組一同確信しております。キマグレンのおふたりが繋いできた奇跡を、しっかりと届けられたらなと思っています。 吉原雅斗:キマグレンのお二方は大先輩に当たり、憧れのような存在なので、おふたりの人生の追体験できる作品に入らせていただけたことが光栄です。1ファンとして、生歌を一番近いところで聴けるのも贅沢ですし、珍しい作品だと思うので、お客さんの反応がとても楽しみです。 クレイ勇輝:色々な物語があると思いますが、リアルに勝るものはないと思っています。そのリアルなストーリーを、一人でも多くの人に届けて、何かを持ち帰ってもらえたらなと思います。 ISEKI:キマグレンとして去年20周年という節目を迎え、立ったことのないステージに立たせてもらっています。若い力をお借りして、新しいチャレンジを一緒にできることを、嬉しく思っています。 Q.このような舞台をやるに至った経緯を教えてください。 クレイ:メジャーデビューした2008年から十数年経って、「LIFE」という曲がたくさんの人に届いたと感じています。ただ、僕らがどのような経緯でキマグレンになり、どんなストーリーで「LIFE」を生み出したのかを、もっと多くの人に知ってもらいたいと思い、舞台という形で届けることになりました。 Q.実際の経験をもとにしているストーリーとのことですが、台本を見た時どのような印象でしたか? ISEKI:自分たちの経験がまずベースにあって、山本さんの演出力によって、より華やかでドラマチックになっていると感じました。僕らの人生がエンタメとして華やかになっていることに驚きと、ちょっと恥ずかしいなと思う部分もありますが、観てくださる方にも楽しんでいただけるのではないかと思いました。 Q.実際に自分の役を演技されている姿を見てどうでしたか? ISEKI:こんなにかっこ良かったかな、というのが正直なところです(笑)。でも、「こういうことあったな」とか、「若い自分達もいたんだな」と感じられて面白いですし、ありがたいなと思います。 クレイ:ノンフィクションをベースにした映画もあったりする中で、本人を目の前にして演じるハードルは相当高いだろうなと思っていました。稽古場で、僕らが座っている前で演技をしていて、「どういう気持ちでしてるんだろうな」と思いながらも、熱い想いを感じました。 Q.逆に、本人を目の前で演技をする気持ちなどを教えてください。 広井: まさかこんな大スターを目の前に演じさせてもらえるとは思ってなかったので、最初はすごく動揺しました。ただ、お芝居として、1役者としてしっかり台本と向き合って、お二人に見ていただいた時に、シーンごとに頷いていたり、恥ずかしそうに顔を赤らめている姿を見て、「間違ってなかったのかな」と思えました。そこからさらに役が深まっていったというか、役者として成長させていただいたと感じています。 吉原:僕が所属しているBOYS AND MENのグループの先輩で、とてもお世話になっています。アーティストとしてステージに立たせていただいたことはありますが、役者としてとなるとまた全然違う見え方がありました。今まで見てなかった視点でクセを盗もうとしたり、役者目線で考えさせていただく機会をいただいて、今の方が以前より仲良くなれている気がします。ファンだった自分としてはプレッシャーもありますが、それ以上に名誉なことができて嬉しいなという気持ちの方が強いです。 Q.キマグレンのお二人の年月を表現するに当たって工夫した点を教えてください。 吉原:シーンとしてもずっと一緒にいるので、ディスカッションをしたり、ご飯も二人で一緒に行ったりしました。仲の良さや年月が大事だと思い、早めに仲良くなっておこうと、稽古初日にご飯に誘ったんですよ。そしたら断られました笑 広井:ほんとに行けなかったんですよ!後日、僕から誘いました。 吉原:もう二度と誘わない!笑 クレイ:本当はどうだったの? 広井:行きたかったですよ!でも、稽古初日にそういう風に言ってくださって、「なんて良い方なんだ」と思いました。もう二度と誘わないとは言われましたけど、それを含めても優しい方なので僕が勝手に心を開いています。役者としても、本当に頼れる先輩で、どんなパスを投げても、丁寧に返してくださる。舞台上でも会話ができて、すごく信頼しています。 Q.物語の中で生演奏してみてどうでしたか? クレイ:間が大事だなと思いました。セリフから楽曲に入るタイミングや、小節の中で休符があったり、入らなきゃいけないメロディーだったり、ビートがあったりするんですけど、それとはまた違った呼吸を演技の中で感じられたのが新鮮でした。 ISEKI:通常ライブする時は、僕らとお客さんだけですが、今回俳優さんたちも一緒にステージに立っていたり、裏にいていただいたりします。仲間が増えたような、一緒に作っている感覚が、演奏していてすごく心地いいです。 Q.面白いなと思うポイントはありますか。 クレイ:何を見るかはそれぞれですが、今回は何回見ても違う楽しみ方ができる、立体的な作品になっていると思います。 ISEKI:実話がもとになっていて、そこに音楽が合わさることで、より立体的に聴けて、観られる作品になっていると思うので、ぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです。 Q.稽古場の雰囲気を教えてください 吉原:結構、死に物狂いの稽古だったので、正直記憶がないです。毎日、新しいものを出して壊して、また作って。意見を言い合いながら擦り合わせをさせていただいていました。稽古場は暖かい雰囲気でしたが、卓越されたお話が飛び交う場というか…。助けてほしい笑 広井:みんなのアイデアが積み重なって、それを共有して、キマグレンのお二人にも観ていただいて、合わさる。個人的には、令和の時代に、ちょっと前の時代を今回演じさせていただくということで、小道具や服装を身近にしようと、ガラ“ゲー”を持ち歩いていて…。 クレイ:ガラ“ケー”ね!笑 広井:失礼しました!笑さっきも雄士くんが「今何時?」と聞いてきたのですが、気づいたら無意識にガラケーで時間見ようとしてました。そのくらい、自分の中で時代のものが馴染んできている感覚があったので、その時代に戻った気持ちで楽しんでいただけるんじゃないかなと思います。どうですか!? ISEKI:いいねー!昔のクレイくんみたいです。 広井:嬉しいです。ありがとうございます。 Q.公演を楽しみにしていらっしゃる方に、一言お願いします。 クレイ:クリエイティブに関して、精一杯届けられるように頑張ります。今は、言いたいことが言えない世の中だなと思います。何を言っても叩かれる。僕らの「LIFE」の歌詞で、“泣きたくて 笑いたくて ホントの自分ガマンして伝わらなくて” 自分は一体誰のために生きているんだろう。というのは、僕たちの実話から生まれたものです。そういうことを感じて、それでもやっぱり「自分はここにいるんだ」、「生きていくんだ」だから、言いたいことは言っていこうぜ。と気にせずに言っていく。忖度もあるし、気にしなきゃいけない部分もあるけど、それでも自分はここにいるんだと叫びながら生きていこうという想いを込めて作っています。ぜひみなさん観に来てください。よろしくお願いします。 生演奏で体感する、物語の答え 〜学生の観劇レポート〜 演技と音楽の層が二重になって降り注ぎ、歌詞の意味をより深いところまで感じることのできる新しい作品でした。言葉一つ一つがゆっくりと心に染み込んでくるような感覚があります。お互いがお互いを意識しながら、自分と闘い、知らず知らずのうちに比べ合い、高め合っていく姿がとても印象的でした。きっと多くの人が一度は経験したことのある感情なのではないかと思います。だからこそ、自然と自分ごととして受け取ることのできるストーリーだと感じました。生演奏の場面では、キマグレンのお二人が纏う空気感にも決して変わらない長い年月を共にしてきたからこその落ち着きがあり、その存在感が物語により深い奥行きを与えていました。広井雄士さん、吉原雅斗さんとISEKIさん、クレイ勇輝さんの立ち位置が対比として際立ち、緊張感や距離感までもが作品の魅力となっています。夏の空気のように温かく包み込み、そっと背中を押してくれる、そんな作品でした。 <公演概要> 【タイトル】舞台『LIFE-海の家の物語-』 【スタッフ】脚本:鈴木智晴(劇団東京都鈴木区)演出:山本タク(演劇企画ユニット劇団山本屋) 【出演】広井雄士/吉原雅斗(W主演)、キマグレン(特別出演)、上野凌大、あわつまい/冴木柚葉(Wキャスト)、絃ユリナ、真島淳、河村煎平、助川綾美、山口ふみや、黒木文費、三上竜平 【公演日程】2026年1月10日(土)~18日(日)1月10日(土)13:00★/18:00★1月11日(日)13:00☆/18:00☆1月12日(月祝)13:00☆/18:00☆1月13日(火)休演日1月14日(水)19:00★1月15日(木)19:00☆1月16日(金)19:00★1月17日(土)13:00☆/18:00★1月18日(日)13:00☆★・・・あわつまい出演会☆・・・冴木柚葉出演会※受付開始・ロビー開場、客席開場、上演時間は、公演時期が近づきましたら公式サイトにて発表します。 【会場】赤坂 RED/THEATER(〒107-0052 東京都港区赤坂3-10-9 赤坂グランベルホテル B2F)◆東京メトロ丸の内線、銀座線「赤坂見附駅」10番出口より徒歩3分◆東京メトロ千代田線「赤坂駅」1番、2番出口より徒歩6分 【チケット (全席指定・税込)】 特典付:9,900円一般:8,800円※特典:キャストメッセージ付ミニフォトブック※当日券は+500円 公式X:https://x.com/life_beachhouse公演公式サイト:https://life-beachhouse.com/公演に関するお問い合わせ:stage.contact55@gmail.com 制作:style office主催:舞台「LIFE-海の家の物語-」実行委員会...

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舞台『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』 〜重厚な物語の先に描かれる愛〜

2026年1月9日から東京・サンシャイン劇場にて舞台『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』が開幕しました。漫画家・水木しげる生誕100 周年記念作品として 2023 年に劇場公開された映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』。“鬼太郎の誕生”の秘密について、鬼太郎の父と水木との出会い、そして二人が立ち向かう運命を描いた長編アニメーション作品が、舞台作品へと生まれ変わりました。人気シリーズを数多く手がける脚本・毛利亘宏さん(少年社中)、演出・中屋敷法仁さん(柿喰う客)を迎え、キャストには、喜多郎の父役の鈴木拡樹さん、水木役の村井良大さんをはじめ、岡本姫奈さん(乃木坂46)、沢海陽子さん、しゅはまはるみさん、国内美喜子さん、コッセこういちさん、加藤啓さん、中田翔真さん、橋本偉成さん、三上市朗さん、良知真次さんと幅広いキャストが出演します。今回は、開幕に先駆けて2025年1月9日に行われた囲み取材・ゲネプロを取材させていただきました。 笑いと悲鳴と涙が止まらない 〜囲み取材〜 鈴木拡樹:鬼太郎の父役を演じます。鈴木拡樹です。2026年、明けましてめでたい中、こうして舞台を打たせていただきます。僕自身も今年初舞台でございますし、良い舞台をきっかけにこの1年飛躍できるように頑張っていきたいなと思います。この作品が一発目で本当に良かったなという思いをかみしめながら、この公演をやっていきたいと思いますので、最後までどうぞ応援のほどよろしくお願いします。 村井良大:水木役の村井良大です。初日の幕が開くということで、とても嬉しく、興奮しています。しかも初日に配信のある舞台は聞いたことがないので、これはミスができないなという緊張感と、初日の高揚感が入り混じった不思議な状態です。舞台はどんどん進化していくので、配信を見た後に、「生の舞台も観たいな」と思っていただき、劇場に足を運んでいただけたらと思います。この機会を楽しみながら演じたいと思います。よろしくお願いします。 岡本姫奈:龍賀沙代役を演じます。岡本姫奈です。グループを離れて初めて挑戦する舞台が、素晴らしいキャスト、スタッフの皆様と一緒に、舞台に参加させていただけたことが恵まれているなと感じる日々でした。稽古中は、わからないことや、できないことがたくさんありましたが、その度に助けていただいて、すごく成長できた期間になったと思っています。今まで積み重ねてきたものを信じて、今日から千秋楽まで、龍賀沙代ちゃんとして一生懸命生きたいと思います。よろしくお願いします。 中屋敷法仁:本公演の演出を担当しました。中屋敷法仁と申します。劇場でのリハーサル中に、笑いと悲鳴と涙が止まらなくなるという、非常に慌ただしい演出でございました。キャストの皆様クリエイターの皆様、スタッフの皆様のチームワークとエネルギーによって、『鬼太郎誕生日 ゲゲゲの謎』という作品が、劇場空間で健やかに奏でている印象を受けています。1観客として早く見たいなという気持ちでいっぱいです。ぜひこの興奮を皆様と分かち合いたいなと思っています。 Q.役を踏まえて、作品の見どころや注目ポイントを教えてください。 鈴木:人間関係が複雑に描かれている中で、妖怪サイドとして、どう関わっていくのかというところが、やり取りしていて面白いです。皆さんがヒューマンドラマを楽しんでいる中、いきなり異物感というか、スパイスを出せるところが、この役の面白さだと思います。また、妖怪担当として、激しいアクションも見どころの1つです。人物同士が戦ったり、大きな妖怪が出てきたり…迫力をいろいろ形で表現していますので、楽しんでいただけたらなと思っています。 村井:「狂骨ってこんなデカかったのか」と、目の当たりにできるまたとないチャンスなので、ぜひ劇場で体感していただきたいです。出演者として思うのは、水木がとにかくたくさん出て、喋っているので、自分が出ているなという風に思っていたんですけど、アンサンブルの皆さんが一瞬で捌けて一瞬出てきます。早着替えの凄さの謎が、いまだにわからなくて。謎が残っているのですが、人力の凄さも劇場で楽しんでいただければと思っています。 岡本:龍賀沙代ちゃんは、すごく静かなシーンでも大きな感情が動いていたり、水木さんに対する気持ちだったり、そういった部分を沙代目線で見ていただけると、楽しんでいただけるのではないかなと思います。この作品は本当に重みのある物語なので、その重みも皆さんに感じ取っていただいて、心に残る作品になったら嬉しいです。 中屋敷:原作の映画は、憎しみや悲しみのようなものが伝わってくる作品だと、僕は思っています。ただ、今回の舞台版の見どころは、脚本を担当された毛利亘宏さんの演劇愛・人間愛が非常に溢れるシナリオによって、憎しみや悲しみに塗れたこの作品が、劇場空間では喜びや慈しみ愛しみといった、幸せなメッセージを内包したものに変わっています。お正月からこの作品見て良いのかなと迷われている方もいらっしゃると思いますが、ぴったりの作品だと思います。怖い作品というより、愛しい作品だなと思って演出していました。 Q.稽古の日々振り返って、どんな作品になりそうでしょうか。 村井:中屋敷さんがおっしゃった通り、「愛」というものがテーマとしてあるのだなと改めて感じています。舞台の中では、血まみれのアクションで、新年早々血だらけみたいな話なんですよ。怖い作品かなと思っていたら、観終わった後に「あれって、もしかして〇〇の愛の話だったんじゃない?」と感じられる作品になっています。ぜひ家族とか大切な人と一緒に見ていただけたら嬉しいです。 鈴木:愛であったり、裏テーマがいろんなところに散りばめられていると思います。まずはシンプルに、皆さんご存知の鬼太郎作品の原点であるこのエピソードを見ていただいて、どう感じたか。その後に深く考察をしてみると、いろんな部分が見えてくる楽しさを持ってる作品なのかなと思います。一度見終わった後に、「もっとこの作品深く知りたいな」と思ったら、いろんな考察をして SNSなどで盛り上がっていただけたら嬉しいです。 Q.この公演を楽しみにしている方々に一言お願いします。 鈴木:本当にたくさんの方に見ていただきたい作品です。我々一同、千秋楽まで一生懸命駆け抜けたいと思っています。時が、そして血が、彼らを出合わせた。鬼太郎の2人の父親の物語を、どうぞ見届けてください。よろしくお願いします。 肉体が火花を散らす空間 〜学生の観劇レポート〜 映画を観て、映画で描かれた世界が舞台という空間でどのように表現されるのか、ワクワクしていました。実際観劇すると、静と動のコントラストや、場面転換の照明やセットなどによって生まれる立体的な演出に圧倒され、まるで登場人物が目の前で息づいているかのように感じられました。さらに、肉体を生かした動きや、迫力のある表現にも心を奪われました。激しいアクションが行われている中に、登場人物同士の心で繋がる愛の温もりが伝わってきます。その一方で、役者さんの表情や所作には思わず目を逸らしたくなるほどの生々しさもあり、物語の重みを際立たせていた。観終えた後に心が暖かくなる感覚は、想像をはるかに超えており、舞台ならではの力を感じました。 <公演概要> 【タイトル】 舞台「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」【原作】 水木しげる【原案】 映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』【スタッフ】脚本:毛利亘宏(少年社中)演出:中屋敷法仁(柿喰う客)音楽:川井憲次【出演】鈴木拡樹、村井良大岡本姫奈(乃木坂 46)、沢海陽子、しゅはまはるみ、岡内美喜子コッセこういち、加藤啓、中田翔真、橋本偉成三上市朗、良知真次沖育美、齋藤明里、佐々木穂高、田中廉、中嶋海央、藤本裕真、細川晃弘、光永ヒロト声の出演:白鳥哲 【東京公演】2026 年1 月9 日(金)~1 月25 日(日)サンシャイン劇場【大阪公演】2026 年1 月 29 日(木)~2 月2 日(月)梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ【佐賀公演】2026 年2 月7 日(土)・2 月8 日(日)鳥栖市民文化会館 大ホール 公演特設HP https://www.kitaro-tanjo-stage.com/公演公式 X @kitaro_tanjo_st(https://x.com/kitaro_tanjo_st) 【ライブ配信について】U-NEXT にて大千穐楽公演を含む全 3 公演のライブ配信を実施1 月9 日(金)19:00 東京初日公演(特典映像:メイキング映像)1 月...

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株式会社サッポロライオン 代表取締役社長 田澤宏之

創業126年の歴史と共に、“お客様の笑顔”と歩み続ける 株式会社サッポロライオン 代表取締役社長 田澤宏之(たざわひろゆき) ■プロフィール1971年2月、神奈川県生まれ。早稲田大学卒業後、サッポロビール株式会社に入社。全国各地の営業拠点にて業務用・外食分野を中心にキャリアを重ねる。2014年4月、株式会社新星苑に出向。本社総務部長、取締役札幌支社長を経て、2021年に代表取締役社長に就任。2023年、サッポロビール株式会社 執行役員 近畿圏本部長に就任。2025年3月、株式会社サッポロライオン 代表取締役社長に就任。 飲食業界を愛し続けて30年。昨年春、株式会社サッポロライオンの代表取締役社長に就任したのが、田澤宏之さんだ。田澤さんが社長に就任するまでの軌跡とご自身が見据える“これからのサッポロライオン”像について聞いた。 ■“遊ぶために稼ぐ”アルバイト中心の学生生活 私の学生時代を一言で表すなら「稼いで遊ぶ」でした。アルバイトでしっかり稼ぎ、稼いだお金で友人と遊ぶのが日課でした。アルバイトは主に内装工事などの肉体労働で、夜の9時〜朝の4時まで現場で働いて、昼間は授業。その後また現場に戻って働いての繰り返しでした(笑)。冬にはスキー場で住み込みのアルバイトもしていましたね。給与は決して高くありませんでしたが、一生懸命働いて稼いで、そのお金を遊びに使うことが楽しみ。当時は商学部に所属し、中小企業論のゼミに入っていましたが、勉強よりもアルバイトを優先していたのが正直なところです。私の就職活動はちょうどバブル崩壊直後で、採用人数も減少する中、企業研究の機会が少なく苦労しました。それでも、いざ始めてみると意外に楽しくなり、メディア業界や金融業界など、興味が薄い業界にも幅広く応募していました。 ■飲食業界を愛し、20年の営業経て社長就任へ 最終的に選んだのはサッポロビールでした。「食べること、飲むことが大好き」という気持ちにまっすぐ向き合った結果だと思います。アルバイトや仕事で疲れた後に飲むビールの美味しさは格別で、その日の疲れがふっと消えるような感覚が好きでした。多くの方も同じように感じているのではないでしょうか。学生時代から親しみがあったブランドは「サッポロ」でしたし、ちょうど学生の時に通っていた居酒屋も「サッポロ」を取り扱っていて、縁を感じました。入社後は営業一筋で約20年間、5度の転勤を経験した後、株式会社新星苑 に出向しました。北海道にある「サッポロビール園」では、実際に飲食店の現場を体感し、外食産業について徹底的に学びました。その後ふたたびサッポロビールでの2年の営業経験の末、2025年3月にサッポロライオンの社長に就任しました。ここまで来られたのは、私自身の飲食業界への愛情と、そこで出会った方々の支えがあったからだと強く感じています。就任とともに託されたサッポロライオンの誇り高い歴史を背負って、これからも皆様の期待に真摯に向き合っていきます。 ■お客様の笑顔あっての「サッポロライオン」 サッポロライオンの企業理念でもある“JOY OF LIVING WITH BEER”。120年以上の歴史には、いつもお客様の笑顔があります。今やビールはコミュニケーションツールの1つです。もちろん、ビールを好まない方もいます。ですから、何よりも大事にしているのは、常に「どこよりも美味しい生ビールを提供する」ことに加えビール以外の飲み物やお料理、その他サービスを通じて“最高の飲食体験”の場を作り出すことです。最近は、スタッフからお客様に「写真をお撮りしましょうか?」とお声がけをしたり、母の日にはメッセージカードをご用意したりと、空間を楽しんでもらうだけでなく、お客様にとって「また来たい」と思ってもらえる価値提供に努めています。例えば、銀座ライオンでおじいちゃんに成人祝いをしてもらったお父さんが、今度は自分の子どもを成人祝いで銀座ライオンに連れてくる。そんな、世代を超えた素敵な思い出の軌跡を紡ぐ場所でありたいですし、後世に続くサッポロライオンであるために、これからも伝統と革新をもって進化し続けていきたいと思います。 ■学生へメッセージ 「できてあたりまえ」ではなく「できなくてあたりまえ」です。私は、人は基本的に“できないことだらけ”だと思っています。でも、できるかできないかはやってみないとわかりません。できない自分でも頑張ればいい、そう思って自分自身を認めてあげてください。そして何よりも、自分の最大の理解者は自分自身です。将来を考える時に、自分の“できなさ”に諦める人もいるかもしれません。ですが、自分を好きになるには自分を理解しないといけませんし、自分を理解するために自分を好きになる必要があります。自分の良い所も悪い所も真摯に向き合って、自分を理解し、認めてあげてください。 学生新聞オンライン2025年10月14日取材 上智大学2年 張芸那 専修大学2年 星萌果/上智大学2年 張芸那/城西国際大学2年 渡部優理絵