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Archive for 運営スタッフ

学生新聞インターン

株式会社ヤマダデンキ 代表取締役社長 上野善紀

暮らしまるごと提案と海外事業の拡大が目標 株式会社ヤマダデンキ 代表取締役社長 上野善紀(うえの よしのり) ■プロフィール2014年4月、ヤマダ電機(当時)に入社。営業戦略室長を経て2016年5月、取締役に就任。2021年4月にヤマダデンキ取締役兼執行役員、2022年4月1日にヤマダデンキ代表取締役社長に就任。 売上高1兆円を超える業界のリーディングカンパニーであるヤマダデンキ。現在は家電だけでなく家具や生活雑貨の販売など、暮らしをまるごと提案する戦略を推進。また、海外進出も積極的に行い、事業を拡大し続けている。今回はそんなヤマダデンキの上野社長に仕事の上で大切にしていることや今後の展望を伺った。 私は九州で三兄弟の三男として生を受けました。父親が少年野球のコーチをしていたこともあり、小さい頃から野球に打ち込んでいました。リトルリーグでは全国大会出場を果たすなど、野球一筋の子ども時代でした。野球は小中高と続けていたのですが、その間、多くのことを学びました。特に、チームプレーと人との付き合い方の大切さを学べたことは、今でも大きな財産になっています。また、仕事は一人でできるものではなく、人と人とのコミュニケーションの上に成り立つものです。このことを小さな頃から学べたのは本当に有意義であったと感じています。高校卒業後は進路について悩みましたが、就職を選択しました。就職するといっても特にやりたい仕事もなく、人と話すことが好きだったことと進路指導の先生から勧められたこともあり、家電業界ナンバーワンであったベスト電器に就職し、接客業を目指すことに決めました。ベスト電器では、当時、全国の社員が売上を競う大会がありました。ここで1位を取ることが目標であり、仕事のモチベーションとなっていました。お店が閉まった後、作戦は始まります。ベスト電器の広告チラシに私の顔スタンプを押し、それを近所の家にポスティングするのです。これが当時の日課でした。それを続けていると、私の顔スタンプ付のチラシを持ったお客様が店に来てくれるようになり、私は顧客獲得に成功していくのです。こうして目標としていた売上全国1位を3回獲得することができたのです。 ヤマダで学んだ挑戦の姿勢 ヤマダデンキには、ベスト電器の合併と共に移ってきました。当初は、ヤマダデンキの事業展開の速さについて行けるかどうか不安でしたが、山田会長からは「分からないことはなんでも聞け、分からないことを聞くのは恥ずかしいことではない」と言われ、会長にはなんでも聞きました。私は小さな店舗から現在のヤマダHDを作り上げた会長のノウハウを全て吸収してやろうと思い、時間を見つけては会長の部屋をノックしに行きました。人間誰しもプライドはありますが、プライドなど脇に置いて何でも貪欲に吸収する姿勢が大切です。それともう一つ大事なのは失敗を恐れずチャレンジすることです。問題を解決するためにはどうすればいいかを一生懸命考えて行動に移すのです。チャレンジなくして成功などありません。それも小さなことから始めるのが大切です。たとえば、「接客は苦手だけれど今日は3人接客してみよう!」などと言ったように、小さなことでいいので日頃からチャレンジすることが大切です。私はチャレンジできる人間が何人いるかで企業の成長力が決まると思っています。チャレンジして失敗しても周りがフォローしてくれる環境、間違っていたら考え直して再挑戦できる環境作りに力を入れています。「あなた一人がミスしたところで会社は潰れない、安心してチャレンジしなさい」。これは私が入社式で伝えている言葉です。そのくらいの気持ちで取り組めばチャレンジが経験となってきっとあなたの人生にプラスに働きます。チャンスをものにできるかどうかはあなたの勇気次第です。 ヤマダが目指す暮らしまるごと提案 現在、ヤマダデンキは2つのことに力を入れています。1つ目は海外進出です。シンガポール、マレーシア、インドネシアに出店しているのですが、インドネシアは平均年齢も若く、2050年には人口が3・5億人になると言われています。このような伸び代のある海外マーケットにどんどん進出していければと考えています。2つ目は暮らしまるごと提案の推進です。家具はもちろんのこと、インテリア、おもちゃ、生活雑貨、さらにはリフォームに至るまで、衣食住における「住」のあらゆるものが全て揃うことをコンセプトに、新業態大型店舗作りに力を入れています。ヤマダデンキでは現在アルバイトを含めて3万人の従業員が働いています。彼らと彼らの家族の生活を守るために、上記の事業にもっと力を入れて取り組んでいきます。それと共に従業員の働く環境を整備してきたいと思っています。たとえば、現場主義の徹底です。本社はコスト管理センターであり、実際に売上を作っているのは現場です。私は現場を回るたびにこのことを伝えています。また、本社の人間には、現場から電話がかかってきたらたらい回しにせず、自分で責任を持って解決するように教えています。このような環境整備は続けていきたいですね。 *message* 将来何をしたいのかわからないという学生がとても多いように感じます。私自身、就活をしていた頃は将来何をしたいかなど決まっていませんでした。しかし、そこで将来のことをずっと悩み続けていても仕方がありません。まずは今、自分がやってみたいこと、できることを探してみてください。少なからず何かあるはずです。まずは小さなチャレンジからコツコツ積み重ねていきましょう。そうしたら次第にやりたいことが見えてくるはずです。人生はまだまだ長いです。たくさんチャレンジしてください。 学生新聞2023年4月1日発刊号 法政大学3年 鈴木悠介

中高生新聞

賀来賢人 人生一度きり、挑戦し続けた 先に新たな世界が広がる 

俳優・プロデューサー 賀来賢人(かくけんと) ■プロフィール 1989年生まれ、東京都出身。2007年に俳優としてデビュー。当初は映画やドラマで主演をつとめるもなかなかブレイクを果たせず、舞台などで腕を磨く日々が続く。2018年、主演ドラマ『今日から俺は!!』が大ヒット。以後、テレビや映画で存在感のある演技を見せる。2023年4月28日に劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~』が公開。2024年には原案・主演・プロデューサーをつとめる『忍びの家 House of Ninjas』(Netflix)が公開予定。 高校生でスカウトされて芸能の世界へ。コメディなど面白い役を強みとしながらもシリアスな役まで難なくこなしてしまう幅広い顔を持つ賀来賢人さん。そんな賀来さんに仕事に対する取り組み方や新しく挑戦しているプロデューサー業についてお話を伺った。 僕は小中高と男子一貫校で、バスケットボール一色の学生生活を送っていました。スカウトされたのは高校1年のときです。その当時は部活優先にしており、お芝居の練習にはあまり参加していませんでした。しかし、あるときふと思い立って行ってみたところ、緊張もありましたが、それ以上に楽しかったことを覚えています。僕は昔から誰かのモノマネをするのが得意だったこともあり、演技はその延長線上だと感じ、徐々にオーディションも受けるようになりました。そして『Little DJ 〜小さな恋の物語』でデビューしたのですが、この作品では監督に言われたとおりに演じることができず、悔しい想いをしました。今までの自分はろくに演技の勉強もしておらず、もっと認められるようになりたいという気持ちが強くなり、俳優としての仕事の向き合い方が変わりました。その後、大学に進学したのですが、2年生のときにとてもいい役をいただいたのをきっかけに、芸能界で生きていくことを決断しました。このときに「本気でこの仕事をやっていきたいから学校を辞めたい。30歳までに芽が出なかったら辞めるのでそれまでは頑張らせてほしい」、と自分の気持ちを親に伝え、大学を辞める決断をしたのです。親は心配したはずです。しかし、言ったからには頑張るしかないと気持ちを引き締めました。今思うとここが自分の人生の分岐点になったと思っています。大学生という肩書きがなくなることに不安はありましたが、根拠のない自信と勢いで芸能の世界を選んだのです。 ■個性を生み出すきっかけになった舞台 個性がないと思っていた僕を変えてくれたのは、「何か武器を一つ作りなさい」とアドバイスくださった劇作家の福田雄一さんです。福田さんの舞台で爆笑を生み出す喜劇役者を見ながら僕は悩みつつ模索する日々を送っていました。そんなある日、僕の尊敬する俳優の池田成志さんから笑いについてアドバイスをいただいたのです。そして池田さんのアドバイスどおりにやったところ観客から笑いが沸き起こったのです。そのときに感じたのは、喜劇役者はなんとなく面白いことをして笑わせているのではないということ、笑わせるのはテクニックなのだということです。そこから僕は笑わせることにかっこよさを感じるようになりました。同世代の俳優仲間がどんどん売れていくのを見ていて正直焦りもありましたが、僕は舞台でやりたいことをやっているからいいのだと自分に言い聞かせて舞台で笑わせる研究をし続けました。それとともに、「絶対に俺は売れる、仕事が増える」という気持ちを捨てずに頑張れたから今があるのだと思います。試される舞台でコツコツと努力し、笑わせるテクニックを身に付けられて今は本当に良かったと感じています。 ■プロデューサーとしての仕事ー『忍びの家』 自分で作品を作ろうと思ったのはコロナの影響を受けたからです。仕事がなくなることに不安を感じていろいろ考えた結果、自分で仕事を作り出すということを思いつきました。そんなときに海外映画のエンドロールで俳優さんがプロデューサーをやっているのを見て、「これだ!」と感じたのです。そこから2年かけて作品の土台を作り上げ、現在は撮影まで進んでいます。『忍びの家 House of Ninjas』という作品で忍者をコンセプトにした理由は、夢を語れる作品、ヒーローものでだれでも楽しめてロマンを感じる作品を作りたいと思ったからです。ある日のこと、子どもと忍者村に行ったときに、子どもが忍者を見て目を輝かせて喜んでいるのです。また、外国人も一様に盛り上がっている姿を見るにつけ、忍者は大人から子どもまで、世界中の人が楽しめるエンターテイメントだと思ったのです。「家族みんなが忍者だったら?」「日本に残された最後の忍者だったら?」と話が膨らみ、忍者が日本を救うというストーリーができあがったのです。 ■「今」という時間を後悔なくやり切る 学生は子どもと大人の境目でとても重要な時期だと思っています。人生について考えたり、悩んで落ち込んだりします。そんな時期を一生懸命もがいて苦しんで、いろいろなことを経験して後悔なくやり切ってほしいと思います。僕は絶対運命はあると思っていて、どんなことにも必ず理由があるはずです。なぜなら、今まで生きてきて自分に起こった出来事の中で、何一つ無駄なことはなかったと感じているからです。たとえ失敗しても、あのとき失敗してよかったと思えるときがきっときます。自分を信じることで道は拓けていくものです。 中高生新聞2023年4月1日発刊号 日本大学3年 和田真帆 ■INFORMATION Netflixシリーズ「忍びの家 House of Ninjas」企画:賀来賢人出演:賀来賢人、江口洋介、木村多江、高良健吾、蒔田彩珠、宮本信子配信:2024年、Netflixにて世界独占配信開始 <英文記事> Actor, Producer, Kento Kaku  You only live once, a new world opens up when you keep trying  ■Profile:  Born in 1989 in Tokyo, he debuted as an actor in 2007. He initially played leading roles in films and...

学生新聞インターン

あいみょん 今の自分にしか作れない音楽を表現していきたい

シンガーソングライター あいみょん  ■プロフィール兵庫県西宮市出身のシンガーソングライター。2018年「第69回NHK紅白歌合戦」初出場。2022年に4thアルバム「瞳へ落ちるよレコード」を発売、地元の阪神甲子園球場にて「AIMYON 弾き語り LIVE2022-サーチライト- in 阪神甲子園球場」を開催。2023年にはNHK 2023年前期 連続テレビ小説「らんまん」主題歌となる14thシングル「愛の花」を6月7日(水)にリリース。 2016年にメジャーデビューを果たしてから数多くのヒットソングを生み出し、史上初の弾き語りワンマンライブも行った。そんなあいみょんさんに、音楽活動を行う上で大切にしていることや作詞・作曲への想いを伺った。 ■シンガーソングライターを志した14歳 母方のおばあちゃんが昔歌手になる夢を持っていました。「大家族でこれだけ多くの孫がいるんだったら誰か叶えてくれないかなあ」。おばあちゃんがボソっとつぶやいているのを聞いたときに、「自分が叶えてあげたい!」という意識が芽生えました。父がギターを弾いている姿に影響を受けたこともあって、初めて自分のアコースティックギターを手にしたのが14歳のとき。そこから一気に音楽に対する熱が高まり、すぐに曲作りを始めました。今の事務所に入るきっかけは、おもしろいことにTwitter 経由で声をかけていただきました。悩んで悩んで所属を決めたときに事務所の方に課されたのが「50曲を作る」というノルマでした。それが試されているって思えて嬉しかったですし、最初半信半疑だった事務所を信頼できるきっかけにもなりました。 ■「自分が楽しむ」ことが大前提! 「無理をしないこと」をテーマに掲げて今のお仕事をしているのですが、実際、この活動を仕事とはあんまり思っていなくて、もともと音楽が大好きだから活動させていただいているというスタンスでいます。自分の作りたいものを作って歌うことが基本で、とにかく「楽しい」が一番です。だからこそ曲作りも今日はできないと思ったらやらないです。嫌いになりたくないので。それでもCDの制作はなにより楽しいですし、家で一人で作ったアコースティックギターと歌だけの音楽に、バンドの音が入って、ミュージックビデオができて、というふうに形になっていく工程がすごく楽しくて、CDをリリースする瞬間が大好きです。手元にCDが届く瞬間も嬉しくて、つい最近も自分のCDを自分で買いました!メジャーデビューしてから7年目で、すごく楽しく毎日を送らせてもらってるんですが、年齢によって書く曲が変わっていることも実感しています。それこそ十代の頃の曲は恥ずかしくて聴けないとか。でも、そうやって今の自分にしか書けない楽曲を書いていきたいと常に思っています。 ■NHK連続テレビ小説主題歌「愛の花」について 朝ドラの楽曲を作れるなんて思っていなかったので、びっくりしたし、嬉しかったです。老若男女が見るドラマなので、広く聴いてもらえるといいなと思って作りました!でも、朝ドラの楽曲だけれど、同時に私のシングル曲でもあるので、ドラマを飛び越えたところでも聴いてほしいという想いもあります。ドラマの主題歌を頼まれて楽曲を書き下ろすということだったので、台本を読みながら作品に寄り添いつつ自分の楽曲であることも意識して曲作りをしました。ちなみに「愛の花」というタイトルは、特定の「愛」とか「花」を指すというよりは、この曲の中の主人公が咲かせる花という大きなイメージを持ってつけました。 ■学生へのメッセージ 今の学生はコロナで高校生活の制限を余儀なくされてしまった人たちも多いと思うので、これからの大学生活を目一杯楽しんでほしいです。 学生新聞2023年4月1日発刊号 日本大学3年 石田耕司 2023年度前期NHK連続テレビ小説「らんまん」主題歌 14th Single“愛の花” 2023.06.07 WED RELEASE※4月5日(水)より「愛の花」先行配信

学生新聞インターン

今田美桜 楽しむ気持ちを持ち続けることが私の原動力

女優 今田美桜(いまだみお) ■プロフィール福岡県出身。19歳のときに現在の事務所への所属をきっかけに上京。その後、多数の広告やドラマ・映画へ出演し、2022年に『東京リベンジャーズ』で第45回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。同年には初主演のドラマ『悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~』が放送。現在、映画『わたしの幸せな結婚』が全国公開中。『東京リベンジャーズ2』の公開も控えている。 ◆芸能界に進むと決めたきっかけは何でしょうか 高校生の頃から地元の福岡で芸能に携わっていたのですが、当時からずっとこのお仕事が好きでした。転機となったのは高校3年生のときに初めて東京でのお仕事をいただいたことです。台詞が一つあるかどうかぐらいの小さな役でしたが、現場の空気感や共演者の方々の迫力を直に感じたあの衝撃は今でも忘れられません。この瞬間に「やりたいことはこれしかない」と意思を固めました。その後、今の事務所とご縁があって上京することができました。先のことは想像もつかず不安はありましたが、それ以上に「やりたい!」という気持ちの方が上回ったのだと思います。 ◆映画の見どころを教えてください 『わたしの幸せな結婚』で演じた斎森美世は、生家での虐げられた日々のせいで人生を諦めているのですが、その美世が政略結婚の相手、久堂清霞と暮らし始めるところから物語は始まります。自信のなさゆえに頑なだった美世も清霞に少しずつ心を開き、感情を取り戻していくところをぜひ注目してください。また、美世が内に秘めている「優しい強さ」を丁寧に表現できたらと思いました。これは原作を読んだときから抱いていた印象で、美世の最大の魅力でもあると思います。冷徹さの中に愛情も持ち合わせている清霞と出会ったことで、諦めかけていた幸せな人生を知った美世が織りなす世界観に存分に浸っていただければ幸いです。 ◆学生へのメッセージをお願いします 私は偶然やりたいことが見つかり今につながっていますが、興味のあることが見つからないケースの方が多いと思います。それでも皆さんには前進し続けてほしいです。いつかどこかで道は拓くと信じ、学生生活を存分に謳歌してください。 ■取材を終えて  毎日拝見しない日はないほどご活躍されている今田さんですが、どのような質問も考えながら丁寧に答えてくださいました。その真摯な態度や振る舞い、お話のされ方から周囲への気配りを忘れない方なのだなと思ったのが印象的でした。 学生新聞2023年4月1日発刊号 日本女子大学4年 神田理苑 「わたしの幸せな結婚」 大ヒット公開中! 出演:目黒蓮(Snow Man) 今田美桜渡邊圭祐 大西流星(なにわ男子) 前田旺志郎 髙石あかり小越勇輝 佐藤新(IMPACTors/ジャニーズ Jr.) 西垣匠 松島庄汰 髙橋大翔 / 珠城りょう 小林涼子 浜田学山本未來 / 山口紗弥加 / 平山祐介 高橋努 津田健次郎 / 尾上右近火野正平 石橋蓮司 監督:塚原あゆ子 脚本:菅野友恵2023年3月17日(金)公開©2023 映画『わたしの幸せな結婚』製作委員会

学生新聞インターン

米倉涼子 自分以外の人生を生きることができる俳優に、面白さとやりがい...

俳優 米倉涼子(よねくらりょうこ) ■プロフィール1975年生まれ。1993年よりモデルとして活動し、1999年に俳優へ転向。2012年、ミュージカル『CHICAGO』でブロードウェイデビュー。ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~」シリーズ(2012~2021)は高視聴率を記録。 公式instagram @ryoko_yonekura_0801 ◆芸能界に入ったきっかけを教えてください 芸能界入りは高校生のときです。当時の私は芸能界に入ることなど想像もしていませんでした。そんな私に友人が「応募してみない?」と声をかけてくれたのです。その一言が嬉しくて合格するために毎日一生懸命レッスンをし、数多くの応募者の中から審査員特別賞を頂くことができたんです。モデルからスタートして数年後、私自身がどこまでやれるのか挑戦したくて俳優へ転向をしました。これまでいろいろな役柄を演じるたびに大きな壁にもぶつかってきましたが、自分以外の人生を生きられる俳優業にやりがいを感じています。 ◆国際霊柩送還士の役を演じて ドラマ『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』の主人公・伊沢那美役を演じているのですが、ご遺族が亡くなった方ときちんと最後のお別れをして、人生の再スタートを切れるようにするという役どころです。この役を通じて学んだことは、人は生まれた瞬間から死に近づいているということです。生きている時間をどう充実させるかは自分次第だと思いました。普段から人ときちんと向き合うことの大切さを改めて考えさせられる作品です。 ◆学生へのメッセージをお願いします 共演者の方とは時間が許す限り一緒にいてコミュニケーションを取りたいと思います。メールで済ませるのではなく、目を見て話すことで心を通わせられると思っていて、それは今後も大切にしていきたいです。学生の皆様も誰かと直接会って大切なメッセージを伝えるということを大事にしてください。 ■取材を終えて  花が咲いたような明るい笑顔にコミカルなツッコミ。私たちに向けられるその温かい眼差しは、ドラマの中の華やかで人情味溢れる俳優、米倉涼子さんそのものでした。普段も変わらない真摯なお人柄がとても印象的でした。   学生新聞2023年4月1日発刊号 津田塾大学4年 宮田紋子 Amazon Original『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』 異国で亡くなった人の遺体を国境を越えて母国の遺族の元へ送り届けるスペシャリストたちの姿を描いた作品。配信日:Prime Videoにて3月17日(金)より独占配信

学生新聞インターン

藤原さくら 私の「好き」と皆さんの「好き」が共鳴する瞬間、そこでしか...

シンガーソングライター 藤原さくら(ふじわらさくら) ■プロフィール1995年生まれ、福岡県出身。シンガーソングライターとしてのみならず、役者としても活動。2022年11月にSingle EP「まばたき」をリリース。4月21日(金)、22日(土)、東京・三越劇場にて弾き語りツアー2022-2023“heartbeat”ツアーファイナルを開催。 ◆音楽との出会いを教えてください 私が音楽に興味を持つきっかけとなったのは父です。父がベースをやっていてビートルズに代表されるイギリスのロックなどに触れ、「自分もこんなかっこいい曲を作りたい!」と思いました。当時まだ小学生だった私は、シンガーソングライターという職業も知ったばかりで、今振り返ると、夢を叶えたい気持ちは人一倍強かった気がします。その後、夢を夢で終わらせないためにボーカルスクールへの入学とオーディションへの挑戦をしました。あのとき踏み出した一歩が今につながっているのだと思います。 ◆楽曲制作の根底にあるものは何でしょうか それぞれの楽曲の向こうにいるファンの方が、私の「好き」に共感してくれることを願いながら作詞作曲にあたることがほとんどです。以前は何気ない日常を日記のように綴ることも多くありましたが、お互いの「好き」が呼応した快感を知った途端、そこから抜け出せなくなりました。もちろん、制作の過程では自分が納得のいくまで突き詰められないといった苦しい瞬間もあります。そういうときは、あえて自分の感覚にこだわらず、見守ってくれる周りの声を信じて進むことにしています。なぜなら、「正解が存在しない」という音楽の特性上、それくらい思い切らないと一生書き続けてしまいそうだからです。音や詞に意識を向けていくことは正直簡単ではありませんが、その分、成功したときの喜びに価値を見いだせているのかもしれません。 ◆学生へのメッセージをお願いします 感受性の豊かな今のうちに是非、多くの出会いと経験を重ねるといいと思います。なりたい自分を想像しながら行動し続けることは、とてもかっこいいです。自らをアウトプットする方法を携えて、無限の可能性が広がる社会に羽ばたけるように応援しています。 ■取材を終えて  質問に対し、真っ直ぐに向き合い答えてくださったのが印象的です。一つひとつの楽曲がいかに丁寧に作られているか、そしてそれらにどれほどの愛情が込められているのかを肌で感じることができました。自らが好きなものを磨き続けていくひたむきさを学べたこの機会に感謝です。 学生新聞2023年4月1日発刊号 日本女子大学4年 神田理苑

中高生新聞

本田望結 人生は「悔しい」の連続。だから私は悔しさをバネに挑戦し続ける

女優・フィギュアスケーター 本田望結(ほんだみゆ) ■プロフィール2004年6月1日生まれ、京都府出身。3歳から芸能活動を始め、ドラマ『家政婦のミタ』への出演が話題となる。その後、ドラマ『少年のアビス』(MBS系・2022年)や映画『それいけ! ゲートボールさくら組』(2023年5月12日公開予定)などに出演。フィギュアスケーターとしても活躍中。 ◆人生のターニングポイントは何ですか やはり『家政婦のミタ』に出演したことが一番大きいですね。以前からオーディションを受け続けていて、ようやく手にした役でした。最終オーディションの帰りに「きいちゃん役は、望結にしかできない」と言っていたみたいです(笑)。それくらい自分の中で何かビビッと来るものがありました。ドラマの放送が始まると街中で役の名前で呼ばれることも増えてきて、そんな“自分じゃない人になれる”お芝居に凄く魅力を感じるようになりました。『家政婦のミタ』以降、もう一度何か自分の転機になるような作品に出合えるように、そのチャンスを逃さないように常にアンテナを張っておきたいと思っています。 ◆二足の草鞋で大変なことは何ですか フィギュアスケートもお芝居も自分でやると決めたことなので大変と感じたことはありません。でも、“ただ続けている”ことに悩むときがありました。そのようなときに『家政婦のミタ』でご一緒させていただいた平泉成さんが、「好きなことをたくさん見つけられたのは凄いことだよ」と言ってくださったのです。その言葉で好きなら諦めなくてもいいのだと思えるようになりました。続けていることで私を見てくださった誰かが頑張ろうという気持ちになってくださったらいいなと思っています。 ◆学生へのメッセージをお願いします 人は成功や合格のような嬉しいことで人生が進んでいくと思いがちです。もちろんそれも間違いではないけれど、悔しかったりつらい思いをしたときに、想像とは違う方向へと進んで行って、その人ならではの人生を歩むことになると思います。あのときに失敗したからこそ出会えた人がいる。そんなふうにつらい出来事も大事にしてほしいと思います。 ■取材を終えて つらい経験からも目を背けずに努力し続けてきたからこそ2つの世界で活躍できるのだと思いました。私自身、本田さんの頑張っている姿を見て背中を押してもらった一人です。この記事を目にした方に本田さんの想いが伝わり、挑戦する勇気を持ってくれるといいなと思います。 中高生新聞2023年4月1日号 佛教大学3年 三浦藍生

学生新聞インターン

yama 表現力は感性を磨くことで身に付けられる

シンガー yama(やま) ■プロフィールSNSを中心にネット上で注目を集める新世代シンガー「yama」。2018年よりYoutubeをベースにカバー曲を公開し活動をスタート。2020年4月に自身初のオリジナルとしてリリースされたボカロPくじらが手掛けた楽曲「春を告げる」は、SNSをきっかけに爆速的にリスナーの心を掴み、あらゆるヒットチャートでトップにランクイン。現在の音楽シーンを象徴するアーティストの一人。 幼少期から歌うことが好きで、生涯歌い続けていたいというyamaさん。一時、人前で歌うことを避けていたが、今では自分の思いを伝えるために、有観客でのライブやドキュメンタリー動画で自身のことを発信している。今回はアーティストとしての想いや表現力について伺った。 昔から歌うことが好きで、自宅で歌を録音したりしていることの多い子ども時代でした。自分には突出した才能がないと思っていましたが、歌だけは他人に認められたいという思いから幼少期にはコンクールに出たこともありました。しかし、他人と競わなければならないコンクールのステージに立ったとき、パニック障害に似た症状になるなど自分は人前で歌うことができないのではないかと思ってしまい、音楽から離れることもありました。でも、やっぱり自分には音楽しかないと感じ、音楽活動を再開することにしたのです。自宅で録音をし音源をアップロードするようになり、今のレコード会社から声がかかり、デビューすることができました。デビューするまでは自分のために歌っていましたが、デビューをしてからは曲を聴いてくださる方が元気になってほしいという気持ちで歌っています。 表現力というのは何度も練習したからといって身につくわけではなく、むしろ過去に体験したことから生まれるものだと思っています。表現力を鍛えるには、日頃の感情を分析すること、多彩な方々とコミュニケーションを図ることが大切です。日常生活を送る中で気になったことや心が動いたこと、逆に心が動かなかったことなどを日記や詩の形式でメモに残しています。たとえば、悲しいと感じたときに、なぜ悲しいと思ったのかを分析し、音楽活動に活かしています。メモをしていると暗い内容が出てくることが多いですが、音楽などの形にしていくときは、「孤独だよね」とまとめるのではなく、最終的には光が差してくるような要素も追加させています。もともと自分は、人に心を開かず一線を引いた状態で人と関わってきましたが、体育会系のマネージャーに連れられて挨拶や人との接し方を学んでからは、昔の友人などと久しぶりに会った際に、「明るい性格になったね」と言われることが増えてきました。マネージャーは、「今日のライブは調子が良くなかったね」などと嘘のない率直な言葉で接してくれる存在です。これまで「自分の色ではない」と断ることも多かったのですが、とりあえず1回やってみようというように、気持ちのありようも変化してきました。休みの日には人と話したり、詩集を読んだり、美術品に触れたりして感性を磨くようにしています。表現力を身につけようと思うのならば、外の世界に目を向けたり、多彩な人と出会ったりして、自分の“物差し”、つまり物や人を見る目を鍛えてほしいですね。 初めのころは作家さんやシンガーソングライターさんに楽曲を書き下ろしてもらっていました。ただ、詞は自分の内面から出た言葉ではなかったので、ライブでお客様を目の前にするようになって、自分の本当の想いを伝えたいと思うようになり、作詞・作曲をするようになったのです。また、この人のようになりたいという目標とするアーティストはいませんが、ロックやファンク、R&Bなど幅広いジャンルが好きなので、ジャンルを超越した存在を目指しています。他にも趣味で書いていた絵をアルバムのアナザージャケットや特典にしていますが、今後はグッズにしてみたいです。 学生時代は選択を迫られることも多いと思いますが、どんな選択でも他人に任せず自分自身で考えてほしいです。自分の選択なら間違いはないと思うので自分を信じて頑張ってください。 学生新聞2023年4月1日発刊号 中央学院大学4年 田根颯人

大川知

ジャルジャル 面白いと思うことに向き合って新しい形のコントを生み出す

芸人 ジャルジャル後藤淳平(ごとうじゅんぺい) 福徳秀介(ふくとくしゅうすけ) ■プロフィール2003年結成。高校の同級生で同じラグビー部に所属していた後藤淳平と福徳秀介によるお笑いコンビ。YouTubeジャルジャルタワーに毎日ネタを投稿中。全国9都市11会場全23公演 ジャルジャル単独ツアー開催決定!! —2023春夏のジャルジャル— バカになっちゃいましたxご購入はFANYチケットから(https://yoshimoto.funity.jp/r/2023harunatsunojarujaru/) コントシネマや海外ツアー、YouTubeチャンネルでのコント動画の毎日投稿など、チャレンジし続けるジャルジャル。お二人のこれまでの軌跡や漫才への想い、大切にしていることについて伺った。 福徳:僕たちは高校のラグビー部で出会いました。特に仲が良く、一緒にいる時間が楽しかったのでこのまま2人で生きていこうということになり、芸人になりました。 後藤:大きなきっかけというものはなく、自然と相方になりました。 福徳:今年40歳になって歳をとったなと感じるけれど、隣を見ると一緒に歳をとっている相方がいるのは安心感があって、コンビを組んで良かったと思います。 後藤:芸人という仕事の魅力は、2人でゼロから作ったネタをお客さんに喜んでもらい快感を得られることです。大変なときにネタを見て助かったなどと感想を頂くこともあるのですが、手助けができたと感じて嬉しいです。 後藤:オーディションに受からない時期は大変でした。自分が面白いと思ったことでも、他人の評価に委ねないといけないですからね。 福徳:この仕事は2人がOKならそれでいいという特殊な仕事です。もちろん評価は欲しいけれど、評価はなくても良い世界でもあるし、いつか評価を得られるという自信もあります。 後藤:昔の映像を見ると、まだまだだなと思います。結局、お客さんの前でやり続けることで上手くなっていくんですね。 福徳:僕は自分が出演している番組は絶対見ないです。自分で自分を見られるようになるまで頑張っていきます。 後藤:昔からやっているネタでも、お客さんにウケるように微調整をし続けて今の形に至っています。表現力を伸ばそうと意識はしていませんが、微調整を通じて勝手に伸びているのかもしれません。 福徳:足したり引いたりを繰り返して完成させたネタは、正直言ってあまり面白くないんです。YouTubeに上げているネタの種のような、目的のない、ただただ2人でやっているネタの方が面白かったりします。 福徳:ネタ作りは2人で話しながらやるのですが、かなり特殊なので説明するのが難しいです。 後藤:展開や設定についての話し合いは全て端折っています。大学生のころからネタ合わせという体で同じ時間を過ごしていて、たとえばしりとりを1時間以上することでネタにつながったりとかもあります。 福徳:普段はリラックスして、あま一つのことに夢中になりすぎないようにしています。僕はブルース・リーの「Don’t think! Feel.(考えるな!感じろ)」という言葉が好きなのですが、考えてお笑いの台本を作るのではなく、自分たちが面白いと感じることをやるというマインドを大切にしています。本番で緊張しないのは不可能なので、できるだけ緊張しながら練習することで、緊張していても良いパフォーマンスができるようにしています。 後藤:慣れしかないと思いますね。ネタが飛ぶのは怖いですが、飛んだらそのときはそのときという心境です。 後藤:ちょっと前まではネタは舞台、たまにテレビで見せるものでしたが、YouTube やコントシネマなど、いろいろな見せ方があるんだと発見しました。コントを作り続けていって、また新しい見せ方ができたら面白いなと思います。 福徳:根底にコントがあれば良いと思っています。 後藤:自分たちの野望はあまりないタイプで、提案されたことが目標・野望になっていくことが多いです。海外公演とか、YouTube で毎日ネタをアップするとかも周りに言われて僕らが乗っかったのですが、今後も周りに提案してもらえるようなコンビで居続けたいです。 学生新聞2023年4月1日発刊号 津田塾大学4年 大川知

八木彩花

TAKAHIRO すべての出会いを楽しみながら、ダンスの可能性を追い求め続ける

プロダンサー・振付家 TAKAHIRO(たかひろ) ■プロフィールダンサー、振付家、教育者として日米で活躍。櫻坂46・日向坂46・A.B.C-Z・藤井風などさまざまな人気アーティストの振付を担当するほか、コンサートやミュージカル作品の演出など新たな活動を開拓しながら、教育者としても全国で後進の育成に力を注いでいる。 世界的に有名なダンス大会の9大会連続優勝という偉大な記録を持つダンサーであり、振付家としても活躍するTAKAHIROさん。「自分の肉体で発明ができる」とダンスの魅力を語る姿からは、ダンスに対する熱い想いが伝わってくる。日々心掛けていることや表現力について伺った。 ダンサーになったきっかけを振り返ると、気づいたら神輿に乗っていたというような感じです。大学で同好会に入ってダンスを始めましたが、卒業と同時にダンスを諦めることができず、「人生の最終ページ」を作るつもりで、スターの登竜門とされるNYアポロシアターの大会へ挑戦することを決めました。すると優勝してしまったんです。このとき、大会に出場したみんなの夢と努力があってその上に立たせてもらっているんだと感じ、ダンスで勝負しようという気持ちが憧れから責任に変わりました。 新しい人に出会えること、無限の創造ができることがとても楽しいです。仕事という感じではなく、白い壁を彩るようにいろんな感情が描けるのを楽しんでいます。そのためには、見えるものをどうポジティブにするか、ネガティブにどうドキドキを入れるかが大切だと思います。たとえば、僕にとってのネガティブは制約や孤独です。でも制約がエネルギーにつながり新しい発見を生むこともあるし、孤独な僕にしかできない世界と考えればネガティブじゃないんです。暗い面も裏返せば明るくなります。失敗したら「よっしゃ!」と思うようにします。自分の失敗ストーリーは必要です。後でいっぱい語れますから。どんな感情も人生には必要なことで、それを生かせばいいんです。 まずは技術を学ぶことで手数を増やす、これは左脳的なことです。さらにこの手数を使って何ができるかが大事なんです。これは右脳。日常の中からデータを集め、それをもとに構築するということの繰り返しです。自分には関係ないというものはありません。どこかでつながるかもしれないので、ダンスと直接関係のないものにもたくさん触れて吸収してきました。それが活きることも多いです。あとは、常日頃「なんで?」を大切にしています。生活に必要ないことかもしれないけれど、「なんで?」があると楽しいんです。この世界が不思議なんです。日常の些細なことにも疑問を持って、“一人なんで大会”を開催して自分なりの答えを考えています。この好奇心や探究心はダンスを通して育まれたのかもしれません。創造とは、問いかけと答えの繰り返しなのです。今日本では約600万人がダンスをやっているとされますが、この人たちが座れる席はとても少ないです。もっと選択肢が増えればダンスをやる人が楽しくなると思うので、「ダンサーとしてこんなことができるんだ」ということを増やしていきたいと思っています。これまでもそういう想いで振り付けから構成や演出、プロデュースなどに挑戦してきましたし、ダンススタジオを作ったり教育に携わったり、本を書いたり事務所を設立したりして、踊るだけではない「ダンス╳○○」の扉を開けてきました。これからもミクロの視点からだんだん引いていってさまざまな角度からダンスを見ることを楽しんでいきたいと思っています。自分も楽しみながら次の世代の扉を開けていきたいです。個人的にはどこかに広い土地を獲得して、想像するための場所を作りたいという理想もあります。 学生の皆さんには「人生は思ったよりも長距離走」ということを伝えたいです。今は10キロ走のまだ2キロくらい。いつだって物語はここからです! 学生新聞2023年4月1日発刊号 上智大学4年 八木彩花

八木彩花

株式会社TBSスパークル
エンタテインメント本部ドラマ映画部
プロデ...

自分の人生は自分でコントロールする。責任と覚悟を持って取捨選択を 株式会社TBSスパークルエンタテインメント本部ドラマ映画部 プロデューサー・ディレクター塚原あゆ子 ■プロフィール2005年にTVドラマ「夢で逢いましょう」で演出家デビュー。以降、TVドラマ『夜行観覧車』(’13 )『Nのために』(’14)など話題作の演出を次々と手がけ、2015年には優れたTVドラマのクリエイターに送られる第1回大山勝美賞を受賞。その後もTVドラマ『アンナチュラル』(’18)、『MIU404』(’20)など、立て続けにヒット。2018年『コーヒーが冷めないうちに』で映画監督デビュー。 ■今の仕事を始めるきっかけは 大学時代はバイト三昧で友達を求めてサークルに参加するという生活でした。高校時代に戯曲を書いていたことがあり、大学でも演劇団体に所属して演出をしていたので、それが現在の基盤になっているのかなと思っています。就職活動は出版社やATPセミナーの参加企業を受けていたのですが、最初に内定が出た制作会社に入社しました当時は男性が監督、女性がプロデューサーという時代で、「監督になりたい」と言うと怒られたこともありました。しかし、お金の管理などのプロデューサー業が向いていないと感じていたとき、私がプロデュースした作品をやってくれる人がおらず、自分で撮ってみたことがありました。それを観た人が「お前できそうだな」と。そのタイミングで会社の方針や雰囲気が変わり、監督をやるようになりました。 ■仕事をする上で大切にしていることは 監督は全責任を負う役割です。プロデューサーのアイデアの種を作家と二人三脚で形にしていきますが、できが悪いのは監督のせい、良いのはみんなのおかげだと思っています。こだわりとしては、ゆらいでいる現場にすることです。映像作品は総合芸術なので、現場の意見を取り入れて柔軟にやっていく方がいいと思っています。また、一つの作品を一緒に作る仲間として相手との距離感を大切にしています。その他、さまざまなコンテンツから知識やアイデアを吸収しています。アニメやドキュメンタリーから刺激を受けることが多く、小説やゲームのカット割り、絵画やショート動画からも学びがあります。 ■学生へのメッセージ 好きなことは年齢や立場などで結構変わっていきます。でも嫌いなことは変わらないんですよね。やりたいことがない、好きなことがないと迷うなら、嫌いじゃないことをやればいいと思います。「好き」と言うことは勇気のいることです。自信を持てずに自分で潰しがちなので、嫌いなものが指針になるのではないかと思っています。 学生新聞2023年4月1日発刊号 上智大学4年 八木彩花 『わたしの幸せな結婚』大ヒット公開中‼ 出演: 目黒蓮(Snow Man) 今田美桜監督: 塚原あゆ子 脚本:菅野友恵2023年3月17日(金)公開Ⓒ2023 映画『わたしの幸せな結婚』製作委員会

人事

本田技研工業株式会社(Honda)

社員一人ひとりが生み出す、「Hondaらしさ」の源泉とは 電動化や自動化など、近年マーケットの変化が激しい自動車業界。そんな自動車業界内にあって、創業75年を迎えて今後さらなる成長が期待される本田技研工業。Hondaが現在力を入れているのが人事部門による組織文化の掘り起こしだ。創業以来どのような組織文化が醸成され、Hondaの強みや魅力につながっているのか。人事担当者お二人にお話を伺った。 従来、自動車業界は車をつくって、売って終わりという、いわゆる売り切りビジネスでした。販売後、お客様に新たな価値提供をすることは少なかったのです。しかし、近年は車の製造・販売のみならず、車を介した顧客体験へのアプローチが求められています。たとえば、移動中に映画や音楽を楽しみたいユーザーもいれば、道中でのおすすめのレストラン情報を知りたいユーザーもいるでしょう。いかに顧客の多様なニーズに応えられるかが今後の自動車業界の課題なのです。電気自動車や水素自動車など、年々技術は進歩しています。しかし、技術の進歩だけでは変化するユーザーのニーズを満たすことはできません。今後は技術の発展と顧客体験の追求という2点を掛け合わせていくことで、広くモビリティカンパニーとして価値提供していかなければならないのです。そして現在は、たとえるならば、移動手段が馬車から自動車へと変化していった時代と同じくらいの変化の局面にあります。我々は変わっていかなければならないのですが、これは大きなチャンスでもあります。このチャンスを活かして、新たな価値創造により力を入れていきたいです。 「Hondaらしさ」実現のために この状況下で必要なのが、過去の成功体験からの脱却です。過去に縛られることなく、ゼロベースで新たなチャレンジをしていかなければなりません。ある意味、真っさらなキャンバスを持つ若い方の感性は、自動車業界において大変重要になると思います。そして若い人材の活躍には風通しの良さなど、組織文化も大いに関わってくると思います。当社は創業以来、「松明は自分の手で」、「ノープレー・ノーエラーを排せ」などの言葉が語り継がれています。つまり、自分が成し遂げたいことのために働こうという信念が、伝統的に組織風土として醸成されてきたのです。人事の役割は、このHondaらしさをさらに掘り起こしていくこと。この想いで、採用・育成・異動など多岐にわたって改革を進めています。たとえば、研修に関して、これまでは昇格のタイミングで決まった研修を受けるなど、研修の受け方がルール化されていました。しかし、これではいくら主体性のある社員が多くても、能動的に学べる機会が減ります。そのため、能力や意欲があれば研修を受けることのできる仕組みに変えて、社員がどんどん学べる環境にしました。当社が伝統的に持っている組織文化を一つひとつ新たに制度化していくことで、内にも外にもHondaらしさを発信していて、これが人事として最大の役割だと考えています。 「人」が作り出す企業の魅力 「Me and Honda,Career」という当社が運営するオウンドメディアは、実は社外に向けたブランディングというよりも、インナーブランディングが目的なのです。現在は週に1回、毎回異なる社員の記事をアップしていて、メディアに取り上げられることで、自身の仕事に誇りを持ってほしいという想いがあります。家族や友人など、記事を通して社員の関係者にも彼らの仕事ぶりが伝わると嬉しいですね。もちろん、当社には幅広いプロダクト、そしてグローバルに活躍できる環境、挑戦できる組織文化があります。しかし、これらだけでは企業が成長し続けることはできません。紛れもなく、当社の社員こそがこれまでの、そしてこれからのHondaを作っていくのです。Hondaらしさを最前線で体現する社員一人ひとりにフォーカスすることで当社の魅力が伝わると良いなと思っています。採用においても、当社の「人」や「組織文化」に共感して入社を希望する人がどんどん増えると嬉しいです。採用では表面上の知識やスキルではなく、その人の根底にある想いや原動力を見ています。たとえば、失敗した経験をどのように言語化して語るかなど、過去の経験から人間性を判断することがあります。その人の奥底にある人間性が、Hondaらしさとシンクロする部分があれば、ぜひ採用したいと思いますね。 *message* 誰のためでもなく、自分のためにいい就活をしてほしいです。そしてそのような就活をするには、まず己を知ることが必要。喜びや悲しみを感じる瞬間、自分の価値観が揺さぶられるタイミングなど、自分の説明書を作るくらいに、自分と向き合ってみてください。この過程の先に、自分の琴線に触れる会社との出逢いがあるはずです。 学生新聞2023年4月1日発刊号 慶應義塾大学3年 伊東美優

イベント・企業紹介

Amazon Original『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』試写会と女性のキ...

Prime Video は、海外で亡くなった方の遺体を母国の遺族の元へ送り届けるプロフェッショナルの活躍を描いた米倉涼子氏主演のAmazon Originalドラマ『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』の世界配信にあわせて、女性の可能性を伸ばすキャリア教育に取り組む品川女子学院高等学校1、2年生の生徒に向けて作品の試写と女性のキャリアデザインに関するワークショップを2023年3月20日に開催しました。 当日は女性リーダーの育成に取り組むウーマンズリーダーシップインスティテュート株式会社 代表取締役/CEO の川嶋治子氏が講師として登壇。「未来の選択肢を増やす」をテーマに、自分の進路やキャリアをどう選べばいいか、アドバイスしました。 ■ワークショップ 川嶋治子氏よりみなさんの未来は可能性の宝庫です。自分の可能性を制限してしまうのではなく、たくさんの可能性の中から何を基準に選び、どのように人生を設計していくかを考えてほしいです。今おぼろげにでも「こんなことしたいなぁ」と思っていることは叶います。同時に、高校生のときに想像した以上のことを大人になれば経験できます。 中学時代、英語が好きでその楽しさを多くの人に伝えたいと思った私は、英語の先生を志しました。しかし、高校生になってアメリカに留学すると、やりたかったことは英語ではなく、英語を通して生まれる交流や文化の違いを知ることだと気が付きました。やりたいことが英語でないなら私は何を仕事にすればいいのか。進路に迷っているとき、自治体で募集していた米国訪問で市長に出会いました。この出会いが、誰かのために仕事をすることや、やりがいについて考えるきっかけになり、静岡県清水市の市長秘書を務めることになりました。 現在は女性リーダー育成や講演などの「社会を変える仕事」に巡り合えましたが、これまでの経験は確実に点と点で繋がっています。無駄なことはありません。だからこそ目の前のことに全力になり、好きなことを追いかけてほしいです。 現代は多様性の時代です。たくさんの選択肢があるからこそ悩むこともあります。しかし、その中から選び取り、自分らしさを追求するからこそおもしろさがあります。では、夢中になれる仕事に出会うにはどうしたら良いのでしょうか?まずはどんな仕事があるか知ることが大切です。アンテナを立てて知らない仕事を知る。そして自分が好きなことと得意なことを理解する。仕事を「知る」ことで目標も立てやすくなり、好きなこと得意なことを把握することでその後の成長スピードも変わってきます。得意なことが分からない人はぜひ身近な人から意見をもらいましょう。自分のことを周囲がどう捉えているか分かると思います。 執筆者:日本大学3年 石田耕司 Amazon Original『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』Prime Videoで独占配信中 第10回開高健ノンフィクション賞を受賞した佐々涼子氏の「エンジェルフライト 国際霊柩送還士」を原作に、国境を越えて遺体を遺族の元へ送り届ける国際霊柩送還士の姿を描いた“一話完結”のヒューマンドラマです。羽田空港内に事務所を構える“エンジェルハース”という小さな会社を舞台に、口は悪いが情に厚い女社長の伊沢那美(米倉涼子氏)を筆頭に、クセの強い社員たちの活躍を描いています。 ■『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』第1話 試写を観て 国際霊柩送還士という普段の生活には馴染みのない職業を取り扱った作品ですが、どんな職業にも特別な「想い」を持って働いている人がいることを実感できた作品です。「死」を扱うということは「生」を扱うってこと。米倉さん演じる那美の言葉です。遺族が死を受け入れて次に進むためには、最後のお別れの時間がとても大切になる。「遺体」だけでなく死者の「想い」も一緒に送り届けるという使命を持って働いている那美に心を打たれました。 日本大学3年 石田耕司 日本へ送還されるはずの遺体がなくなり、遺族は諦めていたが、主人公・那美は危険を顧みず、最後まで諦めず、遺族に遺体を送り届けることに成功したことは印象的で、仕事に対する那美の情熱を感じ、自分もこれだけの情熱を持って働きたいと思いました。そして、仕事を選ぶ基準として自分が好きなものと得意なことを重要視していましたが、那美が遺族に遺体を届け感謝されている姿を見て、好きなものと得意なことに加えてやりがいのある仕事を選ぶことでより仕事に情熱をかけられるのだと気が付きました。 千葉大宮高等学校3年 清水智貴オクゥリネルソン

学生新聞インターン

株式会社カインズ 代表取締役社長 CEO 高家正行

お客様目線を追求し続け、より豊かなくらしを“DIY” 株式会社カインズ 代表取締役社長 CEO 高家正行 (たかやまさゆき) ■プロフィール 1963年、東京都生まれ。1985年、慶應義塾大学経済学部を卒業後、株式会社三井銀行(現:株式会社三井住友銀行)に入行。1999年にA.T.カーニー株式会社に入社。2004年に株式会社ミスミ(現:株式会社ミスミグループ本社)に入社し、2008年に同社代表取締役社長に就任、2013年まで務める。2016年に株式会社カインズの取締役に就任。取締役副社長を経て、2019年から現職。2022年3月から株式会社東急ハンズ(現:株式会社ハンズ)代表取締役会長も兼務している。 ホームセンター業界で首位に君臨するカインズ。社長を務めるのが、銀行マン、コンサルタントを経てミスミグループ本社の社長を務めた高家正行氏だ。骨格のある会社を成長させることのできるプロ経営者を目指していると語る高家氏に、カインズの魅力や自身が行った改革について伺った。 大学では中学校から続けているテニスに力を入れていました。今でも休日はラケットを握り、心身をリフレッシュしています。大学では、社会全体が豊かになるための経済システムや社会の仕組みといった原理原則を学ぶため、慶應義塾大学の経済学部に入学を決めました。その後、経済のメインプレイヤーである銀行の中でも、一人一人が自分の考えで行動する社風だと感じた三井銀行に入社し、自分の力で勝負できる企業人を目指しました。銀行員として働く中で、アメリカの大手IT企業であるIBMを経営の専門家が立て直す様を描いた書籍と出会い、経営者の中には生え抜きの社長や創業者以外にも、「プロ経営者」として外部から招かれ、企業を成長させることができる人々がいることを知りました。それからプロ経営者に挑戦してみたいという想いが強くなり、A.T.カーニーへと転職、戦略コンサルタントになり、マネジメント手法や経営理論を勉強しては実践するを繰り返して、経営経験を積みました。そして40歳の時、実際に経営者として事業会社を成長させたいと考えミスミに転職し、45歳で社長になり、5年間勤めました。その後は、「1社の経験だけではプロとは言えない」とカインズに転じ、2019年、社長に就任しました。 ■「Kindness」の精神でお客様目線を追求 カインズの強みは、社名の由来でもある「Kindness」の精神が全国230の店舗、約2万人のメンバー(従業員)に浸透していることです。一方で、ホームセンター業界に目を向けると売上高は2005年にピークを迎えて以降、横ばいが続いています。しかし、店舗数は増加しているので面積あたりの販売効率は低下傾向にあり、業界としては厳しい状況にありました。そこで、19年3月に社長に就任した直後から、〝第3の創業〟と位置付けて大きな改革に取り組んでいます。1989年の創業、2007年のSPA宣言を経て迎えた第3創業期には、「次のカインズを創る」ためのさまざまな施策に取り組んでいます。1つ事例を紹介しましょう。カインズでは、現会長の土屋さんが2007年にSPA宣言を行い、メーカーから仕入れて販売するだけではなく、自社によるオリジナル商品を作っていく戦略に大きく舵を切りました。世の中は、大量生産された商品を大量消費する「価格」の時代から、一つの良い商品を長く愛用する「価値」の時代へと変化していたからです。今では売上の約4割をオリジナル商品が占めています。グッドデザイン賞を11年連続で受賞するなど国内外で数々の賞を頂いており、デザイン性や機能性を高く評価頂けるまでになりました。商品の開発で大切にしているのは、カインズで働く2万人のメンバーの「お客様目線」です。店舗から家に帰れば、彼らも地域の一生活者。その豊富なアイデアを生かさない手はありません。開発会議では、開発担当者が店舗メンバーへプレゼンを行い、認められないと商品化ができないのです。そうした地道なプロセスを積み重ねることで、お客様の困りごとを解決し、くらしを豊かにする商品をお届けできているのではないかと思います。そうした強みをもつカインズの商品開発ですが、私が社長になってからここでも改革を行っています。それまでのフライパンやハンガーなどといった「品番単位の商品別組織」から、ライフスタイルや日用雑貨、プロ(職人向け)など「顧客提供価値をベースとした組織」へと体制を大きく再編したのです。なぜなら、商品開発がお客様目線ではなく、売り手目線になっていて、お客様の期待する価値に対応しきれていないと感じたからです。その結果、例えば、まな板の上に敷くだけで食材ごとにまな板を洗わずに済む「まな板シート」や複数のおかずを同時調理できる「分割型フライパンホイル」など、家事をラクに楽しくする「楽カジ」というコンセプトで、ヒット商品が多数生まれています。 ■「くみまち」を通じて地域格差を解消し、豊かな生活を提供 昨今、都心への一極集中・少子高齢化・人口減、自然災害の増加などにより、日本各地で様々な地域課題が顕在化してきていて、地域社会・経済の持続可能性が危ぶまれています。カインズは、創業以来、「商業を通して社会の発展に貢献する」ことを志に、28都道府県下に展開する230の店舗が、それぞれの地域の皆様のくらしに寄り添いながら事業活動を行っています。私たちはそうした創業以来の志をさらに発展させ、それぞれの地域における困りごとや関心、ニーズに丁寧に耳を傾け、「人々が自立し、共に楽しみ、助け合える、一人ひとりが主役になれる「まち」(≒地域社会)を実現することを目指す、「くみまち」構想を策定し、活動を始めています。私たちのように地域に根差した小売業が地域社会に提供できる価値は、経済的価値だけでなく、地域の持続的な成長やさらなる社会価値にもつながります。その一例として現在、学校では教えてくれない「生きる力」を、体験(DIY)を通じて学ぶ場として、「くみまち学校」の展開を始めています。定期開講は2023年4月からの予定で、店舗の余剰スペースを活用して行おうと思っています。このような事業で、日本の地域やくらしが抱える様々な課題を解決し、半数の自治体が消滅の恐れにあるという現状を変えたいと思っています。 ■大学生へのメッセージ 先ほどお話した、第3の創業と位置付けて取り組んでいる大きな改革の一環として、2020年3月にはカインズの新しい企業理念を決定し、3つのコアバリューを制定しました。「Kindnessでつながる」、「創るをつくる」、「枠をこえる」です。カインズは、何事も自分でチャレンジしてみて形にする=「創る」文化を社会に広げてきました。今も、既成概念にとらわれずに一歩踏み出して枠をこえ、新たなことに常に挑戦し続けています。そうした企業理念を土台に、私たちは、くらしを良くするために自分でやってみることの全てを「くらしDIY」と位置づけ、「くらしDIY」を文化として根付かせていくことを使命として取り組んでいます。学生の皆さんには、変化の激しい世の中で自分を見失わずに挑戦し続けるためにも、自我を形成し、自立していくことを大切にして欲しいと思っています。それは、自分を律する強さがあるからこそ、人に親切にできるのだと思うからです。相手の気持ちを汲み取る豊かな想像力と相手を心から大切にする愛で、「Kindness」にあふれる世界を一緒につくっていきましょう。 学生新聞オンライン2023年1月12日取材 中央学院大学 4年 田根颯人

イベント・企業紹介

第36回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2023 SPRING/SUMMER ~那須ほ...

2023年3月4日(土)国立代々木競技場 第一体育館にて『第36回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2023 SPRING/SUMMER』が開催されました。 今回のテーマは新時代を意味する「NEW EPOCH」。 多彩な豪華出演者の中から女優・モデル 那須ほほみさんにお話を伺った。 ■ステージを終えて 有観客の代々木第一体育館という大きな会場は画面越しとは違い、やはり緊張しました。でも、今回から声だしOKとなったこともあり、皆さんからの声や笑顔を直接受け取ることができて、心が温かくなりました。また、オンライン配信でみていたファンの方々からもSNSを通してメッセージをいただけて、嬉しかったです。先日、HOMiiiY EVENT 2023という自身初のファンイベントを開催しましたが、その時とはまた違った姿をお見せすることができ、喜んでいただけたかなと思っています。 ■ファンの存在とは 高校時代には様々なアルバイトをしてきました。その経験の中で「働くことが好きだな」としみじみ感じていました。現在もマネージャーさんや多くのスタッフさんに支えてもらいながら、モデルや女優のお仕事を楽しくさせていただいています。しかし、超えられない壁にぶつかって諦めたくなることも、落ち込んでしまうこともあります。そんなことがあっても頑張り続けることができるのは、ファンの方々の存在が本当に大きいです。自分がネガティブに感じているところを「好き」って認めてくれたり、「ほーちゃんやめたらどうしたらいいかわからない」って言ってくれたりすることがとても支えになっています。諦めたくなるほど高い壁があってもファンの方々の些細な一言が、私を突き動かし頑張ろうという気持ちにさせてくれています。私にとってファンの方々はなくてはならない存在です。日ごろLIVE配信でも「ありがとう」を伝えるようにしていますが、それでも足りないくらい感謝しております。 ■今後の夢やチャレンジしてみたいこと ファンの方々と距離を詰めながら一緒に頑張ろう!って思われるように意識して、これからもSNSやLive配信をしていきたいです。お仕事の面ではこれからは映画やドラマにも出演していきたいですし、いろんなことに挑戦したいと思っています。例えば、狂人などの少し変わった役柄などやってみたいです。(笑)以前そういった役柄を演じたことがあり、楽しんで撮影できただけではなく、役作りをはじめとして作品を作り上げるということを学びました。普通の役と違い、いつも以上に考えて作っていくという過程が面白かったので、今後もやってみたいなと思っています! ■大学生へのメッセージ まずは楽しんでほしいな!と思います。そして沢山の人と友達になって沢山の人を知ってほしいです。大学生になりたくてもなれない人だっています。やりたくないと思っていてもそれも幸せなことだと思います。勉強も大変だとは思いますが、学生生活を満喫してほしいです。 取材者:明治大学4年 山本真人同行者:上智大学4年 八木彩花 イベント名称:第36回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2023 SPRING/SUMMER(略称:マイナビ TGC 2023 S/S)開催日時:2023年3月4日(土) 開場12:00、開演14:00、終演21:30会場:国立代々木競技場第一体育館公式サイト:https://tgc.girlswalker.com/23ss/