• 運営スタッフ
  • HOME
  • 運営スタッフ

Archive for 運営スタッフ

学生新聞インターン

藤原さくら 私の「好き」と皆さんの「好き」が共鳴する瞬間、そこでしか...

シンガーソングライター 藤原さくら(ふじわらさくら) ■プロフィール1995年生まれ、福岡県出身。シンガーソングライターとしてのみならず、役者としても活動。2022年11月にSingle EP「まばたき」をリリース。4月21日(金)、22日(土)、東京・三越劇場にて弾き語りツアー2022-2023“heartbeat”ツアーファイナルを開催。 ◆音楽との出会いを教えてください 私が音楽に興味を持つきっかけとなったのは父です。父がベースをやっていてビートルズに代表されるイギリスのロックなどに触れ、「自分もこんなかっこいい曲を作りたい!」と思いました。当時まだ小学生だった私は、シンガーソングライターという職業も知ったばかりで、今振り返ると、夢を叶えたい気持ちは人一倍強かった気がします。その後、夢を夢で終わらせないためにボーカルスクールへの入学とオーディションへの挑戦をしました。あのとき踏み出した一歩が今につながっているのだと思います。 ◆楽曲制作の根底にあるものは何でしょうか それぞれの楽曲の向こうにいるファンの方が、私の「好き」に共感してくれることを願いながら作詞作曲にあたることがほとんどです。以前は何気ない日常を日記のように綴ることも多くありましたが、お互いの「好き」が呼応した快感を知った途端、そこから抜け出せなくなりました。もちろん、制作の過程では自分が納得のいくまで突き詰められないといった苦しい瞬間もあります。そういうときは、あえて自分の感覚にこだわらず、見守ってくれる周りの声を信じて進むことにしています。なぜなら、「正解が存在しない」という音楽の特性上、それくらい思い切らないと一生書き続けてしまいそうだからです。音や詞に意識を向けていくことは正直簡単ではありませんが、その分、成功したときの喜びに価値を見いだせているのかもしれません。 ◆学生へのメッセージをお願いします 感受性の豊かな今のうちに是非、多くの出会いと経験を重ねるといいと思います。なりたい自分を想像しながら行動し続けることは、とてもかっこいいです。自らをアウトプットする方法を携えて、無限の可能性が広がる社会に羽ばたけるように応援しています。 ■取材を終えて  質問に対し、真っ直ぐに向き合い答えてくださったのが印象的です。一つひとつの楽曲がいかに丁寧に作られているか、そしてそれらにどれほどの愛情が込められているのかを肌で感じることができました。自らが好きなものを磨き続けていくひたむきさを学べたこの機会に感謝です。 学生新聞2023年4月1日発刊号 日本女子大学4年 神田理苑

中高生新聞

本田望結 人生は「悔しい」の連続。だから私は悔しさをバネに挑戦し続ける

女優・フィギュアスケーター 本田望結(ほんだみゆ) ■プロフィール2004年6月1日生まれ、京都府出身。3歳から芸能活動を始め、ドラマ『家政婦のミタ』への出演が話題となる。その後、ドラマ『少年のアビス』(MBS系・2022年)や映画『それいけ! ゲートボールさくら組』(2023年5月12日公開予定)などに出演。フィギュアスケーターとしても活躍中。 ◆人生のターニングポイントは何ですか やはり『家政婦のミタ』に出演したことが一番大きいですね。以前からオーディションを受け続けていて、ようやく手にした役でした。最終オーディションの帰りに「きいちゃん役は、望結にしかできない」と言っていたみたいです(笑)。それくらい自分の中で何かビビッと来るものがありました。ドラマの放送が始まると街中で役の名前で呼ばれることも増えてきて、そんな“自分じゃない人になれる”お芝居に凄く魅力を感じるようになりました。『家政婦のミタ』以降、もう一度何か自分の転機になるような作品に出合えるように、そのチャンスを逃さないように常にアンテナを張っておきたいと思っています。 ◆二足の草鞋で大変なことは何ですか フィギュアスケートもお芝居も自分でやると決めたことなので大変と感じたことはありません。でも、“ただ続けている”ことに悩むときがありました。そのようなときに『家政婦のミタ』でご一緒させていただいた平泉成さんが、「好きなことをたくさん見つけられたのは凄いことだよ」と言ってくださったのです。その言葉で好きなら諦めなくてもいいのだと思えるようになりました。続けていることで私を見てくださった誰かが頑張ろうという気持ちになってくださったらいいなと思っています。 ◆学生へのメッセージをお願いします 人は成功や合格のような嬉しいことで人生が進んでいくと思いがちです。もちろんそれも間違いではないけれど、悔しかったりつらい思いをしたときに、想像とは違う方向へと進んで行って、その人ならではの人生を歩むことになると思います。あのときに失敗したからこそ出会えた人がいる。そんなふうにつらい出来事も大事にしてほしいと思います。 ■取材を終えて つらい経験からも目を背けずに努力し続けてきたからこそ2つの世界で活躍できるのだと思いました。私自身、本田さんの頑張っている姿を見て背中を押してもらった一人です。この記事を目にした方に本田さんの想いが伝わり、挑戦する勇気を持ってくれるといいなと思います。 中高生新聞2023年4月1日号 佛教大学3年 三浦藍生

学生新聞インターン

yama 表現力は感性を磨くことで身に付けられる

シンガー yama(やま) ■プロフィールSNSを中心にネット上で注目を集める新世代シンガー「yama」。2018年よりYoutubeをベースにカバー曲を公開し活動をスタート。2020年4月に自身初のオリジナルとしてリリースされたボカロPくじらが手掛けた楽曲「春を告げる」は、SNSをきっかけに爆速的にリスナーの心を掴み、あらゆるヒットチャートでトップにランクイン。現在の音楽シーンを象徴するアーティストの一人。 幼少期から歌うことが好きで、生涯歌い続けていたいというyamaさん。一時、人前で歌うことを避けていたが、今では自分の思いを伝えるために、有観客でのライブやドキュメンタリー動画で自身のことを発信している。今回はアーティストとしての想いや表現力について伺った。 昔から歌うことが好きで、自宅で歌を録音したりしていることの多い子ども時代でした。自分には突出した才能がないと思っていましたが、歌だけは他人に認められたいという思いから幼少期にはコンクールに出たこともありました。しかし、他人と競わなければならないコンクールのステージに立ったとき、パニック障害に似た症状になるなど自分は人前で歌うことができないのではないかと思ってしまい、音楽から離れることもありました。でも、やっぱり自分には音楽しかないと感じ、音楽活動を再開することにしたのです。自宅で録音をし音源をアップロードするようになり、今のレコード会社から声がかかり、デビューすることができました。デビューするまでは自分のために歌っていましたが、デビューをしてからは曲を聴いてくださる方が元気になってほしいという気持ちで歌っています。 表現力というのは何度も練習したからといって身につくわけではなく、むしろ過去に体験したことから生まれるものだと思っています。表現力を鍛えるには、日頃の感情を分析すること、多彩な方々とコミュニケーションを図ることが大切です。日常生活を送る中で気になったことや心が動いたこと、逆に心が動かなかったことなどを日記や詩の形式でメモに残しています。たとえば、悲しいと感じたときに、なぜ悲しいと思ったのかを分析し、音楽活動に活かしています。メモをしていると暗い内容が出てくることが多いですが、音楽などの形にしていくときは、「孤独だよね」とまとめるのではなく、最終的には光が差してくるような要素も追加させています。もともと自分は、人に心を開かず一線を引いた状態で人と関わってきましたが、体育会系のマネージャーに連れられて挨拶や人との接し方を学んでからは、昔の友人などと久しぶりに会った際に、「明るい性格になったね」と言われることが増えてきました。マネージャーは、「今日のライブは調子が良くなかったね」などと嘘のない率直な言葉で接してくれる存在です。これまで「自分の色ではない」と断ることも多かったのですが、とりあえず1回やってみようというように、気持ちのありようも変化してきました。休みの日には人と話したり、詩集を読んだり、美術品に触れたりして感性を磨くようにしています。表現力を身につけようと思うのならば、外の世界に目を向けたり、多彩な人と出会ったりして、自分の“物差し”、つまり物や人を見る目を鍛えてほしいですね。 初めのころは作家さんやシンガーソングライターさんに楽曲を書き下ろしてもらっていました。ただ、詞は自分の内面から出た言葉ではなかったので、ライブでお客様を目の前にするようになって、自分の本当の想いを伝えたいと思うようになり、作詞・作曲をするようになったのです。また、この人のようになりたいという目標とするアーティストはいませんが、ロックやファンク、R&Bなど幅広いジャンルが好きなので、ジャンルを超越した存在を目指しています。他にも趣味で書いていた絵をアルバムのアナザージャケットや特典にしていますが、今後はグッズにしてみたいです。 学生時代は選択を迫られることも多いと思いますが、どんな選択でも他人に任せず自分自身で考えてほしいです。自分の選択なら間違いはないと思うので自分を信じて頑張ってください。 学生新聞2023年4月1日発刊号 中央学院大学4年 田根颯人

大川知

ジャルジャル 面白いと思うことに向き合って新しい形のコントを生み出す

芸人 ジャルジャル後藤淳平(ごとうじゅんぺい) 福徳秀介(ふくとくしゅうすけ) ■プロフィール2003年結成。高校の同級生で同じラグビー部に所属していた後藤淳平と福徳秀介によるお笑いコンビ。YouTubeジャルジャルタワーに毎日ネタを投稿中。全国9都市11会場全23公演 ジャルジャル単独ツアー開催決定!! —2023春夏のジャルジャル— バカになっちゃいましたxご購入はFANYチケットから(https://yoshimoto.funity.jp/r/2023harunatsunojarujaru/) コントシネマや海外ツアー、YouTubeチャンネルでのコント動画の毎日投稿など、チャレンジし続けるジャルジャル。お二人のこれまでの軌跡や漫才への想い、大切にしていることについて伺った。 福徳:僕たちは高校のラグビー部で出会いました。特に仲が良く、一緒にいる時間が楽しかったのでこのまま2人で生きていこうということになり、芸人になりました。 後藤:大きなきっかけというものはなく、自然と相方になりました。 福徳:今年40歳になって歳をとったなと感じるけれど、隣を見ると一緒に歳をとっている相方がいるのは安心感があって、コンビを組んで良かったと思います。 後藤:芸人という仕事の魅力は、2人でゼロから作ったネタをお客さんに喜んでもらい快感を得られることです。大変なときにネタを見て助かったなどと感想を頂くこともあるのですが、手助けができたと感じて嬉しいです。 後藤:オーディションに受からない時期は大変でした。自分が面白いと思ったことでも、他人の評価に委ねないといけないですからね。 福徳:この仕事は2人がOKならそれでいいという特殊な仕事です。もちろん評価は欲しいけれど、評価はなくても良い世界でもあるし、いつか評価を得られるという自信もあります。 後藤:昔の映像を見ると、まだまだだなと思います。結局、お客さんの前でやり続けることで上手くなっていくんですね。 福徳:僕は自分が出演している番組は絶対見ないです。自分で自分を見られるようになるまで頑張っていきます。 後藤:昔からやっているネタでも、お客さんにウケるように微調整をし続けて今の形に至っています。表現力を伸ばそうと意識はしていませんが、微調整を通じて勝手に伸びているのかもしれません。 福徳:足したり引いたりを繰り返して完成させたネタは、正直言ってあまり面白くないんです。YouTubeに上げているネタの種のような、目的のない、ただただ2人でやっているネタの方が面白かったりします。 福徳:ネタ作りは2人で話しながらやるのですが、かなり特殊なので説明するのが難しいです。 後藤:展開や設定についての話し合いは全て端折っています。大学生のころからネタ合わせという体で同じ時間を過ごしていて、たとえばしりとりを1時間以上することでネタにつながったりとかもあります。 福徳:普段はリラックスして、あま一つのことに夢中になりすぎないようにしています。僕はブルース・リーの「Don’t think! Feel.(考えるな!感じろ)」という言葉が好きなのですが、考えてお笑いの台本を作るのではなく、自分たちが面白いと感じることをやるというマインドを大切にしています。本番で緊張しないのは不可能なので、できるだけ緊張しながら練習することで、緊張していても良いパフォーマンスができるようにしています。 後藤:慣れしかないと思いますね。ネタが飛ぶのは怖いですが、飛んだらそのときはそのときという心境です。 後藤:ちょっと前まではネタは舞台、たまにテレビで見せるものでしたが、YouTube やコントシネマなど、いろいろな見せ方があるんだと発見しました。コントを作り続けていって、また新しい見せ方ができたら面白いなと思います。 福徳:根底にコントがあれば良いと思っています。 後藤:自分たちの野望はあまりないタイプで、提案されたことが目標・野望になっていくことが多いです。海外公演とか、YouTube で毎日ネタをアップするとかも周りに言われて僕らが乗っかったのですが、今後も周りに提案してもらえるようなコンビで居続けたいです。 学生新聞2023年4月1日発刊号 津田塾大学4年 大川知

八木彩花

TAKAHIRO すべての出会いを楽しみながら、ダンスの可能性を追い求め続ける

プロダンサー・振付家 TAKAHIRO(たかひろ) ■プロフィールダンサー、振付家、教育者として日米で活躍。櫻坂46・日向坂46・A.B.C-Z・藤井風などさまざまな人気アーティストの振付を担当するほか、コンサートやミュージカル作品の演出など新たな活動を開拓しながら、教育者としても全国で後進の育成に力を注いでいる。 世界的に有名なダンス大会の9大会連続優勝という偉大な記録を持つダンサーであり、振付家としても活躍するTAKAHIROさん。「自分の肉体で発明ができる」とダンスの魅力を語る姿からは、ダンスに対する熱い想いが伝わってくる。日々心掛けていることや表現力について伺った。 ダンサーになったきっかけを振り返ると、気づいたら神輿に乗っていたというような感じです。大学で同好会に入ってダンスを始めましたが、卒業と同時にダンスを諦めることができず、「人生の最終ページ」を作るつもりで、スターの登竜門とされるNYアポロシアターの大会へ挑戦することを決めました。すると優勝してしまったんです。このとき、大会に出場したみんなの夢と努力があってその上に立たせてもらっているんだと感じ、ダンスで勝負しようという気持ちが憧れから責任に変わりました。 新しい人に出会えること、無限の創造ができることがとても楽しいです。仕事という感じではなく、白い壁を彩るようにいろんな感情が描けるのを楽しんでいます。そのためには、見えるものをどうポジティブにするか、ネガティブにどうドキドキを入れるかが大切だと思います。たとえば、僕にとってのネガティブは制約や孤独です。でも制約がエネルギーにつながり新しい発見を生むこともあるし、孤独な僕にしかできない世界と考えればネガティブじゃないんです。暗い面も裏返せば明るくなります。失敗したら「よっしゃ!」と思うようにします。自分の失敗ストーリーは必要です。後でいっぱい語れますから。どんな感情も人生には必要なことで、それを生かせばいいんです。 まずは技術を学ぶことで手数を増やす、これは左脳的なことです。さらにこの手数を使って何ができるかが大事なんです。これは右脳。日常の中からデータを集め、それをもとに構築するということの繰り返しです。自分には関係ないというものはありません。どこかでつながるかもしれないので、ダンスと直接関係のないものにもたくさん触れて吸収してきました。それが活きることも多いです。あとは、常日頃「なんで?」を大切にしています。生活に必要ないことかもしれないけれど、「なんで?」があると楽しいんです。この世界が不思議なんです。日常の些細なことにも疑問を持って、“一人なんで大会”を開催して自分なりの答えを考えています。この好奇心や探究心はダンスを通して育まれたのかもしれません。創造とは、問いかけと答えの繰り返しなのです。今日本では約600万人がダンスをやっているとされますが、この人たちが座れる席はとても少ないです。もっと選択肢が増えればダンスをやる人が楽しくなると思うので、「ダンサーとしてこんなことができるんだ」ということを増やしていきたいと思っています。これまでもそういう想いで振り付けから構成や演出、プロデュースなどに挑戦してきましたし、ダンススタジオを作ったり教育に携わったり、本を書いたり事務所を設立したりして、踊るだけではない「ダンス╳○○」の扉を開けてきました。これからもミクロの視点からだんだん引いていってさまざまな角度からダンスを見ることを楽しんでいきたいと思っています。自分も楽しみながら次の世代の扉を開けていきたいです。個人的にはどこかに広い土地を獲得して、想像するための場所を作りたいという理想もあります。 学生の皆さんには「人生は思ったよりも長距離走」ということを伝えたいです。今は10キロ走のまだ2キロくらい。いつだって物語はここからです! 学生新聞2023年4月1日発刊号 上智大学4年 八木彩花

八木彩花

株式会社TBSスパークル
エンタテインメント本部ドラマ映画部
プロデ...

自分の人生は自分でコントロールする。責任と覚悟を持って取捨選択を 株式会社TBSスパークルエンタテインメント本部ドラマ映画部 プロデューサー・ディレクター塚原あゆ子 ■プロフィール2005年にTVドラマ「夢で逢いましょう」で演出家デビュー。以降、TVドラマ『夜行観覧車』(’13 )『Nのために』(’14)など話題作の演出を次々と手がけ、2015年には優れたTVドラマのクリエイターに送られる第1回大山勝美賞を受賞。その後もTVドラマ『アンナチュラル』(’18)、『MIU404』(’20)など、立て続けにヒット。2018年『コーヒーが冷めないうちに』で映画監督デビュー。 ■今の仕事を始めるきっかけは 大学時代はバイト三昧で友達を求めてサークルに参加するという生活でした。高校時代に戯曲を書いていたことがあり、大学でも演劇団体に所属して演出をしていたので、それが現在の基盤になっているのかなと思っています。就職活動は出版社やATPセミナーの参加企業を受けていたのですが、最初に内定が出た制作会社に入社しました当時は男性が監督、女性がプロデューサーという時代で、「監督になりたい」と言うと怒られたこともありました。しかし、お金の管理などのプロデューサー業が向いていないと感じていたとき、私がプロデュースした作品をやってくれる人がおらず、自分で撮ってみたことがありました。それを観た人が「お前できそうだな」と。そのタイミングで会社の方針や雰囲気が変わり、監督をやるようになりました。 ■仕事をする上で大切にしていることは 監督は全責任を負う役割です。プロデューサーのアイデアの種を作家と二人三脚で形にしていきますが、できが悪いのは監督のせい、良いのはみんなのおかげだと思っています。こだわりとしては、ゆらいでいる現場にすることです。映像作品は総合芸術なので、現場の意見を取り入れて柔軟にやっていく方がいいと思っています。また、一つの作品を一緒に作る仲間として相手との距離感を大切にしています。その他、さまざまなコンテンツから知識やアイデアを吸収しています。アニメやドキュメンタリーから刺激を受けることが多く、小説やゲームのカット割り、絵画やショート動画からも学びがあります。 ■学生へのメッセージ 好きなことは年齢や立場などで結構変わっていきます。でも嫌いなことは変わらないんですよね。やりたいことがない、好きなことがないと迷うなら、嫌いじゃないことをやればいいと思います。「好き」と言うことは勇気のいることです。自信を持てずに自分で潰しがちなので、嫌いなものが指針になるのではないかと思っています。 学生新聞2023年4月1日発刊号 上智大学4年 八木彩花 『わたしの幸せな結婚』大ヒット公開中‼ 出演: 目黒蓮(Snow Man) 今田美桜監督: 塚原あゆ子 脚本:菅野友恵2023年3月17日(金)公開Ⓒ2023 映画『わたしの幸せな結婚』製作委員会

人事

本田技研工業株式会社(Honda)

社員一人ひとりが生み出す、「Hondaらしさ」の源泉とは 電動化や自動化など、近年マーケットの変化が激しい自動車業界。そんな自動車業界内にあって、創業75年を迎えて今後さらなる成長が期待される本田技研工業。Hondaが現在力を入れているのが人事部門による組織文化の掘り起こしだ。創業以来どのような組織文化が醸成され、Hondaの強みや魅力につながっているのか。人事担当者お二人にお話を伺った。 従来、自動車業界は車をつくって、売って終わりという、いわゆる売り切りビジネスでした。販売後、お客様に新たな価値提供をすることは少なかったのです。しかし、近年は車の製造・販売のみならず、車を介した顧客体験へのアプローチが求められています。たとえば、移動中に映画や音楽を楽しみたいユーザーもいれば、道中でのおすすめのレストラン情報を知りたいユーザーもいるでしょう。いかに顧客の多様なニーズに応えられるかが今後の自動車業界の課題なのです。電気自動車や水素自動車など、年々技術は進歩しています。しかし、技術の進歩だけでは変化するユーザーのニーズを満たすことはできません。今後は技術の発展と顧客体験の追求という2点を掛け合わせていくことで、広くモビリティカンパニーとして価値提供していかなければならないのです。そして現在は、たとえるならば、移動手段が馬車から自動車へと変化していった時代と同じくらいの変化の局面にあります。我々は変わっていかなければならないのですが、これは大きなチャンスでもあります。このチャンスを活かして、新たな価値創造により力を入れていきたいです。 「Hondaらしさ」実現のために この状況下で必要なのが、過去の成功体験からの脱却です。過去に縛られることなく、ゼロベースで新たなチャレンジをしていかなければなりません。ある意味、真っさらなキャンバスを持つ若い方の感性は、自動車業界において大変重要になると思います。そして若い人材の活躍には風通しの良さなど、組織文化も大いに関わってくると思います。当社は創業以来、「松明は自分の手で」、「ノープレー・ノーエラーを排せ」などの言葉が語り継がれています。つまり、自分が成し遂げたいことのために働こうという信念が、伝統的に組織風土として醸成されてきたのです。人事の役割は、このHondaらしさをさらに掘り起こしていくこと。この想いで、採用・育成・異動など多岐にわたって改革を進めています。たとえば、研修に関して、これまでは昇格のタイミングで決まった研修を受けるなど、研修の受け方がルール化されていました。しかし、これではいくら主体性のある社員が多くても、能動的に学べる機会が減ります。そのため、能力や意欲があれば研修を受けることのできる仕組みに変えて、社員がどんどん学べる環境にしました。当社が伝統的に持っている組織文化を一つひとつ新たに制度化していくことで、内にも外にもHondaらしさを発信していて、これが人事として最大の役割だと考えています。 「人」が作り出す企業の魅力 「Me and Honda,Career」という当社が運営するオウンドメディアは、実は社外に向けたブランディングというよりも、インナーブランディングが目的なのです。現在は週に1回、毎回異なる社員の記事をアップしていて、メディアに取り上げられることで、自身の仕事に誇りを持ってほしいという想いがあります。家族や友人など、記事を通して社員の関係者にも彼らの仕事ぶりが伝わると嬉しいですね。もちろん、当社には幅広いプロダクト、そしてグローバルに活躍できる環境、挑戦できる組織文化があります。しかし、これらだけでは企業が成長し続けることはできません。紛れもなく、当社の社員こそがこれまでの、そしてこれからのHondaを作っていくのです。Hondaらしさを最前線で体現する社員一人ひとりにフォーカスすることで当社の魅力が伝わると良いなと思っています。採用においても、当社の「人」や「組織文化」に共感して入社を希望する人がどんどん増えると嬉しいです。採用では表面上の知識やスキルではなく、その人の根底にある想いや原動力を見ています。たとえば、失敗した経験をどのように言語化して語るかなど、過去の経験から人間性を判断することがあります。その人の奥底にある人間性が、Hondaらしさとシンクロする部分があれば、ぜひ採用したいと思いますね。 *message* 誰のためでもなく、自分のためにいい就活をしてほしいです。そしてそのような就活をするには、まず己を知ることが必要。喜びや悲しみを感じる瞬間、自分の価値観が揺さぶられるタイミングなど、自分の説明書を作るくらいに、自分と向き合ってみてください。この過程の先に、自分の琴線に触れる会社との出逢いがあるはずです。 学生新聞2023年4月1日発刊号 慶應義塾大学3年 伊東美優

イベント・企業紹介

Amazon Original『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』試写会と女性のキ...

Prime Video は、海外で亡くなった方の遺体を母国の遺族の元へ送り届けるプロフェッショナルの活躍を描いた米倉涼子氏主演のAmazon Originalドラマ『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』の世界配信にあわせて、女性の可能性を伸ばすキャリア教育に取り組む品川女子学院高等学校1、2年生の生徒に向けて作品の試写と女性のキャリアデザインに関するワークショップを2023年3月20日に開催しました。 当日は女性リーダーの育成に取り組むウーマンズリーダーシップインスティテュート株式会社 代表取締役/CEO の川嶋治子氏が講師として登壇。「未来の選択肢を増やす」をテーマに、自分の進路やキャリアをどう選べばいいか、アドバイスしました。 ■ワークショップ 川嶋治子氏よりみなさんの未来は可能性の宝庫です。自分の可能性を制限してしまうのではなく、たくさんの可能性の中から何を基準に選び、どのように人生を設計していくかを考えてほしいです。今おぼろげにでも「こんなことしたいなぁ」と思っていることは叶います。同時に、高校生のときに想像した以上のことを大人になれば経験できます。 中学時代、英語が好きでその楽しさを多くの人に伝えたいと思った私は、英語の先生を志しました。しかし、高校生になってアメリカに留学すると、やりたかったことは英語ではなく、英語を通して生まれる交流や文化の違いを知ることだと気が付きました。やりたいことが英語でないなら私は何を仕事にすればいいのか。進路に迷っているとき、自治体で募集していた米国訪問で市長に出会いました。この出会いが、誰かのために仕事をすることや、やりがいについて考えるきっかけになり、静岡県清水市の市長秘書を務めることになりました。 現在は女性リーダー育成や講演などの「社会を変える仕事」に巡り合えましたが、これまでの経験は確実に点と点で繋がっています。無駄なことはありません。だからこそ目の前のことに全力になり、好きなことを追いかけてほしいです。 現代は多様性の時代です。たくさんの選択肢があるからこそ悩むこともあります。しかし、その中から選び取り、自分らしさを追求するからこそおもしろさがあります。では、夢中になれる仕事に出会うにはどうしたら良いのでしょうか?まずはどんな仕事があるか知ることが大切です。アンテナを立てて知らない仕事を知る。そして自分が好きなことと得意なことを理解する。仕事を「知る」ことで目標も立てやすくなり、好きなこと得意なことを把握することでその後の成長スピードも変わってきます。得意なことが分からない人はぜひ身近な人から意見をもらいましょう。自分のことを周囲がどう捉えているか分かると思います。 執筆者:日本大学3年 石田耕司 Amazon Original『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』Prime Videoで独占配信中 第10回開高健ノンフィクション賞を受賞した佐々涼子氏の「エンジェルフライト 国際霊柩送還士」を原作に、国境を越えて遺体を遺族の元へ送り届ける国際霊柩送還士の姿を描いた“一話完結”のヒューマンドラマです。羽田空港内に事務所を構える“エンジェルハース”という小さな会社を舞台に、口は悪いが情に厚い女社長の伊沢那美(米倉涼子氏)を筆頭に、クセの強い社員たちの活躍を描いています。 ■『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』第1話 試写を観て 国際霊柩送還士という普段の生活には馴染みのない職業を取り扱った作品ですが、どんな職業にも特別な「想い」を持って働いている人がいることを実感できた作品です。「死」を扱うということは「生」を扱うってこと。米倉さん演じる那美の言葉です。遺族が死を受け入れて次に進むためには、最後のお別れの時間がとても大切になる。「遺体」だけでなく死者の「想い」も一緒に送り届けるという使命を持って働いている那美に心を打たれました。 日本大学3年 石田耕司 日本へ送還されるはずの遺体がなくなり、遺族は諦めていたが、主人公・那美は危険を顧みず、最後まで諦めず、遺族に遺体を送り届けることに成功したことは印象的で、仕事に対する那美の情熱を感じ、自分もこれだけの情熱を持って働きたいと思いました。そして、仕事を選ぶ基準として自分が好きなものと得意なことを重要視していましたが、那美が遺族に遺体を届け感謝されている姿を見て、好きなものと得意なことに加えてやりがいのある仕事を選ぶことでより仕事に情熱をかけられるのだと気が付きました。 千葉大宮高等学校3年 清水智貴オクゥリネルソン

学生新聞インターン

株式会社カインズ 代表取締役社長 CEO 高家正行

お客様目線を追求し続け、より豊かなくらしを“DIY” 株式会社カインズ 代表取締役社長 CEO 高家正行 (たかやまさゆき) ■プロフィール 1963年、東京都生まれ。1985年、慶應義塾大学経済学部を卒業後、株式会社三井銀行(現:株式会社三井住友銀行)に入行。1999年にA.T.カーニー株式会社に入社。2004年に株式会社ミスミ(現:株式会社ミスミグループ本社)に入社し、2008年に同社代表取締役社長に就任、2013年まで務める。2016年に株式会社カインズの取締役に就任。取締役副社長を経て、2019年から現職。2022年3月から株式会社東急ハンズ(現:株式会社ハンズ)代表取締役会長も兼務している。 ホームセンター業界で首位に君臨するカインズ。社長を務めるのが、銀行マン、コンサルタントを経てミスミグループ本社の社長を務めた高家正行氏だ。骨格のある会社を成長させることのできるプロ経営者を目指していると語る高家氏に、カインズの魅力や自身が行った改革について伺った。 大学では中学校から続けているテニスに力を入れていました。今でも休日はラケットを握り、心身をリフレッシュしています。大学では、社会全体が豊かになるための経済システムや社会の仕組みといった原理原則を学ぶため、慶應義塾大学の経済学部に入学を決めました。その後、経済のメインプレイヤーである銀行の中でも、一人一人が自分の考えで行動する社風だと感じた三井銀行に入社し、自分の力で勝負できる企業人を目指しました。銀行員として働く中で、アメリカの大手IT企業であるIBMを経営の専門家が立て直す様を描いた書籍と出会い、経営者の中には生え抜きの社長や創業者以外にも、「プロ経営者」として外部から招かれ、企業を成長させることができる人々がいることを知りました。それからプロ経営者に挑戦してみたいという想いが強くなり、A.T.カーニーへと転職、戦略コンサルタントになり、マネジメント手法や経営理論を勉強しては実践するを繰り返して、経営経験を積みました。そして40歳の時、実際に経営者として事業会社を成長させたいと考えミスミに転職し、45歳で社長になり、5年間勤めました。その後は、「1社の経験だけではプロとは言えない」とカインズに転じ、2019年、社長に就任しました。 ■「Kindness」の精神でお客様目線を追求 カインズの強みは、社名の由来でもある「Kindness」の精神が全国230の店舗、約2万人のメンバー(従業員)に浸透していることです。一方で、ホームセンター業界に目を向けると売上高は2005年にピークを迎えて以降、横ばいが続いています。しかし、店舗数は増加しているので面積あたりの販売効率は低下傾向にあり、業界としては厳しい状況にありました。そこで、19年3月に社長に就任した直後から、〝第3の創業〟と位置付けて大きな改革に取り組んでいます。1989年の創業、2007年のSPA宣言を経て迎えた第3創業期には、「次のカインズを創る」ためのさまざまな施策に取り組んでいます。1つ事例を紹介しましょう。カインズでは、現会長の土屋さんが2007年にSPA宣言を行い、メーカーから仕入れて販売するだけではなく、自社によるオリジナル商品を作っていく戦略に大きく舵を切りました。世の中は、大量生産された商品を大量消費する「価格」の時代から、一つの良い商品を長く愛用する「価値」の時代へと変化していたからです。今では売上の約4割をオリジナル商品が占めています。グッドデザイン賞を11年連続で受賞するなど国内外で数々の賞を頂いており、デザイン性や機能性を高く評価頂けるまでになりました。商品の開発で大切にしているのは、カインズで働く2万人のメンバーの「お客様目線」です。店舗から家に帰れば、彼らも地域の一生活者。その豊富なアイデアを生かさない手はありません。開発会議では、開発担当者が店舗メンバーへプレゼンを行い、認められないと商品化ができないのです。そうした地道なプロセスを積み重ねることで、お客様の困りごとを解決し、くらしを豊かにする商品をお届けできているのではないかと思います。そうした強みをもつカインズの商品開発ですが、私が社長になってからここでも改革を行っています。それまでのフライパンやハンガーなどといった「品番単位の商品別組織」から、ライフスタイルや日用雑貨、プロ(職人向け)など「顧客提供価値をベースとした組織」へと体制を大きく再編したのです。なぜなら、商品開発がお客様目線ではなく、売り手目線になっていて、お客様の期待する価値に対応しきれていないと感じたからです。その結果、例えば、まな板の上に敷くだけで食材ごとにまな板を洗わずに済む「まな板シート」や複数のおかずを同時調理できる「分割型フライパンホイル」など、家事をラクに楽しくする「楽カジ」というコンセプトで、ヒット商品が多数生まれています。 ■「くみまち」を通じて地域格差を解消し、豊かな生活を提供 昨今、都心への一極集中・少子高齢化・人口減、自然災害の増加などにより、日本各地で様々な地域課題が顕在化してきていて、地域社会・経済の持続可能性が危ぶまれています。カインズは、創業以来、「商業を通して社会の発展に貢献する」ことを志に、28都道府県下に展開する230の店舗が、それぞれの地域の皆様のくらしに寄り添いながら事業活動を行っています。私たちはそうした創業以来の志をさらに発展させ、それぞれの地域における困りごとや関心、ニーズに丁寧に耳を傾け、「人々が自立し、共に楽しみ、助け合える、一人ひとりが主役になれる「まち」(≒地域社会)を実現することを目指す、「くみまち」構想を策定し、活動を始めています。私たちのように地域に根差した小売業が地域社会に提供できる価値は、経済的価値だけでなく、地域の持続的な成長やさらなる社会価値にもつながります。その一例として現在、学校では教えてくれない「生きる力」を、体験(DIY)を通じて学ぶ場として、「くみまち学校」の展開を始めています。定期開講は2023年4月からの予定で、店舗の余剰スペースを活用して行おうと思っています。このような事業で、日本の地域やくらしが抱える様々な課題を解決し、半数の自治体が消滅の恐れにあるという現状を変えたいと思っています。 ■大学生へのメッセージ 先ほどお話した、第3の創業と位置付けて取り組んでいる大きな改革の一環として、2020年3月にはカインズの新しい企業理念を決定し、3つのコアバリューを制定しました。「Kindnessでつながる」、「創るをつくる」、「枠をこえる」です。カインズは、何事も自分でチャレンジしてみて形にする=「創る」文化を社会に広げてきました。今も、既成概念にとらわれずに一歩踏み出して枠をこえ、新たなことに常に挑戦し続けています。そうした企業理念を土台に、私たちは、くらしを良くするために自分でやってみることの全てを「くらしDIY」と位置づけ、「くらしDIY」を文化として根付かせていくことを使命として取り組んでいます。学生の皆さんには、変化の激しい世の中で自分を見失わずに挑戦し続けるためにも、自我を形成し、自立していくことを大切にして欲しいと思っています。それは、自分を律する強さがあるからこそ、人に親切にできるのだと思うからです。相手の気持ちを汲み取る豊かな想像力と相手を心から大切にする愛で、「Kindness」にあふれる世界を一緒につくっていきましょう。 学生新聞オンライン2023年1月12日取材 中央学院大学 4年 田根颯人

イベント・企業紹介

第36回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2023 SPRING/SUMMER ~那須ほ...

2023年3月4日(土)国立代々木競技場 第一体育館にて『第36回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2023 SPRING/SUMMER』が開催されました。 今回のテーマは新時代を意味する「NEW EPOCH」。 多彩な豪華出演者の中から女優・モデル 那須ほほみさんにお話を伺った。 ■ステージを終えて 有観客の代々木第一体育館という大きな会場は画面越しとは違い、やはり緊張しました。でも、今回から声だしOKとなったこともあり、皆さんからの声や笑顔を直接受け取ることができて、心が温かくなりました。また、オンライン配信でみていたファンの方々からもSNSを通してメッセージをいただけて、嬉しかったです。先日、HOMiiiY EVENT 2023という自身初のファンイベントを開催しましたが、その時とはまた違った姿をお見せすることができ、喜んでいただけたかなと思っています。 ■ファンの存在とは 高校時代には様々なアルバイトをしてきました。その経験の中で「働くことが好きだな」としみじみ感じていました。現在もマネージャーさんや多くのスタッフさんに支えてもらいながら、モデルや女優のお仕事を楽しくさせていただいています。しかし、超えられない壁にぶつかって諦めたくなることも、落ち込んでしまうこともあります。そんなことがあっても頑張り続けることができるのは、ファンの方々の存在が本当に大きいです。自分がネガティブに感じているところを「好き」って認めてくれたり、「ほーちゃんやめたらどうしたらいいかわからない」って言ってくれたりすることがとても支えになっています。諦めたくなるほど高い壁があってもファンの方々の些細な一言が、私を突き動かし頑張ろうという気持ちにさせてくれています。私にとってファンの方々はなくてはならない存在です。日ごろLIVE配信でも「ありがとう」を伝えるようにしていますが、それでも足りないくらい感謝しております。 ■今後の夢やチャレンジしてみたいこと ファンの方々と距離を詰めながら一緒に頑張ろう!って思われるように意識して、これからもSNSやLive配信をしていきたいです。お仕事の面ではこれからは映画やドラマにも出演していきたいですし、いろんなことに挑戦したいと思っています。例えば、狂人などの少し変わった役柄などやってみたいです。(笑)以前そういった役柄を演じたことがあり、楽しんで撮影できただけではなく、役作りをはじめとして作品を作り上げるということを学びました。普通の役と違い、いつも以上に考えて作っていくという過程が面白かったので、今後もやってみたいなと思っています! ■大学生へのメッセージ まずは楽しんでほしいな!と思います。そして沢山の人と友達になって沢山の人を知ってほしいです。大学生になりたくてもなれない人だっています。やりたくないと思っていてもそれも幸せなことだと思います。勉強も大変だとは思いますが、学生生活を満喫してほしいです。 取材者:明治大学4年 山本真人同行者:上智大学4年 八木彩花 イベント名称:第36回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2023 SPRING/SUMMER(略称:マイナビ TGC 2023 S/S)開催日時:2023年3月4日(土) 開場12:00、開演14:00、終演21:30会場:国立代々木競技場第一体育館公式サイト:https://tgc.girlswalker.com/23ss/

トップセールス

オリンパスマーケティング株式会社 経営戦略室 宇野麻佑子

時を超え愛され続ける商品である為に社員をサポートし続ける オリンパスマーケティング株式会社 経営戦略室 宇野麻佑子(うのまゆこ) ■プロフィール青山学院大学経営学部マーケティング学科卒業後、2013年オリンパス新卒入社。4年間静岡営業所にて消化器内視鏡・処置具の営業に従事。その後2016年から内視鏡営業企画部にて経鼻内視鏡の市場導入・販売促進、WEBセミナー等を担当。2021年秋に社内手上げ制度を使って異動し、現在はオリンパスマーケティング会社で組織開発を担当。新しく発足した会社の中で組織文化の醸成をリードし、社員のモチベーション向上やチームワーク強化に取り組む。 内視鏡をはじめとした医療機器の製造販売を行なっているオリンパスマーケティング株式会社。様々な部署がある中で、経営戦略室ではどんなことをしているのか宇野麻佑子さんに詳しくお話を伺った。 ■日本で一番であると誇りを持てる仕事 私がオリンパスへの入社を決めた理由は色々とありますが、主な理由は業界にこだわらず、何かしらで一番の会社に就職したいと感じていたからです。実は大学生時代、カナダ留学をしていた時に日本で東日本大震災がありました。その時に日本の技術は凄いからここからまた這い上がっていけると周りの様々な国の人に言ってもらい、日本の会社で何かをやっていきたいと漠然と思うようになりました。そんな時にオリンパスの内視鏡は世界で一番だと知ったのと、内視鏡検査で祖母の胃がんが見つかったことを思い出し、病気を早期発見できる内視鏡という製品に魅力を感じオリンパスへのエントリーを決めました。内視鏡は健康であるという安心感を実際に体の中を観察して確認できて、更に病気の根治的治療ができる製品です。そんな製品に携われるお仕事に就けることは私の誇りですね。 ■個人だけではなく、誰もができる力を身につけることが会社の力になる 私はオリンパス製品が、時代を超えても多くの方に愛される日本の製品であってほしいと思っています。そんな製品を売る社員たちの働く場をもっと盛り上げていくこと、社員をイキイキさせることが私のやりがいにつながっています。具体的には、ある部署だけでは解決できないことを、様々な部署から俯瞰的に見て効率化を上げる制度づくりなどをしています。私は入社当初は営業をしており、お客様と距離が近く、社会貢献度の高い仕事にとてもやりがいを感じていました。しかしいつの間にか自分にしかできない営業スタイルを突き詰めようとするあまり、盲目的に仕事ばかりしている時期がありました。そんな時に「究極はあなたがいなくても仕事が回る状態が、会社の理想的な姿である」と先輩に声をかけられました。努力する姿を間近で見てくれていた先輩だったので、最初はその言葉に戸惑いを感じましたが、その後伝えてくれた先輩の想いを聞いて誰もが同じようにできることが本当に強い会社になっていくという意味だと理解することができました。そして将来は私にしかできない仕事ではなく、誰でも会社を回していける仕組みを作れる立場になりたいと思うようになりました。そして、お客様と接する現場から離れ、販売促進の仕事を経験し、現在の経営戦略室で会社の一員として日々努力をしています。今の仕事は直接お客様の声を聞く機会はありませんが、営業をしていた時にお客様から頂いた声を忘れずに、「やっぱりオリンパスだね」という言葉を全国各地で引き出すことができるよう、社員の環境整備に努めています。 ■働く上で大切にしていること 私が仕事をする上で意識していることは具体的に3つあります。1つ目は、「感謝の気持ちを忘れず、正直にいること」です。患者さんや医療スタッフの方は我が社の製品を信じて使ってくださっていると思います。だからこそ私達はその方々に失礼のないよう、正直且つ誠実な姿勢でいることが正義であると考えます。改善すべき点はすぐに改善をし、良いことは真似をしていくというように、常に周りから学ばせてもらい、アップデートをし続けるようにしています。学べる環境が常にあることに感謝の気持ちを忘れずに、これからも正直にやっていきたいです2つ目は、「楽をしないこと」です。これは私自身が楽をしたくなる性格だからこそ、意識していることです(笑)。苦手なことを乗り切ると、自分が知らない自分に出会うことができます。たとえ成功しなくても成長した自分に会えると信じています。なので、何かを選択するときは楽ではなくても確実に超えるべき山(課題)だと思う方を選ぶようにしています。3つ目は、「遊びにも全力でいること」です。社会人になると働くことがメインになりますが、意識的に遊ぶこともしています。私はこのオリンパス1社しか働いたことがなく、他の業界を知らないので、仕事だけに集中するのではなく、遊びを通して外から様々な刺激やヒントを得て仕事に活かすようにしています。また、仕事を集中するために一つの仕事に時間制限を設ける等、ゲーム感覚を持って取り組んでいます。そうすることで、仕事を楽しみながら全力でいることを継続しています。 ■自身に求めることは第三者の目線と変化の対応 これから、私自身チャレンジしていきたいことは客観的な自分を作り出すことと変化に強くなっていくことです。私自身、営業をやっていたということもあり、無意識のうちにどうしても自分の経験則で物事を進めてしまうことがあります。もっとフラットに物事を見られるように、意識的に一度立ち止まって「自分は様々な視点から物事を見ているか」を確認し、色んな方から意見を求めるようにしています。先ほど言ったように私はお客様に時を超えて「やっぱりオリンパスだね」と言っていただける商品であり続けたいと思っています。そう変わりゆく時代に沿って愛され続けるブランドであるためには、変化に柔軟に対応し、今の常識を常に疑い続けることが重要だと感じています。 ■大学生へのメッセージ 学生は何かにどっぷりつかる時間が取れる貴重なタイミングですし、与えられた時間は皆さん平等です。大学生生活を全力で謳歌してもらいたいですね。私自身も実践していますが、ちょっとした時間の中でもゲーム感覚を持ってチャレンジしていくと時間をさらに有意義に過ごせると思います。また、人生は本当に何が起こるか分かりません。大学時代の勉強が生かされる時もあるので、大学の授業をおざなりにしないほうが良いと思います(笑)。とにかく、どんな角度からでも良いと思うので「今」を全力で楽しんでください。私も皆さんに負けないくらい今を楽しみます! 学生新聞オンライン2023年1月13日取材 日本大学3年 和田真帆

学生新聞インターン

M&Aキャピタルパートナーズ株式会社 上席執行役員 企業情報部 部長 ...

サッカー部で培った忍耐力や傾聴力が、今の仕事に活きている M&Aキャピタルパートナーズ株式会社 上席執行役員 企業情報部 部長 土屋淳(つちやじゅん) ■プロフィール 大手ハウスメーカー入社後、経営者や資産家等に対し、相続対策や資産運用のための戸建・集合住宅の販売・提案営業に従事した。M&Aキャピタルパートナーズに社員第一号として入社後、2008年からは主にヘルスケア業界のM&Aに従事し、専門部署を立上げ、業界トップクラスの実績を残し、通算M&A成約件数は社内最多を誇る。2022年10月より上席執行役員に就任。 「譲渡企業オーナーにとって人生の最大の決断の一つであるM&Aでは、相手に寄り添うことが何より重要」と語るのがM&Aキャピタルパートナーズの上席執行役員をつとめる土屋氏だ。高校時代のサッカー部や新卒入社した住宅メーカーで培った「最後まで諦めず相手に寄り添う姿勢」を武器に、競合ひしめく業界の中で、顧客開拓を続ける。そんな土屋氏から、自身のこれまでの来歴から自社の強み、そして2023年度の新卒採用に関する想いまで、幅広く話を伺った。 学生時代で特に印象に残っているのは、高校のサッカー部ですね。先生が厳しい方で、「お前の満足いくプレーができないなら帰れ!」と言われる中、年明けの選手権高校サッカーの国立競技場を目指して厳しい練習に明け暮れる日々でしたので、そこでだいぶメンタルが鍛えられました。チームのゲームキャプテンとしてメンバーを先導しつつ、チームの士気を高めるムードメーカー的な立ち回りもしていたので、働くうえで必要な、夢や目標を成し遂げるための忍耐や、人に寄り添う傾聴力は、サッカー部時代に養われたように思います。これはM&Aアドバイザーの仕事をする上でとても大切なことです。オーナー様は人生をかけて、自分の会社の譲渡を決断されます。当社の名刺に記してある「決心に、真心でこたえる」の気持ちで、最後まで諦めず一緒に伴走をすることや、オーナー様に寄り添っていく気持ちを行動で示すというものに繋がっていますね。そんな私ですが、もともとは父が一級建築士だったことがあり、私自身も意匠設計の道を目指していたため、大学は建築学科に進み、卒業後は積水ハウスに就職しました。一生に一度の大きな買い物である住宅購入のお手伝いし、地図に形を残すような仕事がしたいという気持ちでハウスメーカーに入社したのですが、住宅メーカーは競合が多いため、お客様の希望をヒアリングするだけでなく、しっかりと寄り添って疑問や不安を解決するような提案力が求められます。そこでの出会いで、私の人生が変わったと言えます。 人との出会いからM&Aで社会貢献を果たす道へ 私がM&Aの業界に入った理由は、3つあります。1つ目は「人」です。積水ハウス入社当時の同じチームの先輩が、当社の現代表をつとめる中村でした。営業としても人としても尊敬できる中村との出会いは、人生を変える大きな転機でしたね。積水ハウス時代の当時、ビルメンテナンスや飲食店オーナーのお客様が多く、よく事業承継の相談を受けていました。そこで中村は、M&A業界で事業承継の新しいマーケットを創出することを掲げ、独立・起業しました。その時に私も、中村のその大きな挑戦に可能性を感じ、自身も人生をかけて、創業まだ間もないM&Aキャピタルパートナーズに社員一号として入社したというわけです。ただ、もちろん創業当初から順風満帆というわけではありませんでした。創業当初はM&Aそのものに対するイメージが悪く、信用もない中で、機密保持契約※すら結ばせてもらえず、創業から2,3年目のときには資金繰りに苦労し、2度つぶれかけました。(※秘密保持契約…M&Aの検討を進める際に締結をする契約のひとつでM&Aを考えるうえでは初期的段階で締結が必要)その時は、1億円弱の出資をしていただいたお陰でなんとか息を吹き返し、徐々に実績と信頼を築き上げていきました。2013年に東証マザーズ(当時)、2014年には東証一部(現在の東証プライム)へ上場して五穀豊穣の鐘を鳴らした時は、自然と涙が出てきましたね。やっとスタートラインに立てた、信用とブランドを持って仕事ができるなと思えました。この時の想いが今も糧になっています。この業界に入った理由の2つ目は、M&Aのダイナミックさに感銘を受けたからです。我々がクライアントとするオーナーの方々はみなさま、既に社会的成功者です。そのオーナー様が、自身の会社を数千万から数千億で売却するという、一世一代の決断をする、そのダイナミックな世界に魅了され、私もその決断のお手伝いをしたいと思ったのです。3つ目が、この仕事の社会貢献性の高さにあります。全国には、70歳を超える経営者のうち、後継者がいない経営者が127万人もいます。なんとそのうちの約60万社は黒字経営のまま、後継者不在によって黒字廃業する可能性があるのです。一つの会社には、そこで働く従業員の雇用があり、その従業員には家族がいて、彼らの人生がかかっています。それだけでなく、その会社の取引先もいます。その会社の灯を絶やしてしまうということは、関係者全員、そしてその地域経済にまで影響が及ぶ話なのです。M&Aでそういった黒字廃業の会社を残し、雇用と国内GDPを守ることができるという社会貢献性の高さから、全力でこの仕事をやりたいと思いました。創業以来、当社が創出してきた経済活動維持効果は約1兆6,500億円以上で、直近1期では約2万4千人の雇用維持に繋がっています。数字で見ても我々が担うことができる社会的責任の大きさはひと際大きいと感じますし、それがまたやりがいに繋がっていると実感しています。 独自手法と人財で唯一無二の組織へ 現在、約3,000社ものプレイヤーが存在するM&A業界において、当社はクライアントファーストの「正しいM&A」を掲げ、この業界を牽引していくべきポジションにあります。他社との差別化としては、主に2つ。1つ目は、ビジネスモデルでもある「アウトバウンド手法」による顧客開拓です。同業他社がおこなっている金融機関や会計事務所などからの紹介で案件を創出するインバウンド手法とは異なり、M&Aアドバイザー自らがオーナー様に直接手紙や電話をして、具体的に買い手のオーナー様に対する魅力などを説明して丁寧に開拓しています。この手法を取ることによって、クライアントにお支払い頂く仲介手数料率は業界内で最も低い水準になっています。 2つ目は、「優秀な人財」が集まっていることです。当社には、名だたる企業でトップクラスの営業成績をおさめてきたプロフェッショナルたちが集まっています。だからこそ、さきほど申し上げたアウトバウンドによる営業でも顧客の開拓をすることができるのです。また営業力の高さだけではなく、人間力の高い誠実な人財が多いのも当社の特徴です。入社する方は代表の中村が必ず最終面接に参加し、人間力を見極めます。入社後は常に高い提案力を維持するために毎月の「知識テスト」 があり、中村も含めたM&Aアドバイザー全員で切磋琢磨しています。また、中村は創業から変わらず今でもプレイヤーとしても日々お客様のもとへ足を運び、お客様の人生に寄り添った提案をしており、その背中を社員全員が見ているからこそ、M&Aアドバイザーたちが日々、自己研鑽に励み続け、お客様から信頼をいただき、“M&Aキャピタルパートナーズのブランド”を形成しているのです。そして、それが当社の高い提案力と人間力へと繋がり、「正しいM&A」を実現する源泉となっているのだと思います。 2023年からは新卒採用もスタート 人材育成の観点でいうと、2023年度より新卒採用をスタートしました。当社は長らく、一定の社会人経験のある方のみを中途採用していましたが、足腰の強い組織を作るためにこの度新卒採用を開始しました。敢えて採用人数は決めずに、当社が考える基準や会社の人物像に合う方をお迎えしたいと考えています。求める人物像は、会社の略称であるMACPになぞらえています。Mは「モチベーション」。人生の決断をするオーナー様に向き合う高い情熱や意欲があるかを見ています。Aは「アナリシス」。深い分析的思考力です。オーナー様からは人生を預けるパートナーとして見られるので、臨機応変に対応することができる、地頭があるかどうかです。Cは「コンシエンス」。群を抜く誠実さです。この仕事は、自己利益の追求だけで考えてはいけない仕事です。オーナー様の人生を背負うつもりで、真摯に向き合うことができる誠実さがあるかを見ます。Pは「パーソナリティ」です。どれほど頭が良くても、オーナー様に好かれる愛嬌がなければ難しい世界です。このように当社は、クライアントファーストを第一とする理念・風土を大切にしながら、その先にある世界最高峰の投資銀行を目指しています。オーナー様の決心に、真心でこたえる。これこそが我々の使命なのです。 大学生へのメッセージ 今やるべきことは、人生における夢や目標を見つけて、自分の軸を作ることだと思います。お金ではない価値観を見つけて、自分の軸に対して高いモチベーションで取り組める企業を探してみてほしいですね。 学生新聞オンライン2023年2月10日取材 専修大学3年 竹村結

八木彩花

インディアンス なんとなくの出会いから唯一無二の最強コンビへ

芸人 インディアンス  田渕章裕 (たぶちあきひろ) / きむ ■プロフィール2010年結成。NSC大阪校で出会った田渕章裕ときむによるお笑いコンビ。2012年「上方漫才大賞」新人賞受賞、「M-1グランプリ」では2019年から3年連続決勝進出。現在は舞台・テレビ・ラジオで活躍し、3月22日には昨年の単独ライブを収録したインディアンス初となるDVDを発売。 M1グランプリ3年連続ファイナリストであり、多くのテレビ番組出演も果たす人気お笑いコンビ「インディアンス」。そんなインディアンスの“今”がぎっしりと詰まった初のDVDが3月22日に発売となる。今回はその見どころに加え、お二人のこれまでの軌跡や今後の展望など、お話を伺った。 ■染み付いた関西のお笑い魂。気付くと芸人を目指すように 田渕:学生時代はずっとふざけてましたね。特に高校生のときは酷かったです。周りの受験生の邪魔になるからと授業で回答を飛ばされていました。母いわく中学生の頃から「芸人になる」と言っていたらしいです。 きむ:僕も学生時代はバンドを組んだり応援団に入ったり目立とうとしていました。ちょっといじられて返すみたいな感じが多かったですね。本当はいじられるのは好きじゃないんですけど(笑)芸人をめざしたきっかけは、大阪というお笑いが溢れる地域で育ったことが、根本にあると思います。その後、2003年のアンタッチャブルの漫才を見て、「こんな漫才やりたい」と火が着きました。でもNSCに一緒に行ってくれる人がいなくて、「一人で行くのはないな」とビビって大学へ。でも、そこで出会ったお笑いの授業が面白くて、NSCへ行くことを決めました。 田渕:NSCはかなり過酷でした。夏休みにはメンバーが半分になっているくらいに、どんどん人がやめていく。ネタ見せの授業は先生にボロクソいわれるので、そこでメンタルは鍛えられましたね。面白さでクラス分けがあるんですが、僕は万年Bクラスでした。 きむ:僕は入ってすぐコンビを組んでいてAクラスでしたね。僕がネタを書いていたんですが、変なスイッチが入って「このツッコミは0.5秒で返せ」とかストイックに詰めすぎたことが原因で、解散しました。 田渕:0.5秒のツッコミとか、普通やってくれないけどね。(笑)今の僕達はネタのテーマは二人で相談して、ボケは僕、ツッコミはきむというようにそれぞれ考える形です。「どこまでが台本か分からない」とよく言われますが、かなり台本通りにプラスしてアドリブがある感じです。飽きちゃうから増やしちゃうんですよ。きむがツッコミせず笑ってることもありますね(笑)。 ■お試しスタートから熱烈なラブコールを経て きむ:たぶっちゃんとコンビを組んだのは、卒業してからです。同期の紹介がきっかけでした。「Bクラスの奴か」と思って試しに漫才してみたらめっちゃ楽しくて! そのとき、NSC時代、「相方を面白い」と思ったことがなかったことに気が付いたんです。 田渕:逆に僕は「Aクラスなのにこんなおもんないんか」って思いましたね(笑)。ただ、何人か声かけてくれた中では一番まともかなと思い、お試しで組んでみました。きむは今はだいぶ丸くなったけど、当時は嫌われてたので「なんできむと組んでんの?」と100回ぐらい聞かれました(笑)。実は、俺もしんどくなって1回解散してるんですよ。ミキの昴生さんと組んでいたんですけど、きむから毎日のように連絡がきて。それも、本当に猟奇的で…。 きむ:僕は「昴生さんにたぶっちゃんを取られた!」という想いでしたから。「もう一度戻ろう」と書いたネタを送ったり、舞台を観に行ったり、たぶっちゃんについて研究してました。 田渕:ただ、「これだけ言ってくれるならもう一回やってみるか」と、昴生さんに頭を下げてインディアンスに戻りました。それから何となく十数年経ったという感じですね。不思議です、自分でも。 きむ:今も「たぶっちゃんと組みたい」という強い想いは変わっていませんね。僕が冷めていたり、こいつは違うと思ってたりしたら、ここまでやってないだろうと思いますね。 ■劇場での反応を糧に進み続け、M-1を獲りにいく 田渕:一番のやりがいは、劇場での反応です。毎回新ネタをやるときはドキドキします。2人で壁に向かって何度も練習したものをやっと舞台で披露する。その反応がいいとモチベーションになりますね。それが、結果的には賞レースにも繋がりますし。2019年と2021年の春に、「今年のM-1これでいけるかもしれない」と思っていたネタを初披露して、それが確信に変わったときはめっちゃ嬉しかったなぁ。 きむ:やっぱりM1の優勝に憧れます。人気者になりたい、ウケたいというのが、僕らの根底にありますからね。ちなみに、2019年のM-1で披露した『おっさん女子』はもともとアドリブから生まれたネタなんです。 田渕:めっちゃ考えて練ったネタよりもアドリブがウケたりするんですよね。考えすぎたらあかん……難しいんですよねぇ。 僕はずっと、“思いついたこと全部言っていこうキャンペーン”をやっていて、自分が面白いと思ったら後悔しないようにすべて言うということを心がけています。 きむ:ゆるく楽しくということを心掛けています。緊張しちゃうので、必死に自分を洗脳していますね。 田渕:お互い緊張しいだから、M-1の時も舞台袖で話してそのまま出ていく感じです。アイドリングが大事ですね。 ■3/22(水)発売 インディアンス初DVD『インディアンス全国ツアー2022 おでこ全開ツアー~おでこパワーでご飯おかわり!~』の見どころ 田渕:これ見ていただいたら、一旦僕らのこと大体分かるDVDになっているので、是非見ていただきたいです。ツアー千秋楽であり初のNGKでの単独というこの上ない状況で、内容もお気に入りのネタでパンパンになっています。 きむ:毎日ネタ以外でも意見のすり合わせをしているので、やるネタはズレなく決まりました。 田渕:二人とも頑固なので、意見が割れたらどっちかの意見で決めます。折衷案にはならないですね。 きむ:割れたら1回やってみようとたぶっちゃんが提案してくれたので、まずはやってみるようにしています。 ■様々な場所、様々な形で輝ける芸人に きむ:テレビの出演数を増やして認知度を上げて、いずれは冠番組ができたら嬉しいなと思います。音楽とか違うジャンルと掛け合わさると面白そうだなとも思います。あとはツッコミとしてひとりで呼ばれたりも憧れますね。緊張するけどクリアしていかないと……。 田渕:入れ替わりが激しいので、1回M-1の決勝にでていないと過去の人になるんですよね。M-1に挑戦するなら優勝を目指していかないとと思っているので、仕事選びとネタ作りの時間の確保を真剣に考えていかないといけないなと思っています。M-1を卒業しても芸人人生は続いていくので、このままと同じような過ごし方ではいけないと考え始めました。一番いいバランスを模索中です。 ■大学生へのメッセージ きむ:自分の誇れるところは行動力なんですが、皆さんも好き嫌いせずにいろいろとやってみると有意義な学生生活になるのではと思います。 田渕:社会に出る前の莫大な自由時間、自分でメリハリをつけて過ごしてほしいです。何をしてもいいと思いますが、何となく過ごすのではなく、とにかく集中してやる。よく分からない授業でも聞いてみる、よくわからない人でも話してみる、ということも大事だと思います。僕は授業なくても毎日学校へ行っていました。メリハリをつけつつ、いろんなことをやってみるというのがいいと思います。 学生新聞オンライン2023年3月8日取材 上智大学 4年  八木彩花 人気と実力を兼ね備えたお笑いコンビ「インディアンス」が初のDVD発売!! 人気コンビ「インディアンス」が2年ぶりの全国ツアー「インディアンス全国ツアー2022 おでこ全開ツアー ~おでこパワーでご飯おかわり!~」を開催! ツアー最終日は初の「なんばグランド花月」での公演となったが、その千秋楽の模様をDVDに収録! コピーライト:2023 吉本興業

トップセールス

オリンパスマーケティング株式会社 首都圏営業部 清野剛

医療機器の使い手と作り手、営業を通じて架け橋に オリンパスマーケティング株式会社 首都圏営業部 清野剛(せいのごう) ■プロフィール学習院大学法学部卒業後、2010年に国産インプラントメーカーへ入社。新規開拓営業を担当し、海外メーカーのブランド力に対し国産の技術力を武器に顧客獲得に注力。2013年にオリンパスへ入社後も一貫して営業を担当。神奈川東海地区における販売促進策の立案・推進を経験。現在は都内にて国内中核病院を軸にイベントを展開するなど、売上拡販に従事。 1950年、世界初の実用的な胃カメラを開発したオリンパス。消化器内視鏡分野においては、世界トップシェアを誇る。医療従事者の立場ではなく、医療機器を提供する立場として重要な視点や役割とは何か。オリンパスグループの販売会社で営業職を務める清野剛さんに、現場での心得を伺った。 「医療機器×国内メーカー」が、就職の決め手だった 私が現職に就いている理由は、「医療機器×国内メーカー」という軸にあります。まず、医療機器に関してですが、学生時代は法律を専攻していたので元々興味があったわけではありませんでした。ただ、高齢化が社会問題となる中でニーズの高まりは常に感じていました。そして、就職活動を通してあらゆる業界の方と接する中で、一際惹かれたのが医療業界の方々でした。人の命に関わるという責任重大な仕事に対し、自信と誇りを持って働く姿に魅力を感じたのです。この頃から、医療業界における営業マンとして、現場に密に関わりながら働きたいという想いが強くなりました。 次に、国内メーカーに関しては、完全に父の影響です。私の父は時計ブランドの『SEIKO』に勤めており、子どもの頃から日本が誇るものづくり技術「メイドインジャパン」に対するリスペクトがありました。こうした理由から「医療機器×国内メーカー」という軸が最も当てはまった弊社に入社を決め、現在は営業職として販売業務を担当しています。 一人一人のニーズや想いを繋ぐ架け橋に 我々営業の役割は、医療機器の使い手である「医療従事者」と作り手である「技術者」の架け橋となることです。技術が優れていても、現場のニーズと紐付けなければ製品を販売する事は出来ません。こうした役割において私が大事にしている心得が主に三つあります。一つ目は、「相手を知ること」です。現場で製品を扱う医療従事者はどのようなものを使いたいのか、それはいつ使うのか、どこで使うのかなど、徹底的にヒアリングを重ねます。このように、まず相手を知ることで、そのニーズに対して自社製品で対応できるのか、あるいは新しく開発する必要があるのかなど、最適な提案に向けその後の方向性を決めていくことができるのです。二つ目は、「自分の考えをシンプルに伝えること」です。医療従事者の方は時間がありません。手術の合間に手を洗うその一瞬で、製品説明をすることもあります。時間的には1分もないかもしれません。自分が伝えたいことを、いかにシンプルに伝えられるかが重要です。私は常に全身メイドインジャパンで揃えるようにこだわっています。これも、自分が伝えたい想いをお客様へシンプルに伝えるためです。つまり、「提供する製品は全て安心安全な国産製品です」という弊社の強みを口だけではなく、姿形からも伝えています。限られた時間の中で医療従事者の方々に安心感や納得感を得ていただくためには、自ら想いを体現し視覚的にメッセージを届けることも重要だと考えています。三つ目は、「共感すること」です。一口に医療従事者と言っても、ニーズは千差万別です。医師の方は診断における分析技術に魅力を感じ、看護師の方は施術における動作環境に魅力を感じるというように、同じ製品であっても感じる魅力は全く違うことがあるのです。こうした一人ひとりの声を聞き、思いや悩みに共感することが最適な提案に繋がると考えています。もちろん、これら3つの心得は初めから実践できたわけではありません。入社当初は、先輩に同行してひたすら見て学ぶことを繰り返しました。最近は、自分が上の立場になることも多く、後輩からも学ぶ姿勢を大切にしています。経験が浅いからこその視点や考え方からは、自分では気付かなかったような新しい気づきを得られることが多くあります。日々、立場や役職関係なくコミュニケーションを取りながら、先ほど挙げた3つの心得を意識して仕事することを心掛けています。 更なる営業力強化と組織マネジメントへ 今後は、これまでの経験や営業スキルを活かしたチャレンジをしていきたいと思っています。オリンパスの世界全体売上において、弊社が販売活動を行う国内市場は約15%です。世界ではどのような製品技術に需要があり、どういった販売活動が最適なのか、海外市場における営業経験を通してグローバルな視点を養いたいと考えます。また、次世代に繋げるため、マネジメントにも力を入れていきたいと思っています。マネジメントと聞くと、上司が部下を管理指導するというイメージで捉えられることも多いですが、「成果を上げるために仕事を管理・経営する」という意味では、セルフマネジメントが最も重要だと感じています。自分のスタイルで成果を上げる事は容易ではなく、私自身も苦労してきました。こうした中で得た知見や経験を後輩に伝えながら、一人一人がマネジメントできる強い組織を作る事で、企業の成長に貢献していきたいです。 大学生へのメッセージ 社会人となった今、大学生時代を振り返ると、こうしてよかったという満足感もあれば、こうしておけばよかったという後悔もあります。ただ、これら全てに関わることは「人との出会い」です。今まさにお読み下さっている皆さんと私も、WEB媒体を通して出会いました。そのお陰で、私や弊社のことを知って頂くことができました。これも一つの出会いです。私は、こうした一つ一つが積み重なって今があると思っています。ぜひ皆さんも人との出会いを大切に日々過ごしてみてください。 学生新聞オンライン2023年1月13日取材 専修大学3年 竹村結

イベント・企業紹介

第36回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2023 SPRING/SUMMER ~松井愛...

2023年3月4日(土)国立代々木競技場 第一体育館にて『第36回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2023 SPRING/SUMMER』が開催されました。 今回のテーマは新時代を意味する「NEW EPOCH」。 多彩な豪華出演者の中から女優 松井愛莉さんにお話を伺った。 ■ステージを終えて今回から声だしOKになって、会場の盛り上がりを体感することができて嬉しかったです。会場内の観客の皆様と密に一体となっていることを強く感じることができたのも本当に良かったと思います。東京ガールズコレクションには何回も出演させていただいておりますが、大きなイベントでファッションのトレンドを知ることができるのは魅力に感じています。モデルや女優のお仕事ではファンの方々と直接触れ合う機会がなかなかないので、自分を応援してくださる方々に会える貴重な機会だと思っています。 ■お仕事で大切にしていること自分らしくいること。感謝を忘れないこと。一生懸命に仕事に取り組むこと。この3つを大切にしています。今振り返ると10代の時はどこか萎縮してしまっていた部分があったと思います。自分でも何かが変わったとか、きっかけがあったとかいう訳ではないのですが、20歳の節目を迎えた時にすっと肩の荷が下りたのです。そこからは周りを巻き込んでみんなで楽しむためにも、自分らしくいることを心掛けています。ファンの方々をはじめ、様々な方に支えられているお仕事です。周りの方に感謝を忘れず、期待を裏切らないように一生懸命に仕事に向き合っています。この考えは幼いころからの母の教えでもあります。このマインドを忘れずに、役者としてはアクション、年上の役等に挑戦して、今までの松井愛莉のイメージと違う役にもチャレンジしてみたいです。 ■現在放映中の「ブルーバースデー」について「ブルーバースデー」は、タイムリープサスペンスラブストーリーで、恋愛だけではなく時空を超えたサスペンス推理があることが魅力です。ぜひハラハラドキドキを楽しんでみていただきたいです。ヒロインである尾崎花鈴は、17歳と27歳の自分を行き来するので、その演じ分けは大変だなと思いました。天真爛漫で何事にも一生懸命という花鈴のキャラをブラさずに、それぞれの年齢の「らしさ」を表現しなければならないというのは難関でした。どう表現すればよいのか悩みながら、ワンシーンごとに監督に相談して撮影していました。しかし、楽しいことも沢山あります。クランクインの前に全体で本読みをしたときに誕生日を皆さんにお祝いしていただきました。ケーキやお花をプレゼントしてくださり、とても嬉しくて感動しました。 ■学生へのメッセージやりたいことは挑戦してほしいです。まずやってみないと、できるかできないか、得意なのか苦手なのか、はたまた向いているのかどうか、わからないと思います。挑戦して自分の特性を知るからこそ、判断できることも沢山あります。だからこそ挑戦を大切にして、学生生活を過ごしてください。 取材者:明治大学4年 山本真人 イベント名称:第36回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2023 SPRING/SUMMER(略称:マイナビ TGC 2023 S/S)開催日時:2023年3月4日(土) 開場12:00、開演14:00、終演21:30会場:国立代々木競技場第一体育館公式サイト:https://tgc.girlswalker.com/23ss/

前田蓮峰

株式会社ジョイカルジャパン 代表取締役社長CEO 早川由紀夫

変わりゆく時代、ニーズに合わせた対応を。 株式会社ジョイカルジャパン 代表取締役社長CEO 早川由紀夫(はやかわゆきお) ■プロフィール生年月日:1966年8月5日生まれ。干支は丙午(ひのえうま)血液型 :O型座右の銘:夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、 実行なき者に成功なし。趣味  :ゴルフ・ロードバイク(スポーツなら何でもやってみたい人間)2005年12月の創業以来、Founder 兼 COO として「0」から店舗開発、店舗支援を現場で一から推進し、2021年10月に現職に就任。 「クルマの乗り方、変える。時代、変える、ジョイカル。」を2025年までのスローガンに掲げ、創業当時に掲げた「カーライフをもっと楽しく便利に」を目指している株式会社ジョイカルジャパン。更なる乗り方提案を実現のために、「DX」の更なる推進を掲げ、トランスフォーメーション(変容)カンパニーとして全社的に好奇心を持ち続け、常に新しいことに対して挑戦。そして自動車業界も変化が求められる時代に今後どのような戦略を打つのかについてお話を伺った。 ■「起業しよう」という強い意志を持っていた学生時代 大学時代は株式会社パソナグループ(当時はテンポラリーセンターといいました)のグループベンチャー企業、株式会社ジンテックで様々な活動をさせてもらいました。ジンテックには、自分と同じ年代の学生が大勢いるわけですが、やはり学生時代から企業に関わっている人たちは仕事に対するモチベーションがとても高く、非常にいい刺激となりました。私は小さい頃からモノやお金への執着がとても強かったので、学生のうちに起業しようと思っていました。学生時代に周りから刺激を受けたことによって、さらにその思いは強まっていきました。まさに、当時の学生時代の経験は私の現在に至るまでに、大きく影響を及ぼしていると思います。 ■B to CではなくB to B to C 1991年、大学時代からの経験を元に広告代理店を設立しました。電通や博報堂などをはじめとする多くの企業から受注を受け、年商10億円にまで成長させることができました。しかし、どんなに頑張っても次の月にはリセットされてしまうフロー型の仕組みでは限界もあり、日経平均株価1万円下回るほどのITバブル崩壊もあり2002年にはこの会社は破綻することとなります。フロー型のビジネスモデルからストック型のビジネスモデルに興味があった私は新しいビジネスを探し始めます。広告業の強みは様々な企業の成果を出す経験を数多く積める点です。広告費をクライアントに提供いただきながら、その分、自分自身の成長に時間を割くことができます。結果、様々な知識、リテラシー、スキルを身につけることができました。これらをストック型のビジネスに置き換えたいと思い、現会長の中村、学生時代から共に起業を繰り返してきた現副社長の岩城と共に2005年、株式会社ジョイカルジャパンを立ち上げました。中村との出会いは、私たちが自動車事業に足を踏み入れるきっかけになりました。当時、彼は自動車事業を手掛けており、彼の車ビジネスと私の広告、マーケティング、システム開発のスキルを融合させることで、新しい化学反応が起きるだろうと感じたのです。よく「競合他社との差別化はなんですか?」と聞かれることがあるのですが、実は競合他社はあまりいません。というのも、私たちの会社では自動車自体は作っておらず、販売や修理を専門としています。販売するといっても、直接ではなく加盟店を介しています。要するにB to CではなくB to B to Cの形態なので、車販売業というよりは経営コンサルティング業なのです。 ■常に学び成長することが、競争に勝つ方法 普通の会社では上司とともに仕事をし、良くも悪くも上司次第で部下の成長が決まります。そして悲しいことに、上司は選ぶことができません。しかし、私たちの会社は根本が違います。従業員が普段仕事をともにするのは加盟店の社長や店長です。そして、ただ一緒に仕事をするだけでなく、社長や店長たちにときには指導も行います。そうなってくると必然的に学ばなければなりません。従業員は各企業トップに販売指導をしなければいけないという緊張感の中にいるので、一生懸命学びます。社会に出るまでの多くの学びは、たいてい与えられてきたモノです。しかし、それだけでは周りの人との競争に勝てません。だからこそ学びの姿勢は、いつでも自分から積極的でなければいけないのです。私も下積み時代は仕事を選ばず、まず引き受け、学んでいました。こうすることで何が変わるのかというと、まずスタッフ一人ひとりの意識が段違いに変わっていきます。環境作りにも気を配っています。その中の一つが、社内制度のハピホリです。これは、どんな制度かというと、会社の社員と休日にお出かけをするとお金が支給されるというものです。社内コミュニケーションの一環として、2012年にGoogleが行った「プロジェクトアリストテレス」という調査で明らかになった「心理的安全性」を考慮して作りました。意見を言いやすい環境を作るために、休日も一緒にいたいと従業員同士が思えるような環境を今後も整えていきたいと思います。そのほか、弊社の他社との差別化は、全国580店舗が使う当社が自社開発した販売支援システムと多岐に渡る「支払方法」となります。クレジットで払いたい人もいれば、現金で払いたい人、航空会社のマイルを貯めたい人もいる。ローンも年2回払いや初回車検時に払う方法など様々です。価値観が多様化するなか、「クルマの乗り方、変える。時代、変える、ジョイカル。」としてお客様のニーズに応えていきたいと思っています。 ■大学生へのメッセージ 学生の皆さん、野獣になってください。いきなり「野獣」と言われても、よく分からないと思いますが、野獣のようにハングリー精神旺盛な人材が、いつの時代でも成功をつかみ取ると私は考えています。だからこそ、私は野獣のような人と仕事をしたいし、自分自身も野獣でありたいと思っています。そして、当事者意識を持ってください。困っている人に耳を傾け、実際に使う人の立場になって考えられる優しさが、社会では非常に大切になっていきますから。 学生新聞オンライン2023年1月13日取材 中央大学1年 前田蓮峰